# 情欲の服従
## 第1章 幼なじみの秘密の告白
2023年10月15日、午前6時23分。
林薇は薄暗い書斎で、震える手でノートパソコンの画面を見つめていた。昨夜、シャオタンが忘れていった書類を届けようと彼の部屋に入ったのは、偶然だった。彼のパソコンが立ち上がったままだったのは、もっと不幸な偶然だった。
彼女の指はキーボードの上で凍りついていた。ブラウザの履歴には、無数の寝取られ専門サイトのアドレスが並んでいる。『妻を他人に捧げる悦び』『愛する人の寝取られ報告』『貞操帯装着記録』『永久去勢願望』——そんな文字列が彼女の視界に飛び込んでくる。
「そんな...」
声にならない声が漏れる。林薇は自分の心臓の鼓動が速くなるのを感じた。170センチの長身がわずかに震え、50キロの華奢な体が椅子に沈み込む。Eカップの胸の下で、心臓が激しく打っていた。
彼女はスクロールダウンした。日付は2022年から今日まで、定期的にアクセスされている。シャオタンはこの秘密を、少なくとも一年以上隠し続けていたのだ。
『もし彼女が他の男に抱かれたら...』
『自分の貞操帯の鍵を他人に預ける日を夢見る』
『最後は去勢されて、完全に支配されるのが理想』
そんな書き込みが彼の投稿として残っている。林薇は目を閉じた。幼い頃から一緒に育ったシャオタン。いつも優しくて、彼女を大切にしてくれた彼が、こんな欲望を抱えていたなんて。
午前7時。彼女はパソコンを閉じ、自分の寝室に戻った。ベッドに横たわりながら、天井を見つめる。頭の中は混乱していた。嫌悪?驚き?それとも——もしかしたら、僅かな好奇心?
その日、林薇は会社を休んだ。社長としての予定を全てキャンセルし、一人で家にいた。考えを整理するために。そして午後8時、シャオタンが帰宅した時、彼女はリビングで彼を待っていた。
「シャオタン、座って。話があるの」
彼女の声はいつもより低かった。シャオタンはすぐに異変を感じ取った。彼の顔色が一瞬で青ざめる。
「何があったんだ、薇?」
「あなたのパソコン、見たわ。昨日忘れていった書類を届けようと思って」
シャオタンの体が固まった。彼の目が恐怖と羞恥で歪む。
「あ...」
「全部見たわ。あなたの履歴、あなたの投稿も」
沈黙が部屋を支配した。シャオタンはうつむき、両手を握りしめている。彼の肩がわずかに震えていた。
「謝らなくていいわ」林薇は続けた。「今日一日、考えたの。あなたと私の関係について」
「薇、俺は...」
「話して。本当の気持ちを。私はあなたのことが知りたい。全てを」
シャオタンは顔を上げた。彼の目には涙が浮かんでいた。自責と興奮、その両方が入り混じった複雑な表情。
「俺は...小さい頃から、ずっとお前が好きだった。それは今も変わらない。でも...」
「でも?」
「俺には、普通じゃない欲望があるんだ。お前が他の男に...抱かれている姿を想像すると、興奮する。自分がお前を所有できないことに、悦びを感じる」
林薇は黙って聞いていた。彼の言葉が一つ一つ、心に突き刺さる。
「もっと酷いんだ。俺は最終的に...去勢されたいと思ってる。永久に、二度と元に戻れないように。そうすれば、お前は完全に他の男のものになる。それが俺の一番の幸せなんだ」
彼の声は震えていた。自らを責めるような口調の中に、確かな欲望が滲んでいる。
林薇は立ち上がり、シャオタンの前に歩いていった。彼の頬に手を触れる。温かい涙が彼女の指を濡らした。
「私、あなたを愛してる。幼い頃から今まで、ずっと。だから...」
「薇?」
「あなたのその欲望を、満たしてあげたい」
シャオタンがはっと顔を上げる。信じられないという表情。
「でも、お前は俺を嫌わないのか?こんな醜い欲望を抱えてる俺を」
「嫌わないわ。むしろ...少し興奮してる自分がいるの。愛する人のために、ここまで自分を捧げられるあなたが、何だか美しくさえある」
それは本心だった。林薇は自分の心の中で、奇妙な高揚感が広がっていくのを感じていた。
「じゃあ...」
「そうよ。私たちで、ぴったりの男を探しましょう。私を調教してくれる人を」
二人の間で、新たな決意が固まった。それは愛ゆえの服従。狂おしいまでの献身の始まりだった。
時刻は午後11時を回っていた。林薇とシャオタンは並んでパソコンの前に座っている。画面には、先ほど登録した寝取られ専門サイトの会員ページが表示されていた。
「ここに情報を載せるの?」
「ああ。条件に合う男を募集するんだ」
シャオタンの指がキーボードを叩く。投稿の内容を慎重に選んでいる。
「何て書くの?」
「正直に全部書くよ。俺は寝取られフェチで、いずれ去勢したいと思ってること。そして——」彼は一呼吸置いた。「俺の最愛の人を、誰か調教してほしいこと」
林薇は彼の肩に手を置いた。心地よい緊張が走る。
「私も書くわ。自分のスペックとか。受け入れられることの範囲とか」
彼女は自分の身体的な特徴を入力し始めた。身長170センチ、体重50キロ、Eカップ。そして——『完全服従可能。永久調教受け入れます。主人の全ての指示に従います』
シャオタンが彼女の入力を見つめている。その目には、涙と興奮が混ざっていた。
「薇、本当に後悔しないか?」
「しないわ。あなたが望むなら、私は何だってする」
投稿が完了した。画面には『募集開始』の文字が表示されている。時刻は午前0時を回っていた。
「今夜はもう寝よう」林薇が言った。「明日から、新しい生活が始まるわ」
二人は一緒に寝室に向かった。ベッドに横たわりながら、林薇はシャオタンの手を握る。彼の手は微かに震えていた。
「薇...ありがとう」
「私の方こそ、ありがとう。あなたの全てを知ることができて」
部屋の静寂の中、時計の秒針だけが規則正しく響いている。林薇は目を閉じた。明日から何が始まるのか、想像もできなかった。でも、一つだけ確かなことがある——彼女の愛は本物だ。その愛がある限り、どんな屈辱も受け入れられる。
その夜、彼女は不思議と安らかな眠りについた。夢の中で、誰かの手が彼女の体を撫でていた。その手は優しく、同時に冷酷だった。
翌朝、目を覚ますと、スマートフォンにメッセージが届いていた。
『興味があります。詳しい条件を話し合いましょう』
送信者は『陸霆』と名乗っていた。