夏の蝉時雨

站点:NovelAI.one内容:前8章在线试读ID:7703d8e3更新:2026-07-20 02:15
真夏の夜、工事現場の裸電球がぼんやりと敷地を照らしていた。コンクリートの匂いと鉄の錆びた匂いが混じる中、小型トラックが止まり、荷台から飛び降りた張杰は汗だくのTシャツをめくりながら振り返った。 「夢夢、着いたぞ!ここが俺たちの新しい部屋だ。」 後ろからおずおずと降りてきたのは、同じく18歳の幼なじみ、夢夢だった。彼女は
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初めての現場

真夏の夜、工事現場の裸電球がぼんやりと敷地を照らしていた。コンクリートの匂いと鉄の錆びた匂いが混じる中、小型トラックが止まり、荷台から飛び降りた張杰は汗だくのTシャツをめくりながら振り返った。

「夢夢、着いたぞ!ここが俺たちの新しい部屋だ。」

後ろからおずおずと降りてきたのは、同じく18歳の幼なじみ、夢夢だった。彼女は大きな瞳をぱちぱちさせながら、古びた鉄骨の建物を見上げた。白いワンピースの裾を指で弄りながら、甘えたような声を出す。

「ここ……思ってたより、狭そうだね。」

「大丈夫!俺がいるから!」

張杰は胸を張り、彼女の手を引いて寮のドアを押し開けた。中は六畳ほどの広さで、三つのシングルベッドが等間隔に並んでいる。一つ一つの幅は1.5メートルもなく、ベッドとベッドの隙間はわずか20センチ。隣のベッドに手を伸ばせば、すぐに触れ合える距離だった。壁際には簡素な金属製のロッカーが三つ。奥に続くドアの先には専用のトイレとシャワーが備わっている。

「意外とちゃんとしてるじゃん。寝室が別じゃなくて、みんな一緒だけどな。」

張杰がそう言って笑うと、夢夢もほっとしたように微笑んだ。彼女は自分のリュックを真ん中のベッドに置き、そっとマットレスを押してみる。少し硬いが、二人で寝るには十分だった。

「真ん中にしよう。俺たちはここで寝る。」

張杰が自分の荷物を隣に下ろしたその時、ドアが再び開いた。入ってきたのは、一見すると誠実そうな中年男性、老李だった。その後ろから、四十代後半の優しげな女性、王おばさん。そして最後に、豆粒のように小柄な少年が這うように入ってきた。

「彼らが新しい同居人だ。老李さん、王おばさん、あとその子は小豆って言うんだ。」

張杰が紹介すると、老李はにこやかに手を差し出した。

「張杰くんか。よろしくな。君のことは現場監督から聞いてるよ。」

「こちらこそ!」

張杰が固く握手を交わす横で、夢夢の視線は床にうずくまる小豆に釘付けになった。彼は体長が1メートルにも満たない。頭は大きく、手足はひょろ長く、目はどこか虚ろで、まるで8歳の子どもがそのまま縮んでしまったかのようだった。よだれを垂らしながら、ぬいぐるみを抱えている。

「おじさん……赤ちゃん、欲しい……」

小豆がぽつんと言った。

「あらあら、また変なこと言って。すみませんね、この子は知的障害があって、小人症っていう病気なんです。見ての通り、ずっと子どものままなんですよ。」

王おばさんが申し訳なさそうに頭を下げた。夢夢の心臓がぎゅっと締め付けられた。彼女は自然と歩み寄り、しゃがみ込んだ。

「こんにちは、小豆くん。私は夢夢っていうの。よろしくね。」

小豆は顔を上げ、濡れた目で夢夢を見つめた。そしてゆっくりと手を伸ばし、彼女の指に自分の小さな指を絡めた。その感触は、温かく、弱々しく、どこか哀れを誘った。

「お姉ちゃん……あったかい……」

「うん、お姉ちゃん、ずっと味方だよ。」

夢夢の目が潤んだ。張杰もその光景を見て、誇らしげに笑った。

「夢夢は本当に優しいんだ。彼女は俺の自慢の彼女でな、もうすぐ結婚するんだぜ!」

老李は一瞬、鋭い目を光らせたが、すぐに柔和な表情に戻った。

「それは結構なことだ。お似合いのカップルだね。王さん、そう思わないか?」

「ええ、本当に。夢夢ちゃん、こんなきれいな娘さん、なかなかいませんよ。」

王おばさんはそう言いながら、こっそりと夢夢の体を舐めるように見つめた。特に、胸元のふくらみに視線が止まる。夢夢はそれに気づかず、小豆の頭を優しく撫でていた。

夜の帳が下りると、寮の電気が消された。暗闇の中、老李と王おばさんは自分のベッドに横になり、小豆は隅っこで丸まっている。張杰と夢夢は真ん中のベッドで向かい合って横たわっていた。わずか20センチの隙間を隔てて、隣のベッドの息遣いが聞こえる。

「夢夢……今夜、いいか?」

張杰の声がかすれた。夢夢は恥ずかしそうにうなずいた。彼女はゆっくりとワンピースのボタンを外し始める。暗がりでも、はっきりと見える白い肌は、生まれたてのような滑らかさで、月明かりに照らされて青白く光っていた。胸元が露わになると、ふっくらと盛り上がった双丘が重力に逆らって立ち上がる。その先端は薄紅色で、まるで摘んだばかりの桜の蕾のようだった。

張杰は彼女の小さな足を手に取った。彼女の足は彼の手のひらにすっぽり収まるほど小さく、指の一本一本が真珠のように丸く整っている。彼がそっと撫でると、夢夢の全身が震えた。

「あっ……そこ、弱いの……」

「ちゃんと俺に任せて。」

張杰は優しく彼女の上に覆いかぶさった。彼の手が彼女の太ももを撫で、内側へと滑り込む。夢夢の呼吸が荒くなり、彼の首に腕を回す。暗闇の中で、二人の体が一つに重なった。

最初の挿入で、夢夢の体が弓なりに反り返る。彼女の口から漏れる甘い喘ぎ声が、狭い部屋に響く。彼が動くたびに、シーツの擦れる音と水音が混ざり合う。特に彼女の絶頂が近づくにつれて、体全体が激しく痙攣し始めた。白い腰が波打ち、彼女の内側から透明な液体がほとばしる。それは潮のように飛び散り、シーツに大きな染みを作った。

「ああっ……もう、ダメ……!」

夢夢の声が震えた。彼女の体がびくびくと跳ねる。その時、ふわりと甘い香りが漂った。張杰はその香りの元をすぐに理解した。彼は彼女の胸元に顔を寄せ、乳首に口をつけた。吸い付くと、かすかに甘い乳の味が広がる。新鮮な、まるでミルクのような香りが彼の鼻腔をくすぐった。

「すごく美味い……夢夢の母乳、最高だよ。」

「もう……恥ずかしい……」

夢夢は顔を赤らめながらも、彼の頭を優しく抱き寄せた。彼女の指が彼の髪を梳く。その温もりが、張杰の心をさらに満たした。彼は何度もその味を堪能し、二人の体はさらに深く結びついた。

やがて動きが静まると、二人は汗ばんだ体を寄せ合って横たわった。夢夢は彼の胸に耳を当て、鼓動を聞いている。

「杰……一緒にいられて、幸せ。」

「俺もだ。ずっと一緒だぞ。」

張杰は彼女の頭を優しく撫でた。その腕の中で、夢夢は安心したように目を閉じた。部屋の中には、まだ甘い香りが残っていた。

隣のベッドから、かすかに舌なめずりの音が聞こえた。老李の目が暗闇の中で光っている。彼は無言のまま、指を一本一本折り曲げて数を数えていた。そして、口元に歪んだ笑みを浮かべた。

「いい夜だな……本当に、いい夜だ。」

そうつぶやく声は、誰にも聞こえなかった。小豆は、自分のぬいぐるみをぎゅっと抱きしめながら、じっと天井を見つめていた。そして、その唇が微かに動く。

「お姉ちゃん……明日も遊んでね……」

誰もその言葉を聞いてはいなかった。

同情の芽生え

夏の日差しが容赦なく降り注ぐ工事現場。コンクリートと鉄骨の匂いが混じった熱気が、地面から立ち昇る。張杰は汗だくで作業服を着て、資材を運びながら振り返った。

「夢夢、ここは危ないから、寮で休んでていいよ。俺、昼休みになったら戻るから」

夢夢は日よけの帽子をかぶり、真っ白なワンピース姿で、首をかしげて笑った。

「うん、わかった。でも、私も何か手伝えることないかな?」

「ないない。お前がそこに立ってるだけで、俺のやる気が出るんだ。でも、暑いし、熱中症になったら大変だ。寮にエアコンあるだろ?行ってろ」

張杰は手を振ると、再び作業に戻っていった。夢夢は少し名残惜しそうに彼の後ろ姿を見送ってから、寮へ向かった。

寮は工事現場の敷地内にある古びた二階建て。一部屋に四人ほどが雑魚寝する狭い空間だが、夢夢たちは一番奥の部屋を与えられていた。窓からは蝉の声が絶え間なく聞こえてくる。

スマホを取り出し、淘宝のアプリを開く。張杰と二人で始めた小さなネットショップだ。扱っているのはレディースの靴と靴下。まだ登録したばかりで、注文はほとんどない。

「どうやったらお客さん来るんだろう……」

ベッドに腰掛けて考え込んでいると、ドアがノックされた。

「夢夢ちゃん、いるかい?」

顔を出したのは、隣の部屋に住む王姨だった。五十代くらいの女性で、いつも笑顔を絶やさない。再婚した夫と暮らしていると言っていた。

「あら、王姨。どうしました?」

「いやね、淘宝で何か始めたって聞いてね。うちの小豆もよくああいうの見てるから、何か手伝えるかなと思って」

王姨は遠慮がちに部屋へ入ってきた。目がキラリと光って、夢夢の足元を見る。

「まあ、夢夢ちゃん、足の形がきれいねえ。甲のラインがすっと通って、指も揃ってる。これは商品の写真にぴったりよ」

「え? 写真ですか?」

「そうそう。今はやっぱり実物の写真が信用されるのよ。特に足元って、靴や靴下を売るなら一番のアピールポイントよ。あなたの足、モデルさんみたいだから、自分の足を見本にして写真を撮ったら、お客さんも興味を持つわよ」

夢夢は自分の足を眺めた。確かに、小さい頃からよく褒められた。白くてきれいだと。

「でも……自分の足の写真を載せるのは、ちょっと恥ずかしいです」

「何言ってるの、商品のためよ。顔は写さなきゃいいんだから。さあ、私が撮ってあげるから、靴と靴下を履いてみて」

王姨はスマホを取り出すと、慣れた手つきでカメラを構えた。夢夢はためらいながらも、自分で売り出したヒールのあるパンプスと、魚網のようなストッキングを履いてみる。

「そうそう、その角度! もっと足を組んで、つま先を立ててみて。ああ、すごくセクシーよ。これなら男のお客さんも飛びつくわね」

王姨は何枚も何枚も写真を撮り続けた。そのたびに、褒め言葉が泉のように湧き出る。夢夢は照れくさかったが、内心ちょっと嬉しかった。

「これならすぐに売れるわよ。私、知り合いに宣伝してあげるから」

「ありがとうございます、王姨」

そのとき、外からけたたましい泣き声が聞こえてきた。

「うわああん! 痛いよお!」

夢夢が慌てて窓の外を見ると、地面にうずくまっている小さな影があった。小豆だ。老李の息子で、見た目は八歳くらいだが、実はもう二十歳を超えている。頭の働きが子供のままだと、王姨から聞いていた。

「小豆が転んだ!」

夢夢は外に飛び出した。コンクリートの地面に両手をついて、小豆は大げさに泣きじゃくっている。

「大丈夫? どこが痛いの?」

夢夢がしゃがんで声をかけると、小豆は涙で濡れた顔を上げた。その目は無邪気そのもので、夢夢の胸は締め付けられた。

「お姉ちゃん……痛いよ……さすって」

「うん、さすってあげる。どこ?」

小豆の指さす膝小僧には、擦り傷一つなかった。だが、小豆はますます激しく泣く。

「お姉ちゃん……おっぱい飲みたい……小豆、赤ちゃんのとき、お母さんが死んじゃって、おっぱい飲んだことないの……」

夢夢は息を呑んだ。そんな話、聞いていなかった。

「で、でも、私は……」

「ねえ、お願い。一瞬だけでいいから。小豆、おっぱいの味が知りたいの。お姉ちゃん、優しそうだから……」

小豆は夢夢の膝にすがりつき、頭をこすりつけてきた。その哀れな姿に、夢夢の心は揺れた。だが、張杰以外に自分の身体を見せられるわけがない。

「ごめんね、小豆。それはできないの」

そのとき、老李がひょっこり現れた。手に工具箱を持ち、汗を拭いながら。

「ああ、小豆、また迷惑かけたのか。すまんな、夢夢ちゃん。こいつ、小さい頃から母親に母乳を飲ませてもらえなくてな。それで、女の人に会うと、いつもそんなことを言ってしまうんだ」

老李は深いため息をついた。目が赤くなっているように見えた。

「本当はな、夢夢ちゃんに頼むのは心苦しいんだが……もし、一度だけでも構わんと言ってくれたら、小豆の長年の夢が叶うんじゃないかと思うんだが……」

夢夢は唇を噛んだ。同情の気持ちが胸に溢れる。しかし、その一線を越えることはできなかった。

「すみません、老李さん。私、やっぱりできません。張杰に相談してみます」

老李はニッコリ笑った。しかし、その笑顔の奥に、何か別の光がちらついたような気がした。

「ああ、そうか。無理にとは言わん。でも、考えといてくれ。小豆も、本当に寂しがり屋でな」

夢夢は小豆の頭を撫でながら、複雑な気持ちで寮に戻った。

夕方、張杰が仕事を終えて帰ってきた。シャワーを浴びて、冷たい麦茶を一気に飲む。

「ああ、生き返った。今日はどうだった? ネットショップ、何かあったか?」

夢夢は昼間の出来事を話した。王姨に写真を撮ってもらったこと、小豆が転んでおっぱいをねだったこと、老李がため息をついたこと。

「張杰、私、どう思う? 小豆って、本当に可哀想だよね。お母さんが母乳を飲ませてくれなかったなんて。もし、私ができることなら……」

「夢夢」

張杰は真面目な顔で彼女の手を取った。

「お前は優しいな。でも、小豆は障害があるけど、もう大人だぜ? お前の身体に触らせるのは、俺が嫌だ。でもな……」

彼は少し考えた。

「話を聞く限り、小豆はお前の優しさに飢えてるだけかもしれない。母乳じゃなくても、抱きしめてやるとか、頭を撫でてやるとか、そういうことで満足するかもしれない。だって、あいつは子供みたいなもんだ。気にするな」

夢夢は張杰の言葉にほっとした。

「うん、そうだね。私、もっと小豆の面倒を見てあげようかな。王姨もよくしてくれるし」

「ああ、そうしろ。でも、何かあったらすぐに俺に言えよ」

夜、布団の中。張杰は夢夢の身体を抱き寄せた。肌が触れ合うと、互いの熱が溶け合う。夢夢の乳房が彼の胸に押し当たると、張杰は低くうなった。

「……夢夢、いい匂いがする。今日も俺を誘ってるのか?」

「違うよ……でも、あなたとなら、いいよ」

二人は深く口づけを交わした。張杰の手が夢夢の背中を撫で、腰を引き寄せる。熟れた果実のような柔らかさが、指の間に広がった。

「さっきの小豆の話だけどな……」

張杰は夢夢の耳元でささやく。

「あいつは子供みたいなものだ。気にするな。お前は俺だけのものだ」

「うん……わかってるよ」

夢夢は目を閉じ、全身で張杰の愛撫を受け止めた。部屋の中には、二人の吐息と蝉の声だけが響いている。

行為が終わった後、夢夢は張杰の胸に寄り添いながら、ぽつりとつぶやいた。

「でもね……小豆があんなに泣いてると、本当に可哀想で。もし、私が少しだけでも……」

「ダメだ」

張杰はきっぱりと言った。

「お前は純粋すぎる。他人の同情を買うような奴には気をつけろ。特に、あの小豆と老李さんは、何か裏がありそうでな……まあ、いいや。もう寝よう」

彼は夢夢を抱きしめると、すぐに寝息を立て始めた。夢夢はその温かさに包まれながら、小さくため息をついた。

(小豆……本当に、かわいそうな子。彼が満足できる方法を、何か考えてあげられないかな……)

その思考は、蝉の声に紛れて、静かな夜へと溶けていった。

ゲーム初体験

王おばさんがトランプの束を取り出して、ぱらぱらと切る。指先の動きは慣れたものだ。

「夢夢ちゃん、何か面白いことやらない?」王おばさんは微笑みながら言った。「ただ座ってテレビを見てるだけじゃつまらないでしょ」

夢夢は目をぱちぱちさせた。「トランプ……私、やったことないんです」

「大丈夫、簡単だから。『スピード』って言って、順番にカードを出していくだけ。数字が続いてたら出せるの。覚えやすいでしょ?」

老李が台所からお茶の入った湯飲みを持ってきて、テーブルの隅に置いた。「夢夢ちゃんは頭がいいから、すぐ覚えられるよ」

小豆はソファの端にちょこんと座り、大きな目をぱちぱちさせながら夢夢を見ている。その目はまるで子犬のようだった。

「やってみようかな……」夢夢はためらいながらも、カードの束を受け取った。

王おばさんが簡単にルールを説明する。順番に一枚ずつ表向きに出し、場に同じマークで数字の連続があれば出せる。先に手札がなくなった方が勝ちだ。

最初の数回、夢夢はルールを覚えるのに必死だったが、すぐに慣れてきた。しかし運が悪いのか、三回続けて負けた。

「あー、また負けちゃった」夢夢は唇をとがらせてカードをテーブルに置く。

「負けたら罰ゲームね」王おばさんは冷蔵庫からビールの缶を取り出した。「若いんだから、ちょっとくらい飲めるでしょ?」

「でも、お酒はあんまり……」

「冷えてて美味しいわよ。ほんの一口だけ」王おばさんは缶を開け、グラスに半分注いで夢夢の前に差し出した。

夢夢はちらりとグラスを見て、それから小さく一口すする。炭酸の刺激と苦みが舌に広がり、彼女は思わず顔をしかめた。

「うーん、ちょっと苦い……」

「慣れれば美味しくなるわよ」老李が笑った。「俺も最初はそうだった」

小豆は自分のジュースのコップを両手で包み込み、こっそりと夢夢を見上げている。その瞳の奥で何かがきらめいたが、誰も気づかなかった。

ゲームが再開される。夢夢はまた負けた。二口目のビールを飲む。今度は少しだけ飲みやすくなった気がする。顔がほんのり赤くなり始めている。

四回目のゲーム、夢夢は小豆と同じテーブルになった。カードを出すたびに、小豆の小さな手が自分の手のすぐ隣に伸びてくる。ふと、足の甲に何かが触れた。柔らかい感触だ。

「あっ」

夢夢は顔を上げるが、小豆はカードに集中しているように見える。何かの間違いだろう。彼女は気にしないことにしてゲームを続ける。

しかし何度目かのラウンドで、また足に触れられた。今度はもっとはっきりと、小さな指が彼女の足の指の間をなぞるように動いた。

「小豆ちゃん?」

夢夢が怪訝そうな声を出すと、小豆はぱっと手を引き、無邪気な表情で顔を上げた。

「え?どうしたの、お姉ちゃん?」

「いや、何でもない……」夢夢は首を振る。この子は小人症だから、体のバランスを崩してうっかり当たったのかもしれない。

「夢夢ちゃん、負けたよ」王おばさんがカードを見せて笑った。

三杯目のビールがグラスに注がれる。夢夢の頭はもうふわふわしていた。頬が火照って、思考がぼんやりと鈍くなる。自分が何を言っているのか、自分でもよくわからなくなってくる。

「もう……ちょっと酔ったかも……」

「大丈夫よ、ほろ酔いがちょうどいいの」王おばさんが優しく肩を叩いた。

その時、玄関のドアが開く音がした。

「ただいまー。何やってるんだ?」

張杰が作業着のまま上がり込んできて、部屋の光景を見て目を丸くした。夢夢が赤い顔でビールのグラスを手に持ち、テーブルの上にはトランプが散らばっている。

「杰くん!」夢夢が嬉しそうに手を振る。「ゲームしてたんだよ!すごく楽しい!」

「おかえり、张杰くん」老李が立ち上がって挨拶する。「夢夢ちゃんは本当に飲み込みが早いよ。初めてのゲームなのに、もうほとんど覚えたからな」

張杰は椅子に腰かけ、夢夢のとなりの席に着いた。「へえ、夢夢がトランプなんてやるんだな」

「負けてばっかりだけどね」夢夢は口をとがらせて、ビールのグラスをぐいっと飲んだ。

「夢夢ちゃんは本当に賢いよ」老李が感慨深げに言った。「覚えるのが早いし、負けても嫌な顔ひとつしない。ほんとにいい子だ」

張杰は胸を張って笑った。「当たり前だろ、俺の彼女だからな!」

「杰くんもやる?」王おばさんがカードを差し出す。

「いいぞ、ちょっとだけな」

こうして四人でのゲームが始まった。張杰が加わったことで、夢夢はさらに楽しそうだ。彼女は何度も張杰の腕にすり寄って、自分の手札を見せびらかす。

「見て見て、このカード出せるかな?」

「ああ、それ出すといいよ」

「やった!出せた!」

酔っ払った夢夢は一段と無邪気で、笑い声が部屋中に響く。小豆はときどき夢夢の小さな足を再び触ろうとしたが、今度は張杰の視線が気になって自重した。

やがて夜が更けた。王おばさんたちが帰り、部屋には張杰と夢夢だけが残される。

「杰くん……気持ちいい……」

夢夢はベッドに横たわり、両腕を伸ばして張杰を求める。ビールのせいで全身がほてり、肌が敏感になっていた。張杰が彼女の頬に触れると、彼女は小さく身をよじる。

「温かい……」

張杰が彼女の服の裾から手を差し入れると、夢夢の肌はひんやりとした空気にさらされて粟立った。指が脇腹をなぞるたびに、彼女は甘い声を漏らす。

「んっ……そこ、くすぐったい……」

張杰が胸の蕾に触れると、夢夢は大きく体を反らせた。普段よりもずっと敏感になっている。彼の指が優しく撫でるたびに、彼女の口からはため息のような声が漏れる。

「夢夢、今日はすごく感じやすいな」

「わかんない……でも、杰くんに触られると、すごく……気持ちよくて……」

張杰は彼女のブラウスのボタンを外し、下着も一緒にずり下げた。露わになった乳房は、妊娠していないのにほんのりと張りがあり、彼の視界に入った瞬間、先端から少しだけ白い雫が滲んだ。

「乳汁……まだ出てるのか?」

「うん……王おばさんが、健康だからって言ってた……」

張杰はその雫を舌でそっと舐め取る。甘いような、ほのかに塩気のある味が口の中に広がった。夢夢はその刺激にびくっと震え、両手で彼の頭を抱きかかえる。

「杰くん……もっと……」

張杰は下半身も既に反応していた。彼は急いで自分の服を脱ぎ捨て、夢夢の脚をそっと開く。彼女の太腿の内側はすでに湿っていて、指で触れるとぬるりとした感触が伝わってきた。

「もうこんなに濡れてるよ」

「だって……杰くんが悪いんだから……」

彼は自身の先端を彼女の入り口に当て、ゆっくりと腰を進めた。夢夢は目を見開き、唇を噛みしめる。内部は熱く、きつく絡みついてくる。

「あっ……杰くん……深い……」

「大丈夫か?」

「うん……動いていいよ……」

張杰は慎重に腰を動かし始めた。酒の勢いもあって、夢夢の反応は普段よりもはっきりとしている。彼が動くたびに、彼女の内壁がきゅっと収縮し、彼を締め付ける。

「あっ、あっ……そこ……そこだよ……」

「ここか?」

「んんっ!」

張杰が彼女の奥の敏感な場所を突くたびに、夢夢は甲高い声を上げる。全身が汗ばみ、甘い香りが立ち込める。彼女の乳首からは再び乳汁がにじみ出て、彼の胸に濡れた跡を残した。

やがて夢夢の体が大きく痙攣し、彼女は長い吐息を漏らしながら彼の背中にしがみついた。

「イく……イっちゃう……!」

張杰もそれに合わせて一層激しく突き上げ、最後の瞬間に彼女の体内で熱を放った。

しばらく二人は重なったまま、息を整えていた。夢夢は放心したように天井を見つめ、頬は真っ赤に染まっている。

「夢夢、大丈夫か?」

「うん……すごく良かった……」

張杰は彼女の汗を拭い、隣に横たわった。夢夢は彼の腕に頭をのせて、ぽつりと言った。

「ねえ、小豆ちゃんってすごくかわいいね」

「ああ、そうだな。まるで小学生みたいな小さい体で、でも目がしっかりしてた」

「王おばさんも言ってたけど、あの子、小さい頃から大変だったんだって。今度何か美味しいものを作ってあげようかな」

「そうしろよ。きっと喜ぶさ」

夢夢はうとうとと目を閉じ、張杰の腕の中で安心しきったように眠りについた。彼女の口元には、優しい笑みが浮かんでいた。

足のクローズアップ

王おばさんが持ってきた小さなデジタルカメラをいじりながら、夢夢に声をかけた。

「夢夢ちゃん、ちょっと足の写真を撮らせてくれない?ネットショップに載せる用なんだって」

夢夢はベッドの端に座っていて、突然の申し出に足を引っ込めた。

「えっ……私の足なんかで、いいんですか?」

「いいに決まってるでしょ。あなたの足、形がきれいで、肌も白いし。靴下の広告にぴったりよ」

王おばさんは棚の上にある白いレースの靴下を手に取り、夢夢に見せた。

「これを履いて、ちょっとポーズをとるだけ。簡単だから」

夢夢は頬を赤らめてうつむいた。そんな写真を撮られるなんて、恥ずかしくてたまらなかった。でも王おばさんはいつも親切で、よく果物を持ってきてくれるし、張杰の仕事の話も聞かせてくれる。断るのは悪い気がした。

「じゃあ……ちょっとだけなら」

夢夢がおずおずと答えると、王おばさんは嬉しそうに笑った。

「そうそう、それでいいのよ。さあ、靴下を履いて、足を揃えて伸ばしてごらん」

夢夢は言われるままに、白いレースの靴下を履いた。ひざまずいて、両足をそろえて前に伸ばす。足首が細く、ふくらはぎのラインがなだらかに続いている。

「いい感じ。もっとつま先を立てて、少し内側に向けてみて」

王おばさんがカメラを構えながら指示を出す。

「そうそう、その角度。かわいいよ」

カチリというシャッター音が何度か鳴る。夢夢は顔が火照るのを感じた。こんなふうに自分の足をじっくり見せたことはなかった。

「お姉さんの足、とてもきれいだね」

声がして、夢夢は顔を上げた。小豆がドアのところに立っていた。にこにこと笑いながら、目を夢夢の足に据えている。

「小豆、いつの間に来たんだい?」

「さっき。お姉さんの足、見てたの」

小豆は部屋の中に入ってきて、夢夢の足の近くでしゃがんだ。

「つやつやしてて、まるでお人形さんみたいだね」

夢夢は照れ笑いを浮かべた。

「ありがとう、小豆。そんなに褒められると、恥ずかしいよ」

「本当のことだもん。僕、こんなきれいな足、見たことない」

小豆の言葉は無邪気で、夢夢の心をくすぐった。子供に褒められるのは、なんだか素直に嬉しかった。

「はい、これで何枚か撮れたよ。後は靴を履いた状態のも撮ろうか」

王おばさんが新しい靴を取り出した。薄いピンク色のバレエシューズだった。

「今度はこれを履いて、立ったままの写真を何枚か」

夢夢は立ち上がり、靴を履いた。サイズがぴったりで、足に馴染む。

「じゃあ、壁に手をついて、少し体重を片足に乗せてみて。そう、足首をくっと曲げて」

王おばさんの指示に従いながら、夢夢はポーズをとった。最初はぎこちなかったが、何度かやるうちに慣れてきた。

その日の夕方、王おばさんが写真をネットショップにアップした。すると、一時間も経たないうちに、いくつかの注文が入った。王おばさんが興奮して夢夢のもとに走ってきた。

「夢夢ちゃん、すごいよ!さっきアップした靴下の写真、もう注文が五件も来たんだ!」

夢夢は目を丸くした。

「本当ですか?」

「本当だよ。やっぱり君の足がいいんだね。履き心地が良さそうに見えるって、お客さんからコメントが来てる」

その晩、張杰が仕事から帰ってくると、夢夢は早速その話をした。

「ねえ、今日さ、王おばさんが私の足の写真をネットに載せてくれて、もう注文がたくさん来たんだよ」

張杰は目を見開いた。

「マジで?すげえじゃん!」

「うん。私、お金を稼ぐお手伝いができて、本当に嬉しい」

張杰は夢夢の頭を撫でた。

「夢夢はすごいよ。商売の才能があるんじゃないか?」

「そんなことないよ。でも、家のためにもっとお金を稼ぎたいなって思ってる。張杰がそんなに頑張ってるから、私も何か役に立ちたくて」

張杰の胸が熱くなった。彼女の純粋な言葉が、彼の心に染みた。

「夢夢、ありがとう。でも無理はするなよ」

「うん」

その夜、床に布団を敷いて、二人は寄り添った。張杰が夢夢を抱きしめると、彼女の体が温かくて柔らかい。キスをしながら、彼の手が彼女の体をなでる。やがて彼は、彼女の小さな足を持ち上げた。

「きれいな足だな」

そうつぶやいて、彼はつま先にそっと口づけた。夢夢の体がびくんと震えた。

「張杰……そこ、敏感なんだ……」

「そうなんだ」

彼はもう一度、今度は足の甲にキスをした。夢夢がかすかに声を漏らす。彼女の肌がほんのり赤くなっている。彼はその感覚を楽しみながら、ゆっくりと彼女の足を撫でた。夢夢の息が乱れ、体が微かに熱を帯びる。二人の夜は、静かに、そして深く続いた。

信頼の深化

夢夢は毎日、昼過ぎになると部屋の隅に座り込んで、自分の足の動画を撮るようになった。最初はただの好奇心だったが、王おばさんが「これ、すごくいいよ。私が編集してあげるから、もっと綺麗に見えるようにしてあげるね」と言って、スマホを受け取った。王おばさんは器用で、明るさを調整したり、角度を変えたり、背景に花や布を置いたりして、夢夢の足がまるでテレビの中の女優みたいに映えるようにしてくれた。

「もっとこう、ゆっくり動かしてみて。そうそう、その角度が一番綺麗だよ」王おばさんの声は優しくて、夢夢は素直に従った。白い素足をそっと伸ばし、足指をピンと立てたり、くるぶしを回したりする。カメラ越しに見ると、自分の足が思ったよりずっと可愛く見えて、夢夢はちょっと照れながらも嬉しかった。

その隣で、小豆がいつも遊んでいるふりをして近づいてくる。「わぁ、夢夢姉ちゃんの足、キラキラしてるね!」と叫びながら、ぴょんぴょん跳ねて、その小さな手が「うっかり」夢夢の足首に触れた。夢夢は一瞬驚いたが、小豆の無邪気な笑顔を見て、ああ、子供はやっぱり好奇心が強いんだなと思い直した。「小豆、触る時はちゃんと言ってね」と優しく言うと、小豆は「うん、ごめんね、でもすごくきれいだから、つい触りたくなっちゃった」と言って、また小さな手を伸ばした。夢夢は仕方なく笑って、その手を軽く払った。

張杰はその日の夕方、夢夢のスマホに送られてきた動画を見て、息を呑んだ。「うわっ、これ本当に夢夢?すげえ綺麗じゃん!」彼は思わず声を上げ、翌日の仕事中、昼休みに同僚たちにその動画を見せた。「俺の彼女なんだぜ、いいだろ?」同僚たちは口々に「お前、彼女できてからずっと自慢してるな」「でも確かに可愛いわ、足も細くて白いし」と囃し立てた。張杰は得意げで、胸の内が温かくなった。

その様子を老李が横から見ていて、にっこり笑いながら近づいてきた。「張杰君、お前は本当に幸せ者だな。あんな可愛い彼女がいて、しかも毎日新しい発見があるんだろ?」張杰は照れくさそうに頭を掻いた。「まあ、そうですね。でもまだまだこれからですよ」老李はさらに笑みを深めて、「はは、羨ましいよ。俺なんかもう年だからな、若いっていいもんだ」と言った。張杰はくすぐったい気分で、仕事の手も一段と軽やかだった。

その夜、夢夢はこっそり張杰の腕を引っ張って、小声で尋ねた。「ねえ、あの動画、見た?」張杰は「もちろん見たよ、すごく綺麗だった」と答えると、夢夢は顔を赤らめて、もじもじしながら「でも、あんなの撮ってるの、変じゃない?」と聞いた。張杰は真剣な顔で彼女の両肩を抱きしめた。「変なわけないだろ。夢夢が綺麗になればなるほど、俺は嬉しいんだ。もっと自信持っていいんだぞ」夢夢はその言葉にほっとしたように微笑み、そっと張杰の胸に顔を寄せた。

夜が更けて、二人は部屋の布団の上にいた。電気を消して、月明かりだけがカーテンの隙間から差し込んでいる。夢夢はいつもより積極的で、自分から張杰の脚に自分の足を絡め、つま先でそっと彼のふくらはぎを撫でた。張杰は一瞬固まり、次に低く笑った。「今日はどうしたんだ?」夢夢は答えず、代わりに足をさらに上へ滑らせ、彼の太ももの内側をくすぐるように触れた。張杰の呼吸が荒くなる。

「最近、いろいろ新しいこと覚えたんだ」夢夢が恥ずかしそうに囁く。張杰は彼女の足をそっと握りしめ、その柔らかい肌を確かめるように撫でた。「じゃあ、試してみるか?」夢夢はこくりとうなずいた。張杰は彼女の体をそっとひっくり返し、後ろから抱きしめるような姿勢を取った。二人はこれまでにない角度で重なり合い、夢夢の足が張杰の腰に巻きつく。新しい体位は最初はぎこちなかったが、すぐに互いのリズムが合い始め、部屋には二人の息づかいと、時折漏れる夢夢の小さな声だけが響いた。

行為が終わって、張杰は夢夢をぎゅっと抱きしめた。夢夢の体からほのかに香る甘い匂いが、彼の鼻腔をくすぐる。「もうこんなこと、他の誰にも見せちゃだめだぞ」張杰が言うと、夢夢はうつらうつらしながら「うん、張杰だけだよ」と答えた。窓の外では、夏の蝉がかすかに鳴いている。

同情のエスカレート

蝉が夕暮れを告げる頃、夢夢は小さな扇子を手に、小豆の額に浮かぶ汗を拭いていた。布団の上で丸くなる小豆の体は、熱で火照ったように赤く、かすかに震えている。

「小豆、お薬持ってきたよ。ちゃんと飲もうね」

夢夢はお椀に湯冷ましを注ぎ、粉薬を溶かしながらそっと息を吹きかけて冷ます。小豆は涙で潤んだ目を向け、か細い声で言った。

「苦い…夢夢姉ちゃん、苦いのは嫌だよ…」

「大丈夫、ちょっとだけ我慢して。飲めばきっと良くなるから」

夢夢はスプーンですくい、口元へと運ぶ。小豆は渋々口を開け、薬を飲み込むとすぐに顔をしかめた。

「ああ、やっぱり苦い…」

小豆は突然、顔を覆って泣き出した。しゃくりあげる泣き声が部屋に響く。夢夢は慌ててその背中を撫でた。

「どうしたの?どこか痛いの?」

「違うんだ…違うんだよ…」

小豆はすすり泣きながら、ぼそぼそと語り始めた。

「小さい頃、母ちゃんがいたんだ…でも、もういないんだ。母ちゃんの胸に抱かれて、温かいミルクを飲んだ記憶があるんだ…でも、それっきり…それっきり一度も…ああ、もう一度だけ、もう一度だけいいから、母ちゃんのミルクが飲みたいよ…」

その言葉に、夢夢の胸が締め付けられた。彼女は小豆の頭を優しく撫でながら、震える声で言った。

「小豆…」

「夢夢姉ちゃんは、母ちゃんみたいに優しい匂いがするんだ…」

小豆は夢夢の胸元に顔を寄せ、服の上からそっと鼻をくっつける。その瞬間、かすかに香る甘い乳の匂いが、部屋中に漂い始める。

夢夢は顔を真っ赤にし、慌てて身を引こうとした。しかし、小豆の涙で濡れた顔を見て、踏みとどまる。

「小豆…それは…その…」

「お願いだよ、夢夢姉ちゃん。一口だけでいいんだ。本当に一口だけ」

小豆の目は真剣そのものだった。夢夢はしばらく逡巡した後、小さくうなずいた。

「…わかったよ。でも、これっきりだからね」

夢夢は震える手で浴衣の襟元を緩めた。白い胸が露わになると、甘やかな乳の香りが一層強くなる。小豆の目がぎらりと光った。

夢夢が用意した湯飲みに、そっと母乳を搾り出す。さざ波のように白い液体が溜まっていく。小豆は湯飲みを受け取ると、まるで宝物を扱うように両手で包み込み、一口含んだ。

「…ああ、これだ。この味だ」

小豆の顔がほころんだ。一気に飲み干し、唇の周りについた白い跡をぺろりと舐める。

「もっと…もう少しだけ…」

「だめだよ、約束したでしょ」

しかし、小豆は再び泣き出した。声を殺して静かに泣く姿が、夢夢の心をさらに揺さぶる。

その時、老李と王姨が部屋の入り口に現れた。老李は感極まった様子で、目尻をぬぐっている。

「夢夢さん、本当にありがとうございます。小豆があんなに幸せそうな顔をするのは、何年ぶりだろう」

王姨も相槌を打つ。

「そうそう、あなたのおかげよ。小豆は母の愛情を知らなくてね…本当にありがたいわ」

夢夢は照れくさそうにうつむいた。

「そんな、大したことじゃ…」

部屋の外から、張杰の声が聞こえてきた。

「ただいま―あれ、みんな集まってるんだな」

張杰が入ってきて、湯飲みと小豆の涙の跡を見て、すぐに事情を察した。

「夢夢、小豆の世話をしてたのか。偉いな。お前って本当に優しいんだな」

夢夢は恥ずかしそうに笑った。

「小豆がかわいそうで…つい…」

「いいんだよ。これからも面倒を見てやってくれ。俺も協力するからさ」

張杰は小豆の頭を撫でながら、そう言った。

夜、二人だけの時間になると、夢夢はぽつりと漏らした。

「傑哥、小豆って本当にかわいそうだよね…お母さんの愛情を知らないなんて…」

張杰は夢夢を優しく抱きしめ、その耳元でささやいた。

「お前はまるで、小豆の母親みたいだな」

その言葉に、夢夢の頬がさらに赤く染まる。

「もう、そんなこと言わないでよ…」

しかしその夜、張杰と体を重ねるたびに、夢夢の胸からはいつもより多くの母乳が溢れ出した。張杰はその甘い蜜を求めて、夢夢の胸に顔を埋めた。

「美味い…夢夢のミルクは、俺にとっても一番のごちそうだ」

夢夢は恥ずかしさに体をくねらせるが、どこか誇らしげでもあった。

蝉の声が、夜の闇に響きわたる。部屋の中には、甘い乳の香りと二人の温かな吐息が満ちていた。

ゲームのアップグレード

# 第七章 ゲームのアップグレード

電車の振動が、張杰の疲れた体を揺さぶっていた。工事現場での一日の労働が終わり、彼は夢夢の待つアパートへと急いでいた。窓の外には、ネオンがきらめく都会の風景が広がっている。

「今日は王姨が来てるんだ」

昼休みに夢夢から届いたメッセージを思い出し、張杰は口元を緩めた。王姨はいつも何か面白い話をしてくれる。夢夢も彼女と過ごす時間を楽しんでいるようだ。

アパートのドアを開けると、部屋から楽しげな笑い声が聞こえてきた。

「あ、杰哥、おかえり!」

夢夢が玄関まで走ってきて、張杰の首に抱きついた。彼女の体からは、いつもの甘い香りが漂っている。

「ただいま。楽しそうだな」

張杰は夢夢の頭を撫でながら、部屋の中へと足を踏み入れた。

ソファには王姨が座っており、テーブルの上にはお茶と菓子が並べられていた。王姨は五十代半ばだが、目つきは若々しく、話し方にも活気がある。

「あら、張杰くん、お帰りなさい。ちょうどいいところに来たわね」

王姨はにっこり笑いながら手を振った。

「何か面白いことでもしてたんですか?」

張杰は夢夢の隣に座りながら尋ねた。

「真実か挑戦ってゲームを知ってる?」

王姨が目を輝かせながら言った。

「ああ、聞いたことありますよ。でも、実際にやったことはないですね」

「やってみない? 三人だとちょうどいいのよ。ルールは簡単。順番に質問するか、挑戦を命じるか。本当のことを言うか、言われたことをやるか。ただそれだけ」

夢夢が目を輝かせて張杰を見上げた。

「ねえ、やってみようよ。楽しそうだし」

「夢夢がやりたいなら、付き合うよ」

張杰は快諾した。

王姨が早速、説明を始める。

「じゃあ、まずは簡単な質問からいきましょうか。最初は夢夢ちゃんからね」

夢夢は緊張した面持ちで頷いた。

王姨は少し考え込む仕草をしてから、口を開いた。

「夢夢ちゃんは、張杰くんのどこが一番好き?」

夢夢の頬が一瞬で赤くなった。彼女はうつむきながら、指を絡めて弄っている。

「えっと…杰哥は…すごく優しくて…それに、いつも私のことを大事にしてくれて…」

声がだんだん小さくなっていく。

「それだけ? もっと他にあるでしょう?」

王姨が優しく促す。

「あと…力持ちで…守ってくれる感じがして…それに、体も逞しくて…」

最後の方はほとんど消え入りそうな声だった。

張杰は誇らしげに胸を張った。

「そう言われると、照れるな」

「次は張杰くんの番よ。夢夢ちゃんに質問して」

張杰は少し考えてから、悪戯っぽい笑みを浮かべた。

「夢夢は、俺と一番最初にキスした時、どんな気持ちだった?」

夢夢の顔がさらに赤く染まった。彼女は顔を両手で覆いながら、くぐもった声で言った。

「そんなこと…聞かないでよ…」

「真実か挑戦よ。答えないなら、何かしてもらわないとね」

王姨が笑いながら言った。

夢夢はしばらく迷った後、小さな声で話し始めた。

「すごく…ドキドキして…頭が真っ白になったの…それに、杰哥の唇がすごく温かくて…」

彼女はそこまで言うと、もう言葉が出てこなかった。

王姨が満足そうに頷いた。

「いいわね、初々しくて。じゃあ次は私から。夢夢ちゃん、張杰くんと一番親しい時って、どんな感じ?」

夢夢は意味がわからず、首をかしげた。

「親しい時?」

「ほら、二人きりの夜とかよ。何を話すの? どんなことをするの?」

王姨の声が優しく、誘導するように響く。

夢夢の耳まで真っ赤になった。彼女は張杰の腕にしがみつきながら、蚊の鳴くような声で言った。

「杰哥が…私を大事にしてくれて…優しく触ってくれて…それに…」

言葉が詰まる。

「それに?」

王姨が身を乗り出した。

夢夢は顔を上げられないまま、消え入りそうな声で続けた。

「気持ちよくて…杰哥のことがもっと好きになるの…」

張杰は夢夢の肩を抱き寄せながら、内心誇らしげだった。彼女がこんなに素直に話すのは珍しい。王姨の腕前のおかげかもしれない。

その時、ドアがノックされた。

「はいはい、どちら様?」

王姨が立ち上がってドアを開けると、そこには小豆が立っていた。彼はいつものように、無邪気な子供のふりをしている。

「王姨、お父さんが一緒に来いって」

小豆は部屋の中をきょろきょろと見回しながら言った。

「あら、そうなの? ちょうどゲームをしてたところよ。よかったら一緒にどう?」

王姨が招き入れる。

「ゲーム? 僕もやりたい!」

小豆はぴょんぴょん跳ねながら部屋に入ってきた。

「老李も呼びましょうか。今夜はみんなで楽しみましょう」

王姨はスマートフォンを取り出して、何やらメッセージを送った。

数分後、老李が現れた。彼はいつものように穏やかな笑顔を浮かべているが、目元がほんのり赤い。酒の匂いが微かに漂っていた。

「やあ、すまないね。ちょっと一杯やってたもんで」

老李は頭をかきながら、ソファにどっかりと腰を下ろした。

「いいところに来ましたね。今、夢夢ちゃんが真実か挑戦で盛り上がってたところですよ」

王姨が説明する。

「真実か挑戦? 懐かしいなあ。若い頃によくやったもんだ」

老李は目を細めながら笑った。

ゲームは続く。今度は小豆の番だ。彼は無邪気な顔で夢夢を見上げた。

「夢夢お姉ちゃん、抱っこしてくれない?」

夢夢は困惑しながらも、小豆を抱き上げた。小豆は嬉しそうに夢夢の胸に顔を埋める。その時、彼の手が何気なく、夢夢の胸に触れた。

「あっ!」

夢夢が小さく声を上げた。

「ごめんね、お姉ちゃん。バランス崩しちゃった」

小豆が申し訳なさそうな顔で言う。

「ううん、大丈夫。気にしないで」

夢夢はそう言って、小豆を床に下ろした。まさか、わざと触ったとは思わなかった。

「さあさあ、次は老李の番よ」

王姨が進行を促す。

老李は少し酔ったふりをして、夢夢の方を向いた。

「夢夢ちゃんは、本当にいい体つきをしてるね。張杰くんが羨ましいよ。俺も若かったら、負けられなかったかもしれないな」

彼はそう言って、大げさに笑った。

張杰は得意げに笑い返した。

「そうでしょう? 夢夢は俺の彼女ですからね。自慢の彼女ですよ」

夢夢は恥ずかしそうにうつむいたが、その目は嬉しそうだった。

ゲームはさらに続き、夜が更けていった。王姨と老李と小豆が帰った後、部屋には張杰と夢夢だけが残された。

「楽しかったね、今日」

夢夢がベッドに腰掛けながら言った。

「ああ、王姨のおかげで盛り上がったな」

張杰は夢夢の隣に座り、彼女の肩を抱いた。

「杰哥…」

夢夢が顔を上げる。その目は潤んでいた。

張杰は彼女の唇に自分の唇を重ねた。夢夢はすぐに反応し、腕を張杰の首に絡める。二人はそのままベッドに倒れ込んだ。

「今日の夢夢は、すごく可愛かったぞ」

張杰が耳元でささやく。

「だって…王姨が言ってたんだもん…好きな人には素直になったほうがいいって…」

夢夢が恥ずかしそうに答える。

「そうか。夢夢はどんどん大胆になってくな」

張杰は笑いながら、彼女の服のボタンを外し始めた。

夢夢の体はいつもより敏感だった。ゲームの興奮がまだ冷めていないのか、彼女の肌はほんのりと赤く染まっている。張杰が触れるたびに、彼女の体はピクピクと震えた。

「杰哥…気持ちいいよ…」

夢夢が甘えるような声をあげる。

張杰は彼女の反応を楽しみながら、ゆっくりと体を重ねていった。二人の息遣いが部屋に響く。

「夢夢…好きだ…」

張杰が彼女の耳元でささやく。

「私も…杰哥が大好き…」

夢夢の声が震えている。

やがて、夢夢の体が激しく震え始めた。彼女は張杰の背中に爪を立てながら、声を押し殺すようにして絶頂を迎えた。

「あっ…ああっ…」

彼女の体が弓なりに反る。

その時、隣のベッドで寝ているはずの小豆が、薄目を開けて二人の様子を盗み見ていた。彼は布団の中で、自分を慰めながら、口元に歪んだ笑みを浮かべている。

「杰哥…げ、ゲーム、楽しかったね…」

夢夢が息を整えながら言った。

「ああ。でも、これからもっと楽しいことを教えてやるよ」

張杰は彼女を抱きしめながら、優しく髪を撫でた。

「うん…杰哥となら、どんなことでもしてみたい…」

夢夢は幸福そうに目を閉じた。

窓の外では、夏の蝉が力強く鳴いていた。その声は、夜の闇の中に溶けていく。彼らにはまだ気づいていない。自分たちの純粋な世界に、少しずつ影が忍び寄っていることに。

ネットショップの好転

# 第八章 ネットショップの好転

夢夢のネットショップに、注文が次々と入り始めた。最初は一日に数件だった注文が、気づけば十件、二十件と増えている。

「張杰!見て見て!今日だけで十五件も注文が来たよ!」

夢夢はスマホを掲げて、ベッドの上でぴょんぴょん跳ねた。彼女のショートパンツから伸びる白い太ももが、嬉しそうに揺れる。

張杰は仕事から帰ってきたばかりで、作業服のまま彼女の隣に座った。汗ばんだ顔に笑みを浮かべて、夢夢の頭を撫でる。

「すごいじゃないか。やっぱり夢夢は天才だな」

「えへへ、最初は全然売れなくて、どうしようかと思ったんだけどね。王おばさんが色々アドバイスしてくれて、商品の写真をきれいに撮るコツとか、説明文の書き方とか教えてくれたんだ」

夢夢はそう言いながら、スマホの画面を張杰に見せる。そこには、彼女が丹精込めて撮影したハンドメイドアクセサリーの写真が並んでいた。光の加減を工夫し、背景に花や布を配置した写真は、確かに以前よりずっとプロフェッショナルに見える。

「王おばさんって、あの隣の棟に住んでる人のことか?」

「そうそう。すごく親切な人なんだよ。自分の息子さんも小さいし、私のことも娘みたいに可愛がってくれてる」

張杰は少し眉をひそめたが、夢夢がこんなに楽しそうにしているのを見ると、余計なことは言えなかった。

「でも、気をつけろよ。知らない人を簡単に信じすぎるな」

「大丈夫だよ!王おばさんは本当にいい人なんだから。それに、小豆ちゃんもすごく可愛くてさ。私のことを『お姉ちゃん』って慕ってくれてるんだ」

夢夢は無邪気に笑う。その笑顔を見ていると、張杰もつられて笑顔になる。彼女の純粋さが、何より宝物のように思えた。

数日後、夢夢は王姨から新しい提案を受けた。

「夢夢ちゃん、最近ライブ配信で物を売るのが流行ってるんだよ。あなたの可愛い足を見せたら、きっとたくさんの人が靴を買ってくれるわよ」

王姨はにこやかに笑いながら、スマホで他の人のライブ配信を見せてくれた。画面の中では、若い女性がカメラに向かって靴を履いた足を見せながら、商品の説明をしている。コメント欄には「可愛い」「買いたい」の文字が流れている。

「えっ…私が、ライブ配信?そんなの無理だよ…」

夢夢は顔を赤らめて首を振る。カメラの前で自分を売り込むなんて、想像しただけで恥ずかしかった。

「大丈夫よ、最初は誰だって緊張するもの。一緒に練習しよう?私が隣でサポートするから」

王姨の優しい言葉に、夢夢は少し心が動いた。確かに、ネットショップの売上をもっと伸ばせたら、家計の助けになる。張杰の負担も減らせるかもしれない。

「じゃあ…ちょっとだけ、試してみようかな」

その夜、夢夢はスマホをスタンドに固定して、ライブ配信の準備をした。緊張で手が震える。自分の部屋だというのに、心臓がドキドキと鳴り響いている。

「始めるよ…」

配信ボタンを押すと、カウントダウンが始まり、画面に自分の顔が映し出された。夢夢はぎこちなく手を振る。

「こ、こんばんは…夢夢です…今日は、このサンダルを紹介します…」

最初は視聴者が三人だけだった。夢夢はカメラに自分の足を映しながら、靴の特徴を説明する。声が震えているのが自分でもわかる。

ところが、五分も経つと、視聴者が十人、二十人と増え始めた。コメントが流れてくる。

「足、きれい」

「このサンダル、可愛いね」

「もっと近くで見せて」

思わぬ反応に、夢夢は驚いた。誰かが自分の足を褒めてくれるなんて、初めての経験だった。

「あ、ありがとうございます…じゃあ、もっと近づけて見せますね」

恥ずかしさで頬が赤くなるのを感じながらも、夢夢はカメラに足を近づけた。彼女の足は白くて細く、指先まで整っている。爪には薄いピンクのマニキュアが塗ってあり、とても可愛らしい。

「わあ、すごい綺麗」

「これ、買いたい!」

「次の配信はいつ?」

コメントの賛辞に、夢夢の緊張が少しずつ解けていく。もしかしたら、自分にもできるかもしれない。そう思ったとき。

「お姉ちゃん、なにしてるの?」

突然、部屋のドアが開いて、小豆が顔を出した。彼は今日も知的障害のある子どものように、よだれを垂らしながら夢夢のそばに寄ってくる。

「小豆ちゃん!今、お姉ちゃんはお仕事中なんだよ」

夢夢は驚いたが、怒る気にはなれなかった。小豆の無邪気な表情を見ると、いつも心が和む。

「僕も見たい!お姉ちゃんと一緒に写りたい!」

小豆は無理やりカメラの前に割り込もうとする。視聴者からは「可愛い」「弟さん?」というコメントが流れる。

夢夢は仕方なく、小豆を自分の隣に座らせた。彼はカメラに向かって手を振り、変顔をしてみせる。視聴者からは笑いのコメントが相次いだ。

「ごめんなさい、弟が邪魔しちゃって…」

「いいえ、逆に面白くなりました」

「この子、可愛い!」

「また一緒に出てね」

予想外の展開に、夢夢も思わず笑ってしまう。小豆がいることで、配信が和やかな雰囲気になった。結果的に、その日の配信は大盛況で、視聴者数は百人を超え、注文も十件以上入った。

配信が終わった後、夢夢は疲れと充実感でいっぱいだった。スマホの画面には、たくさんの「いいね」とフォロワー増加の通知が表示されている。

「すごい…私、ライブ配信できたんだ…」

その夜遅く、張杰が仕事から帰ってきた。夢夢は興奮して、今日の出来事を話して聞かせる。張杰は「そうかそうか」と相槌を打ちながら、スマホで夢夢の配信の録画を見始めた。

画面の中の夢夢は、恥ずかしそうにしながらも、一生懸命に商品を説明している。カメラに映る彼女の足は、確かに魅力的だった。白くて細くて、健康的な輝きを放っている。

そして、小豆が乱入するシーンになると、張杰は少し不愉快そうな顔をした。

「夢夢、あの小豆ってやつ、いつも部屋に入ってくるのか?」

「うん、でも彼はただの子供だよ。それに、視聴者にも好評だったんだから」

夢夢は無邪気に答える。張杰は言いたいことを飲み込んだ。夢夢が楽しそうだから、それでいいのかもしれない。そう自分に言い聞かせた。

「でも、ライブ配信で足を見せるのは、ちょっと気をつけたほうがいいかもな」

「え?なんで?視聴者みんな褒めてくれたよ」

夢夢は首をかしげる。彼女の純粋な瞳に、張杰は何も言えなくなる。そうだ、彼女は悪意というものを知らないのだ。誰もが自分と同じように純粋だと信じている。

「いや、いいんだ。夢夢が楽しいならそれで」

張杰はそう言って、夢夢を抱きしめた。彼女の体からは、いつもの甘い香りが漂っている。ミルクのような、それでいて女の子特有の甘やかな匂い。

「張杰…今日、私、すごく自信がついたんだ」

夢夢は張杰の胸に顔をうずめながら、小さな声で言った。

「都会の女の子みたいに、私も何かできるんだって思えた」

「ああ、夢夢はいつか必ず都会の麗人になるよ」

張杰はそう言って、彼女の髪を撫でた。その言葉に、夢夢は恥ずかしそうに笑う。

「もう、そんなこと言わないでよ…」

二人の唇が重なる。張杰の手が、夢夢の服の下に滑り込む。彼女の肌はいつもより熱く、少し汗ばんでいた。ライブ配信の緊張がまだ残っているのだろう。

「んっ…張杰…優しくして…」

夢夢の声が、夜の部屋に溶けていく。窓の外からは、夏の蝉の声が聞こえていた。都会の夜は、田舎とは違って決して静かではない。それでも、二人だけの時間は、何にも邪魔されることなく流れていった。

その頃、隣の棟では、老王、王姨、小豆の三人が集まっていた。彼らは夢夢のライブ配信の録画を見ながら、にやにやと笑っている。

「どうだ、俺の計画通りだろう」

老王が得意げに言う。

「夢夢ちゃんは本当に純粋だから、扱いやすいわね」

王姨がスマホをいじりながら答える。

「次は、もっと深いところまで入り込むんだろうな?」

小豆は、子どものような外見とは裏腹に、大人びた笑みを浮かべていた。三人の企みは、まだ始まったばかりだった。