玉闕春深

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# 第一章 金階玉砕 先帝の崩御から七七日。国喪はまだ明けぬというのに、新たな勅命が鳳儀殿に下された。 「長公主沈清漪、ならびに令妹沈清瀾を、即日後宮に召し入れる」 宣旨の声が荘厳な殿内に響き渡る。沈清漪は白玉の階段の下に跪き、冷たい石の感触が膝を通じて骨の髄まで沁み入るのを感じていた。四月の風はまだ肌寒く、彼女の薄い
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金階玉砕

# 第一章 金階玉砕

先帝の崩御から七七日。国喪はまだ明けぬというのに、新たな勅命が鳳儀殿に下された。

「長公主沈清漪、ならびに令妹沈清瀾を、即日後宮に召し入れる」

宣旨の声が荘厳な殿内に響き渡る。沈清漪は白玉の階段の下に跪き、冷たい石の感触が膝を通じて骨の髄まで沁み入るのを感じていた。四月の風はまだ肌寒く、彼女の薄い喪服の袖を揺らす。

「臣妾、謹んで勅命を拝承いたします」

声は震えなかった。少なくとも、そう聞こえたはずだ。幼い頃から叩き込まれた公主としての作法が、この瞬間も彼女の背筋を伸ばせていた。両手を拱き、額を地に付ける。金糸で刺繍された聖旨の端が、風に微かに揺れた。

「長公主殿下、お立ちくださいませ」

宣旨の宦官が恭しく声をかける。彼の目には同情の色が一瞬浮かんだが、すぐに虚ろな表情に戻った。宮中に長く仕える者は皆、新帝の嗜好を知っている。十三歳で即位した若き皇帝蕭景琰は、先帝の崩御を待ちかねたように、その権勢を振るい始めている。

清漪はゆっくりと立ち上がった。喪服の下で、彼女の指が白くなるほど握り締められている。二十六歳。二度の嫁入りと二度の喪に服した身。最初の夫は病で、二度目の夫は戦で亡くなった。そして今度は、自分の甥にあたる新帝に後宮へ召し入れられる——。

「姉上」

背後から、小さく震える声がした。振り返ると、清瀾が柱の陰に隠れるようにして立っている。同じ顔でありながら、その表情はまるで別人のように幼く、怯えていた。

「清瀾、部屋に戻りましょう」

清漪は努めて優しい声を作った。妹の手を取ると、その指は氷のように冷たい。

二人が居住する鳳儀殿は、先帝が健在だった頃に清漪に賜った宮殿だ。今はもう、彼女たちの住まいではなくなる。すべての物は既に運び出され、がらんとした室内には、わずかに沈香の香りが残っているだけだった。

「姉上、どうして…どうして私たちが後宮へ?」

清瀾が声を詰まらせながら問う。彼女は宮外の別邸で密かに育てられたため、宮中の習いに疎い。姉の保護のもと、世の中の醜悪さを知らずに育ってきたのだ。

「皇帝の御心だからです」

清漪は窓辺に立ち、暮れゆく空を見上げた。夕陽が彼女の横顔を照らし、長い睫毛の影が頬に落ちる。絶世の美貌と謳われたその顔立ちは、今は疲労の色を隠せない。

「でも、私は一度も…宮中に上がったことすらありません。なぜ突然…」

「清瀾」

清漪は振り返り、妹の両肩に手を置いた。その瞳は深く、碧い湖のように澄んでいたが、底には燃えるような怒りが潜んでいる。

「もう、詮索してはなりません。私たちはただ、皇帝の命に従うのみです」

「でも…」

「いいえ」

清漪の声がかすかに震えた。彼女は妹の細い体を抱き寄せる。喪服越しに伝わる清瀾の震えが、自分の震えよりも激しいことに気づき、彼女はさらに強く腕を締めた。

「私がいる。何があっても、あなたを守るから」

その言葉に、清瀾の嗚咽がかすかに聞こえた。彼女もまた、姉に縋りつく。同じ顔でありながら、姉の方がいつも強く、美しく、誇り高い。自分はその影に隠れて、安全な場所にいるのだと、そう思っていた。

――夜が更ける。

新しい寝宮に移された二人は、同じ寝台に横たわっていた。明日から始まる生活への不安と恐怖が、部屋の中に充満している。灯りは一つだけ、かすかに燈芯が揺れる。

「姉上、お休みになられましたか?」

清瀾の声が暗闇から聞こえる。

「いいえ」

「私も…眠れません」

沈黙が続く。すると突然、遠くから足音が聞こえてきた。複数の者ではない。一つ、確かにこちらへ向かってくる足音だ。

清漪は微かに身を起こした。心臓が早鐘を打つ。

「姉上…?」

「静かに」

扉が音もなく開かれた。月明かりを背に、一人の男が立っている。金糸で織られた竜袍が、暗がりの中でもかすかに光を放っていた。

蕭景琰。

新たなる大夏の皇帝は、ゆっくりと室内に足を踏み入れた。その顔は美しく、白磁のように整っている。しかし、その唇の端に浮かぶ笑みは、冷たく蠱惑的だった。

「叔母上。このような夜更けに、失礼いたします」

軽やかな口調。まるで、日常の訪問を愉しむかのように。

清漪は寝台から静かに降り、膝をついた。

「陛下。このような夜分に、いかがなされましたか?」

「叔母上を一目見ようと思いまして」

彼はゆっくりと近づく。その足音は静かで、まるで獣のように獲物を狙う。先ほどまで清漪が横たわっていた寝台の上で、清瀾が布団を握り締めて震えているのが分かった。

「せっかくの夜です。花も酒もなくてはつまらない」

蕭景琰は手を叩いた。すると、二人の宮女が音もなく入ってきて、小さな机と酒器を置いていく。すべてが事前に用意されていたかのようだ。

「叔母上、私のために酒を注いでいただけますか?」

清漪は微かに唇を噛んだ。彼女はゆっくりと立ち上がり、喪服の上から一枚の華服を羽織った。しかし、蕭景琰は首を振る。

「いや、それでは面白くありません。喪服をお脱ぎください。薄絹一枚で結構です」

空気が凍りついた。

清漪の指が微かに震えた。彼女はゆっくりと華服に手をかけようとしたが、その手を清瀾が掴んだ。

「おやめください…陛下。姉上は…」

「清瀾!」

清漪の鋭い声が遮る。彼女は妹の手を振り払うと、ゆっくりと喪服の紐を解いた。白い麻布が床に落ちる。その下から現れたのは、一枚の薄絹の下着。月明かりが彼女の曲線を浮かび上がらせ、白磁のような肌が闇に映える。

「ご満足いただけましたか?」

清漪の声は冷たく、しかし震えはしなかった。

蕭景琰は軽く笑った。彼は立ち上がり、清漪の顎に指をかけた。その指先は冷たく、彼女の肌を弄ぶように撫でる。

「叔母上は美しい。噂に違わぬ。しかし、その目が——その誇り高き目が、いつになったら折れるのか、朕は非常に楽しみにしております」

「陛下は…」

「黙れ」

その一言に、清漪は唇を噛んだ。蕭景琰は彼女の顎をさらに強く掴み、無理やり上を向かせる。彼の瞳には、嗜虐的な悦びが浮かんでいた。

「私は叔母上の高慢ちきな表情が嫌いだ。しかし、それがいつか跪き、泣き叫び、私の足に縋りつく姿を想像すると、それもまた一興だと思えてくる」

彼は手を離し、清漪の頬を軽く叩いた。その音が部屋に響く。

「明日、一人の女官を遣わす。趙青鸞という。彼女は…宮中作法に精通している。叔母上と妹君に、改めて礼儀というものを教え込んでくれるだろう」

「陛下…!」

「安心しろ。決して手荒なことはさせない。ただ……」

蕭景琰は振り返り、寝台の上で震える清瀾を見た。その視線に、清漪は妹の前に立ちはだかる。

「私の妹には手を出さないでください」

「ふん」

蕭景琰は軽く鼻で笑った。

「自分のことで精一杯になるがいい。明日から、叔母上は『学ぶ』ことの意味を、身をもって知ることになるだろう」

彼はそのまま振り返らずに部屋を出て行った。扉が閉まる音が、重く響く。

清漪はその場に崩れ落ちた。床の冷たさが全身に広がる。彼女の手は震え、涙が止めどなく溢れ出た。

「姉上…」

清瀾が駆け寄り、彼女の体を抱き締める。二人はそのまま、泣き崩れた。

「ごめんなさい…清瀾。私が…私があなたを守れなかった」

「いいえ。姉上のせいじゃない。私たちは…」

言葉は続かなかった。明日、訪れる女官。その名を聞いた時から、清漪の中に予感があった。それは単なる作法の指導ではない。何かもっと恐ろしい、もう戻れない何かが始まるのだという予感が。

月が雲に隠れ、闇がさらに深まる。

鳳儀殿の跡地には、今は何も残っていない。ただ、風が吹き抜けるたびに、かすかに昔の面影を運んでくるだけだった。

玉骨初摧

# 玉闕春深 第二章 玉骨初摧

大殿の金磚は冷たく、沈清漪の膝にその冷えが骨の髄まで染み入るようだった。夕暮れの光が高窓から差し込み、空中の埃を照らし出している。先ほどまであれほど騒がしかった殿内は、今は水を打ったように静まり返っている。

「長公主殿下、清瀾小姐。」

趙青鸞の声は柔らかく、まるで春の風のように耳に心地よい。しかしその目は、獲物を狙う蛇のように冷たく光っていた。

彼女は優雅に一礼すると、背後に控える数名の宮女に目配せをした。宮女たちは揃って前に進み出る。その手には、絹布、玉尺、筆墨などが載せられた銀盆が捧げられていた。

「殿下たちは本日より、この奴婢がお世話させていただきます。まずは、お体の寸法を計らせていただきたく存じます。」

清漪の顔色が微かに変わった。彼女はゆっくりと立ち上がり、堂々とした姿勢で青鸞を見下ろす。

「本宮は大夏の長公主である。たかが奴婢ごときが、本宮に触れるとは何ごとだ。」

その声にはまだ公主としての威厳が宿っていた。しかし、震える指先が彼女の動揺を露わにしている。

青鸞は微笑んだまま、一歩前に進み出る。

「恐れながら殿下、これは陛下の命にございます。逆らえば、何が起こるかおわかりでしょう。」

彼女はゆっくりと懐から一枚の黄絹を取り出した。そこには確かに皇帝の璽印が押されている。

清漪の顔色が青ざめた。彼女は唇を噛みしめ、細かい震えが全身に広がっていく。

「お脱ぎくださいませ。」

青鸞の声は依然として柔らかいが、その中に込められた命令の響きは絶対的だった。

清瀾がおずおずと清漪の袖を引いた。

「姉上…従いましょう…」

その声は涙に濡れていた。

清漪は目を閉じた。長い睫が微かに震え、白魚のような指がゆっくりと衣の結び目に伸びていく。

一枚、また一枚と、衣が床に落ちていく。まずは外側の鳳紋の紗衣、次に杏色の襦裙、最後に白い絹の下着が現れた。

宮女たちが近づき、無表情で最後の一枚を取り去る。

清漪の全身が露わになった。

月光のような白い肌、細くしなやかな腰、そして未だ誰の目にも触れたことのない秘部が、夕暮れの光の中に晒された。

清漪の頬に朱が差し、彼女は震える手で胸を隠そうとした。

「おやめください。」

青鸞の声が鋭くなる。

「隠してはなりません。これからは、あなた方の体はもうあなた方だけのものではない。陛下のお玩び物なのです。」

清瀾もまた、震えながら衣を脱いだ。彼女は姉よりもさらに華奢で、肌は青白く、今は恐怖で頬を紅潮させている。

「そこに跪きなさい。」

青鸞は金磚の上を指差した。

姉妹は従った。冷たい石が膝を刺すように冷たく、清漪は思わず息を呑んだ。

青鸞はゆっくりと近づき、手にした玉尺を広げる。それは牛乳のように白い羊脂玉で作られ、一尺ほどの長さで、表面には細かな目盛りが彫られていた。

「まずは身長から。」

玉尺が清漪の頭頂からかかとまでを測る。青鸞の指先が時折肌に触れ、その度に清漪の全身が粟立った。

「次に、胸囲。」

玉尺が胸の下を回る。青鸞はわざとゆっくりと動かし、指でその柔らかさを確かめるように押した。

「ふふ、さすが公主様。肌触りは絹のように滑らか。」

清漪は唇を噛みしめ、目に涙が溜まっていく。

「腰囲、臀囲。」

玉尺が腰を回り、尻のふくらみを測る。

「これは…」

青鸞が突然手を止めた。

彼女は清漪の股間に目を落とし、口元に意地悪な笑みを浮かべた。

「まあ、まあ。公主様は今年十八とお聞きしましたが、まさか未だに…処女のままでいらっしゃるとは。」

宮女たちの間に、押し殺した笑い声が漏れた。

清漪の顔が真っ赤に染まった。彼女は反射的に手を伸ばし、股間を隠そうとした。

「お控えなさい!」

青鸞の平手が、清漪の頬を打った。

鋭い音が殿内に響く。清漪の顔が横を向き、口の中に血の味が広がった。

「お前の体はもうお前のものではない。隠す権利などない。」

青鸞の声が冷たく降る。

「よく見せなさい。」

彼女は清漪の太ももを強引に開かせた。宮女たちが近づき、清漪の両腕と両脚を押さえつける。

清漪は必死に足を閉じようとしたが、四人の宮女に押さえられてはどうすることもできない。

陰唇が露わになった。まだ誰の指も触れたことのないそれは、花蕾のように閉じていた。

「なんと美しい形でしょう。」

青鸞は手を伸ばし、指でそっと撫でた。

清漪の体が激しく震えた。

「処女膜も確認せねば。」

そう言うと、青鸞は銀盆から一本の銀針を取り出した。それは細く長く、夕日を受けて冷たく光っている。

「何をするつもりだ…!」

清漪の顔が恐怖に引きつった。

青鸞は微笑んだまま答えない。彼女はゆっくりと銀針を清漪の乳房の先端に近づけた。

「高貴な公主様には、このくらいの痛みは耐えられるはず。」

ザクリ。

鈍い音と共に、銀針が乳頭を貫いた。

「ああああっ!」

清漪の悲鳴が殿内に響き渡る。彼女の体が弓なりに反り返り、手足が激しく痙攣した。

鮮血が一滴、白い肌の上に落ち、牡丹の花のように広がっていく。

「おや、もう終わりですか?」

青鸞は冷たく笑いながら、もう一本の銀針を取り出した。

「まだ右が残っていますよ。」

清漪は必死に首を振った。涙が頬を伝い、化粧が乱れていく。

「やめて…お願い…」

「お願いの仕方を間違えていますね。」

青鸞の手が止まる。

「何とお呼びすれば?」

清漪は唇を噛みしめた。公主としての誇りが彼女に言葉を詰まらせる。

しかし、青鸞の手が再び動き出した時、恐怖が誇りに打ち勝った。

「趙…趙嬷嬷…」

「もう一度お聞きします。何とお呼びすれば?」

青鸞の指が銀針の根元に触れ、ゆっくりと回す。

清漪の全身が震え、涙が止まらない。

「青鸞…お姉様…」

「はい、それでよろしい。」

青鸞は満足そうにうなずくと、二本目の銀針を右の乳頭に突き刺した。

再び鋭い悲鳴が上がる。清漪の意識が遠のきかけた時、股の間から温かい液体が流れ出るのを感じた。

彼女は失禁していた。

清らかな液体が金磚の上に広がり、夕日を受けて鈍く光る。

「あらあら、高貴な公主様が粗相をなさいましたね。」

青鸞の声に嘲りが混じる。

清瀾はその光景を見て、恐怖で全身が凍りついた。彼女は這うように青鸞の足元に近づき、必死に額を床に擦りつけた。

「青鸞お姉様、お願いです。姉を許してください。私たちが悪うございました。どうかお慈悲を…」

清瀾の声は泣き声に変わっていた。

青鸞は冷たく彼女を見下ろした。

「許せと?それなら、まずあなたが誠意を見せなさい。」

清瀾が顔を上げる。涙でぼやけた目で青鸞を見つめる。

「清瀾小姐、あなたの姉様は粗相をなさいました。その証拠がここにあります。」

青鸞は清漪の失禁の跡を指差した。

「舐めなさい。」

清瀾の顔色が真っ青になった。

「何を…」

「姉様の粗相をきれいになさい。それがあなたの誠意です。さもなければ、あなたも姉様と同じ目に遭うことになりますよ。」

青鸞の目に冷酷な光が宿る。

清瀾は震えながら、這ってその場所に近づいた。彼女は一瞬ためらったが、姉の胸から滴る血を見て、決心したようにうつ伏せになった。

舌が冷たい金磚に触れる。尿の生暖かさと独特の臭いが口の中に広がった。

清漪はその光景を見て、胸が張り裂けそうだった。

「やめろ、清瀾…そんなことをするな…」

しかし清瀾は聞かない。彼女は必死に床を舐め続け、涙と唾液が混じり合って金磚の上に滴り落ちる。

「はい、よくできました。」

青鸞は満足そうにうなずいた。

「これでようやく、臣服の心を持ったというもの。」

彼女は振り返り、宮女たちに合図を送った。

「お二人をきれいにして、陛下のお越しをお待ちしなさい。」

夕闇が濃くなる頃、殿外から高い靴音が響いてきた。

「陛下、お着きになりました。」

宦官の甲高い声が殿内に響く。

蕭景琰が殿門をくぐった時、彼の目に飛び込んできたのは、金磚の上に裸で跪く姉妹の姿だった。

清漪の胸は腫れ上がり、銀針の跡が生々しく残っている。清瀾は姉の腕にしがみつき、二人の体は震えていた。

「臣、青鸞、陛下にご報告申し上げます。本日の調教を終了いたしました。」

青鸞は深々と頭を下げた。

蕭景琰はゆっくりと近づき、二人の前で立ち止まった。彼は手を伸ばし、清漪の顎を持ち上げる。

強制的に上げられた顔から、涙が伝い落ちる。

「なかなか良い眺めだ。」

彼の声には深い満足が込められていた。

「これからお前たちは、朕のものだ。朕はお前たちに新たな名を与える。」

彼の指が清漪の腫れた乳首を撫でる。清漪が痛みで息を呑んだ。

「お前は玉奴。そしてお前も、玉奴だ。」

「玉奴」という言葉が、彼女たちの尊厳の最後の欠片を打ち砕いた。

「青鸞、明日から本格的な調教を始めよ。」

「はっ、謹んで陛下の御意のままに。」

蕭景琰は満足そうに笑うと、振り返らずに殿を去っていった。

その夜、姉妹は偏殿に閉じ込められた。窓は全て封鎖され、扉の外には見張りの宮女が立っている。

清漪は清瀾の髪を撫でながら、天井を見つめていた。

「姉上、私たちはこれからどうなるのでしょう…」

清瀾の声は小さく、か細い。

清漪は答えられなかった。ただ、目に涙が溜まり、月明かりの中で銀色に輝いていた。

遠くの時計が亥の刻を打つ。長い夜が、ようやく始まったばかりだった。

氷火同炉

# 第三章 氷火同炉

夜の更ける頃、趙青鸞は冷たい微笑みを浮かべて氷窖の扉を開けた。姉妹は下着だけの姿で、凍りつくような空気の中に立っていた。

「公主様方、今日から新しいお稽古を始めます。」

青鸞の手には、掌大の氷塊が三つ。一つ一つが透き通り、冷気を放っている。彼女はまず清瀾の前に跪いた。

「お、お願い…やめて…」

清瀾の声は震え、後ずさりしようとしたが、青鸞の手が素早く動いた。氷塊が清瀾の秘所に押し込まれる。

「ああっ!」

悲鳴が氷窖に響く。清瀾の体が弓なりに反り、白い吐息が凍りつく。青鸞は構わず二つ目の氷塊を後孔に押し込んだ。冷たい絶叫が空気を裂く。

次は清漪の番だった。彼女は歯を食いしばり、青鸞の手を見つめていた。

「長公主はお強いのですね。では、しっかりとご堪能ください。」

氷塊が清漪の体内に滑り込む。その冷たさは子宮の奥まで達し、清漪の全身が痙攣した。二つ目の氷塊も同様に押し込まれ、彼女の唇は紫色に変わっていた。

「一時間、このまま氷窖で跪いておいでなさい。」

青鸞は優雅に踵を返し、扉を閉めた。氷窖の中は氷点下。姉妹は裸身を寄せ合い、震えながら跪いた。

「姉さま…もう無理…」

清瀾の声はかすれ、涙が凍りそうになる。清漪は妹を強く抱きしめた。

「耐えるのよ、清瀾。必ず…終わりがあるから。」

だが、その言葉は彼女自身の震えを隠せなかった。体内の氷が徐々に溶け始め、冷たい水が太腿を伝う。その感覚がまた新たな苦痛を呼ぶ。

一時間後、青鸞が戻ってきた。姉妹の体は紫色に変色し、唇は真っ青だった。

「よく耐えましたね。では次は…暖を取りましょう。」

彼女は姉妹を引きずり出し、暖炉の前に座らせた。そこには滾々と沸騰する蝋燭の油の鍋が置かれていた。

「これは…」

清漪の問いに答えず、青鸞は柄杓で油をすくい上げた。黄金色の液体が空中で光る。

「公主様方、お覚悟を。」

最初の一滴が清瀾の陰部に落ちた。

「あああああっ!」

焼けるような痛みが清瀾の全身を駆け巡る。彼女はのたうち回り、悲鳴を上げた。しかし青鸞は止まらない。次々と油を清漪の秘所に垂らしていく。

「うっ…!」

清漪は歯を食いしばり、声を殺した。熱い蝋が皮膚に焼き付き、氷で冷えた肌に激痛が走る。氷と火、相反する責め苦に姉妹の意識は混濁し始めた。

清漪の目に、幻覚が浮かぶ。暖かい春の日差し、母后の優しい手。幼い頃、母后に抱かれながら聞いた童謡が耳に蘇る。

「清漪、しっかり…」

母后の声が聞こえる気がした。だが、次の瞬間には青鸞の冷たい笑い声が現実に引き戻す。

「長公主、何か楽しいことを思い出されましたか?」

その言葉に清漪ははっとした。自分の口元が微かに笑っていたことに気づいたのだ。

その時、扉が開き、皇帝蕭景琰が姿を現した。彼は姉妹の姿を見下ろし、満足げに笑った。

「おや、もう始めているのか。朕も見物させてもらおう。」

彼は椅子に座り、足を組んだ。青鸞は恭しく一礼し、続けた。

「では、皇帝陛下の前で、お手本を。」

その言葉に清漪の顔が強張った。青鸞は細い鞭を取り出し、清漪の前に立った。

「長公主、ご自分の指で…ご自身を慰めてご覧なさい。」

「な…にを…」

清漪の目が恐怖で見開かれる。彼女は首を振り、後退した。

「できません…そんなこと…」

「できない?」

青鸞の鞭が空気を裂き、清漪の太腿の内側を打った。

「あっ!」

鋭い痛みが走る。清漪はその場に崩れ落ちた。

「もう一度申し上げます。ご自身の手で、慰めてご覧なさい。」

「いや…お願い…死んでも…」

鞭が再び振り下ろされる。今度はより強く、同じ場所を打った。清漪の太腿に赤い筋が浮かぶ。

「死んでも?それならば死ぬまで打ち続けましょう。」

青鸞の鞭が止まらない。清漪の太腿、尻、背中…鞭の雨が降り注ぐ。彼女は必死に耐えたが、悲鳴が漏れ始めた。

その時、清瀾が震える声を上げた。

「わ、私が…代わりに…」

彼女の指が自らの下体に伸びる。妹の震える指が秘所に触れ、ゆっくりと中へ入っていく。

「あ…ああ…」

清瀾の声がかすれる。彼女は姉を見つめながら、指を動かし始めた。その様子に蕭景琰は大笑いした。

「面白い!妹が姉を庇うか。ならば褒美を与えよう。」

彼は手を伸ばし、机の上の葡萄を一粒取り、清瀾の口元に差し出した。清瀾は震える口でそれを受け入れた。

「よくやった。続けよ。」

皇帝の言葉に清瀾は涙を流しながらも指を動かし続ける。その姿は哀れで、同時に異様に美しかった。

その夜、姉妹は寝室に戻された。清漪は傷だらけの妹を抱きしめ、初めて声を上げて泣いた。

「ごめん…ごめんね、清瀾…」

彼女の涙が妹の髪に落ちる。清瀾は弱々しく微笑んだ。

「姉さまのためなら…私、何でもできるから…」

その言葉が清漪の心をさらに深く抉る。自分は妹を守れなかった。むしろ、妹に守られている。

夜の闇の中で、清漪は考える。完全に屈服すべきなのか?抵抗を続ければ、妹まで傷つけることになる。だが、屈服すれば、自分は二度と戻れなくなる。

「どうすればいいの…母上…」

月明かりが窓から差し込み、清漪の涙に濡れた頬を照らしていた。

玉蘭刺青

# 第四章 玉蘭刺青

深夜の偏殿は静まり返り、わずかに香炉の煙が立ち昇るのみ。

沈清漪は跪いたまま、大理石の床の冷たさが膝を通じて骨の髄まで沁み込むのを感じていた。その隣で、沈清瀾もまた震えながら伏している。姉妹の前には、趙青鸞が悠然と椅子に腰掛け、手には細長い象牙の箱を弄っていた。

「長公主殿下、清瀾小姐、ご安心くださいませ。青鸞は陛下より直接仰せつかった者、決して粗相はいたしません」

そう言いながら、彼女はゆっくりと箱を開けた。中には銀製の剃刀、様々な太さの針、そして濃い墨の入った小さな皿が並んでいる。月明かりの下、それらの刃先が冷たく光った。

「何をするつもりだ」

清漪の声は低く、しかし震えを必死に押し殺していた。

「これからのご奉仕のための、準備でございます」

趙青鸞の口元に笑みが浮かぶ。彼女は手を軽く打つと、二人の女官が近づいてきた。

「お二人の衣服をお脱がせ申し上げろ」

「やめろ!」

清漪が立ち上がろうとした刹那、背後から別の女官に肩を押さえられた。彼女たちの力は予想外に強く、高貴な公主の抵抗など容易く封じてしまう。

「姉上...」

清瀾の泣き声が聞こえる。清漪は振り返り、妹が同じように押さえつけられているのを見て、胸が張り裂けそうになった。

「清瀾、目を閉じていろ。何も見るな」

自分自身に言い聞かせるように、彼女はそう言った。

衣服が一枚、また一枚と剥がされていく。絹の擦れる音が、この静寂の中でやけに大きく響く。最後の下着が取り去られると、二人の姉妹は全裸で床に伏せさせられた。彼女たちの白い肌が、薄暗い灯りの下で青白く浮かび上がる。

趙青鸞はゆっくりと立ち上がり、まず清漪の前に歩み寄った。

「長公主殿下の御身体は、なんと美しいのでしょう。まるで玉で彫られたかのようだ」

彼女の指が清漪の腹部を滑る。そして突然、その手は下腹部に留まった。

「しかし、これからはさらに美しくなるのです」

言葉と同時に、彼女は銀の剃刀を手に取った。冷たい刃が肌に触れる。清漪は全身を硬直させた。

「おやめください...どうか...」

「黙っていなさい」

趙青鸞の声は相変わらず柔らかかったが、そこには一切の躊躇がなかった。刃が滑る。繊細な毛が一本、また一本と切り落とされていく。剃刀が肌をかすめるたび、清漪は恐怖に震えた。

しばらくして、趙青鸞は手を止めた。彼女は満足げに清漪の下腹部を見下ろす。そこにはもはや何もなく、滑らかで無防備な肌だけが露わになっている。

「さあ、墨の用意を」

女官の一人が墨鉢を差し出す。趙青鸞は細い針を取り上げ、その先を墨に浸した。

「これは...」

清漪の声が上ずる。

「紋様を入れるのです。“御用之奴”——これが今後、あなたの身分を示す印となる」

「そんなもの、絶対に——」

「拒否は許されませんよ」

趙青鸞の目が一瞬で冷たくなる。彼女は針を清漪の恥骨の上に当てた。

「痛みは一瞬です。しかし、その印は永遠に残ります——陛下の寵愛の証として」

針が肌を貫いた。清漪の身体が跳ねる。息を呑むような痛みが、下腹部から全身に走った。しかし彼女は声を出すまいと唇を噛み締めた。血の味が口の中に広がる。

一筆、また一筆。趙青鸞の手は確かで、まるで芸術作品を描くようだった。一本の線ごとに、清漪の身体は痙攣し、汗が額に浮かぶ。それでも彼女はただ唇を噛み続けた。声を上げれば、妹がさらに怖がることを知っていたから。

「もうすぐ終わりますよ」

趙青鸞の声が甘く響く。しかしその手は止まらない。四文字が刻まれる——「御」「用」「之」「奴」。一文字ずつが、まるで焼き印のように清漪の身体に刻まれていく。

最後の一画が終わった時、清漪はほとんど意識を失いかけていた。目からは涙が止めどなく溢れ、しかし彼女は声一つ上げなかった。

「素晴らしい。長公主殿下はお強いのですね」

趙青鸞は満足げに頷くと、今度は清漪の胸元に視線を移した。

「しかし、まだ終わりではございません」

彼女の手が清漪の乳房の先端を撫でる。敏感な部分が触れられ、清漪の身体は否応なく反応した。

「ここにも、美しい紋様を施しましょう。咲き誇る花蕊のように」

「やめろ...そこは...もう...」

清漪の声はもはや掠れていた。しかし趙青鸞は構わず針を進める。乳輪の周囲に、細密な花弁のような模様が刻まれていく。痛みは先ほどとは比べ物にならないほど鋭く、清漪の身体の芯を貫いた。

「姉上!」

向こうで清瀾が叫んだ。彼女は姉の苦しむ姿を見て、涙で顔をぐしゃぐしゃにしていた。

「清瀾...大丈夫だ...」

その言葉は、自分自身に言い聞かせているようでもあった。

ようやく一つの乳輪が完成した。そこには繊細な牡丹の花が咲いているようだった。趙青鸞は息をつくと、今度は反対側の乳房に取りかかる。

二つ目の牡丹が刻まれた時、清漪の唇からは血が滴り落ちていた。彼女は自分の唇を噛み切っていたのだ。

「殿下の美しさに、この花も劣りますまい」

趙青鸞はそう言って微笑むと、今度は清瀾の方へ向かった。

「いや...来ないで...」

清瀾は後ずさりしようとするが、女官たちに押さえられている。

「清瀾小姐、お姉様はしっかりと痛みに耐えられましたよ。あなたも良い子にしていなさい」

趙青鸞の声は甘く、しかし無慈悲だった。彼女は清瀾の股の間に手を伸ばすと、陰唇を指で開いた。

「ここに、小さな飾りをつけてあげましょう」

彼女が手にしたのは、小さな銅環だった。それは繊細な鎖で結ばれ、先端には留め具がついている。

「何をするの...痛いことはしないで...」

「少しだけ我慢してくださいね」

趙青鸞の手が動く。銅環の留め具が、清瀾の陰唇に挟まれた。

「あっ...!」

清瀾の悲鳴が部屋に響く。それは鋭く、しかしすぐに嗚咽に変わった。

「陛下が弄びやすいように、少しずつ伸ばしていきましょうね」

趙青鸞はそう言って、ゆっくりと銅環を引っ張る。清瀾の陰唇が引き伸ばされ、その痛みに彼女は身体をくの字に曲げた。

「もう少し、もう少しだけ」

銅環には小さな重りがつけられ、それが下に垂れ下がっている。その重みだけで、絶え間ない刺激が清瀾を苛み続ける。

「これで、明日からは陛下がお楽しみになれます」

趙青鸞は立ち上がり、二人の姉妹を見下ろした。ちょうどその時、外から「陛下、御到着——」という声が聞こえた。

清漪の心臓が凍りつく。彼女は必死に身体を起こそうとしたが、痛みで思うように動けない。裸のままの自分たちが、今からこの部屋に入ってくる男の前に晒される——その事実が、痛みよりも深く彼女を傷つけた。

蕭景琰はゆっくりと歩み入ってきた。彼の目はすぐに、床に伏す二人の裸体に釘付けになる。

「青鸞、よくやった」

彼の声には愉悦が満ちていた。彼は清漪の前に跪くと、指で彼女の剃り落とされた下腹部を撫でた。

「なかなか精巧ではないか」

彼の指が「御用」の二字を辿る。その感触に、清漪は身体を硬直させた。

「陛下...おやめください...」

「やめる? 何を言う」

蕭景琰は笑った。彼は指を離すと、側近に命じた。

「金粉を持ってこさせよ。この刺青を縁取るのだ。長公主の身分にふさわしい装飾を施せ」

「はっ」

側近が金粉の壺を持ってくる。蕭景琰は自らその壺を取り、指で金粉を掬うと、清漪の恥骨の上に刻まれた文字の周囲に塗り始めた。

「美しい」

彼の言葉は、褒め言葉というよりは、所有物に対する評価のようだった。

「さあ、清漪。あなたの妹の刺青にも、口づけをしてやれ」

清漪は顔を上げた。その目には絶望が浮かんでいる。

「何を...」

「聞こえなかったのか? 妹の恥部に、口づけをするのだ」

蕭景琰の声は優しかった。しかしその目は、獲物を弄ぶ獣の目だった。

「できません...そんなこと...」

「できない? では、清瀾にあなたの刺青を舐めさせようか」

その言葉に、清漪の身体が震えた。彼女はゆっくりと、這うように妹の方へ向かう。股の間の刺青が擦れて痛む。しかしそれ以上の痛みが、彼女の胸を締め付けた。

「清瀾...ごめんな...」

清漪は震える声で謝ると、顔を妹の股の間に近づけた。銅環がついた陰唇が目の前にある。彼女は目を閉じ、唇をその上に押し当てた。

清瀾の身体が跳ねる。しかし、彼女は姉を拒まなかった。むしろ、その頭をそっと撫でる——まるで慰めるように。

「次はあなたの番だ、清瀾」

蕭景琰の声が続く。

清瀾は涙で濡れた顔を上げ、姉の下腹部に向かって顔を近づけた。そこには金粉に彩られた「御用之奴」の文字が光っている。

「姉上...すみません...」

清瀾の唇が、その文字の上に触れた。彼女の涙が清漪の肌に落ちる。

「いい子だ」

蕭景琰は満足げに見守っていた。彼はゆっくりと立ち上がると、二人の姉妹が見つめ合う様子をしばらく眺めていた。

「青鸞、明日の予定はどうなっている?」

「はい、陛下。明日は拡張訓練を予定しております。お二人とも、より深く陛下をお受け入れできるよう——」

「よろしく計らえ」

蕭景琰は短く言うと、踵を返して部屋を出ていった。彼の足音が遠ざかるのを聞きながら、清漪と清瀾はただ互いに寄り添うことしかできなかった。

趙青鸞が近づいてくる。

「お二人とも、お疲れでしょう。今夜はゆっくりお休みくださいませ。明日は訓練の初日、しっかりと準備をして参ります」

彼女の声は相変わらず優しかった。しかしその言葉の裏には、さらなる恐怖が隠されていることを、姉妹は嫌というほど知っていた。

部屋に残された二人は、震えながら抱き合った。清漪の刺青は疼き、清瀾の股の間からは小さな銅環が重く垂れ下がっている。二人の肌は汗と涙で濡れ、身体の芯から冷えていくようだった。

「清瀾...ごめん...私があなたを守れなかった...」

「姉上、違います...私こそ...」

沈清瀾は姉の胸に顔を埋め、その傷ついた乳房の上で泣き続けた。その涙が、新たに刻まれた牡丹の刺青の上に落ちる——まるで、その花に水を注ぐように。

外では、夜がさらに深くなっていく。しかし彼女たちに訪れる朝は、決して光をもたらさないことを、二人はすでに知っていた。

幽径通衢

# 第五章 幽径通衢

紫檀の長机の上に、白絹に包まれた大小様々な玉勢が整然と並べられている。趙青鸞は優雅に袖を整え、恭しい微笑みを浮かべながら、跪いて動けぬ姐妹の前へと歩み寄る。

「長公主殿下、まずは小さいものから試しませう」

青鸞の手に握られたのは、小指ほどの細さの玉勢。羊脂白玉で彫られたそれは、潤滑の膏薬でてらてらと光っている。

清漪は床に伏せたまま、歯を食いしばった。後ろ手に縛られた腕が痛む。妹の清瀾は隣で震えながら、涙をぽろぽろと零している。

「いや…いやです…」

清瀾の細い声が部屋に響くが、青鸞は聞こえないふりをして、清漪の尻を両手で割り開いた。

「殿下、息を吐いて、力を抜いてくださいませ」

ぬるり、と冷たい感触が後孔に当たる。清漪は全身を硬直させたが、青鸞の手は容赦なく、ゆっくりと、しかし確実に玉勢を押し込んでいく。

「う…っ!」

異物が体内に入り込む感触。清漪は唇を噛みしめ、声を殺す。それは耐え難い屈辱だった。公主としての尊厳が、今、この小さな玉の前で砕け散っていく。

「よろしゅうございます。よくお出来になりました」

青鸞の声は優しく、まるで幼子を褒めるかのようだ。だがその手はすでに次の、人差し指ほどの太さの玉勢を手に取っている。

「次はこちらでございます」

「まだ…やるのか?」

清漪の声が震える。青鸞は微笑んだ。

「ええ、まだまだ。本番はこれからでございますから」

二本目の玉勢は、先端がやや膨らみ、表面には細かな凹凸が彫られている。青鸞はそれをゆっくりと、先ほどの玉勢の隣に押し込んだ。

「ああっ…!」

思わず漏れた悲鳴。清漪の指が床板を掻く。後孔が拡げられる感覚。痛みというよりは、内臓が押し上げられるような圧迫感。

「姉上…!」

清瀾が泣き声を上げる。青鸞は一瞥もくれず、さらに次の、親指ほどの太さの玉勢を手に取った。

「清瀾様もご心配には及びませぬ。すぐにあなたの番が参りますゆえ」

そう言って、三本目の玉勢を清漪の後孔にねじ込む。今度は苦痛が明確だった。裂けるような痛みが腰から背中へと駆け上がる。

「うぐ…っ!」

清漪の額に脂汗が浮かぶ。青鸞はその様子を冷徹に観察しながら、四本目、五本目と次々に玉勢を挿入していく。

「そろそろ、広がって参りましたね」

青鸞の言葉通り、六本目の玉勢を加えたところで、後孔はすでに拳ほどの大きさに拡げられていた。清漪の太腿を、血が伝い落ちる。真っ赤な線が、白い肌の上で異様に美しい。

「さて、ここからが本番でございます」

青鸞が恭しく両手で掲げたのは、嬰児の腕ほどの太さ、一尺ほどの長さがある巨大な玉勢。表面には龍の彫刻が施され、鱗の一つ一つが精巧に削り出されている。

「これは…無理だ…」

清漪が首を振る。青鸞は優しく、しかし有無を言わせぬ口調で言った。

「できますとも。長公主殿下は、何でもお出来になるお方でございますから」

そう言って、潤滑の膏薬をたっぷりと塗りたくった巨大な玉勢を、清漪の後孔に当てる。

「息を深く吸って、ゆっくりとお吐きください」

清漪が呼吸に合わせて力を抜いた瞬間、ずぷり、という音とともに、巨大な玉勢が体内に飲み込まれていく。

「あああああっ!!」

清漪の悲鳴が部屋に響く。あまりの衝撃に意識が飛びかけた。後孔が限界まで拡げられ、内臓が圧迫される。吐き気と目眩が同時に襲う。

「よろしゅうございます。そのまま、もう少し…」

青鸞はゆっくりと、しかし確実に玉勢を押し込んでいく。清漪の腹の内側に、異物の存在がくっきりと浮かび上がる。龍の鱗の凹凸が、腸壁を擦りながら進んでいく。

「は…はあ…っ…」

清漪の呼吸が荒くなる。涙と汗で顔が濡れている。しかし青鸞の手は止まらない。ついに、玉勢の根元までが完全に飲み込まれた。

「見事にございます。長公主殿下」

青鸞は満足げに頷くと、今度は金色の銅栓を取り出した。それは拳大の大きさで、表面に精巧な薔薇の彫刻が施されている。

「こちらは、『肛門の薔薇』と申します。殿下の後ろの花園に、永遠に咲き誇る薔薇でございます」

そう言って、銅栓をゆっくりと後孔に差し込む。先ほどまで巨大な玉勢で拡げられていた後孔は、容易に銅栓を受け入れた。ぴったりと収まったそれを、青鸞は優しく押し込む。

かちり、という小さな音とともに、銅栓が体内に固定された。清漪の後孔には、まるで本当に薔薇が咲いたかのように、銅の花弁が美しく並んでいる。

「これで殿下も、いつでも私どもの愛でる花とおなりになりました」

青鸞の言葉が、清漪の心を深くえぐる。

「さて、次は清瀾様のお役目でございます」

青鸞が振り返ると、清瀾はすでに恐怖で硬直していた。彼女の前には、先端に無数の棘がついた翡翠の玉棒が置かれている。

「いや…それは…嫌です…」

清瀾が後ずさるが、青鸞は優しく、しかし力強く彼女の脚を開かせる。

「清瀾様も、姉上様と同じく、お仕えするお方を喜ばせねばなりませぬ」

そう言って、棘つきの玉棒を清瀾の膣口に当てる。ひやりとした感触に、清瀾の全身が粟立つ。

「力を抜いて…さあ…」

ずぶ、という音とともに、玉棒が挿入される。最初の一瞬はまだ耐えられた。しかし、青鸞がゆっくりと回転させた瞬間、棘が膣壁を引っ掻き、鋭い痛みが走る。

「あああっ!痛い!痛いです!」

清瀾が悲鳴を上げる。しかし青鸞の手は止まらない。さらに奥へ、奥へと玉棒を押し込みながら、ゆっくりと回転させる。

「静かに。お声が大きいと、陛下がお怒りになりますよ」

青鸞の囁きに、清瀾は口を押さえた。涙がぼろぼろと零れ落ちる。膣の内側が切り裂かれるような痛み。それでも、青鸞は容赦なく玉棒を動かし続ける。

「もっと、もっと広げねばなりませぬ。いつ陛下がお呼びになっても、お応えできるように」

その言葉とともに、さらに深く玉棒が挿入される。清瀾は絶叫をこらえ、唇を噛みしめた。血の味が口の中に広がる。

やがて、痛みのあまり清瀾の意識が遠のき始めた。視界がぼやけ、耳鳴りがする。

「おや?清瀾様?しっかりなさってください」

青鸞の声が遠くから聞こえる。次の瞬間、清瀾の意識は真っ暗な闇に落ちていった。

清瀾が気を失ってから半刻ほど経った頃、部屋の外から足音が聞こえてきた。重く、威厳のある足音。清漪はその足音に、背筋が凍る思いがした。

「陛下、お待ちしておりました」

青鸞が深々と頭を下げる。蕭景琰が部屋に入ってくる。その目が、まず清漪の後ろの薔薇に留まった。

「ふむ…よく咲いているな」

蕭景琰の声は低く、含みのある響きだった。彼は清漪の傍らに跪き、優しく、しかし確かな手つきで銅栓に触れる。

「青鸞、よく仕えた。褒美を取らせる」

「ありがたき幸せにございます」

青鸞がさらに深く頭を下げる。蕭景琰はゆっくりと、銅栓を引き抜き始めた。

「う…っ」

清漪の体が震える。拡げられた後孔が、空気に触れてひくひくと痙攣する。やがて、ぽん、という軽い音とともに銅栓が抜けた。開いた後孔は、まるで本当に薔薇が開いたかのように、赤く、美しく、そしてあられもなく広がっている。

「見事な『薔薇』だ」

蕭景琰の指が、その開いた花弁をなぞる。清漪は屈辱で顔を背けた。

「さあ、朕のものを見せてやろう」

蕭景琰が立ち上がり、自らの衣を解く。露わになった男根は、清漪がそれまで見たどの玉勢よりも太く、長かった。先端は怒張し、血管が浮き出ている。

「ここに、よく咲いた薔薇がある。そこに朕の花を添えてやろう」

そう言って、蕭景琰は清漪の上に覆い被さった。そして、何の前触れもなく、一気に自身の昂りを突き入れた。

「ああああっ!!」

清漪の悲鳴が部屋に響く。後孔が、それまでにない太さのものに貫かれる。肉が裂ける音が、頭の中で響いた。あまりの激痛に、彼女は枕に顔を押し付け、必死に声を殺す。

蕭景琰は構わず、腰を動かし始めた。一突きごとに、清漪の体が前後に揺れる。腸壁を男根が擦り、痛みと共に、何か別の感覚が芽生え始める。

「どうした、声を出せ。朕の力を見せよ」

蕭景琰の手が、清漪の髪を掴み、無理やり顔を上げさせる。清漪は涙でぼやけた目で、必死に枕を噛みしめた。声を漏らしてはならない。そうすることで、最後の一線だけは守りたかった。

「強情な女よ」

蕭景琰の目に、愉悦の光が宿る。彼はさらに激しく腰を打ち付ける。清漪の体は、その動きに合わせてがくがくと震えた。

何度目かの突きで、清漪の限界が訪れた。全身が硬直し、意識が遠のく。それでも彼女は、声だけは最後まで出さなかった。

蕭景琰は一通り自らの欲を満たすと、ようやく清漪から離れた。彼女の後孔からは、白濁と血が混ざった液体が流れ落ちている。

「今夜はこれで良かろう。清瀾はどうした?」

「はい、調教の途中で気を失われました」

青鸞が恭しく答える。蕭景琰は、床に倒れている清瀾を見下ろした。

「ならば、彼女には別の花を咲かせてやろう」

蕭景琰がそう言って部屋を出て行くと、青鸞は清瀾の傍らに跪いた。そして、細い銀の棒を取り出す。先端は丸く、しかし極めて細い。

「清瀾様、お目覚めくださいませ。これからあなたに、特別な『花』を咲かせてさしあげます」

青鸞が清瀾の頬を軽く叩くと、彼女はゆっくりと目を開けた。まだ意識は混濁している。

「なにを…するのですか…」

「尿道棒と申します。姉上様が味わわれた痛みを、あなた様も味わう時が参りました」

そう言って、青鸞は清瀾の脚を開き、銀棒を尿道口に当てた。

「いや…そこは…!」

清瀾が抵抗しようとするが、体力は尽きている。青鸞はゆっくりと、しかし確実に銀棒を尿道に差し込んでいく。

「うう…っ…!」

針で刺されるような痛みが、下腹部に走る。銀棒がさらに奥へと進むにつれ、痛みは増していく。清漪は隣でそれを見ながら、妹に同じ苦しみを味わわせたことへの罪悪感に苛まれた。

「これで、姉上様と同じく、あなた様も陛下の花となりました」

青鸞の冷たい声が、部屋に響き渡った。

乳海翻波

# 乳海翻波

趙青鸞の手は常に冷たく、注射器の針先もまた冷たかった。清漪の腕に刺さるたびに、まるで氷の塊が血管の中を流れていくようだった。最初の頃、彼女は痛みに顔を歪めたが、今ではもう何も感じなかった。いや、感じてはいけなかった。感じれば感じるほど、自分が人間ではなくなっていくような気がしたからだ。

「長公主様、今日もお薬の時間でございます」

青鸞は優しく微笑んだ。その笑顔はまるで慈しむ母親のようだったが、目だけは決して笑っていなかった。彼女の指は清漪の胸元に触れ、ゆっくりと衣をはだけさせた。

「ご覧くださいまし。とても美しく育っております」

清漪は俯いた。自分の胸は以前の二倍にも膨れ上がり、白く張り詰めた肌の下に青い血管が浮き出ていた。乳首は淡い桜色から濃い紅色に変わり、常に潤んでいた。

「もうすぐで二掴みになりますね。陛下もきっとお喜びになるでしょう」

青鸞の言葉は甘く、しかしその指は容赦なかった。彼女は清漪の乳房を揉みしだき、その重さを確かめるように持ち上げた。清漪は唇を噛みしめ、声を殺した。

隣の部屋からは清瀾のくぐもった泣き声が聞こえてくる。

「お姉様……お姉様……」

清漪は目を閉じた。妹の声を聞くたびに、胸が締め付けられる。しかし今の自分に、彼女を救う術は何もなかった。

「清瀾様にも同じことをしております。ご安心くださいまし」

青鸞はそう言って、もう一本の注射器を用意した。

「今日からは違うお薬でございます。これを打てば、お二人の胸はもっと大きくなります。そして、お乳もたっぷり出るようになるでしょう」

清漪は震えた。

「お乳……?」

「はい。陛下は長公主様の甘いお乳を味わいたいとおっしゃっております」

注射器の針が肌を貫く。冷たい液体が体内に流れ込む感覚。清漪は歯を食いしばり、耐えた。

数時間後、清漪の胸はさらに膨れ上がり、重さで背筋を伸ばすことさえ困難になった。衣の布地は胸の重みで引き裂かれそうになり、彼女は両手で胸を支えながら歩かねばならなかった。

「跪け」

蕭景琰の声が響く。清漪はゆっくりと膝をついた。胸が床に擦れそうになり、彼女は慌てて上体を起こした。

「近づけ」

清漪は四つん這いの姿勢で、皇帝のもとへ這い寄った。そのたびに巨大な乳房が揺れ、重さが肩と腰にのしかかる。

「もっと近くに来い」

清漪が顔を上げると、蕭景琰の股間にはすでに衣が盛り上がっていた。

「口で解け」

彼女は震える手でその布を解いた。露わになった陰茎はすでに硬く屹立していた。

「その乳で擦れ」

清漪は一瞬戸惑った。しかし、次の瞬間、蕭景琰の手が彼女の髪を掴み、無理やり顔を押し付けた。

「私の命令が聞こえなかったのか?」

清漪は泣きたくなるのをこらえ、両手で自分の乳房を支え、その間に陰茎を挟み込んだ。柔らかく、しかし重い肉が陰茎を包み込む。蕭景琰は満足げに息を漏らした。

「そうだ……そのまま動かせ」

清漪は腰を動かし、乳房で陰茎を擦り上げた。そのたびに乳首からは乳汁が滲み出て、滑りを良くした。

「ああ……気持ちいいぞ」

蕭景琰の手が彼女の髪を撫でる。その優しさが却って恐ろしかった。

その頃、清瀾は別の場所で苦しんでいた。

彼女の乳輪には金の環が通され、乳首はピアスで固定されていた。胸が大きくなるにつれ、金環が肉を引っ張り、針で刺すような痛みが走る。

「痛い……痛いです……」

「黙れ」

青鸞の手が彼女の頬を打つ。清瀾は涙を浮かべながらも、声を殺した。

「これは陛下からの贈り物だ。ありがたく受け取れ」

青鸞はそう言って、金環に鎖を通した。鎖を引っ張るたびに、清瀾の胸は前に突き出され、彼女は悲鳴を上げそうになる。

「さあ、今日からお前も姉と共に陛下的に仕えるのだ」

清瀾は恐怖で震えた。

「私も……姉様と同じように……?」

「そうだ。お前のその美しい乳で、侍衛たちを悦ばせるのだ」

清瀾の顔から血の気が引いた。

しかし、その夜、皇帝の前で行われたのは想像を絶する光景だった。

清漪は裸にされ、両手を縛られたまま床に伏せていた。彼女の巨大な乳房は床に押し付けられ、乳輪が歪んでいる。

その周りには数名の侍衛が立ち、皆一様に陰茎を露わにしている。

「一人ずつ、この乳で奉仕させる」

蕭景琰は優雅に酒杯を傾けながら言った。

「長公主よ。お前のその立派な乳房で、侍衛たちの肉棒を擦ってやれ」

最初の侍衛が清漪の前に立った。彼女は震える手で自分の乳房を持ち上げ、その間に侍衛の陰茎を挟んだ。

「動かせ」

清漪はゆっくりと腰を動かした。乳房の柔らかい肉が陰茎を包み込み、上下に擦れるたびに、侍衛の息が荒くなる。

「ああ……長公主様の乳は……最高だ……」

侍衛の手が彼女の頭を掴み、無理やりリズムを速めさせた。清漪は吐き気を覚えながらも、命令に従うしかなかった。

その傍らでは、清瀾が同じように侍衛に奉仕させられていた。しかし、彼女の乳輪には金環が通されているため、動くたびに痛みが走る。

「痛い……痛いです……」

「痛いのか?ならば、この鎖を引けば痛みは和らぐ」

蕭景琰がそう言って、鎖を引っ張った。清瀾の胸が前に突き出され、乳首が千切れそうになる。

「あっ!」

「どうだ?痛いか?」

清瀾は涙ながらに頷いた。

「ならば、もっと奉仕しろ。そうすれば、痛みを忘れられるかもしれん」

清瀾は震える手で侍衛の陰茎を掴み、口に含んだ。舌で扱きながら、胸の痛みに耐える。しかし、次第に口の中に広がる男の匂いと、舌に伝わる陰茎の熱に、彼女の下半身が熱くなっていくのを感じた。

(何を……考えているの……私は……)

清瀾は必死にその感覚を否定しようとした。しかし、侍衛の手が彼女の頭を押さえ、無理やり喉の奥まで陰茎を突き込むと、彼女の体は勝手に反応してしまった。

「どうした?悦んでいるのか?」

蕭景琰が冷たく笑った。清瀾は必死に首を振ったが、彼女の腿の間はすでに濡れていた。

「ならば、もっと確かめてやろう」

蕭景琰は立ち上がり、清瀾の背後に回った。彼女の腰を抱き上げ、そのまま後ろから陰茎を挿入した。

「ああっ!」

清瀾の体が跳ねる。侍衛の陰茎を口に含んだまま、後ろからも貫かれるという屈辱。しかし、その二重の刺激に、彼女の体は抗えずに反応してしまった。

「ほら、やはり悦んでいる」

蕭景琰は彼女の腰を激しく動かした。そのたびに清瀾の体は震え、口の中から嗚咽が漏れる。

その光景を、清漪はただ見ていることしかできなかった。

(清瀾……ごめん……私のせいで……)

しかし、彼女の胸の間では、まだ侍衛の陰茎が擦れ続けている。

「長公主様、もっとしっかり擦ってください」

侍衛の手が彼女の髪を掴み、無理やりリズムを合わせさせた。清漪は目を閉じ、ただただ耐えた。

夜が更け、すべてが終わった後、清漪は独房に戻された。

部屋の灯りは薄暗く、彼女は自分の体を鏡で見た。かつては美しいと思っていた乳房は、今や異様に膨れ上がり、乳首は赤く腫れ、そこかしこに歯形や爪痕が残っている。

(醜い……なんて醜い……)

清漪は自分の乳房に触れた。柔らかく、重く、まるで他人の体の一部のようだ。

「もう……何もかも……終わりだ……」

彼女は床に崩れ落ち、声を殺して泣いた。

その時、扉が開き、趙青鸞が入ってきた。

「長公主様、まだお起きでいらっしゃいましたか」

青鸞の手には、鞭と潤滑油が握られている。

「どうぞ、お好きにしてくださいまし」

清漪は自ら衣服を脱ぎ、四つん這いになった。

「私を……もっと堕としてください……」

青鸞は微笑んだ。冷酷な微笑みだった。

「よろしゅうございます。それでは、今夜もたっぷりとお教えいたしましょう」

鞭が空を切る音。清漪は目を閉じ、痛みと屈辱の中に、わずかな安らぎを求めた。

尾骨奇技

# 第七章 尾骨奇技

密室の空気は冷たく、薬草の苦い匂いが充満していた。沈清漪は裸のまま青銅の台に伏せさせられ、両手両足を革紐で固定されていた。大理石の床は冷たく、彼女の頬をひやりと撫でる。

「長公主様、しばらくお辛抱くださいませ。」

趙青鸞の声は甘やかで、まるで子をあやすようだった。彼女の手には一本の銀色の細い棒があった。長さは尺余り、先端には精巧な狐の尾のような模様が彫られている。その銀棒は薬液に浸され、冷たく光っていた。

「これは…何をするつもりだ?」

清漪の声は震えていた。尾骨のあたりがひやりとし、恐怖が背筋を這い上がる。

「殿下の尾骨に、この銀尾を埋め込ませていただきます。陛下のご命令でございます。」

趙青鸞は優しく微笑みながら、銀棒を薬液の入った皿に置いた。その笑顔は美しく、まるで春の陽のようだが、清漪の目には蛇の笑みのように映った。

「やめてくれ…そんなもの、私の体に入れるなど…」

「殿下、逆らってはなりませぬ。これは陛下のご恩寵でございます。」

趙青鸞は手を伸ばし、清漪の尾骨のあたりを撫でた。その指は冷たく、彼女の肌を這うように動く。

「ここに、小さな切れ込みを入れます。そして銀尾を骨に固定するのです。治れば、殿下はご自分の意思でこの尾を動かせるようになります。まるで本当の尾のように。」

「そんなこと…そんなことが可能なのか?」

「ええ、私の手にかかれば。私は多くの姫君たちにこの技を施してまいりました。皆、初めはお泣きになりましたが、後には悦ぶようになりました。」

趙青鸞の目は冷たく光った。彼女は手際よく道具を準備し始めた。銀色のメス、針、糸、止血の薬草。

「清瀾様も、同じようにさせていただきます。」

その言葉に、清漪の体が凍りついた。妹も同じ目に遭うのか。

「彼女は…清瀾は関係ない。私だけで済ませてくれ。」

「それは叶いませぬ。陛下からは、お二方とも同じように、と仰せつかっております。」

趙青鸞は涼やかに笑い、手にしたメスを薬液で清めた。

「では、始めさせていただきます。」

最初の一太刀。鋭い痛みが清漪の尾骨を刺した。息を呑み、体が跳ねる。

「動かないでくださいませ。せっかくの美しいお体に、無駄な傷がついてしまいます。」

趙青鸞の手は静かで正確だった。メスが清漪の皮膚を切り開き、尾骨の表面を露出させる。血が滲み、赤い筋となって清漪の白い肌を伝った。

「あっ…!」

清漪は唇を噛みしめた。痛みは予想以上に激しく、全身が汗で濡れていく。視界がぼやけ、意識が遠のきそうになる。

「まだ始まったばかりでございますよ。銀尾を骨に固定するのは、これからでございますから。」

趙青鸞は銀の棒を取り上げ、傷口にゆっくりと挿入した。冷たい金属が清漪の体内に入り込む感覚。それは肉を裂き、骨に触れ、体内の最も深い場所で固定されていく。

「ああっ!やめてくれ!痛い!」

清漪の悲鳴が密室に響き渡った。全身が激しく痙攣し、固定された手足が革紐をギシギシと軋ませる。

「おとなしくなさいませ。暴れると、余計に痛みが増しますよ。」

趙青鸞は優しい声のまま、手を休めなかった。傷口に銀の棒を差し込み、骨に密着させる。その感触が、清漪の体の中を這い回る。

「もう少しでございます。ご辛抱を。」

やがて、趙青鸞の手が止まった。彼女は満足げに銀尾を撫でる。清漪の尾骨から伸びる、長く優雅な銀色の尾。

「良くお似合いですよ、殿下。これで少しは雌犬らしくなられました。」

趙青鸞の言葉は甘く、しかしその中に含まれる嘲笑が清漪の心を刺した。

「では、傷口を縫わせていただきます。」

針と糸が肌を通る感覚。ぎこちない痛み。やがて趙青鸞は手を離し、清漪の背中に染み込ませた薬草を塗った。

「もう一方も、参りますよ。」

密室の扉が開き、清瀾が連れてこられた。彼女は震え、顔は恐怖で青ざめている。

「お姉様…」

「清瀾…」

清漪は手を伸ばそうとしたが、革紐に阻まれた。妹の目には涙が溢れていた。

「お二人とも、これで完成いたしました。しばらくは安静になさってください。傷が治れば、尾を自在に動かせるようになります。」

趙青鸞は優雅に一礼し、密室を後にした。残された姉妹は、互いの痛みと屈辱の中で、ただ静かに涙を流すしかなかった。

三日後、傷が癒えた姉妹は皇帝の前に連れ出された。御花園の広間には群臣が集められ、皆、珍しいものを見るような目で二人を見つめている。

「よく似合っているぞ、清漪。清瀾。」

蕭景琰は玉座に座り、酒杯を傾けながら微笑んだ。その目には愉悦の光が宿っている。

「さあ、四つん這いになれ。そして尾を高く掲げて、朕の臣下たちに見せてやれ。」

清漪の体が震えた。群臣の視線が痛い。彼らの中には、先日まで清漪に頭を下げていた者たちもいる。今、彼らは清漪の恥辱を食い入るように見つめている。

「陛下…どうかお許しを…」

「許しだと?お前たちは朕のものだ。言うことを聞け。」

蕭景琰の声が冷たく響く。清漪は目を閉じ、ゆっくりと床に手をついた。四つん這いの姿勢。尾骨に違和感を覚え、意識を集中させると、銀尾がかすかに動いた。

「おお!動いたぞ!」

「姫様の尾が動いておる!」

群臣の歓声。清漪の頬が血の気を失う。自分はもう人間ではない。ただの見世物だ。

「清瀾、お前もだ。」

清瀾も震えながら床についた。姉と同じように尾を上げるが、その動きはぎこちなく、恐怖に満ちている。

「よし、そのまま這ってみせよ。広間を一周するのだ。」

蕭景琰の命令。姉妹はゆっくりと這い始めた。手と膝が大理石の床を擦る。銀尾は彼女たちの恐怖に応じて震え、ぎこちなく動く。

「お姉様…怖い…」

「大丈夫だ、清瀾。私がいる。」

清漪は妹を励ました。しかし彼女自身も恐怖で震えていた。群臣の視線が全身を舐めるように這う。

その時、清瀾の尾が床の隙間に挟まった。

「あっ!」

彼女はバランスを崩し、前方に転んだ。尾が引きずられ、尾骨に激しい痛みが走る。

「ああっ!痛い!お姉様!」

「清瀾!」

清漪は振り返り、妹の手を取ろうとしたが、臣下に止められる。

「面白い!引きずってやれ!」

蕭景琰の声。宦官たちが清瀾の尾に鎖を付け、強く引っ張った。

「やめて!痛い!ああっ!」

清瀾の悲鳴。尾の付け根から血が滲み、白い床に赤い花が咲く。彼女は無理矢理引きずられ、大理石の床を擦りながら進む。

「陛下!お許しください!妹はまだ慣れておりません!」

清漪は群臣の間を這いながら叫んだ。

「慣れ?ならば慣らせば良い。お前も一緒に引きずられたいか?」

蕭景琰は笑いながら、清漪の尾にも鎖を付けさせた。

「朕が自ら、お前を散歩させてやろう。」

彼は立ち上がり、清漪の鎖を手に取った。そしてゆっくりと歩き始める。

「さあ、来い。朕の犬よ。」

清漪は鎖に引かれ、無理矢理這わされる。膝は擦り剥け、手のひらは血で濡れた。群臣の好奇の目。嘲笑。そして妹の悲鳴が遠くで聞こえる。

御花園の小道。皇帝はゆっくりと歩き、清漪はその後を這って追う。花の香りが風に運ばれ、清漪の鼻腔をくすぐる。美しい庭園。しかし彼女の目には、すべてが灰色に映った。

自分はもう人間ではない。動く玩物だ。皇帝のペット。犬。

その自覚が、清漪の心を深く抉った。涙が溢れ、視界を滲ませる。それでも彼女は這い続けた。鎖に引かれ、尾に痛みを覚えながら。

「どうだ?朕の散歩は気持ちが良いだろう?」

蕭景琰は振り返り、清漪の尾を撫でた。その触れ方には優しさがなく、ただの所有物を確かめるようなものだった。

「…はい、陛下。」

清漪の声は虚ろだった。彼女は自分を殺していた。心を殺し、感覚を殺し、ただの機械のように這い続ける。

「そうか。ならば、もっと愉しませてやろう。」

蕭景琰は清漪の鎖を引き、速度を速めた。清漪は必死に這い、膝と手のひらから血を流しながら、庭園の小道を進む。

臣下たちは遠巻きに見物しながら、ひそひそと囁き合う。彼らの目には、高貴な長公主がただの犬のように這う姿が、一種の珍しい見世物として映っていた。

やがて散歩は終わり、清漪と清瀾は密室に戻された。姉妹は互いに寄り添い、傷を舐め合うように触れ合う。

「お姉様…もう嫌だ…」

清瀾の声は震え、涙で濡れていた。

「…もう、戻れないのだ。」

清漪は天井を見上げた。そこには何もない。ただの白い天井。彼女の目は虚ろで、その奥にあった誇りは、もうどこにもなかった。

銀尾が、かすかに揺れた。彼女の意思とは無関係に、何かに怯えて。

玉宮群芳

夜宴の燈火が玉宮の広間を照らし、数十本の蠟燭が金色の光を放つ。蕭景琰は玉座に座り、手際よく酒杯を傾けながら、左右に並ぶ貴族や妓女たちを見渡す。彼の唇には微かな笑みが浮かんでいる。今夜の催しは、彼が丹念に計画したものだ。広間の中央には、沈清漪と沈清瀾が裸で跪かされていた。肌は蠟燭の光に映え、細かな震えが彼女たちの体を伝う。

「さあ、諸君。今夜の遊びはこうだ。」蕭景琰が立ち上がり、手に持った酒杯を掲げる。「果物を彼女たちの穴に詰め込み、口で取り出せ。最も多く取り出した者に、褒美を与える。」

貴族たちの間に笑い声と囁きが走る。一人の将軍が立ち上がり、筋肉質の腕で果物の皿を手に取る。彼は沈清漪の前に跪き、彼女の股間に手を伸ばす。清漪は唇を噛みしめ、目を閉じる。将軍の指が彼女の膣に差し込まれ、冷たい果実が中に押し込まれる。彼女の体は硬直するが、声は出さない。将軍は彼女の肛門にも果実を詰め込み、彼女の口を強引に開かせる。清漪は無感覚にそれを受け入れ、彼女の目にはもう涙はなかった。

一方、沈清瀾は複数の男たちに囲まれていた。彼女の体は男たちの手に弄ばれ、彼女は自ら腰を振り始める。男たちの指が彼女の膣と肛門を同時に刺激し、彼女は小さく喘ぐ。一人の男が彼女の足を掴み、自分の足の指を彼女の口元に押し付ける。清瀾は迷わずそれにキスをし、舌で舐め始める。彼女の目は虚ろで、唇には放蕩の笑みが浮かんでいた。

蕭景琰はその光景を見下ろし、満足げに頷く。彼は酒杯を手に取り、清瀾の前に歩み寄る。「よくやった。この酒を飲め。」

清瀾は跪いたまま酒杯を受け取り、一気に飲み干す。酒が彼女の喉を焼き、彼女は低く笑う。「陛下の仰せのままに。」彼女の声は掠れていたが、その目には一瞬の輝きが宿っていた。

夜宴が終わる頃、広間には乱れた衣類と果実のかすが散らばっていた。沈清漪と沈清瀾は全身が精液と果実の残りで覆われ、肌はべとついていた。趙青鸞が静かに彼女たちの前に現れ、恭しく頭を下げる。「お互いを舐め清めよ。」

清漪と清瀾は無言で向かい合い、青鸞の命令に従う。清漪は妹の首筋を舐め、精の味と果実の甘さを混ぜ合わせる。清瀾は姉の胸に顔を埋め、彼女の肌を丁寧に拭う。二人の間には言葉はなく、ただ機械的な動きだけが続いた。青鸞はその様子を冷たい目で見守り、唇に微かな笑みを浮かべていた。