# 第三章 薬物の忍び込み
午後三時を回った頃、李晓蕾は総支配人室に呼び出された。ノックをして中に入ると、赵迎新は大きなデスクの向こうでにこやかに笑っていた。
「李さん、ちょっと話したいことがあってね。座ってください」
李晓蕾は oppposite のソファに腰を下ろした。スカートの裾を整え、ストッキングに包まれた膝をそろえる。赵迎新は立ち上がると、自らコーヒーメーカーへ向かった。
「何をお持ちしましょうか?コーヒーでいいですか?」
「はい、ありがとうございます」
赵迎新は二つのカップにコーヒーを注ぎながら、ポケットから小さなガラス瓶を取り出した。無色透明の液体を、ほんの数滴だけ李晓蕾のカップに落とす。指で軽くかき混ぜると、薬剤はすぐにコーヒーに溶けて見えなくなった。
「さあ、どうぞ」
赵迎新は李晓蕾の前にカップを置き、向かいのソファに腰を下ろした。彼女がカップを手に取り、一口すするところをじっと見つめる。
「李さんは、いつもよく働いてくれていますね。特に夜のシフト管理は、本当に助かっています」
「いえ、当然のことをしているだけです」
李晓蕾はそう答えながら、コーヒーをもう一口飲む。何か変わった味はしない。ただの普通のコーヒーだ。
「夫の韓さんは、相変わらずお忙しいのですか?」
「ええ、刑事の仕事ですから。事件があれば夜中でも出ていきます」
「なるほど。奥さんがこんなに美しいのに、もっと大事にしないとダメですよ」
赵迎新の言葉に、李晓蕾は少しだけ頬を赤らめた。しかし同時に、体の奥から何かがじわじわと湧き上がってくるのを感じ始める。最初はほんのわずかな熱だった。コーヒーの熱さかと思ったが、違う。それは腹部の深いところから広がっていく、奇妙な感覚だった。
「李さん、大丈夫ですか?顔が少し赤いようですが」
「え?……いえ、大丈夫です。少し暑くて……」
李晓蕾はスカートの襟元を緩めようとして、はっとして手を止めた。だが、体の熱はますます強くなっていく。太ももが無意識に擦れ合い、下着の奥がじんわりと湿り始めている。
「そうですか?よかったらエアコンを強めましょうか?」
赵迎新はわざとらしく立ち上がり、李晓蕾のすぐ横を通り過ぎた。その時、彼の太い腕が彼女の肩に軽く触れる。一瞬の接触だったが、李晓蕾の体は電流が走ったように震えた。
「赵さん……今日は、もうお暇してもよろしいでしょうか?少し体調が……」
「まあまあ、せっかく来たのですから。もう少しだけ、仕事の話をしましょう」
赵迎新は元の席に戻らず、李晓蕾の隣に腰を下ろした。彼の太ももが、彼女のストッキングに包まれた脚に触れそうな距離だ。李晓蕾は体を固くするが、なぜかそこから逃げ出したいとは思えなかった。
「実はですね、来月からの新しいプロジェクトについて、李さんにリーダーをお願いしたいと考えているんです」
「新しい……プロジェクト?」
李晓蕾の声は少し掠れていた。彼女はコーヒーをもう一口飲もうとしたが、手が震えてカップを置いてしまう。体の奥が疼いて仕方ない。特に胸の先端がスーツのブラウスにこすれて、敏感に反応しているのがわかる。
「ええ、大きなプロジェクトです。李さんならきっと任せられます」
赵迎新の手が、さりげなく李晓蕾の膝の上に置かれた。彼女は驚いて飛び退こうとしたが、体が言うことを聞かない。むしろ、その手の温もりを求めて、膝がわずかに開いてしまう。
「やめてください……赵さん……」
「何をやめるんです?私はただ、あなたの才能を評価しているだけですよ」
彼の手はゆっくりとストッキングの上を滑り、太ももの内側へと向かう。李晓蕾は必死に足を閉じようとするが、体は正直に震え、甘い吐息が漏れそうになるのを唇を噛んでこらえた。
「李さん、あなたはとても魅力的な女性ですね。旦那さんは本当に幸せ者だ」
「そんな……私はもう人妻です……」
「それが何か?」
赵迎新は李晓蕾の耳元に顔を近づけ、低い声でささやく。彼の息が耳にかかり、彼女の全身が粟立った。下腹部がひくひくと痙攣し、蜜があふれ出ているのを感じる。パンティストッキングが濡れて、気持ち悪い。
「私はね、李さん。人妻だからこそ魅力的だと思うんですよ。経験を積んだ女性の色気というものは、若い娘には出せないものですから」
彼の手は太ももの付け根まで到達していた。指が、まさに彼女の一番敏感な場所に触れようとした瞬間、李晓蕾は必死に声を絞り出した。
「だめ……ここは会社です……」
「そうですよ。会社です。だからこそ、スリルがあるんでしょう?」
赵迎新はニヤリと笑い、手を引いた。李晓蕾はほっと息をつくが、同時に強い欲求不満を感じている自分に気づき、愕然とする。私は何を考えているんだ?夫は信頼して私を預けてくれているのに。
「少し、違うものを見せましょうか」
赵迎新は立ち上がり、自分のズボンのベルトを外し始めた。李晓蕾は目をそらそうとしたが、なぜかその手の動きから目が離せない。ズボンのファスナーが下ろされ、彼の下着が露わになる。そして、彼がそれを押し下げると、巨大なペニスが現れた。
李晓蕾は思わず小さく悲鳴をあげた。それは夫のものよりはるかに大きく、太い。先端はすでに濡れて光っていた。
「どうですか?李さんの旦那さんより、立派でしょう?」
「あ……」
言葉にならない声が漏れる。彼女は目を逸らそうとするが、その巨大なペニスから視線を外せない。体の奥がさらに激しく疼き、口の中が渇いていく。唾液を飲み込む音が、静かな部屋に響いた。
「触ってみますか?」
「そんな……できません……」
そう言いながらも、李晓蕾の右手は無意識に少しだけ上がっていた。自分でも気づかないうちに、その巨大な肉棒に手を伸ばしかけていたのだ。赵迎新はそれを見逃さず、彼女の手首をつかんで自分のペニスに導いた。
「あっ!……熱い……」
指先が触れた瞬間、その熱さと硬さに彼女は息をのんだ。夫のものとは全然違う。もっと太く、熱く、脈打っている。嫌だと思いながらも、指が自然とその形を確かめるように動いてしまう。
「どうです?触り心地は?」
「やめて……私、もう帰らなきゃ……」
李晓蕾は手を振り払って立ち上がろうとした。しかし、薬の効果で足に力が入らず、再びソファに崩れ落ちる。太ももの間が濡れて、座ったまま動くのも辛い。もっと触ってほしい。誰かに、この熱を鎮めてほしい。
「李さん、無理しないほうがいいですよ。少し休んでから帰ればいい」
赵迎新はペニスをしまわず、再び彼女の隣に座った。今度はより近くに。彼の太腿が、彼女の濡れた太ももに触れる。李晓蕾は抵抗しようとしたが、体の反応は正直で、彼の熱を求めてわずかに体を寄せてしまう。
「今夜のシフトはもういいですよ。ゆっくり休んでください」
「でも……他のスタッフが……」
「私が代わりに指示を出しておきます。あなたはここで、私と『打ち合わせ』を続けましょう」
赵迎新の手が再び彼女のストッキングの上を這う。今度は躊躇なく、直接彼女の恥丘の上に置かれた。李晓蕾の体がびくんと震え、かすかな声が漏れる。
「あっ……!」
「感じやすいんですね。旦那さんとは、ちゃんとやってるんですか?」
「それは……十分に……でも……」
「でも?」
赵迎新の指が、ストッキング越しに彼女の割れ目をなぞる。李晓蕾は腰を浮かせかけて、必死にこらえた。だが、その刺激はあまりにも強く、全身が快感に震える。
「旦那さんは、あなたのここをちゃんと満たしてくれているんですか?」
「そんなこと……人に言えません……」
「じゃあ、確かめてみましょうか」
赵迎新はそう言うと、李晓蕾のスカートの裾をまくり上げた。彼女のストッキングに包まれた太ももが露わになる。さらに、彼の指がストッキングの股の部分を横にずらすと、濡れて光る下着が現れた。
「だめ……見ないで……」
李晓蕾は両手で顔を覆った。羞恥心と、それ以上の期待が入り混じる。夫には見せたことのない姿を、上司に見られている。しかも、心の奥ではもっと見てもらいたいと思っている自分がいる。
「素敵な下着ですね。色っぽい」
赵迎新の指が、下着の上から彼女の割れ目をなぞる。布はすぐに濡れて透け始めた。彼女の体は正直に反応し、彼の指を求めて腰が動く。
「あっ……ああ……もう……」
「声、漏れてますよ。隣の部屋に聞こえたらどうします?」
その言葉に、李晓蕾ははっとして口を押さえる。しかし、体の快感は止められない。彼の指が下着の中に滑り込み、直接彼女の敏感な核に触れた瞬間、彼女は声を殺して体をのけぞらせた。
「ああぁっ……!」
「私の指、気持ちいいですか?」
「はい……い、いえ……だめ……こんなの……」
李晓蕾は首を振りながらも、腰は彼の指の動きに合わせて動いている。彼女は今、自分が何をしているのか半ばわからなくなっていた。薬の効果か、それとも長年抑えてきた欲望のせいか、もう区別がつかない。
「もっと気持ちよくしてあげましょうか?」
赵迎新の声が、遠くから聞こえるようだった。李晓蕾はうなずきかけて、慌てて首を振る。しかし、彼の指の動きが速くなり、彼女の理性は快感の波に飲み込まれようとしていた。
その時、李晓蕾のバッグの中で携帯電話が鳴った。
二人の動きが一瞬止まる。彼女は慌ててバッグから電話を取り出した。画面には「夫」の文字。韓博からの着信だった。
「もしもし……」
「ああ、李?今大丈夫か?今夜のシフト、早めにあがれるかと思って電話したんだが」
夫の声が、ごく普通の日常を語っている。一方の自分は、上司の指を秘部に入れたまま電話に出ている。その事実が、李晓蕾の背徳感をさらに煽った。
「え、ええ……大丈夫よ。ちょっと……総支配人と打ち合わせ中だけど……」
「ああ、そうか。じゃあ後でまた電話するよ。邪魔して悪かった」
「うん……また後で……」
電話を切った瞬間、赵迎新の指が再び動き始めた。それどころか、もう一本の指が彼女の中に挿入される。
「あっ!……電話の最中なのに……」
「旦那さんの前で、他の男にこんなことされてるって思うと、余計に感じるでしょう?」
李晓蕾は答えられなかった。なぜなら、彼の言う通り、夫の声を聞いた直後のこの行為が、想像以上に刺激的だったからだ。罪悪感と快感が混ざり合い、彼女の感覚を鋭敏にしている。
「あなたのここ……すごく濡れてる。旦那さんにバレたら、どう思うかな?」
「やめて……言わないで……」
李晓蕾の抵抗は弱々しく、むしろ彼の腕にすがりつくような格好になっている。彼女の瞳は潤み、頬は紅潮し、唇からは甘い吐息が漏れ続けている。
赵迎新は満足げに笑い、指を彼女の中から抜いた。彼女の蜜で濡れた指を、自分の口元に持っていき、ゆっくりと舐める。
「美味しいですね。李さんの味は、さぞかし上品なことでしょう」
李晓蕾はその光景を見て、自分のものを見られているような羞恥と、なぜかその仕草に興奮を覚えてしまった。
「今夜……遅くまで残って仕事をしましょうか?二人だけで、ゆっくりと『打ち合わせ』を」
赵迎新の言葉に、李晓蕾はうつむいたまま答えられない。しかし、彼女の体は彼の提案を拒否していなかった。むしろ、期待に震えている。
彼女はゆっくりと、ほんの少しだけ、うなずいたのだった。