# 堕落の夏
## 第一章 山村の罠
夏の陽射しが肌を焼く。林晓娜はバスの窓から見える山々の景色に、なぜか胸の高鳴りを覚えていた。
高校を卒業したばかりの彼女は、都会の喧騒から逃れるように、この辺鄙な山村への一人旅を決意した。友人たちは皆、海辺のリゾートやテーマパークへと向かうというのに。
「あなた、一人で大丈夫?」
バスを降りる際、運転手の老婆が心配そうに声をかけてきた。
「大丈夫です。いい景色を見に来ただけですから」
晓娜は微笑み返した。清楚で可憐なその笑顔は、学校ではアイドル的存在だった彼女の武器でもあった。
村に入ると、古びた木造家屋が立ち並び、舗装されていない道には草が生い茂っていた。観光地として開発されているわけでもなく、ただ静寂だけが支配している。
「お嬢ちゃん、観光か?」
野良仕事をしていた中年の男が声をかけてきた。日に焼けた肌と、どこかねっとりとした視線が気にかかる。
「はい。景色がきれいだと聞いたので」
「そうかそうか。なら、もっと奥のほうが絶景だぞ。俺が案内してやろう」
晓娜は少し躊躇したが、地元の人の親切心だと思い、うなずいた。
「ありがとうございます。お願いします」
男は口元に笑みを浮かべると、晓娜を先導して歩き出した。彼の歩く速さはやや急ぎ気味で、晓娜はその後をついていくのに必死だった。
「もうすぐだ。あの倉庫の裏手に抜けると、滝が見えるんだ」
男が指さした先には、廃墟と化した大きな倉庫があった。周囲には人気はなく、鳥の鳴き声すら聞こえない。
「ここですか?」
晓娜が疑問を口にする前に、男は突然彼女の腕を掴み、倉庫の中へと引きずり込んだ。
「な、何をするんですか!離してください!」
「おとなしくしろ!」
男の力は強く、晓娜の抵抗も虚しく、彼女は倉庫の薄暗い空間に連れ込まれた。中には、昼間だというのに灯りがほとんどなく、かび臭い匂いが充満していた。
「誰か!助けて!」
晓娜が叫ぶと、男は彼女の口を手で塞いだ。その時、倉庫の奥から数人の男たちが現れた。皆、同じような日に焼けた肌と、獣のような目をしている。
「新人か?なかなかの上玉だな」
「ちゃんと確認したのか?」
「ああ、一人できた旅人だ。誰にも知られちゃいない」
男たちの会話が、晓娜の耳に入ってくる。彼女の身体は恐怖で震えていた。
「お願いです。お金ならあります。ここから出してください」
しかし、男たちは嘲笑するだけだった。
「金なんていらねえよ。お前の身体が目当てなんだ」
「この村に来たのが運の尽きだ」
晓娜の衣服が引き裂かれる。抵抗しようとするが、両腕を掴まれ、その場に組み敷かれてしまう。
「やめて…やめてください…」
彼女の声はか細く、倉庫の壁に吸い込まれていく。
最初の男が彼女の上に覆い被さった。荒い息遣いと、汗と土の混じった匂いが鼻を突く。晓娜は必死に顔を背けるが、無駄だった。
「おとなしくしてたほうが楽だぞ」
男の言葉とは裏腹に、彼の動きは荒々しく、晓娜の身体は激しい痛みに襲われた。
「い…た…」
声にならない悲鳴が漏れる。しかし、それは始まりに過ぎなかった。
一人が終わると、次の男が待っていたように彼女の身体を求めてくる。何度も、何度も。晓娜の意識は朦朧とし始めていた。
その時、倉庫の扉が開き、女たちが入ってきた。三人の中年女性と、一人の若い女だ。彼女たちは、組み敷かれた晓娜を見下ろすと、口元に冷たい笑みを浮かべた。
「また新しい獲物か」
「劉杰の旦那が喜ぶな」
「でも、その前にちょっと味見させてもらおうか」
一人の女が晓娜の髪を掴み、無理やり立たせた。衣服は既にぼろぼろで、身体には赤い痕がいくつもついていた。
「この生意気そうな顔が気に入らないね」
女はそう言うと、晓娜の頬を平手打ちした。鋭い痛みが走り、彼女はよろめく。
「何が観光よ。あんたみたいな小娘が、こんなところに来るから悪いんだよ」
もう一人の女も加わり、晓娜の頬を打つ。両側から交互に叩かれ、彼女の顔はみるみる赤く腫れ上がっていった。
「きれいな肌ね。でも、もっときれいにしてやるわ」
若い女がバッグから何かを取り出した。それは、振動する小さな機械—バイブレーターだった。
「やめて…そんなもの…」
晓娜が後退ろうとすると、男たちが彼女の両腕を掴んで押さえつけた。
「しっかり押さえておけよ」
女たちは冷笑しながら、バイブレーターを晓娜の敏感な部分に当てた。機械の振動が、彼女の身体を麻痺させていく。
「あっ…ああっ…」
「こんなんで感じてるの?やっぱりビッチな小娘ね」
罵倒の言葉が飛び交う中、さらに大きな電動ディルドが取り出された。それは明らかに、女性の身体に挿入するためのものだった。
「これは特別なやつよ。ゆっくり味わわせてやる」
若い女が電動ディルドを曉娜の身体に押し当てる。機械は低い音を立てて振動を始め、晓娜の身体が痙攣した。
「いや…いやあっ…」
しかし、彼女の抵抗も虚しく、電動ディルドは確実に彼女の内部に侵入していった。振動は強くなり、晓娜の身体は制御不能に震え始める。
「どう?気持ちいい?」
女たちの嘲笑が耳に響く。晓娜の視界は涙で歪み、何も見えなくなっていた。
その時だった。今まで感じたことのない感覚が、彼女の身体を駆け巡った。それは恐怖や苦痛とはまったく異なる、甘美な痺れのようなものだった。
「あ…ああっ…」
晓娜の身体が大きくのけぞり、その場に崩れ落ちる。彼女の頭の中は真っ白になり、初めての絶頂を迎えていた。
「おや?イったのか?」
「この程度でイくとは、やっぱり生まれながらのビッチだな」
男たちと女たちの笑い声が、倉庫に響き渡る。
しかし、晓娜の心の中では、何かが確かに変わっていた。あの瞬間、苦痛と快楽の境界が曖昧になり、自分の中で何かが壊れるのを感じたのだ。
「まだまだこれからだ」
男たちは再び彼女を取り囲む。しかし、晓娜の瞳には、もう抵抗の光はなかった。ただ、虚ろな笑みが浮かんでいるだけだった。
「…もっと…」
彼女の口から漏れた言葉に、周囲の者たちは一瞬驚いた表情を見せたが、すぐに獰猛な笑みに変わった。
「始まったな」
「今夜は長くなりそうだ」
倉庫の外では、蝉の声がいつまでも鳴り響いていた。