# 第10章
玄天界で十五年が過ぎた。この十五年、離雀は林巧心と毎日並んで跪き、尻を突き出して天道木板に叩かれる生活にすっかり慣れていた。
初めのうちは、あの板が尻に当たるたびに体が跳ね上がり、歯を食いしばって耐えるのが精一杯だった。しかし今では、規則正しいリズムで落ちてくる木板の打撃に、体が自然と合わせられるようになっていた。
それだけでない。離雀は内心、ある変化に気づいていた。木板が尻を打つ瞬間、痛みとともに何か甘やかな感覚が走るのだ。最初はそれを認めたくなかった。自分は朱雀門の副掌門として、誇り高き戦士として、そんな感覚を持つはずがないと。
しかし十五年もの間、毎日二百回の打撃を受け続ければ、体は変わらざるを得なかった。
「うっ…んっ…」
隣で林巧心が小さく声を漏らす。彼女も同じような感覚を抱いているのだろうか。離雀はちらりと横目で彼女を見たが、その視線に気づいた林巧心はウインクを返してきた。
「何見てるの?離雀姉さん」
「な、何でもない」
離雀は慌てて顔をそらす。心臓がどきりと跳ねた。彼女にそんなことを尋ねるのは、あまりに恥ずかしすぎる。
日々の罰が終わると、玄罰はよく犬のリードで二人を連れ出した。裸のまま四つん這いになり、首に革の首輪をつけられて玄天界の中を這い回る。離雀は最初こそ屈辱で死にたくなったが、十五年もの間、毎日続ければそれにも慣れてしまった。むしろ、玄罰の足元に這いつくばっている時、不思議な安堵感を覚えることさえあった。
ある日、離雀と林巧心は玄罰の前に跪き、口を揃えて尋ねた。
「主人が一番好きなものは何ですか?」
玄罰は冷たい目で二人を見下ろし、淡々と答えた。
「女修が尻を叩かれ、苦しめられるのを見るのが一番好きだ。女修が受ける苦痛は、私の心も修為もより強くする」
離雀と林巧心は顔を見合わせ、にっこりと笑った。
「今がそのチャンスです」
林巧心が言った。
「今や仙界全体が、仙霞派の掌門が玄罰に服を剥がれて門派大殿の前に跪き、尻を突き出して板を打たれていることを知っています。しかし、陣法の天才・林巧心と朱雀門の副掌門・離雀が玄罰の女奴隷になったことは、まだ誰も知りません」
離雀が続ける。
「主人が私たち二人を裸で四つん這いで武陵城の最も高い天台まで連れて行き、沈夢月の弟子にも犬のリードで沈夢月を連れてこさせて天台に連れて行きましょう。三人が一列に並んで上半身を地面に伏せ、下半身で豊かな尻を高く突き出し、主人が天道木板を召喚して自動的に三人の尻を叩かせてください。三人の尻を完全に打ち壊し、修仙者でも回復に一週間かかるほどにしてください。そして強制的に三人の脚を開き、鞭で尻の割れ目を激しく打ってください。肛門と膣が腫れ上がるまで。次に肛門フックを三人の腫れ上がった肛門に差し込み、三人を吊るして一週間さらし者にしてください」
玄罰の口元がほんの少し歪んだ。それが笑みの形だった。
「面白い。その計画、採用だ」
離雀と林巧心は深く頭を下げた。主人の喜ぶ顔を見ると、自分たちの苦痛も報われる気がした。
しかし、玄罰はそこで話題を変えた。
「その前に、新しい罰を試す」
二人が顔を上げると、玄罰は手をかざした。すると、彼の手の中に二つの小さな壺が現れた。壺の中からは鋭い香りが漂っている。
「神姜を絞った汁だ」
玄罰は淡々と言った。
「跪け。尻を突き出して、自分の肛門を開け」
離雀と林巧心は従った。床に額をつけ、膝を開き、尻を高く突き上げる。両手で自分の尻の割れ目を広げ、秘められた場所を主人に差し出した。
玄罰が近づいてくる気配がする。そして冷たく滑らかなものが、離雀の肛門に押し当てられた。
「いくぞ」
次の瞬間、焼けるような熱が肛門から体内に流れ込んできた。
「あああああっ!」
離雀の口から悲鳴が漏れる。それはまるで溶けた鉄を肛門に流し込まれたかのような感覚だった。腸の内壁が焼け焦げるような熱さが広がり、全身が痙攣する。
隣でも林巧心が激しくもがきながら悲鳴を上げていた。
「ひっ…ああっ!熱い!熱いです主人!」
「黙れ」
玄罰の冷たい声が降ってくる。
「これくらいで騒ぐな」
離雀は歯を食いしばった。腸の中を灼熱の液体が這い回り、内臓を焼き尽くそうとしている。汗が全身から噴き出し、床に滴り落ちた。
やがて姜汁が腸の奥まで行き渡ると、今度は耐え難い痒みと刺激が襲ってきた。腸壁が収縮し、何かを排出しようと必死に蠕動する。
「これより、天道木板の罰を始める」
玄罰が手を掲げると、空中に天道木板が現れた。その表面には複雑な符文が刻まれ、幽かな光を放っている。
「今日の二百回を始める。ただし、注意しろ」
玄罰の声が一段と冷たくなる。
「失禁して腸液を噴出してはならぬ。もし失禁すれば、罰を倍にする」
離雀の心臓が凍りついた。腸の中は姜汁で満たされ、常に排出したい衝動と戦っている。そんな状態で尻を叩かれれば、耐えられるはずがない。
しかし逆らうことはできない。
「準備はいいか?」
玄罰が問う。二人は声を揃えて答えた。
「はい、主人」
木板が振り下ろされた。
バチィッ!
鋭い音とともに、離雀の尻に熱い衝撃が走る。同時に、腸の中で姜汁が揺れ、肛門から漏れ出そうとする感覚が襲った。
「くっ…!」
離雀は必死に肛門を締め付ける。しかし木板が当たるたびに、体が跳ね、腸が収縮する。
バチィッ!バチィッ!バチィッ!
木板がリズム良く落ちてくる。十回、二十回と数が進むにつれ、尻は真っ赤に腫れ上がり、熱を持って痛んだ。
しかしそれ以上に辛いのは、腸の中の姜汁だった。木板の衝撃が加わるたびに、腸の中身が肛門を押し広げようとする。それを必死にこらえるのだ。
三十回を過ぎた頃、離雀の限界が近づいてきた。
体全体が震え、肛門の括約筋が痙攣し始める。薄紅色の腸液が少しずつ漏れ出し、太ももを伝った。
「あ…あっ…だめ…」
離雀の声が震える。
「漏らすな」
玄罰の冷たい声が鞭のように飛ぶ。
バチィッ!
その言葉と同時に落ちてきた一撃が、離雀の最後の理性を打ち砕いた。
「あああああっ!」
離雀の肛門が大きく開き、姜汁と腸液が勢いよく噴出した。床の上に黄色みがかった液体が広がり、刺激臭が立ち込める。
隣でも同じような音がした。林巧心も耐えきれず、失禁していた。
「…二人とも失禁したな」
玄罰の声は静かだったが、その中には危険な冷たさが潜んでいた。
「罰を倍にする。今日は四百回だ」
離雀の体が震えた。腫れ上がった尻に、さらに二百回もの打撃が加えられる。しかも腸の中はまだ姜汁で満たされ、次の失禁がいつ起こってもおかしくない。
「もう一度、姜汁を追加する」
玄罰が手をかざすと、また新たな姜汁が二人の肛門に流し込まれた。
「ひっ…!」
離雀の体が弓なりに反る。さっきより量が多い。腸がパンパンに膨らみ、腹の中が熱く焼けるように痛む。
「さあ、再開だ」
バチィッ!
木板が落ちる。離雀は必死に耐えた。歯を食いしばり、爪が掌に食い込むのも構わず、ただひたすらに肛門を締め続ける。
五十回、六十回と数が進む。
「あっ…ああっ…」
しかしまた限界が近づいてくる。腸の中の姜汁が激しく揺れ、肛門を押し広げようと暴れる。
「漏らすな…漏らすな…」
離雀は自分に言い聞かせるように呟いた。しかし木板の打撃は容赦なく、腸の内容物を外に押し出そうとする。
八十回目が終わった時、離雀はもう限界だった。
「も、もう…だめ…です…」
声が震える。涙が目からこぼれ落ちた。
「漏らすな」
玄罰は冷たく繰り返す。
バチィッ!
その一撃で、離雀の肛門がまた開いた。
「うああああっ!」
今度は前回よりも大量の腸液が噴出した。姜汁の刺激で腸壁が炎症を起こし、血が混じっている。
「また失禁か」
玄罰の声にわずかな愉悦が混じる。
「ならば、また倍だ。八百回にする」
離雀の頭が真っ白になった。八百回。今のこの状態で、八百回もの打撃に耐えられるだろうか。
「さらに姜汁を追加する」
また新しい姜汁が注ぎ込まれる。今度はさらに量が増えていた。腸が限界まで膨らみ、腹がぽっこりと膨れ上がる。
隣では林巧心も同じ苦しみを受けていた。彼女はもう声すら出せず、ただ体を震わせながら木板の一撃一撃に耐えている。
「始めるぞ」
バチィッ!バチィッ!バチィッ!
木板のリズムが加速する。一回ごとに体が跳ね、腸が痙攣し、肛門から腸液が漏れ出そうとする。
離雀はもはや自分の意識を保つのがやっとだった。腫れ上がった尻は感覚が麻痺し始めている。それでも木板が当たるたびに、鈍い痛みが全身を駆け巡る。
そして腸の中の姜汁が、最も辛かった。耐え難い刺激が腸壁を焼き、常に排泄したい衝動が襲ってくる。それをこらえるたびに、肛門の筋肉が悲鳴を上げる。
百回を過ぎた頃、離雀の意識はもう半分しか残っていなかった。
「はあ…はあ…」
荒い息の合間に、また肛門が緩む感覚がする。
「漏らすな…漏らすな…」
しかしもう力が入らない。
「あ…」
ぴちゃり、という音とともに、温かい液体が太ももを伝った。
「また失禁したな」
玄罰の声はどこか楽しそうだった。
「実に面白い。お前たちの耐えられずに漏らす姿は、なんとも美しい」
離雀は床に伏したまま、涙を流した。屈辱と痛みで頭がどうにかなりそうだった。
「また倍だ。千六百回。そして姜汁も追加する」
「そ、そんな…」
離雀の声は掠れていた。
しかし玄罰は構わず、新しい姜汁を注入した。今度はもう腸が受け入れきれず、すぐに肛門から溢れ出した。
「では始める」
バチィッ!バチィッ!バチィッ!
木板の雨が降り注ぐ。千六百回もあれば、このまま死んでしまうかもしれない。
「あっ…うっ…ひっ…」
離雀は声にならない声を上げながら、ただ耐え続けた。腸の中の姜汁が激しく揺れ、木板が当たるたびに少しずつ漏れ出る。もう我慢することすらできなかった。
三百回が終わった時には、二人の周りは腸液と姜汁の水たまりになっていた。
「ふん」
玄罰は軽く鼻を鳴らした。
「仕方ない。お前たちにはまだ修行が足りん。今日はこれで終わりにして、また明日からやり直しだ」
離雀はその言葉に安堵の息をついた。しかし玄罰の次の言葉で、その安堵は消え去った。
「だが、そのままにしておくわけにはいかん。今から武陵城へ行く。お前たちは裸で四つん這いで街を這い、天台で沈夢月と並んで晒されるのだ」
離雀の体が強張った。しかしそれに逆らうことはできない。
玄罰が手を振ると、二人の首に革の首輪が現れ、そこから伸びる鎖が玄罰の手に渡った。
「行くぞ」
玄罰が歩き出す。離雀と林巧心は四つん這いのまま、痛む尻を揺らしながらその後を追った。腸の中にはまだ姜汁が残っており、歩くたびに刺激が走る。
玄罰が手をかざすと、空間が歪み、目の前に武陵城の賑やかな市場が現れた。