# 初回検査
朝の冷たい空気がオフィスに流れ込む。蘇婉児は制服の襟を整え、初めての実地検査に臨む緊張を胸に秘めていた。今日は先輩と共に、市内の高級住宅街にある豪邸で奴隷登録状況の確認を行うのだ。
「準備はいいか?」
先輩が書類を手に歩いてくる。いつもの無表情だが、その目にはどこか楽しげな光が宿っているように婉児には見えた。
「はい、先輩。全て確認済みです」
「よし、行こう」
車の中で、先輩は今回の検査対象について説明した。登録されている女奴隷が三人、全てが性的奉仕専用の犬奴隷として登録されているという。婉児はノートにメモを取りながら、心の中でその光景を想像してみる。犬奴隷――実際に見たことはないが、訓練された女奴隷が犬の姿勢で主人に仕えるということは噂で聞いていた。
豪邸の門をくぐると、広々とした庭が広がっている。だが婉児の目に最初に飛び込んできたのは、芝生の上で四つん這いになっている女の姿だった。首には革の首輪、口には犬用のくつわが嵌められ、飼い主の命令で庭を這い回っている。
「中に入ります」
使用人に案内されてリビングに入ると、さらに衝撃的な光景が広がっていた。
ソファに座った主人の股間で、全裸の女奴隷が犬の姿勢で跪いている。女は口を大きく開け、主人の勃起した陰茎を丹念に舐めていた。唾液が滴り、床に湿った跡を作っている。
「ああ、監督員の方々ですね。お待ちしておりました」
主人は笑顔で迎えるが、股間の女奴隷への命令は止めない。女奴隷の舌は主人の陰茎の先端をなぞり、時折睾丸まで舐め下りていく。
「検査を始めます」
先輩が冷静な声で言う。書類を広げ、まずは奴隷の身分確認から始めた。だが婉児の視線は、目の前で行われている光景から離せない。女奴隷の目は虚ろで、まるで自分のしていることが分かっていないかのようだ。
「この奴隷の膣を検査します。開けさせてください」
先輩が淡々と告げる。主人が軽く手を叩くと、女奴隷はゆっくりと姿勢を変え、両手を床につけ、臀部を高く上げた。陰唇が露出し、わずかに潤んでいるのが見える。
「蘇、記録を取れ」
先輩の声で我に返り、婉児は慌ててペンを握る。先輩はゴム手袋をはめると、何のためらいもなく女奴隷の膣に指を挿入した。
「健康状態、良好。感染症の兆候なし」
先輩はそう言いながら、第二関節まで指を進める。女奴隷の体が微かに震えた。そして次の瞬間、先輩は手袋を外し、自らの陰茎を露出させた。
「検査を続行する」
婉児は息を呑んだ。こんなことは初めてだ。先輩は陰茎を女奴隣の膣に当て、ゆっくりと挿入していく。女奴隷の口からかすかな喘ぎ声が漏れる。
「記録を取れ、蘇」
先輩の声が再び響く。婉児は震える手でペンを動かした。先輩の動きは規則正しく、まるで機械のように腰を動かしている。数十回の抽送の後、先輩は陰茎を抜き、今度は肛門に挿入した。
「き、記録します…膣、肛門、両方に異常なし…」
婉児の声が震える。それでもノートから目を離せない。先輩の腰の動き、女奴隷の震える太腿、床に落ちる唾液の滴。すべてが鮮明に脳裏に焼き付く。
先輩が排泄すると、女奴隷の体内から白濁した液体が滴り落ちた。主人は満足げに頷き、女奴隷に「よくやった」と言って頭を撫でる。女奴隷は犬のように主人の手に顔を擦り寄せた。
残りの二体の奴隷も同様に検査された。婉児はその間、必死に平静を装い記録を取り続けた。胸の鼓動がうるさい。下腹部に奇妙な熱が溜まっていくのを感じる。
「では、次の訪問先へ向かいます」
先輩が手早く片付けを済ませ、婉児に告げる。外に出ると、冷たい風が頬を打った。それでも体の熱は冷めない。
オフィスに戻ると、婉児は自分のデスクに座ったまま、今日見た光景を何度も思い返していた。あの女奴隷の虚ろな目、主人の命令に従順に従う姿、そして先輩の無表情な瞳――。
「どうした、蘇。顔が赤いぞ」
先輩がコーヒーを差し出しながら言う。婉児は慌てて顔を伏せた。
「い、いいえ。初めてだったので、少し緊張しただけです」
「まあ、最初は誰でもそうだ。だが慣れるさ」
先輩の言葉が妙に耳に残る。慣れる――その言葉の意味を婉児は想像する。自分もいつか、あのように淡々と奴隷の身体を検査できるようになるのだろうか。
夜、自宅のベッドで婉児は目を閉じる。だがまぶたの裏には、あの場面が繰り返し映し出される。先輩の陰茎が女奴隷の膣に出入りする光景が、頭から離れない。
婉児は自分の股間に手を伸ばした。下着の内側は湿っている。あの光景を見ている間、自分は嫌悪しているはずなのに、体は反応していたのだ。その事実が婉児をさらに深い混乱に陥れる。
「どうして…なぜ、私は…」
暗闇の中で、婉児は自分の鼓動の音だけを聞いていた。体の奥で何かが変わり始めている。その予感が、恐怖と同時に甘い陶酔をもたらしていた。