# 隐秘的掌控
## 第一章
九月の午後の日差しが、講義室の窓から差し込んでいた。蝉の声がかすかに聞こえる。私は教壇に立ち、学生たちに心理学概論の講義をしていた。二十五歳、大学で最年少の辅导员として、私は毎日こうして学生の前に立つ。
「では、次に防衛機制について説明します」
声が少し震えていた。いや、震えているのは声だけではない。私は無意識に腰を動かしていた。今日も、私は男であるにもかかわらず、服の下に黒いレースのブラジャーと薄いストッキングを身につけている。そして――最も秘めた部分には、シリコン製の肛用プラグが差し込まれていた。
朝、出勤前に鏡の前で身支度を整えたとき、いつものように秘めた欲望が私を支配した。男物のスラックスを履きながら、その下にストッキングの感触を確かめる。ブラジャーのストラップが肩に食い込む感触が、逆に私を落ち着かせる。誰にも見せられない私の姿。誰にも知られてはいけない、私の本当の姿。
「林先生?」
最前列の女子学生が手を挙げていた。私ははっと我に返る。
「はい、どうしました?」
「すみません、防衛機制の具体例をもう少し詳しく説明していただけますか?」
「あ、はい。例えば…」
私は必死に意識を授業に戻そうとした。しかし、肛に埋め込まれた異物が、わずかな動きでも存在を主張する。座っているだけでも、その存在が腸壁を刺激するのだ。
講義を始めて三十分。私は教壇の端に手をつき、体勢を変えようとした。そのとき、教壇の角に腰が当たり、わずかに体がよじれた。
「っ……!」
思わず声が出そうになった。肛のプラグが、深く、さらに深く入り込んだような感覚が走ったからだ。私は必死に表情を変えず、黒板の文字を書き続けるふりをした。
チョークを持つ手が震える。手のひらに汗が滲む。私は白いシャツの襟元を緩めた。ネクタイが締め付けているように感じられた。
その瞬間、私は気づかなかった。教室の後方から、一人の男子学生が私を見つめていることに。その目が、私のシャツの裾がわずかに捲れ上がったとき、腰に現れた黒いレースの端を捉えたことに。
陳剛という名の学生だった。いつも教室の後ろの席に座り、目立たないようにしている学生だ。しかしその日、彼の視線は異様に鋭かった。
彼はあの瞬間、私の腰元に一瞬現れた黒い布地を見逃さなかった。それは男物のスラックスと白いシャツの隙間から、ほんの一瞬だけ覗いたものだ。彼は何も言わず、ただ静かに観察を始めた。
私はそのことに気づかないまま、講義を続けた。肛のプラグが、講義中ずっと私の意識を削り続けていたからだ。二時間の講義が、永遠のように感じられた。
「今日はここまで。次回までに指定した章を読んでおいてください」
学生たちが立ち上がり、ざわめきながら教室を出ていく。私は教壇に残り、ノートパソコンを片付けながら、ほっと息をついた。
しかし、その安堵も束の間だった。
「林先生」
後ろから声がかかった。振り返ると、陳剛が立っていた。彼は私より十センチほど身長が高く、がっしりとした体格だった。丸顔で、一見するとごく普通の学生に見える。しかし、その目がどこか鋭く、私を見透かしているような気がした。
「はい、どうかしましたか?」
「いえ、質問があるわけじゃないんです。ただ…」
彼の視線が、私の腰のあたりを一瞬撫でたような気がした。
「先生、お疲れのようですね。顔色が少し赤いです」
「え? ああ、そうですか。ちょっと暑くて…」
私は慌てて視線をそらした。心臓が早鐘を打っている。まさか気づかれたのではないか。ストッキングやブラジャーのことなど、絶対に気づかれてはいけない。
「そうですか。お大事に」
陳剛はそれだけ言うと、教室を出ていった。私はその背中を見送りながら、なぜか背筋に冷たいものを感じた。
しかし、その感覚もすぐに別のことにかき消された。トイレに行かなければ。しかし、プラグを外すべきかどうか。まだ午後にもう一つ講義がある。外せば楽になる。しかし、あの感覚を味わいたいという欲望もまた、疼いていた。
私は結局、プラグを入れたままにすることを選んだ。そう、私はすでに、この秘めた快楽に病みつきになっていたのだ。羞恥と恐怖が入り混じる中に、確かな快楽がある。誰かに見られるかもしれないという危険が、逆に私を興奮させた。
職員室に戻り、次の講義の準備をするふりをしながら、私は午前の講義の記憶を反芻していた。教壇に立っている間、何度もプラグの感触に意識を奪われた。学生が真剣にノートを取っているとき、私の肛は勝手に収縮し、プラグを締め付けていた。
ふと、肛門が疼く。私は無意識に足を組んだ。スラックスの下のストッキングが、腿に絡みつく感触がする。その感触だけで、私はまた欲望に侵されそうになる。
「林先生、お疲れですか?」
同僚の女性教員が話しかけてきた。
「はい、少し。でも大丈夫です」
私は笑顔を作った。顔が熱い。声が少し掠れている。
午後の講義までの二時間が、これほど長く感じたことはなかった。私は何度も時計を見た。そのたびに、肛門が締まり、プラグが内部を刺激する。
昼食も喉を通らなかった。食堂で一人、サンドイッチをかじりながら、私は考えていた。今夜こそ、あのプラグを外そう。もうやめよう。しかし私は知っている。今夜もまた、私は一人で夜の闇に沈み、女物の下着に身を包み、自らの欲望に溺れるのだ。
午後の講義が始まる二十分前。私はトイレに行った。個室に入り、鍵をかける。一瞬の静寂の中、私は迷った。プラグを外してしまうべきか。しかし、私は結局外さなかった。代わりに、ポケットの中のリモコンを確認した。そう、このプラグにはリモコンが付属している。振動を調節できるリモコンだ。
私はそれをポケットに入れたまま、トイレを出ようとした。しかし、そのときだ。
「あっ……」
リモコンを落としてしまった。私は慌てて拾おうとしたが、指先がすべって、リモコンが便器の縁に当たり、さらに奥へと転がっていった。そのまま、最奥の個室の、便器の上に落ちた。
誰も使っていない。私は急いでその個室に入り、リモコンを拾おうとした。しかし、そのとき、外から誰かの足音が聞こえた。私は慌てて個室を出て、手を洗ったふりをした。
入ってきたのは、また陳剛だった。
「林先生、こんにちは」
「あ、こんにちは」
自然に振る舞わなければ。しかし、心臓が激しく打っている。リモコンをあのまま置いてきてしまった。あとで取りに戻らなければ。
陳剛は私に軽く会釈すると、最奥の個室に向かっていった。私はそのままトイレを出た。しかし、足が震えていた。あのリモコン。もし彼が気づいたら。しかし、あんな小さなリモコンだ。きっと気づかない。そのまま流されてしまうか、清掃員が捨てるだろう。
私は自分にそう言い聞かせて、講義室へ向かった。
講義が始まった。私は教壇に立ち、今日最後の講義を始める。内容は社会心理学の基礎だ。頭の中は授業のことでいっぱいにしなければ。しかし、どうしてもリモコンのことが気になる。
そんなときだった。
「んっ……!」
突然、肛門の中に振動が走った。全身が痙攣する。私は教壇の端に手をついて、必死に声を殺した。
「先生? 大丈夫ですか?」
学生の一人が心配そうに声をかける。
「は、はい。大丈夫です。ちょっと立ちくらみがしただけです」
そう言いながら、私は必死に考えていた。リモコン。誰かがリモコンを拾った。そして今、それを操作している。まさか、あの陳剛が。いや、そんなはずはない。他の誰かが拾ったのか。しかし、私を知る人間がこれを操作しているとなれば――。
また振動が走る。今度はさっきより強い。私は声を押し殺すのに必死だった。唇を噛みしめ、必死に表情を変えないようにする。しかし、股間は反応してしまっている。スラックスの前が、少し膨らんでいるのが自分でもわかる。
「本日は、集団行動における同調圧力について…」
声が震える。私は黒板に字を書こうとしたが、手が震えてうまく書けない。振動が断続的に続く。一定のリズムで、私の腸壁を刺激する。
そうだ。この振動パターンは、リモコンにはいくつかのモードがある。強弱、断続、連続……今感じているのは、一定間隔での断続的な振動だ。誰かが意図的に、試すようにボタンを押している。
私は講義を続けながら、教室内を見回した。しかし、誰がリモコンを操作しているのか、皆目見当がつかない。学生たちは真面目にノートを取っているように見える。しかし、その中に私を観察している者がいる。
そのとき、また振動が強まった。今度は連続振動に変わった。強烈な刺激が全身を駆け巡る。私は足の力が抜けそうになり、教壇の後ろにある椅子に座り込んだ。
「失礼。少しお茶を飲みます」
私はコップの水を飲むふりをして、顔を隠した。顔全体が熱く火照っている。もう声を出すのは無理だ。甘い声が漏れそうになる。
振動が止んだ。ほっと息をつく。しかし、すぐにまた始まる。今度は、さっきより弱い振動だが、より深いところを刺激するような感覚だ。
「あ……っ」
私は思わず声を漏らしそうになった。慌てて咳払いをする。
「すみません、喉が少し…」
学生たちが一斉に私を見る。その中で、後方の席で陳剛が私を見つめているのがわかった。その目は、他の学生とは違う。どこか冷笑を含んだような、観察者の目だ。私は直感した。彼だ。彼がリモコンを拾った。
しかし、どうすることもできない。私は講義を続けるしかない。振動が続く中、私は必死に授業を進行した。声は震え、手は震え、全身が汗で濡れている。シャツが肌に張り付き、その下のブラジャーの感触が、さらに私の意識を掻き乱す。
「以上で、今日の講義を終わります」
ようやく講義が終わった。私はすぐに教室を出ようとした。しかし、足が震えて、まっすぐ歩けない。廊下を歩くとき、肛門が収縮し、プラグが内部を刺激する。
「林先生」
後ろからまた声がかかった。陳剛だ。
「は、はい」
「先生、さっきの講義、途中で休憩を挟まれましたけど、お体の調子が悪いんですか?」
「い、いいえ。ちょっと疲れていただけで…」
「そうですか。お大事に」
陳剛はそう言って、私の前を歩いていった。私はその後ろ姿を見送りながら、全身の力が抜けた。
しかし、まだ振動は続いている。廊下を歩くたび、階段を上るたび、振動が私を襲う。私は職員室に戻らず、人気のない裏階段に向かった。
そこで、私は壁に手をつき、息を整えようとした。しかし、振動が強まる。私は腰が抜けそうになるのをこらえ、唇を噛みしめる。
「んんっ……!」
声が漏れる。周りに誰もいないことを確認し、私はスラックスの上から股間に手を当てた。布地の下で、ペニスが硬くなっている。私はその刺激に耐えながら、同時に快楽を感じていた。
振動がさらに強まる。もう、立っていられない。私は階段の手すりに寄りかかり、必死に声を殺す。肛門が収縮し、プラグをさらに深く締め付ける。
「ああっ……」
ついに、私は声を漏らした。全身が痙攣する。目の前が真っ白になる。私はそのまま、階段の踊り場に崩れ落ちた。
振動が止んだ。しばらくして、私はゆっくりと立ち上がった。スラックスが汚れていないか確認する。大丈夫だ。まだ耐えられる。
しかし、この振動を操っているのは誰だ。陳剛だろうか。彼が私の秘密を知っているのだろうか。知っているとしたら、なぜ教えてくれないのか。私をからかっているのか。それとも――。
私は恐ろしい考えに取り憑かれた。もし彼が私を支配しようとしているのだとしたら。しかし、その考えが、同時に私を興奮させた。
私はもう一度トイレに向かった。今度こそ、プラグを外そう。そう思ったのに、トイレの前で立ち止まった。私は中に入らず、そのまま歩き出した。
プラグを外さない。このまま、誰かに支配される快楽を味わい続けよう。そう思ったのだ。
職員室に戻ると、同僚の教員が「お疲れさま」と声をかけてくれた。私は笑顔で答えながら、席に着いた。パソコンを開き、明日の講義の資料を作成するふりをしながら、私はまだ振動を待っていた。
しかし、振動はもう来なかった。
私はその夜、自宅のアパートに戻ってから、はじめてプラグを外した。鏡の前に立ち、自分の姿を見る。男物のスーツを脱ぎ、ブラジャーとストッキングだけの姿になる。その姿は、昼間の自分とは全く違う。華奢な体つき。細い腰。そして、滑らかな肌。
私はタンスの奥から、女物のキャミソールを取り出した。それを着て、さらにロングスカートを履く。鏡の中の自分は、もはや男には見えない。女にしか見えない。私はその姿に、また興奮してしまった。
スマートフォンが鳴った。メールの着信だ。開いてみると、差出人不明のメールだった。
「今日の講義、お疲れさまでした。先生のあの姿、とても魅力的でしたよ。これからも、楽しませてくださいね」
本文にはそれだけ書いてあった。送信者のアドレスは、明らかに使い捨てのものだった。
私は恐怖と、そして期待に震えた。このメールを送ったのは、陳剛だ。間違いない。彼は私の秘密を知っている。そして、私を操ろうとしている。
しかし、なぜだろう。私はそのメールを消さずに、何度も読み返した。「先生のあの姿、とても魅力的でしたよ」その言葉が、私の心に深く刺さった。
私はその夜、キャミソールとスカートを着たまま、自慰をした。あの振動を思い出しながら、自分自身を慰めた。同時に、羞恥と快楽が入り混じった感覚に溺れた。
もう戻れない。私はそう確信した。
翌日、私は出勤前に、新しいプラグを挿入した。昨日より少し大きい物だ。それに、今日はストッキングの代わりにガーターベルトを着用した。スラックスの下に、黒いレースのガーターベルトが隠れている。その感触が、私の足を締め付ける。
講義室に向かう廊下で、陳剛とすれ違った。
「おはようございます、林先生」
「おはよう」
彼は笑っていた。しかし、その笑顔に、昨日の出来事を知っている者が持つ優越感が滲んでいた。
「先生、今日もお元気そうで何よりです」
「ええ、ありがとう」
彼はそれだけ言って、教室に入っていった。私はその後ろ姿を見送りながら、心臓が高鳴るのを感じていた。
今日こそ、彼は何か仕掛けてくるのか。それとも、昨日だけで終わりなのか。私はどちらにも備えながら、教壇に立った。
講義が始まる。最初の十分は、何事もなかった。しかし、二十分目に入ったとき、また振動が始まった。
「んっ……」
私は必死に声を殺し、講義を続けた。振動は昨日より強い。私は何度も足を震わせ、手すりに掴まりながら、なんとか授業を進めた。
学生たちは気づいていない。しかし、陳剛だけは違う。彼は後方の席で、微かに笑みを浮かべながら、私の反応を観察していた。私たちだけの秘密。その感覚が、私をさらに興奮させた。
私は今日もまた、プラグを外さずに帰宅した。そして、アパートの部屋で、女物の服に着替え、スマートフォンのメールを待った。
夜九時、メールが来た。
「今日も素晴らしい講義でした。先生のあの苦しそうな表情、とても美しかったです。明日は、もっと楽しみましょうね」
私はそのメールを読みながら、スカートの上から自分のペニスを撫でた。そして、自分を慰めながら、明日への期待に震えた。
翌日、私は講義の前に、プラグを二つ入れた。一つは通常のもの、もう一つは前立腺を刺激するタイプのものだ。どちらもリモコンで操作できる。私はそれらを装着し、スラックスを履いた。
講義が始まる。私は教壇に立ち、学生たちに向かって挨拶した。陳剛はいつものように後方の席に座っている。彼と目が合った。彼は微かにうなずいた。その動作だけで、私は興奮してしまう。
講義が始まって十分。振動が始まった。しかし、今日は違う。二つのプラグが同時に、異なるリズムで振動する。私は全身が痺れるような感覚に襲われた。
「本日は、認知的不協和について…」
声が震える。私は黒板に字を書こうとしたが、手が震えて字が歪む。必死に平静を装うが、体が勝手に反応してしまう。
振動が強まる。私は教壇に両手をつき、体を支えた。スラックスの前面が、痛いほどに膨張している。それを隠すために、私は体を少し丸め、教卓に隠れるようにした。
「この理論は…」
言葉が出てこない。振動が止まらない。私はもう、自分を制御できなくなっていた。肛門が収縮し、前立腺が刺激され、快楽の波が全身を襲う。
「先生!」
学生の一人が立ち上がった。
「先生、顔色が悪いです! 保健室に行ったほうが…」
「だ、大丈夫…」
しかし、そのとき、私は限界に達した。全身が震え、声にならない声を漏らし、その場に崩れ落ちた。
「先生!」
数人の学生が駆け寄ってくる。私は必死に「大丈夫」と言おうとしたが、声が出ない。意識が遠くなる。
その中で、陳剛の声が聞こえた。
「僕が保健室に連れて行きます。皆さんは、そのまま自習していてください」
彼が私の体を抱き起こす。がっしりとした腕の力強さを感じる。私は彼に支えられながら、教室を出た。
廊下を歩く間も、振動は続いていた。しかし、私はもうそれに耐える余裕もなく、ただ彼の腕に身を任せていた。
保健室に着くと、彼は私をベッドに寝かせた。
「先生、大丈夫ですか?」
彼が私の顔を覗き込む。その目には、優しさと同時に、深い支配欲が宿っているように見えた。
「あなた…なの…?」
私の声は掠れていた。
「何がですか?」
彼はとぼけたふりをする。しかし、その手が私のポケットに忍び込むのを、私は感じた。彼は私のポケットから、何かを取り出した。それは、もう一つのリモコンだった。
「これは、何ですか?」
彼がリモコンを見せながら、そう聞く。私は答えられない。顔が真っ赤になる。
「さっき、先生が倒れたときに落ちましたよ。大事なものなんですか?」
「それは…」
「僕が預かっておきましょう。先生は、ゆっくり休んでいてください」
彼はそう言って、リモコンを自分のポケットにしまった。そして、優しく微笑んだ。しかし、その笑顔の裏に、何か恐ろしいものを感じる。
「先生、また後で来ますね」
彼はそう言って、保健室を出ていった。私は一人残され、プラグの振動が止んだことを確認した。しかし、彼はリモコンを持っている。つまり、これからも彼が私を操るのだ。
私は恐怖を感じながらも、何故か安堵していた。誰かに支配される。その安心感。私はその中に、自分の居場所を見つけたような気がした。
その日から、私と陳剛の関係は変わった。彼は授業中に何度もリモコンを操作する。私はそのたびに、必死に声を殺しながら、講義を続ける。学生たちは何も気づかない。
しかし、私の心は徐々に変わっていった。最初は恐怖が支配していた。しかし、次第に、その支配に私の心と体が慣れていく。彼の操作一つで、私の体が反応する。その事実が、私を興奮させた。
あの日から一週間が経った。私はもう、プラグを外して講義に臨むことはなかった。むしろ、朝に装着するとき、今日はどんな刺激が待っているのだろうと、期待するようになっていた。
私は完全に、陳剛の支配下に置かれていた。そして、その支配を、私は心の底から求めていたのだ。