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站点:NovelAI.one内容:前8章在线试读ID:3f713e7a更新:2026-07-16 13:59
夜も更け、深紅の羅帷が垂れ込める寝所には、沈香の甘やかな香りが立ち込めている。龍床に敷かれた白絹の上に、宣辰と宣凌が並んで横たわっていた。二人の肌は灯明の揺らぎに照らされて、まるで玉のように透き通り、互いに寄り添う姿は一幅の絵巻のようである。 君龍は寝所の扉を押し開け、歩み入るなりその光景に足を止めた。双眸に見開かれた
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二美が寝所に侍る

夜も更け、深紅の羅帷が垂れ込める寝所には、沈香の甘やかな香りが立ち込めている。龍床に敷かれた白絹の上に、宣辰と宣凌が並んで横たわっていた。二人の肌は灯明の揺らぎに照らされて、まるで玉のように透き通り、互いに寄り添う姿は一幅の絵巻のようである。

君龍は寝所の扉を押し開け、歩み入るなりその光景に足を止めた。双眸に見開かれた瞳は一瞬で血走り、太い指が無意識に鼻の下を拭う。指先に赤い温もりが触れ、彼は己が鼻血を流していることに気づいた。嘲るように笑い、下唇を舐めてから龍床へと歩み寄る。

「朕の二美は、よくもまあこのように寝所に侍ってくれるものだ。」

宣凌は伏せた目尻を上げ、薄く笑みを浮かべた。その声は掠れていながらも甘く絡みつく。「陛下、お待ちしておりました。」

君龍は腰の帯を解き放ち、龍袍を床に落とすと、筋骨隆々とした身体が裸になる。彼は宣凌の股の間に膝を突き、その細い足を割り開いた。指で秘孔——男とは思えぬほど柔らかな菊穴——を探り当て、満足げに鼻を鳴らす。

「この穴は朕の龍根をどれほど締め付けるか、今夜こそ試してやろう。腹を孕ませてやるからな、凌。」

宣凌は何も言わず、ただ首を横に向けて宣辰と一瞬目を合わせた。その目には晒された屈辱と、押し殺した暗い復讐が宿っていたが、すぐに一層深い媚びた表情で覆い隠した。

君龍は腰を沈め、一気に根本まで突き入れた。宣凌の喉から絞り出すような悲鳴が漏れ、白い腕が枕を掴んで震える。君龍の抽挿は荒く、容赦がなく、千回を超えた頃には、宣凌の菊穴は赤く腫れ上がり、白濁した泡をまばらに溢れさせていた。半刻ほどが過ぎ、君龍はようやく精を放ち、どろりと濃厚なものが奥に注がれる。彼は息を吐きながら腰を引き、不満げに眉をひそめた。

「ちっ、たったこれだけか。朕の持久力も落ちたものだ。」

宣凌は虚ろな目で天井を見つめ、股間の痺れるような痛みと、腹の奥に残る熱い感触に唇を噛んだ。

君龍は次に宣辰を見やる。その目には再び欲火が燃え上がっていた。宣辰は黙って身を起こし、自ら君龍の上に跨った。腿でその剛直を挟み込み、ゆっくりと腰を落としていく。菊穴が異物を飲み込む感覚に、彼は一瞬ぎゅっと目を閉じたが、すぐに取り繕うように唇を綻ばせた。

「陛下、俺がお慰めいたします。」

そう言いながら、宣辰は腰をくねらせ、自ら律動を作り出した。心の中では耐えがたい屈辱が渦巻いていたが、身体は熱を帯びて彼の理性を蝕み、腰の動きは自然と激しくなる。君龍の手が彼の胸元を揉みしだき、太い指が乳首を摘まんで捻ると、宣辰は思わず喘ぎ声を漏らした。

「あっ…んっ…」

半刻が経ち、君龍が再び精を放つと、二人の股間は痛みに灼かれるようだった。宣辰はよろめきながら君龍の上から滑り落ち、濡れた絹の上に倒れ込んだ。宣凌と並んで横たわり、二人は互いの肩を支えに呼吸を整えた。

君龍は満足げに二人の間の皺だらけの絹を一瞥し、乱暴に頭を撫でてから立ち上がった。

「今夜はここまでだ。明日もまた来い。朕はまだ飽きておらぬぞ。」

寝所の重い扉が閉ざされると、灯明の火がはじけ、沈黙だけが残った。

花穴の初めての開花

宣辰と宣凌が同時に花穴を生やした。その知らせを聞いた君龍は、玉座から立ち上がり、大笑いを響かせた。彼の笑声は大殿にこだまし、まるで獲物を手中に収めた猛獣のようだった。

宣凌は床に伏せ、両手で顔を覆い、肩が微かに震えていた。彼の股間には、一夜にして現れた女陰が奇妙に肉の割れ目を開き、まだ赤く濡れていた。彼は自らの身体がこんなにも醜く変貌したことに耐えられず、嗚咽が喉の奥から漏れ出た。

宣辰はその隣に立ち、顔色は青白かったが、唇の端には冷ややかな笑みが浮かんでいた。彼はゆっくりと自分の衣の裾をまくり上げ、腿の間の新たな器官を露わにした。それはまるで罰の烙印のようであり、彼はただ静かにそれを見つめていた。

「いい、実にいい。」君龍は歩み寄り、指で宣辰の花唇を撫でた。「お前たち兄弟、ついに俺が最も望むものを手に入れた。」

宣凌は突然顔を上げ、目には涙が光っていた。「陛下、これ…これは何かの間違いです。どうかもとに戻してください。」

君龍は冷笑した。「戻す?これはお前たちの新しい使命だ。今日、俺はお前たちのこの花穴がどんな味か試してみたい。」

彼は宣辰の腰を掴み、その身体を机の上に押し付けた。衣がはだけ、両足が強制的に開かれる。君龍の巨大な陰茎が既に硬く立ち上がり、先端からはぬめり気のある液体が滴っている。

「初めてだ、痛いかもしれないぞ。」君龍は低く笑い、腰を一気に押し込んだ。

宣辰の身体が硬直し、喉の奥からくぐもった声が漏れた。異物が彼の体内に容赦なく侵入し、女陰の壁がきつく締め付け、内臓が圧迫されているように感じた。しかし彼は歯を食いしばり、声を出さなかった。

君龍はその締め付けに満足げに鼻を鳴らした。腰を勢いよく打ち付け、毎回が深く、子宮口にまで達しそうだった。彼の手は宣辰の腰に強く食い込み、青い痣が残るほどだった。

「お前は…素晴らしい。」君龍の呼吸が荒くなる。「この花穴、まるでお前のために作られたようだ。」

宣辰は天井をじっと見つめ、目は虚ろだった。しかしその冷静さの裏で、思考は急速に巡っていた。彼は口を開き、その声は異様に落ち着いていた。「陛下…臣には一つお願いが。」

君龍の動きが止まった。「言え。」

「弟の宣池を後宮に入れてください。彼もまた…陛下に仕える資格があります。」

君龍は一瞬驚いた後、哄笑した。「良いぞ!お前が自ら進んで言い出したことに、朕は満足だ。承知した!」

彼の腰の動きがさらに激しくなった。精を放つ時間が迫っており、一刻のうちに放出しなければならない。男根が宣辰の体内で猛烈に脈打ち、打ち付けるたびに水音が響き、部屋中に淫靡な音が満ちた。

ついに君龍が咆哮を上げ、身体が震えた。精液が一気に放射され、宣辰の子宮口に勢いよく打ち付けられ、さらに奥へと注ぎ込まれた。射精は十数分も続き、精液が溢れて太腿を伝い落ちた。

君龍が息を整え、宣辰の身体から抜け出す。まだ硬くそそり立つ陰茎を宣凌の方へ向けた。

「次はお前だ。」

宣凌は恐怖のあまり後ずさりした。だが君龍は彼の足首を掴み、強引に引き寄せた。宣凌の泣き叫ぶ声が響き渡るが、やがて別の種類の喘ぎ声に変わる。

宣凌の開苞

君龍は宣凌を床に押し倒すと、その華奢な身体を一瞬で組み敷いた。衣が裂ける音が部屋に響き、宣凌の白い肌が露わになる。彼の瞳には涙が浮かび、唇を噛みしめて声を殺すが、君龍の太い指が後孔に触れた瞬間、全身が震え上がった。

「泣くな。これからお前の花穴をしっかり味わわせてもらうぞ。」

君龍は冷酷に笑い、指を二本、同時にねじ込んだ。宣凌の内壁はすでに以前の輪姦で柔らかくなっており、抵抗なく飲み込む。しかし、その太さと長さは予想をはるかに超え、指が最奥を探るたびに、宣凌の腹の奥から悲鳴が絞り出された。

「い、や…陛下、お許しを…」

「許しだと?お前のこの穴は、俺の龍根を迎えるためにあるのだ。」

君龍は指を引き抜き、代わりに自身の怒張した肉棒を後孔に押し当てた。先端が窄まりを押し広げる感触に、宣凌は背中を反らせて絶叫する。しかし、君龍は容赦なく腰を進め、一気に根元まで埋め込んだ。

「ああああっ!裂ける…っ!」

「うむ…よく締まる。この穴はなかなか良い。」

君龍は満足げに腰を動かし始め、抽送のたびに宣凌の内臓を押し上げるような衝撃が走る。最初は痛みで意識が遠のきそうだった宣凌だが、次第に体が勝手に反応し始める。内壁が淫らに絡みつき、粘膜が吸い付くように龍根を締め付けた。

「おや?もう感じ始めたか。さすがは淫らな亡国の王弟だ。」

君龍は嘲笑を込めて腰の動きを速め、子宮口を強く突き上げる。宣凌の視界が白く弾け、耐えきれずに精を放った。しかし、君龍は止まらない。勢いを増した龍根は子宮口をこじ開け、子宮内にまで侵入する。

「いやあっ!子宮が…そこは…!」

「ここにお前の種を注いでやる。しっかり受け止めろ。」

君龍は深く突き刺したまま、大量の精を子宮内に放った。熱い濁流が子宮を満たし、宣凌は痙攣しながら何度目かの絶頂を迎える。四肢が弛緩し、意識が朦朧とする中でも、後孔はなおも龍根を離さず、きつく絡みついていた。

やがて君龍が肉棒を抜き出すと、どろりと白濁が混ざった液体が宣凌の腿を伝う。彼は満足げに大笑いし、宣凌の顎を掴んで無理やり顔を上げさせた。

「どうだ、俺のもので満たされた気分は?」

「…感激に…堪えませぬ…」

宣凌はか細い声で答える。その目は虚ろで、心は完全に崩壊していた。しかし、唇はわずかに笑みの形を作る。

その時、部屋の襖が開き、宣辰が現れた。彼は一瞬、床に横たわる弟の姿に目を見開いたが、すぐに柔和な笑顔を浮かべて君龍に近づく。

「陛下、お楽しみのところをお邪魔いたしました。凌は、陛下のお相手が務まりましたでしょうか?」

「うむ、なかなか良い。特にこの締め付けは、そなたに勝るとも劣らぬ。」

君龍は上機嫌で宣辰の腰を抱き寄せる。宣辰は笑顔のまま、君龍の胸にすり寄った。しかし、その目は一瞬、床の宣凌と交差し、二人は微かにうなずき合う。

宣凌は体を起こし、震える手で乱れた衣を整えた。その内腿を伝う精液を指で拭いながら、内心では冷たく呟く。『この日を…必ず思い知らせてやる。』

君龍は二人の従順な姿にますます機嫌を良くし、酒を所望した。宣辰が酌をし、宣凌も無理やり笑顔を貼り付けて杯を捧げる。部屋には偽りの和やかな空気が流れていたが、宣凌の瞳の奥に宿る復讐の炎は、決して消えることはなかった。

三兄弟が揃う

翌日、君龍は早朝より政務を執り行っていたが、その心は昨日の宣凌との夜に未だ酔い痴れていた。ふと、側近が新たに後宮へ迎えた者を紹介すると告げると、彼の瞳に一瞬、鋭い光が宿る。

「連れて参れ。」

やがて引き出されてきたのは、より一層艶やかな衣を纏った宣池であった。その瞳は潤み、頬にはほのかな紅が差し、唇は微かに震えている。君龍は一目見た瞬間、下腹が熱く疼くのを禁じ得なかった。彼はゆっくりと立ち上がり、高みから宣池を見下ろす。その視線は、まるで獲物を狩る獣の如くである。

「よく調教されたようだな。跪け。」

宣池はおとなしく膝をつき、うつむいたまま一言も発さない。しかしその瞳の奥には、一瞬だけ冷たい光が走った。君龍は彼の顎を掴み、無理やり顔を上げさせる。

「兄に顔を向けよ。朕を満足させられるか?」

宣池は唇を噛みしめ、静かに頷いた。

その夜、君龍は宣池を寝台に押し倒した。衣を剥ぎ取ると、白磁のような肌が露わになる。宣池はすでに調教された身体で、自ら脚を開き、その秘部を差し出した。君龍はその淫靡な姿に欲望を掻き立てられ、一晩中、彼を激しく貫き続けた。宣池の口から漏れる甘い喘ぎ声は、次第に官能的な嬌声へと変わり、時折、自ら腰を動かして君龍をさらに深くへと誘う。その技巧は見事で、君龍はすっかり夢中になってしまった。

「お前…まさかここまで淫らに育つとはな…」

君龍は荒い息の下で、低く笑った。宣池の体内は熱く絡みつき、幾度も彼を絶頂へと導いた。夜が明けた時、二人は汗と精の匂いにまみれ、寝台はぐちゃぐちゃになっていた。

翌日、君龍は宣辰、宣凌、宣池の三兄弟を後宮に迎え入れることを正式に命じた。それぞれに与えられた役割は、宣凌は皇帝を誘惑しその寵愛を独占し、宣池は宮廷内の臣下たちと密かに連絡を取り、宣辰は自ら君龍を搾り尽くす計画を練ることであった。

宣辰は自室で一人、冷たい笑みを浮かべる。彼の手には、細密に書かれた逃亡計画の書状がある。その瞳には、全てを飲み込むような決意が宿っていた。一方、宣凌は鏡の前で艶やかな衣を整え、自らの美貌を武器にせんと準備を進める。宣池は密かに小箱を取り出し、そこに隠した毒薬を確かめた。

三兄弟はそれぞれの思惑を胸に、後宮という牢獄の中で、じっくりと蜘蛛の糸を張り巡らせていた。彼らの復讐の幕は、静かに、しかし確実に上がろうとしていた。

搾り尽くしの始まり

搾り尽くしの始まり

宣辰は静かに君龍の寝所へと続く廊下を歩いていた。背後には宣凌と宣池の足音が重なる。三人の兄弟は言葉を交わさずとも、その目には同じ決意が宿っていた。三日間、君龍を決して休ませない。交代で、絶え間なく、欲望の海に沈める。

「陛下はお待ちかねだ」と宣辰は低く呟き、障子を押し開けた。

部屋の中、君龍は既に床に座り込み、盃を傾けていた。その瞳は酒気と興奮でぎらついている。彼は三人を見上げ、にやりと口元を歪めた。

「よく来たな。今夜も始めるか」

宣辰は一歩前に出て、衣の襟を緩めた。白い肌が露わになる。彼はゆっくりと君龍の前に跪き、その手を自らの胸へと導いた。

「陛下、どうか我々を存分にご堪能ください」

君龍の指が宣辰の肌を這う。その感触に彼の息が荒くなる。宣凌と宣池もまた、それぞれ君龍の両側に膝をついた。

最初の夜は激しかった。君龍は宣辰を押し倒し、その身体を貪るように責め立てた。宣辰は歯を食いしばり、時折漏れる喘ぎを必死に飲み込む。体内を掻き乱す感覚に耐えながら、彼は心の中で数を数えていた。

二度、三度、四度──君龍の吐精が続く。普通の男ならばとっくに限界を迎えているはずだが、彼の勢いは衰えない。むしろ、その度にますます獰猛になる。

「どうした、宣辰。もう限界か?」

君龍の声には嘲りと愉悦が混じる。宣辰は首を振り、無理に笑みを浮かべた。

「いいえ、陛下。まだ、もっと……」

その言葉に君龍の欲望はさらに滾る。彼は宣辰の腰を掴み、更なる激しさで穿ち始めた。

第二夜、宣凌がその役を引き継いだ。彼は君龍の前に跪き、自ら菊穴を差し出す。その内部は既に柔らかく、君龍の侵入を容易に受け入れた。

「兄上より、私はいかがですか」

宣凌は囁くように問う。君龍はその耳元に顔を寄せ、荒い息で応えた。

「お前も……なかなか良い」

宣凌の体内が君龍の熱を包み込む。彼は目を閉じ、感覚だけに集中した。背後で宣辰が微かに頷くのが分かる。計画通り、君龍の体力を少しずつ削り取る。

宣凌は自ら腰を動かし、君龍を誘う。その動きは淫らでありながら、計算されていた。君龍が興奮すればするほど、彼はより多くの精を搾り取られる。その繰り返しが、確実に彼の力を奪う。

第三夜、宣池がその番を務めた。彼は君龍の前に立ち、僅かに唇を噛みしめる。花穴は既に妓楼での訓練で開発され、どんな責めにも耐えられるようになっていた。しかし、君龍の前ではまだ幼い獲物のように振る舞う。

「陛下、どうか……優しくして」

宣池は瞳を潤ませて懇願した。君龍はその姿に心を躍らせ、彼を床に組み敷いた。

「お前たち兄弟は、本当に美味い」

君龍の肉杭が宣池の最奥を穿つ。その度に彼は悲鳴に似た声を上げ、身体を震わせた。その反応が君龍の興奮をさらに高める。

しかし、その震えは演技だった。宣池は痛みに耐えながらも、密かに指を動かし、君龍の弱点を探っていた。彼の身体の微かな変化を見逃さず、最も精を絞り出しやすい体位へと導く。

「陛下……もっと、もっとください」

宣池の甘い声が部屋に響く。君龍はその誘いに乗り、激しく打ち込む。だが、何度目かの射精の後、彼の動きが僅かに鈍った。その一瞬を、宣凌が見逃さなかった。

「陛下、交代いたしましょう」

宣凌は滑り込むように君龍の背後に回る。彼は自らの胸を君龍の背に押し付け、耳元で囁いた。

「私も、もっと頂きたい」

君龍は振り返り、宣凌の唇を奪った。三人の身体が絡み合い、淫猥な音が部屋中に響く。宣辰はその光景を一歩離れた場所から見守っていた。その瞳には冷たい光が宿っている。

計画は順調に進んでいる。このまま三日間、決して休ませずに、君龍の全てを搾り尽くす。その先にあるものは──復讐。宣辰はその決意を固く胸に刻んだ。

夜が更けるにつれ、君龍の吐精の間隔は確かに短くなっていた。しかし、彼は決して倒れない。むしろ、三人の兄弟の身体を交互に貪るその姿は、まるで不死の獣のようだった。

「はっ……まだ、まだやれる」

君龍は宣辰の腰を掴み、再び激しく動き始める。宣辰は無理に笑顔を保ちながら、心の中で呟いた。

──必ず、お前を墜としてやる。

その闘志が、宣辰の身体に新たな力を与えた。彼は自らの手で君龍の背を掻き抱き、その動きを更に激しく促す。三日目の夜明けが近づくまで、その戦いは続く。

連続注精

その夜も、君龍は宣辰の身体を執拗に穿ち続けた。三ヶ月にわたる連日の注精は、宣辰の腹を確かに膨らませ始めていた。最初は呕吐と倦怠だけだったが、次第に下腹部が硬く盛り上がり、医官の診察で妊娠が確定した時、宣辰は呆然と己の腹を見下ろした。

「子を……孕んだのか……」

君龍はその知らせを聞くと、何かを考えるように宣辰の顔を眺めた。それから優しく——今までにないほど優しく、彼の髪を撫でた。

「お前は朕の妃となるのだ。朕の子を産め。」

その言葉には、いつもの傲慢さが消えていた。宣辰はその変化に戸惑い、胸に鈍い痛みが走った。復讐の計画は着実に進んでいる。しかし、この腹の子が、君龍が稀に見せた優しさが、彼の心を揺さぶった。震える手で腹部を抱きしめ、目を閉じた。憎しみと慈しみが渦巻き、涙が一筋頬を伝った。

一方、宣凌と宣池は密かに計画を続行していた。

宣凌は君龍の寝所に召し出されると、自ら身体を差し出し、淫らな声を上げた。君龍の巨大な龍根が彼の柔らかな菊穴を穿つたびに、快楽と苦痛が脳髄を痺れさせた。射精の瞬間、君龍は咆哮し、大量の白濁した精液が宣凌の腹の中で熱く広がった。その量は尋常ではなく、溢れ出て太腿を伝って落ちた。

「陛下……もっと……もっと下さい……」

宣凌は媚びるように腰をくねらせ、体内の龍根をさらに奥へ誘った。君龍はこの男の従順さに興味を覚え、ぎりぎりまで腰を打ち付けた。精液は何度も何度も放たれ、宣凌の腹は限界まで膨れ上がった。だがその目は、虚ろな快楽の奥で冷徹な光を宿していた。

宮廷妓楼に身を置く宣池は、密かに臣下と連絡を取り合っていた。彼は高級淫娃として貴顕たちを手玉に取り、寝物語に反乱の種を撒いた。その儚げな笑顔の裏には鋭い牙が潜んでいた。

「兄上のお腹の子は、もうすぐ生まれる。それまでに全てを終わらせねば……」

夜毎、君龍は宣辰の側に寄り添い、変化する身体を気遣った。粗暴な夜の営みは減り、代わりに優しい口調で話しかけ、自ら食事を運ばせた。宣辰はその変貌に戸惑いながらも、時折、このまま憎しみを手放してしまえたらと、淡い幻想を抱いた。

しかし、遠くの離宮で育つ息子・宣钰の姿を思い出すたび、心は引き裂かれた。彼はまだ幼い。いつか君龍の暴虐の標的になるかもしれない。その恐怖が、復讐への迷いをかき消した。

宣凌と宣池は、君龍が射精する瞬間を狙い、更なる毒の注入計画を練っていた。精液の奔流に紛れて毒を仕込めば、気付かれずに内部から蝕むことができる。その準備は着々と進んでいた。

君龍は三ヶ月の連続注精で得た胎児に満足し、宣辰への態度は軟化した。だが、その征服欲は決して収まらず、兄と弟たちへの所有欲はさらに深まっていった。

母性の揺らぎ

# 第七章 母性の揺らぎ

産声が宮中に響き渡った時、君龍は初めて震えるような喜びを知った。

「男児だ! 男児だぞ!」

産婆が血に染まった布で幼子を拭きながら、震える声で言上する。君龍はその小さな塊を我が手に受け取り、産褥に横たわる宣辰の傍らに駆け寄った。

「宣辰、見よ。我が子だ。そなたが産んだのだ」

宣辰は蒼白な顔を上げた。産後の疲労で視界が霞む中、確かに自分が十月の間、腹に宿していた命が、今や君龍の逞しい腕の中で泣いている。

「……どうか、見せてください」

掠れた声で頼むと、君龍は慎重に幼子を宣辰の胸元に置いた。温かい重みが、宣辰の胸にじんわりと広がる。

「良くやった。そなたは立派な母親だ」

君龍の大きな手が、宣辰の汗で湿った額を撫でる。その指先は、かつて鞭を振るった手とは思えないほど優しかった。

「妃に封じる。貴妃だ。そなたは我が子の母だ」

その言葉が、宣辰の耳に遠く響いた。貴妃。それは后に次ぐ位だ。亡国の君主だった自分が、敵国の皇帝の子を産み、貴妃に封じられた。

しかし今はそのことよりも、胸元で蠢く小さな命の温もりの方が、何よりも現実だった。

---

月日が流れ、子は順調に育った。

君龍はこの子を殊の外愛でた。自ら「永寿」と名付け、乳母や侍女を百人も附けた。そして、その母である宣辰にも、以前とは違う眼差しを向けるようになった。

「永寿が泣いておらぬか」

そう言って、政務の合間を縫っては後宮に足を運ぶ。以前のような獣じみた行為は影を潜め、夜も、強引に抱くことはあっても、その後に必ず永寿の顔を見に行くのが常になった。

ある夜、君龍は宣辰の背に腕を回し、静かに囁いた。

「そなたが産んでくれた子だ。この世で最も尊い。そなたも、我が子の母として、大切にしよう」

その言葉に、宣辰の心が微かに揺れた。

──復讐。その計画は、この子が生まれる前から練っていたものだ。君龍が深く眠る隙に毒を盛るか、あるいは、宦官を買収して闇討ちさせるか。弟たちと幾度も密議を重ねてきた。

だが今、永寿が乳を含む音を聞くたびに、その決意が揺らぐ。

「父上は……この子にとっては父上だ」

独り言が、真夜中の闇に溶ける。

永寿は君龍によく似ていた。目元は宣辰に似ているが、その骨格や口元は、まぎれもなく君龍の面影を宿している。その寝顔を見ていると、復讐の刃をどこに向ければいいのか、わからなくなる。

---

そんなある日、宣凌が訪ねてきた。

「兄上、お加減はいかがですか?」

宣凌の声は柔らかいが、その瞳には鋭い光が宿っている。彼は今や、君龍の寵愛を受ける側室の一人だった。表向きは従順だが、その背後には、あの日の輪姦の記憶が澱のように沈んでいる。

「永寿はよく眠っているか?」

「ああ。乳母が良く面倒を見ている」

宣辰が微笑むと、宣凌は一瞬、表情を曇らせた。

「兄上……お変わりになりましたか?」

「何を言う」

「いえ、何となく。以前のような、あの燃えるような怒りが、少し薄れたように見えます」

宣辰は答えに詰まった。確かに、永寿を抱くたびに、心の奥底で燃えていた復讐の炎が、静かに弱まるのを感じる。

「馬鹿なことを言うな。私は忘れてなどいない。あの日、君たちが受けた辱めを」

「ならば、何故まだ動かないのです? あの男は、今、最も油断しています。子が生まれ、兄上に優しくしている今こそ、好機です」

宣凌の声が、熱を帯びる。

「実は、先日、旧臣と接触しました。あちらはいつでも動けます。兄上の決断さえあれば」

「待て、凌。今は時期が早い」

「早い? もう十分な準備は整っています。それとも……まさか、あの男の優しさに情が移ったのですか?」

宣凌の言葉に、宣辰の顔が強張った。

「違う。だが、永寿がいる。まだ乳も離れぬ幼子を、戦乱に巻き込めと言うのか?」

「ならば、永寿は連れて逃げれば良い。我々の国を再興すれば、小さな王子として育てられます」

「それでも、危険は伴う。あの男は、我々の動きを完全に信用してはいない」

「兄上……」

宣凌は唇を噛んだ。その目には、哀れみと焦りが混じっている。

「もう一度だけ、よくお考えください。我々は、いつでも準備はできています。ただ、兄上の号令を待っているだけです」

そう言い残して、宣凌は去っていった。

---

その夜、宣池も訪れた。

「兄上、お久しぶりです」

宣池は以前よりも艶やかになっていた。宮中で「妓楼(ぎろう)」と呼ばれる宴席で、臣下をもてなす役を任されていたのだ。その華やかな衣装の下には、無数の男たちに開発された花穴が、ひそやかに疼いている。

「凌は、何か言ってきましたか?」

「ああ。復讐の話だ」

「兄上は、それをお決めにならないのですか?」

宣池の声には、かすかな非難が含まれていた。

「永寿がいる。あれはまだ赤子だ」

「だからこそです。あの子が大きくなれば、君龍の手先として育てられます。今なら、まだ手が届く。あの子を、君龍と同じ毒牙から守るためにも、早く決断を」

宣辰は沈黙した。自分の復讐が、永寿の運命を狂わせるかもしれない。その恐怖が、足を縛る。

「凌が言っていました。兄上の情が移ったのではないかと」

「私は……」

「私は、分かります。母になるということが、どれほど人の心を変えるか。私も、いつか誰かの子を産めば、同じように悩むのかもしれません。しかし──」

宣池は一息ついて、続けた。

「あの男は、私たちの家族を殺し、国を奪い、私たち兄弟を凌辱した。その事実は、決して変わりません。永寿が生まれたからといって、その罪が消えるわけではないのです」

宣辰は、涙が滲むのを感じた。

「……分かっている。だが、もう少しだけ、時間をくれ」

「時間は、もうあまり残されていません。君龍の機嫌が良い今、動かないと、次はいつ好機が巡ってくるか」

そう言い残して、宣池も去っていった。

---

その後も、宣辰は永寿を抱きながら、幾夜も眠れずに過ごした。

永寿が微笑むたびに、その愛らしさに胸が締め付けられる。その一方で、弟たちの顔が浮かび、あの日の辱めの光景が甦る。

ある夜、君龍が永寿を抱き上げ、楽しそうに笑いながら言った。

「この子は、我が後継にふさわしい。将来は、大乾を背負う男になるだろう」

その言葉に、宣辰は複雑な思いが交錯した。

──この子が、やがて父と同じ暴虐な皇帝になるのか?

それとも……

「宣辰、そなたも安心しろ。我が子の母として、生涯大切にする。何の不足もさせぬ」

そう言って、君龍は永寿を乳母に預け、宣辰を抱きしめた。その胸の鼓動が、優しく響く。

宣辰は、その腕の中で、微かに震えた。

──復讐か。母としての愛か。

心が、二つに引き裂かれそうだった。

翌朝、宣辰は弟たちへの返事を固く決心した。

「もう少し、待ってくれ」

それが、今の自分にできる精一杯の言葉だった。

しかしその裏で、永寿の寝顔を見つめながら、宣辰は密かに誓っていた。

──この子だけは、絶対に守る。

その誓いが、やがてどのような結末を招くのか、まだ知る由もなかった。

五年の平穏

# 第八章 五年の平穏

五年——思えば長いようで短い年月だった。

宣辰は窓辺に立ち、庭で剣を振るう息子の姿を眺めていた。十歳になった宣钰は、もうすっかり少年の面影を見せ始めている。背筋が伸び、剣の構えも様になってきた。

「钰儿、もっと腰を落とせ」

君龍の声が響く。彼は宣钰のそばに立ち、自ら手本を見せていた。その姿はまるで本当の父親のように見える。

宣辰は唇を噛んだ。五年もの間、君龍は確かに変わった。暴力の頻度は減り、時には優しさすら見せるようになった。特に宣钰に対しては、実子のように愛情を注いでいる。

「父上」

振り返ると、宣凌が立っていた。彼の目には以前のような暗い影はない。むしろ、どこか穏やかな光を宿している。

「凌、お前もあの方に慣れたのか」

宣辰の言葉に、宣凌は微かに笑った。

「慣れるしかありませぬ。五年も経てば、人は変わるものです」

「私は変わらぬ」

宣辰の声は冷たかった。しかし、その胸の奥で何かが揺れているのを感じる。あの屈辱の日々も、今では遠い過去のようだ。

「辰」

背後から声がかかる。振り返ると、君龍が立っていた。彼の目にはいつもの征服欲ではなく、どこか柔らかな光が宿っている。

「钰儿の成長は目覚ましい。そなたの育て方が良い証拠だ」

「……陛下のおかげです」

宣辰は頭を下げた。この五年で、彼は完璧な奴隷の振る舞いを身につけていた。しかし、その心の奥底では、今も復讐の炎がくすぶっている。

「今夜、そなたの部屋に行く」

君龍の声は低く、命令口調だったが、そこには以前のような粗暴さはない。

「はい」

宣辰は静かにうなずいた。

その夜、君龍が宣辰の部屋に現れたのは、月が中天に昇った頃だった。

「辰」

君龍は宣辰の体を抱きしめた。その腕の力は強く、しかしどこか優しかった。

「陛下……今日はお疲れのご様子ですね」

宣辰は君龍の背中に手を回した。この五年で、彼は君龍の体の全てを覚えていた。どこを撫でれば彼が喜ぶか、どこを舐めれば彼が興奮するか。

「そなたの体が恋しかった」

君龍は宣辰の衣を剥ぎ取り、その白い肌に唇を這わせた。宣辰は微かに震えたが、抵抗はしなかった。

「そなたはいつも、俺を満足させる」

君龍は宣辰の脚を開かせると、自身の剛直をあてがった。その巨根は相変わらず23cmの長さと4cmの太さを誇り、見る者を圧倒する。

「あっ……」

宣辰の口から甘い声が漏れる。君龍の分身がゆっくりと彼の体内に入り込んでくる。その感覚は、もはや痛みではなく、むしろ快楽に近かった。

「辰……そなたの中は、いつも温かい」

君龍は腰を動かし始めた。その動きはゆっくりと、しかし確実に宣辰の感度を高めていく。

「陛下……もっと……強く……」

宣辰の言葉に、君龍の目が欲望で輝く。彼は腰の動きを速め、深く、激しく突き上げた。

「ああっ……辰……俺の精を受け止めろ!」

咆哮とともに、君龍の熱い精液が宣辰の体内に放出される。その量は多く、何度も何度も脈打つように注ぎ込まれた。

「……陛下……」

宣辰は息を切らしながら、君龍の背中に爪を立てた。彼の体内は君龍の精で満たされ、腹部が微かに膨らむように感じられた。

その翌日、今度は宣凌が呼ばれた。

「凌」

君龍は宣凌を寝台に押し倒すと、その菊穴に指を差し入れた。かつて軍に輪姦された後遺症で、宣凌のそこはとても柔らかくなっている。

「陛下……ああっ……」

宣凌の体は、君龍の指一本で反応した。彼の菊穴は、君龍の指を飲み込みながら、徐々に淫らな音を立て始める。

「凌……そなたの穴は、いつも俺を誘う」

君龍は自らの剛直を宣凌の菊穴に当てがうと、一気に突き入れた。

「あああっ!」

宣凌の体が弓なりに反る。しかし、その声には痛みより快楽が混じっていた。

「凌……そなたは俺のものだ」

君龍は腰を打ちつけながら、宣凌の耳元でささやいた。その声は、まるで愛を囁くように優しかった。

「はい……陛下の……ものです……」

宣凌の目から涙がこぼれた。それが快楽の涙なのか、それとも他の何かなのか、彼自身にもわからなかった。

「行くぞ……凌!」

君龍の体が震え、再び熱い精が放出される。その量は宣辰の時と同じく、腹部が膨らむほど多かった。

「あ……陛下の精が……熱い……」

宣凌は意識が遠くなるのを感じながら、君龍の胸に顔を埋めた。

その数日後、今度は宣池が宮廷の妓楼から呼び戻された。

「池」

君龍は宣池の花穴に指を差し入れた。五年の間に開発されたその場所は、まるで別の生き物のように君龍の指に絡みつく。

「陛下……お久しゅうございます……」

宣池の声は甘く、蠱惑的だった。しかし、その目にはどこか計算高い光が宿っている。

「池……そなたの穴は、いつ来ても素晴らしい」

君龍は宣池の脚を大きく開かせると、その花穴に剛直を埋め込んだ。

「ああっ……陛下の……大きい……」

宣池の体が快楽に震える。彼女の花穴は君龍の巨根を飲み込みながら、まるで生き物のように蠕動した。

「池……そなたはよく俺を満足させる」

君龍は腰を動かしながら、宣池の胸に手を伸ばした。その指が乳首を摘むと、宣池の体がさらに激しく震える。

「陛下……もっと……もっとください……」

宣池の言葉に、君龍の動きが激しくなる。彼は何度も何度も腰を打ちつけ、ついに熱い精を放出した。

「ああっ……陛下の精が……私の中に……」

宣池の体が痙攣し、そのまま快楽の波に飲み込まれた。

その夜、宣辰は一人で酒を飲んでいた。

「兄上」

宣凌が部屋に現れた。彼の顔には、どこか倦怠感のようなものが漂っている。

「凌……お前も飲むか」

宣辰は杯を差し出した。宣凌はそれを受け取り、一気に飲み干した。

「兄上……我々はもう、あの方に逆らえぬのでしょうか」

宣凌の声は掠れていた。

「……わからぬ」

宣辰は酒を注ぎながら言った。「五年もの間、あの方は変わった。钰儿にも優しく接し、我々にも暴力を振るわなくなった」

「しかし……あの方が我々にした仕打ちは……忘れられませぬ」

宣凌の目に、一瞬鋭い光が走った。

「忘れられるはずがない」

宣辰は杯を握りしめた。「しかし……復讐が本当に正しいのか……最近、わからなくなってきた」

「兄上……」

「凌……お前はどう思う」

宣辰の問いに、宣凌は沈黙した。彼の心の中では、君龍に対する憎しみと、この五年で芽生えた複雑な感情が渦巻いている。

「……私も、わかりませぬ」

宣凌はうつむいた。「あの方の精を受けるたびに、私は少しずつ変わっていくのを感じます。あの方に抱かれることが、もはや苦痛ではなくなってきました」

「凌……」

「兄上……私はもう、自分が何を望んでいるのか、わからなくなりました」

宣凌の声は震えていた。その目には涙が光っている。

宣辰は弟を抱きしめた。その胸の中で、宣凌は子供のように泣きじゃくった。

「凌……もういい」

宣辰は弟の背中を撫でながら言った。「あの方に従うことも、一つの生き方だ。我々はもう、過去の囚人ではないのだから」

「兄上……兄上はまだ、復讐を望んでおられますか」

宣凌の問いに、宣辰は答えられなかった。彼の心の中では、復讐への執念と、この五年で芽生えた君龍への複雑な感情がせめぎ合っている。

「……わからぬ」

宣辰は再び同じ言葉を繰り返した。

窓の外では、月が雲に隠れようとしていた。五年の平穏が、かえって彼らの心をかき乱している。

暗闇の中で、宣辰は唇を噛んだ。彼の目には、まだ微かな炎が灯っている。しかし、その炎が何を燃やそうとしているのか、彼自身にもわからなかった。