# 第一章:初めての出会いと暗流
高校の入学式から始まったすべては、今や朱希锐の心の中で歪んだ形で育ちつつあった。
あの日、満開の桜の下で、白いセーラー服を着た夏可可は、まるで一枚の絵のように美しかった。彼女の黒くて長い髪は風に揺れ、純粋な笑顔が朱希锐の心を一瞬で捉えた。同じクラスになった二人は、席が隣同士だったことがきっかけで、自然と距離を縮めていった。放課後一緒に図書館で勉強し、週末には公園を散歩し、高校三年間、彼らの関係はクラス中が羨むカップルだった。
「希锐、見て、この桜、すごく綺麗だよ」
大学一年生になった今も、夏可可の笑顔はあの頃と変わらず純粋だった。彼女は今日も白いブラウスに紺のスカートという清楚なJKの装いで、大学のキャンパスで初めて出会ったときと同じように微笑んでいる。
「うん、綺麗だね」
朱希锐はそう答えながらも、その目は彼女のスカートの裾から覗く白い太ももに釘付けになっていた。そしてすぐに、罪悪感が胸をよぎる。彼は頭を振って、嫌な思考を追い払おうとした。
「今日は何を食べたい?お昼ご飯、一緒に行こう」
「うーん、学食でいいよ。昨日のバイトで疲れちゃって、今日はゆっくりしたいの」
そう言って彼女は朱希锐の腕に自分の腕を絡めた。その温もりが、彼の心の闇を一時的に忘れさせてくれた。
しかし、夜になると、朱希は一人の部屋に籠り、スマートフォンの画面に釘付けになった。暗い画面の中では、見知らぬ女性たちが様々な姿で映っている。彼の指は無意識にスクロールを繰り返し、心臓は早鐘を打っていた。
それは彼が密かに見つけた「寝取られサイト」だった。見知らぬ男たちが、自分の彼女や妻を他の男に奪われる様子を撮影した動画が無数にアップロードされている。最初はただの好奇心だった。しかし、次第にそれは中毒へと変わっていった。
毎晩、彼はサイトを閲覧し、コメント欄で男たちの興奮した言葉を読み漁った。そして、自分の彼女である夏可可が、もしこんな姿を見せたらどうなるだろうか――そんな想像が頭から離れなくなった。罪悪感と興奮が入り混じり、彼の心は少しずつ蝕まれていった。
ある日、彼は夏可可の靴下が洗濯籠にあるのを見つけた。白いニーソックスには、彼女の柔らかい足の形がうっすらと残っていた。朱希は震える手でそれを持ち上げ、顔を近づけた。彼女の優しい香りが、彼の理性をさらに曖昧にしていく。
「ごめん、可可……でも、やめられない……」
彼は靴下を握りしめ、自分の欲望に負けた。その夜、彼はまた一つのタブーを越えてしまった。罪悪感はあるが、それ以上に強い快感が彼を支配していた。
そして、さらなる深みへと彼を誘うように、あのサイトのフォーラムには「彼女を捧げたい」というスレッドが立っていた。朱希はそこに、夏可可の情報を書き込んだ。
「名前:夏可可。年齢:19歳。大学一年生。性格:純粋で無邪気。好きなもの:猫、甘いもの、ロマンチックな映画。彼氏募集中?」
その投稿はすぐに多くの返信を集めた。中でも特に目を引いたのは、「王肥肥」というハンドルネームのユーザーだった。
「面白い子だね。もっと詳しく話を聞かせてくれないか?」
そのメッセージには、何かを企むような不気味な雰囲気が漂っていた。しかし、朱希はその罠に気づかず、むしろ心が高鳴るのを感じていた。
彼はリプライを返した。
「何を知りたいですか?」
数分後、スマホが震えた。王肥肥からの返信だった。
「彼女の写真を見せてくれ。特に制服姿のものがいい」
朱希はためらった。しかし、その興奮が彼の理性を上回っていた。彼は夏可可の写真アルバムを開き、先週撮ったばかりの彼女の写真を選んだ。白いブラウスに紺のスカート、そして黒いニーソックス。彼女はカメラに向かって無邪気にピースサインをしている。
その写真を送信した瞬間、彼はもう後戻りできない場所に足を踏み入れてしまったことを、まだ知らなかった。
数日後、朱希は夏可可と一緒に駅前のカフェにいた。彼女はいつも通り楽しそうに抹茶ラテを飲んでいる。その隣で、朱希はスマホをいじりながら、王肥肥とのやり取りを確認していた。
「まだ彼女と何もないの?」
「ゆっくりでいいよ。まずは彼女の信頼を得ることだ」
王肥肥からのメッセージには、不気味なアドバイスが並んでいた。しかし、朱希はそれを「正しい道」だと信じ込もうとしていた。
「希锐、どうしたの?最近、なんか様子が変だよ」
夏可可が心配そうに覗き込む。その瞳はまだ何も知らない、純粋な少女のものだった。
「ううん、何でもないよ。ちょっと大学の課題を考えてただけ」
朱希は慌ててスマホをポケットにしまい、作り笑いを浮かべた。しかし、その心の中では、すでに夏可可を「捧げる」快感に酔い始めていた。
その夜、彼はまた一人、部屋の明かりを消して、寝取られサイトを開いた。そして、夏可可の写真がアップロードされ、多くのユーザーがコメントを残しているのを見つけた。
「かわいい子だね。もっと見たい」
「制服姿が最高だ」
「彼氏がいるなら、寝取られ動画も面白いかも」
それらのコメントを読むたびに、朱希の心は興奮と罪悪感の間で揺れ動いた。しかし、彼はもう止まることができなかった。
「これはただのファンタジーだ。実際には何も起きない」
彼は自分にそう言い聞かせながら、サイトの「王肥肥」というユーザーと、さらに深い会話を始めていた。
「彼女をどうしたいんだ?」
王肥肥のメッセージには、奇妙な問いかけが続く。
「わからない……ただ、もっと見たい」
「じゃあ、彼女を変えてみないか?」
その言葉は、朱希の心の奥底にある欲望を刺激した。彼は震える指で、こう返信した。
「どうやって?」
「簡単だ。私に任せればいい」
その瞬間、彼の運命は大きく動き始めた。まだ見ぬ催眠術の達人、王肥肥との危険な関係が、今まさに始まろうとしていた。