午後二時、いつもより早く学校が終わった小天は、誰もいないはずの家へと足を踏み入れた。玄関には母のパンプスと、叔母の派手なヒールが揃えてある。今日は叔母が来ているのか、と思いながらも、何気なくリビングへと向かう。
廊下の角を曲がったところで、彼は立ち止まった。リビングのドアが半開きになっている。普段は絶対に閉められているはずのドアだ。中から、くぐもった呼吸音と、何かが擦れるような音が漏れてくる。
小天は息を殺した。心臓がどくどくと音を立てる。好奇心が彼を半歩前に押し出した。ドアの隙間から、目を凝らす。
そこには、信じられない光景が広がっていた。
母の趙婉美が、タイツだけを身に着け、両手を縄で天井から吊るされている。両足もきつく縛られ、つま先だけがかろうじて床に触れている。口には黒いボールギャグが填められ、よだれが顎を伝って滴り落ちていた。彼女の瞳はうつろで、しかしどこか安堵したような、甘い表情を浮かべている。
その横で、叔母の趙婉麗が庭用の洗濯バサミが入った籠を手にしていた。彼女はゆっくりと、一枚ずつバサミを取り出す。そして、母の胸の先端に、慎重に、しかし容赦なく挟み込んでいく。
「あうっ…」
母の喉から、かすかな悲鳴が漏れる。バサミが敏感な部分に食い込むたびに、彼女の体がびくびくと震えた。叔母はさらに、もう片方の乳首、そして下腹部の柔らかな部分にも、次々とバサミを挟んでいく。
「さあ、始めるわよ、ビッチ。」
叔母の声は冷たく、しかしどこか愉悦を帯びていた。彼女は鞭を手に取る。細い皮の鞭だ。母の体が、その鞭の先を見て、さらに強く震えた。
「何本目まで耐えられるかしね、変態女。」
鞭が振り下ろされる。鋭い音とともに、最初のバサミが飛んだ。母が悶絶する。次の一撃。またバサミが落ちる。叔母は言葉を吐き出しながら、容赦なく鞭を振るい続けた。
「お前みたいな淫乱女の母親がいるから、息子まで変態になるんじゃないの?ねえ?」
「ううっ…」
母は首を振る。しかしその目は、快楽に濡れていた。鞭が敏感な場所を打つたび、彼女の体は弓なりに反る。バサミが次々とはずれていき、皮膚には赤い痕が浮かび上がる。
小天は息もできなかった。目の前の光景が現実とは思えなかった。優しくて貞淑な母が、こんな姿で。叔母が、これほど残酷に母を扱うなんて。頭の中は混乱していた。しかし、それ以上に、彼の体は反応していた。下半身が熱くなり、彼は自分のその反応に気づいて、さらに混乱した。
「もう少しよ…あと五本…」
叔母の声が近づく。鞭の先が、母の最も秘められた場所に触れた。母が全身を硬直させる。
「いやだ…そこは…」
その言葉が、小天の耳に届いた。そこで彼は我に返った。この場に自分がいてはいけない。見てはいけないものを見てしまった。
彼はできるだけ音を立てずに、後ずさりした。廊下を戻り、自分の部屋のドアを静かに閉めた。鍵をかけ、ベッドに倒れ込む。
心臓が激しく脈打っていた。目を閉じても、あの光景が脳裏に焼き付いて離れない。母の吊るされた体。叔母の無慈悲な鞭。そして、あの罵りの言葉。
「ビッチ…変態女…」
小天は枕に顔を押し付けた。自分の中で何かが壊れる音がした。知ってはいけないことを知ってしまった。見てはいけないものを見てしまった。しかし、それ以上に、彼の中で何かが目覚めたような気がした。
身体の奥底で、ちりちりと燃えるような感覚。それは恐怖と、好奇心と、そして禁断の果実を口にしたときのような甘美な興奮だった。