# 第八章 五年の平穏
五年——思えば長いようで短い年月だった。
宣辰は窓辺に立ち、庭で剣を振るう息子の姿を眺めていた。十歳になった宣钰は、もうすっかり少年の面影を見せ始めている。背筋が伸び、剣の構えも様になってきた。
「钰儿、もっと腰を落とせ」
君龍の声が響く。彼は宣钰のそばに立ち、自ら手本を見せていた。その姿はまるで本当の父親のように見える。
宣辰は唇を噛んだ。五年もの間、君龍は確かに変わった。暴力の頻度は減り、時には優しさすら見せるようになった。特に宣钰に対しては、実子のように愛情を注いでいる。
「父上」
振り返ると、宣凌が立っていた。彼の目には以前のような暗い影はない。むしろ、どこか穏やかな光を宿している。
「凌、お前もあの方に慣れたのか」
宣辰の言葉に、宣凌は微かに笑った。
「慣れるしかありませぬ。五年も経てば、人は変わるものです」
「私は変わらぬ」
宣辰の声は冷たかった。しかし、その胸の奥で何かが揺れているのを感じる。あの屈辱の日々も、今では遠い過去のようだ。
「辰」
背後から声がかかる。振り返ると、君龍が立っていた。彼の目にはいつもの征服欲ではなく、どこか柔らかな光が宿っている。
「钰儿の成長は目覚ましい。そなたの育て方が良い証拠だ」
「……陛下のおかげです」
宣辰は頭を下げた。この五年で、彼は完璧な奴隷の振る舞いを身につけていた。しかし、その心の奥底では、今も復讐の炎がくすぶっている。
「今夜、そなたの部屋に行く」
君龍の声は低く、命令口調だったが、そこには以前のような粗暴さはない。
「はい」
宣辰は静かにうなずいた。
その夜、君龍が宣辰の部屋に現れたのは、月が中天に昇った頃だった。
「辰」
君龍は宣辰の体を抱きしめた。その腕の力は強く、しかしどこか優しかった。
「陛下……今日はお疲れのご様子ですね」
宣辰は君龍の背中に手を回した。この五年で、彼は君龍の体の全てを覚えていた。どこを撫でれば彼が喜ぶか、どこを舐めれば彼が興奮するか。
「そなたの体が恋しかった」
君龍は宣辰の衣を剥ぎ取り、その白い肌に唇を這わせた。宣辰は微かに震えたが、抵抗はしなかった。
「そなたはいつも、俺を満足させる」
君龍は宣辰の脚を開かせると、自身の剛直をあてがった。その巨根は相変わらず23cmの長さと4cmの太さを誇り、見る者を圧倒する。
「あっ……」
宣辰の口から甘い声が漏れる。君龍の分身がゆっくりと彼の体内に入り込んでくる。その感覚は、もはや痛みではなく、むしろ快楽に近かった。
「辰……そなたの中は、いつも温かい」
君龍は腰を動かし始めた。その動きはゆっくりと、しかし確実に宣辰の感度を高めていく。
「陛下……もっと……強く……」
宣辰の言葉に、君龍の目が欲望で輝く。彼は腰の動きを速め、深く、激しく突き上げた。
「ああっ……辰……俺の精を受け止めろ!」
咆哮とともに、君龍の熱い精液が宣辰の体内に放出される。その量は多く、何度も何度も脈打つように注ぎ込まれた。
「……陛下……」
宣辰は息を切らしながら、君龍の背中に爪を立てた。彼の体内は君龍の精で満たされ、腹部が微かに膨らむように感じられた。
その翌日、今度は宣凌が呼ばれた。
「凌」
君龍は宣凌を寝台に押し倒すと、その菊穴に指を差し入れた。かつて軍に輪姦された後遺症で、宣凌のそこはとても柔らかくなっている。
「陛下……ああっ……」
宣凌の体は、君龍の指一本で反応した。彼の菊穴は、君龍の指を飲み込みながら、徐々に淫らな音を立て始める。
「凌……そなたの穴は、いつも俺を誘う」
君龍は自らの剛直を宣凌の菊穴に当てがうと、一気に突き入れた。
「あああっ!」
宣凌の体が弓なりに反る。しかし、その声には痛みより快楽が混じっていた。
「凌……そなたは俺のものだ」
君龍は腰を打ちつけながら、宣凌の耳元でささやいた。その声は、まるで愛を囁くように優しかった。
「はい……陛下の……ものです……」
宣凌の目から涙がこぼれた。それが快楽の涙なのか、それとも他の何かなのか、彼自身にもわからなかった。
「行くぞ……凌!」
君龍の体が震え、再び熱い精が放出される。その量は宣辰の時と同じく、腹部が膨らむほど多かった。
「あ……陛下の精が……熱い……」
宣凌は意識が遠くなるのを感じながら、君龍の胸に顔を埋めた。
その数日後、今度は宣池が宮廷の妓楼から呼び戻された。
「池」
君龍は宣池の花穴に指を差し入れた。五年の間に開発されたその場所は、まるで別の生き物のように君龍の指に絡みつく。
「陛下……お久しゅうございます……」
宣池の声は甘く、蠱惑的だった。しかし、その目にはどこか計算高い光が宿っている。
「池……そなたの穴は、いつ来ても素晴らしい」
君龍は宣池の脚を大きく開かせると、その花穴に剛直を埋め込んだ。
「ああっ……陛下の……大きい……」
宣池の体が快楽に震える。彼女の花穴は君龍の巨根を飲み込みながら、まるで生き物のように蠕動した。
「池……そなたはよく俺を満足させる」
君龍は腰を動かしながら、宣池の胸に手を伸ばした。その指が乳首を摘むと、宣池の体がさらに激しく震える。
「陛下……もっと……もっとください……」
宣池の言葉に、君龍の動きが激しくなる。彼は何度も何度も腰を打ちつけ、ついに熱い精を放出した。
「ああっ……陛下の精が……私の中に……」
宣池の体が痙攣し、そのまま快楽の波に飲み込まれた。
その夜、宣辰は一人で酒を飲んでいた。
「兄上」
宣凌が部屋に現れた。彼の顔には、どこか倦怠感のようなものが漂っている。
「凌……お前も飲むか」
宣辰は杯を差し出した。宣凌はそれを受け取り、一気に飲み干した。
「兄上……我々はもう、あの方に逆らえぬのでしょうか」
宣凌の声は掠れていた。
「……わからぬ」
宣辰は酒を注ぎながら言った。「五年もの間、あの方は変わった。钰儿にも優しく接し、我々にも暴力を振るわなくなった」
「しかし……あの方が我々にした仕打ちは……忘れられませぬ」
宣凌の目に、一瞬鋭い光が走った。
「忘れられるはずがない」
宣辰は杯を握りしめた。「しかし……復讐が本当に正しいのか……最近、わからなくなってきた」
「兄上……」
「凌……お前はどう思う」
宣辰の問いに、宣凌は沈黙した。彼の心の中では、君龍に対する憎しみと、この五年で芽生えた複雑な感情が渦巻いている。
「……私も、わかりませぬ」
宣凌はうつむいた。「あの方の精を受けるたびに、私は少しずつ変わっていくのを感じます。あの方に抱かれることが、もはや苦痛ではなくなってきました」
「凌……」
「兄上……私はもう、自分が何を望んでいるのか、わからなくなりました」
宣凌の声は震えていた。その目には涙が光っている。
宣辰は弟を抱きしめた。その胸の中で、宣凌は子供のように泣きじゃくった。
「凌……もういい」
宣辰は弟の背中を撫でながら言った。「あの方に従うことも、一つの生き方だ。我々はもう、過去の囚人ではないのだから」
「兄上……兄上はまだ、復讐を望んでおられますか」
宣凌の問いに、宣辰は答えられなかった。彼の心の中では、復讐への執念と、この五年で芽生えた君龍への複雑な感情がせめぎ合っている。
「……わからぬ」
宣辰は再び同じ言葉を繰り返した。
窓の外では、月が雲に隠れようとしていた。五年の平穏が、かえって彼らの心をかき乱している。
暗闇の中で、宣辰は唇を噛んだ。彼の目には、まだ微かな炎が灯っている。しかし、その炎が何を燃やそうとしているのか、彼自身にもわからなかった。