# 第12章
肛門フックでの一週間は、針のむしろの上で過ごすような日々だった。
沈夢月は両腕を頭の上で縛られ、肛門に差し込まれた金属の鉤で吊るされていた。鉤は鎖で天井の梁に繋がれ、かかとはかろうじて地面に触れるか触れないかの高さだった。体重のほとんどが肛門にかかるこの姿勢は、初日から耐え難い痛みをもたらした。
しかし、肉体的な苦痛よりも、精神的な屈辱のほうがはるかに辛かった。
武陵城の広場に設置されたこの晒し台の周りには、連日多くの人々が集まった。男も女も、老人も子供も、修行者も凡人も、皆が彼女の裸身を眺め、囁き合い、時には指を差して笑った。
「見ろよ、あれが仙霞派の掌門様だってよ」
「化神中期の高貴な女修行者が、まっぱで吊るされてやがる」
「しかも尻を丸出しにして、肛門に鉤を入れられてる」
「あの玄罰天尊って人の奴隷になったそうじゃないか」
囁き声は風に乗って彼女の耳に届く。彼女は目を閉じ、歯を食いしばった。涙が頬を伝うのを止められなかった。
以前、仙霞派の本山で裸の尻を叩かれた時は、せめて見ていたのは自派の弟子たちだけだった。彼女は掌門としての威厳こそ失ったが、少なくとも外部の者には知られずに済むと思っていた。
だが今は違う。武陵城は修真界有数の大都市。ここでの辱めは瞬く間に全土に広がる。彼女が玄罰に服を剥がれ、尻を叩かれ、肛門フックで吊るされたことは、もはや修真界の誰もが知る事実となった。
「夢月姐さん、大丈夫?」
隣で吊るされている林巧心が、いたずらっぽい声で話しかけてきた。彼女もまた全裸で肛門フックに吊るされているが、その表情には苦痛の色がまったく見えない。むしろ、まるで遊んでいるかのような軽さがあった。
「あんた…どうして平気でいられるの…?」
沈夢月は掠れた声で尋ねた。一週間の絶食と脱水で、声もかすれている。
「平気ってわけじゃないよ〜。でもね、私は主人の女奴隷になったんだから、主人からの罰は当然受け入れるべきだし、それにね」
林巧心は笑顔で続ける。
「主人はちゃんと約束を守ってくれるし、罰が終わったら褒美もくれるんだ。今回だって、私たちがこの罰を耐え抜けば、次はもっと良いことがあるんだってわかってるからね」
「お前は…おかしい…」
沈夢月は首を振った。彼女には理解できなかった。なぜ奴隷にされたことを喜んで受け入れられるのか。
隣では離雀も黙って吊るされていた。彼女もまた全裸で、その誇り高い姿勢は失われていたが、目にはまだ強い意志の光が宿っている。
「沈掌門、一つ言っておく」
離雀が静かに口を開いた。
「私は朱雀門の副掌門として、多くの戦いを経験してきた。そして確信したのは、強い者に従うことが生き残る道だということだ。玄罰様は確かに暴虐だが、強者だ。そして約束は必ず守る。奴隷として従うことは、誇り高き朱雀の副掌門として、決して恥ずべきことではない」
「お前たち…頭がおかしくなったんだ…」
沈夢月は涙を流した。彼女は仙霞派の掌門として、多くの弟子たちを守ってきた。その自分が、今や公然と辱められ、それを受け入れようとしている者たちと一緒に吊るされている。
「夢月姐さん、頭がおかしいのはむしろそっちだよ」
林巧心は軽く笑った。
「主人に逆らって、自分の立場を悪くするのは愚かなことだよ。それにね、主人は確かに厳しいけど、ちゃんとルールがあるんだ。ルールに従えば、ちゃんと守ってもらえる。仙霞派のこともね」
「なに…?」
沈夢月の目がわずかに見開かれた。
「主人は約束を守る人だ。もし夢月姐さんが本当に主人の女奴隷になることを承諾すれば、主人は仙霞派を保護してくれるだろうね」
林巧心の言葉に、沈夢月の心は揺れた。仙霞派…自分が守ってきた門派。弟子たちは今、どうしているだろうか。掌門が辱められていることを知って、どんな思いでいるだろうか。
「でも…でも私は…」
沈夢月は唇を噛んだ。自分が奴隷になることで門派が守られるのなら、それも一つの選択肢かもしれない。しかし、それはあまりにも屈辱的だった。
「考えてみなよ、夢月姐さん」
林巧心は優しい声で言った。
「主人の女奴隷になるってことは、つまり主人の保護下に入るってことだよ。仙霞派は強力な後ろ盾を得ることになる。それに…」
彼女は声を潜めた。
「主人の女奴隷になってから、私は修行がよりスムーズに進むようになったんだ。主人は弟子をちゃんと指導してくれるし、資源も与えてくれる。私は化神に突破しただろう?」
沈夢月ははっとした。確かに、林巧心は玄罰に従うようになってから、元嬰中期から化神初期へと短期間で突破していた。それは通常では考えられない速さだった。
「離雀も同じだ。彼女は化神初階から中階に近づいている。主人のもとでは修行の進みが違うんだ」
「私は…まだ…」
沈夢月の言葉はそこで途切れた。彼女の肛門に食い込む金属の鉤が、激しい痛みを送る。一週間も吊るされていたため、肛門は腫れ上がり、裂けそうになっていた。
「もう少しだよ、夢月姐さん」
林巧心が励ますように言った。
「あと少しでこの罰も終わる。その時に、ちゃんと考えてみたらいいよ」
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長い一週間がようやく終わった。
三日目の朝、玄罰が広場に現れた。彼は三人の前に立ち、手を振ると、肛門フックが自動的に外れた。
三人は地面に崩れ落ちた。一週間の吊るし上げで、足は痺れ、肛門はひどく腫れ上がっていた。
「立て」
玄罰の冷たい声が響く。
三人はよろめきながら立ち上がった。全裸のまま、武陵城の人々の視線を浴びながら、玄罰の前に整列する。
「沈夢月」
玄罰が名を呼んだ。
「は…はい…」
沈夢月の声は震えていた。彼女の体は傷だらけで、肛門は赤く腫れ上がり、痛みで立っているのもやっとだった。
「お前に選択肢を与える」
玄罰は淡々と言った。
「自ら進んで玄天界に入り、私の女奴隷となることを望むか?」
沈夢月は顔を上げた。玄罰の目は冷たく、一切の情を感じさせない。この問いが最後通告であることは明らかだった。
「お…お願いします、天尊…」
沈夢月は必死に言葉を紡ぐ。
「私は…私は以前、天尊に逆らってしまいました…それは確かに私の過ちです…でも、私は天尊の女奴隷にはなりたくありません…どうか、どうか慈悲を…」
彼女の声は涙で詰まった。
「私は仙霞派の掌門として、弟子たちを守らなければなりません…私が奴隷になれば、門派の信用は失われ、弟子たちも路頭に迷います…どうか、罰だけで済ませてください…」
「頑固だな」
玄罰は鼻で笑った。
「お前はまだ理解していない。私の女奴隷になることが、お前と仙霞派にとって最大の救いだということを」
「でも…」
沈夢月が言いかけた時、玄罰は手を振った。次の瞬間、無形の力が沈夢月の体を固定する。彼女は手足を地面につき、尻を高く突き上げた四つんばいの姿勢に強制された。
「な…何を…!」
沈夢月は叫んだが、体は動かない。腫れ上がった肛門が無防備に晒されている。
「林巧心、離雀」
玄罰が命じる。
「沈夢月の肛門を広げろ」
「はーい、主人!」
林巧心は嬉しそうに返事をし、沈夢月の背後に回る。離雀も無言で従った。
「や…やめろ…!」
沈夢月の抗議も虚しく、二人の手が彼女の尻の割れ目に伸びる。林巧心が左の尻を、離雀が右の尻を掴み、力一杯に左右に広げた。
「あっ…!」
沈夢月の肛門が完全に露出する。一週間の吊るし上げで腫れ上がった肛門は、外部の刺激に敏感になっていた。
玄罰がゆっくりと近づく。彼の手には小さな壺が握られている。
「これは姜汁だ」
玄罰は淡々と言った。
「腸内に注入すれば、灼熱の痛みをもたらす。お前が頑なに拒むなら、これを注ぎ込む」
「いや…いやだ…!」
沈夢月は恐怖で声を震わせた。彼女の肛門がヒクヒクと痙攣する。
「だが、もしお前が今ここで投降するなら、この刑は免除してやってもいい」
玄罰の声には一切の温情がない。
「私は…私は…」
沈夢月の心は揺れた。恐怖と屈辱が彼女を押しつぶそうとしている。しかし、それでも彼女は掌門としての誇りを手放せなかった。
「お…お願いです、天尊…他の罰なら…」
「わかった」
玄罰は冷たく言うと、壺の蓋を開けた。中からは刺激的な生姜の香りが漂う。
「林巧心、離雀、しっかりと広げていろ」
「はい、主人!」
林巧心の声には喜びが満ちている。離雀もまた、沈夢月の肛門を広げる手に力を込めた。
玄罰が壺を傾ける。黄色い液体がゆっくりと沈夢月の肛門に注がれ始める。
「ああああっ!」
沈夢月の悲鳴が広場に響き渡る。灼熱の液体が彼女の腸内に流れ込む。それはまるで火が体内で燃え上がるような痛みだった。
「やめて!やめてください!」
彼女は必死に叫ぶが、体は固定されたまま動かない。腸内を焼くような痛みが全身を駆け巡る。
「も…もう…もうやめて…!」
涙と鼻水で彼女の顔はぐしゃぐしゃになっていた。
玄罰は冷めた目でそれを見ている。壺の中の液体はまだ半分以上残っている。
「まだ続けるか?」
「い…いや…!」
「ならば選択を変えよ」
沈夢月の心は完全に折れていた。痛みと屈辱が彼女の誇りを粉々に打ち砕いた。
「わ…わかりました…私は…私は…」
「何だ?」
「私は…天尊の女奴隷になります…だから…だからこの痛みを止めてください…!」
その言葉を聞いて、玄罰はわずかに口元を歪めた。彼は壺を閉じ、手を振ると、腸内の姜汁が体外に排出された。
「うっ…ううっ…」
沈夢月は激しく嗚咽した。体の固定が解かれ、彼女はその場に崩れ落ちた。
「ただし、条件がある」
玄罰が言う。
「もしお前が仙霞派の弟子に手を出さず、仙霞派を保護することを約束してくれるなら、私はお前の主人となろう」
「そ…それは本当ですか…?」
沈夢月は涙でぬれた顔を上げた。
「私は約束は守る」
玄罰の言葉に偽りはない。それは沈夢月も理解していた。
「では…では私は…」
沈夢月は深く息を吸った。
「玄罰天尊の女奴隷となります。その代わり、仙霞派を守ってください…」
「承諾した」
玄罰は手を振る。次の瞬間、三人の体は光に包まれ、武陵城の広場から消え去った。
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目を開けると、そこは見知らぬ空間だった。
空は薄紫色に輝き、地面は黒曜石でできている。周囲には荘厳な建物が立ち並び、空中には無数の光る文字が浮かんでいる。
「ここが玄天界だ」
玄罰の声が響く。
沈夢月は自分の体を見下ろした。まだ全裸だ。だが、首には何かが巻かれている。
彼女は恐る恐る手を伸ばして触れた。それは革製の首輪だった。林巧心や離雀がつけているのと同じ、奴隷の証だ。
「よく来たな、月奴」
玄罰が彼女の前に立つ。
「ここがお前の新しい家だ。そして、ここにはここでのルールがある」
沈夢月は震えながらうなずいた。
「まず最初の罰を受ける時だ」
玄罰が手を振ると、空中に一枚の天道木板が現れた。それは薄くて軽そうに見えたが、沈夢月はその力が恐ろしいほど強力であることを知っている。
「お前は私に逆らった。その罰として、二百回の天道木板の刑を受ける」
「二百回…」
沈夢月の声が震える。天道木板の一撃は、普通の板の何倍もの痛みをもたらす。二百回も受ければ、彼女の尻はただでは済まない。
「だが、お前は自ら進んで私の女奴隷になることを選んだ。だから、刑は軽減してやろう」
玄罰は冷たく言った。
「一撃ごとに、『玄罰天尊、尻叩きをありがとうございます』と言え。そうすれば、姜汁の追加注入は免除してやる」
「…わかりました」
沈夢月は歯を食いしばった。彼女の心はすでに折れていた。今はただ、この罰を耐え抜くしかない。
「では、始めよう」
玄罰が命令する。
「月奴、定位置につけ」
沈夢月は震える体を動かし、ゆっくりと四つんばいの姿勢になった。そして両手を前に伸ばし、胸を地面につけ、尻だけを高く掲げる。それは前に林巧心や離雀が取ったのと同じ、奴隷が罰を受ける時の典型的な姿勢だった。
「準備はいいか?」
「は…はい…」
玄罰が天道木板を手に取る。その一枚は普通の木板に見えるが、表面には微かに光る陣文が刻まれている。
「一」
玄罰が木板を振り下ろす。
パァン!
鋭い音が響き、沈夢月の左の尻に激痛が走る。
「ああっ!」
彼女の口から悲鳴が漏れる。天道木板の一撃は、彼女の想像をはるかに超える痛みだった。
「言葉は?」
「も…申し訳ありません…」
沈夢月は慌てて言う。
「玄罰天尊、尻叩きをありがとうございます!」
「良し」
玄罰が再び木板を振り下ろす。
パァン!
今度は右の尻に一撃。痛みが全身に広がる。
「玄罰天尊、尻叩きをありがとうございます!」
沈夢月は必死に言う。
パァン!
「玄罰天尊、尻叩きをありがとうございます!」
パァン!
「玄罰天尊、尻叩きをありがとうございます!」
打つたびに、彼女の尻は真っ赤に腫れ上がっていく。天道木板の力は恐ろしく、たった十回の打撃で、彼女の尻は元の倍の大きさに膨れ上がった。
「二七…二八…二九…三十…」
林巧心が楽しそうに回数を数えている。彼女は初めて奴隷になった時、玄罰に膝の上に伏せられて百回の尻叩きを受けた。その時も、主人の前で尻を出して叩かれる屈辱が彼女を燃え上がらせた。
「月奴、その調子だ」
離雀も冷ややかに言う。
「私は四百回耐えた。お前には二百回で済んでいるのだ」
「わ…わかって…います…」
沈夢月は歯を食いしばった。彼女の目からは涙が止めどなく流れ落ちている。しかし、その涙にはもう抵抗の意思はなかった。
パァン!
「五十一…」
パァン!
「五十二…」
打撃が続くたびに、沈夢月の尻はより一層赤く腫れ上がっていく。天道木板はただ痛みを与えるだけでなく、修行者の防御力を無効化する力があった。そのため、痛みは直接神経に伝わる。
「ひっ…ひいっ…」
五十回を超えた頃、沈夢月の体は震え始めた。痛みがあまりに激しく、彼女の意識は朦朧とし始めている。
「まだ立てるか?」
玄罰の冷たい声が聞こえる。
「も…もう少し…頑張ります…」
沈夢月は必死に答える。彼女は自分の限界を感じていた。しかし、ここで倒れるわけにはいかない。彼女は玄罰の女奴隷になったのだから、この刑を耐え抜かなければならない。
「よし、続ける」
パァン!
「玄罰天尊、尻叩きをありがとうございます…」
パァン!
「玄罰天尊、尻叩きをありがとうございます…」
彼女の声は次第にかすれていく。涙と汗が地面に滴り落ち、彼女の体は激しく震えていた。
「七三…七四…七五…」
林巧心の数える声が遠くに聞こえる。
沈夢月の尻は今や紫色に変色し始めている。天道木板の打撃で皮下出血が起こっているのだ。痛みは頂点に達し、彼女の感覚は麻痺し始めている。
「九八…九九…百!」
百回を超えた時、沈夢月は地面に崩れ落ちた。しかし、すぐに無形の力で再び姿勢を固定される。
「まだ百回残っている」
玄罰の声は残酷なまでに冷たい。
「耐えなければ、最初からやり直しだ」
「…はい…」
沈夢月は歯を食いしばり、再び尻を突き上げた。
パァン!
「玄罰天尊、尻叩きをありがとうございます!」
パァン!
「玄罰天尊、尻叩きをありがとうございます!」
彼女の声は今やほとんど聞こえないほど小さくなっている。しかし、それでも彼女は言い続けた。それが彼女に課せられた義務だから。
「一五六…一五七…一五八…」
沈夢月の意識はほとんど飛びかけていた。痛みがあまりに激しく、彼女の体は全身に汗をかいていた。肛門は腫れ上がり、排便さえままならない状態だ。
「一七八…一七九…一八〇…」
あと二十回。彼女は自分に言い聞かせる。
「あと…二十回…」
パァン!
「玄罰…天尊…ありがとう…ございます…」
パァン!
「玄罰…天尊…ありがとう…ございます…」
声は途切れ途切れだが、それでも彼女は言い続けた。
「一九九…二〇〇!」
最後の一撃が彼女の尻に炸裂した時、沈夢月の体が激しく震えた。
「終わりました…終わりました…」
彼女はその場に崩れ落ちた。尻はもはや原型を留めておらず、紫色に腫れ上がった肉塊と化していた。
「よく耐えたな、月奴」
玄罰の声には、わずかな承認の色が混じっていた。
沈夢月はよろめきながら立ち上がった。痛みでまっすぐ立つこともできないが、それでも彼女は玄罰の前に立った。
そして、ゆっくりと跪いた。
かつて林巧心や離雀がそうしたように、彼女は玄罰の前に厳かにひざまずき、額を地面につけた。
「月奴は…」
彼女の声は震えているが、決意は固い。
「月奴は自ら進んで主人の女奴隷となり、全ての罰を受け入れることを誓います」
玄罰は無言でそれを見下ろしている。
「立ち上がれ、月奴」
沈夢月がゆっくりと立ち上がる。彼女の目にはまだ涙が浮かんでいるが、その目はもう抵抗の色を失っていた。
「これからはお前も私の女奴隷の一人だ。ルールを守り、言うことを聞けば、守ってやる」
「はい…主人様…」
沈夢月の声は小さかったが、その中にはある種の安堵が含まれていた。
林巧心が近づいてきて、彼女の肩を叩いた。
「ようこそ、月奴姐さん!これからよろしくね!」
「うん…」
沈夢月は弱々しくうなずいた。
離雀も近づいてくる。
「よく耐えたな。奴隷としての第一歩は立派だった」
「ありがとう…」
沈夢月は顔を上げ、玄天界を見渡した。ここがこれからの自分の居場所だ。すべてを失ったが、同時に新しい何かを得たのかもしれない。
「月奴」
玄罰の声が聞こえる。
「お前の尻はまだ罰を覚えているだろう。今日のところは休ませてやる。明日から新しい修行を始める」
「はい…主人様…」
沈夢月は深く頭を下げた。
彼女の新しい人生が、こうして始まった。