# 第八章:撫でる許可
何度目かの夜だった。
張杰はまたしても失敗した。精液は彼女の体内に注がれたはずなのに、なぜか彼女の体はそれを拒んでいるかのようだった。布団の上で裸のまま横たわる夢夢は、夫の胸に寄り添い、恥じらいながらも優しい微笑みを浮かべている。
「ごめんね、また…」
夢夢は首を振った。「何言ってるの、気にしないで。きっといつかできるよ」
その無垢な言葉が、張杰の心をさらに深く刺す。彼は彼女の頭を撫でながら、どうしても避けられない思考に囚われていた。なぜだ?なぜ彼女は妊娠しないのか?病院で検査した結果は、二人とも問題ないと言われたのに。
翌日の夕方、張杰は叔父の張大牛を訪ねた。普段はあまり来ることのない、薄暗い電気工事の作業場だ。工具や配線の類が散らばる部屋の隅で、張大牛は古い扇風機を修理していた。
「どうした、張杰。顔色が悪いぞ」
張杰は黙って椅子に座り、しばらく沈黙した後、低い声で打ち明けた。
「叔父さん…夢夢が、どうしても妊娠しないんだ。もう何ヶ月も試しているのに」
張大牛は手を止め、振り返って甥を見た。狡賢そうな目が一瞬光る。
「ふん、そうか。それで?」
「病院でも異常はないって言われた。でも…俺じゃダメなのかもしれない」
「それは違うな」張大牛はゆっくりと立ち上がり、タバコに火をつけた。「女ってのはな、ちゃんとイかせないと妊娠しにくいもんだ。お前、彼女をちゃんと感じさせてやってるのか?」
張杰の顔が赤くなった。「それは…もちろん」
「本当か?お前の性格じゃ、彼女が恥ずかしがるからって、すぐに済ませてしまうんじゃないのか?」
図星だった。張杰は確かに、夢夢が恥ずかしそうにするのを見ると、いつも早く終わらせてしまう癖があった。
張大牛は深く煙を吸い込み、甥の顔をじっと見つめた。「俺が教えてやろうか?女体の正しい刺激の仕方を」
「そんな…」
「拒むな。血を分けた甥のために言ってるんだ」張大牛の声は低く、説得力があった。「まずは撫でることから始めろ。彼女の体を隅々まで撫でて、完全にほぐしてから挿入するんだ。そうすれば、お前も長く持つし、彼女も感じやすくなる」
張杰はしばらく考え込んだが、最終的に小さく頷いた。「…試してみる」
「よし。じゃあ、今夜は俺も手伝おう」
張杰の顔色が変わった。「叔父さん?それは…」
「安心しろ、直接触るわけじゃない」張大牛は冷たく笑った。「お前の手の動きを俺が指導するんだ。彼女の体のどこを、どう撫でればいいか、実際に見せながら教えてやる。それだけで、彼女の反応は格段に変わるはずだ」
張杰の理性は強く反発していた。しかし、血筋を残したいという欲望が、その理性を上回る。彼は最終的に、苦しそうに頷いた。
「…わかった。でも、叔父さんは俺の手を動かすだけだ。直接触らせるわけには…」
「もちろんだ。約束する」
その夜、寝室は薄暗い照明に包まれていた。夢夢はすでにベッドに横たわり、恥ずかしそうに体をシーツで隠している。彼女は今夜、夫が「新しい方法を試したい」と言ったことだけを知っていた。
張杰はベッドのそばに立ち、その隣には張大牛が静かに立っていた。夢夢は叔父の存在に気づいて、驚いて半身を起こした。
「あれ?叔父さん…どうしてここに?」
「お前の夫から相談を受けてな」張大牛は優しい口調で言った。「彼はお前にもっと気持ちよくなってほしいらしい。少しだけ、刺激の仕方を教えてやってほしいと」
夢夢の頬が一瞬で真っ赤に染まった。「そ、そんな…恥ずかしいよ…」
「恥ずかしがることはない。夫婦のことだ」張大牛はゆっくりとベッドに近づいた。「それに、俺は触らない。ただ、張杰の手の動きを導くだけだ」
張杰は震える声で言った。「夢夢…お願いだ。俺の子供を産んでほしい。そのためには…」
夢夢は夫の苦しそうな表情を見て、何かを察した。彼女は唇を噛みしめ、そっとシーツを下ろした。
「…わかったよ。でも、恥ずかしいから、あんまり見ないでね」
張大牛は低く笑った。「ああ、もちろん」
張杰は手を伸ばし、夢夢の太ももに触れた。彼女の肌は絹のように滑らかで、温かかった。しかし彼の手は震えており、うまく動かせない。
「そうじゃない」張大牛がすぐに口を挟んだ。「もっとゆっくり、優しく。まるで彼女の肌を味わうように撫でるんだ」
張大牛は張杰の手首を掴み、そっと誘導した。彼の指が夢夢の太ももの内側に触れ、ごくゆっくりと上下に動く。
「そうだ…彼女の反応を見ながら、強さを変えるんだ。ここは特に敏感な場所だ」
夢夢は息を呑み、体をわずかに震わせた。彼女は目を閉じ、無意識に唇を開く。その反応に、張大牛の口元に満足げな笑みが浮かんだ。彼の指は張杰の手を借りて、太ももから腰へ、腰からさらに上へと移動する。
「ほら、彼女の腰のこの曲線、ここを撫でると彼女は喜ぶんだ」
張大牛の指が張杰の手を動かす。その指が夢夢の腰のくびれに触れた時、彼女は「あっ」と小さく声を漏らした。彼女の体が無意識に彼の手に寄り添うように動く。
張杰の心は引き裂かれそうだった。叔父の指が妻の肌をなぞる感覚、そしてそれに応える妻の反応。それは許しがたい光景でありながら、同時に彼の精子を夢夢の体内に宿らせるための唯一の手段のように思えた。
「ほら、もっと強く…そうだ、彼女の体が喜んでるのがわかるだろう?」
張大牛の指はゆっくりと、しかし確実に夢夢の体を探っていく。彼は時折、自分の親指で夢夢の肌を何気なく撫でる。夢夢はそれに気づかず、ただ与えられる快感に身を任せていた。彼女の口からは甘い吐息が漏れ、体はピンク色に染まり始めていた。
「あっ…張杰…そこ、いいよ…」
その声を聞いた瞬間、張杰の脳裏に嫉妬と怒りが走った。しかし同時に、彼の股間は痛いくらいに硬くなっていた。彼は理性と欲望の狭間で苦しみながら、叔父の動きに従い続けた。
張大牛は頭を張杰の耳元に近づけ、囁いた。「さあ、今だ。彼女が一番感じてる時に挿入するんだ」
張杰は震える手で自分のベルトを外した。彼は夢夢の上に覆いかぶさり、彼女の濡れた入り口に自身を押し当てた。夢夢は目を開け、夫の苦しげな表情を見つめながら、そっと頷いた。
彼が一気に突き入れた時、夢夢は仰け反り、美しい声を上げた。その反応に張大牛は満足そうに頷き、一歩下がって壁際に寄りかかった。彼は腕を組み、甥とその妻が交わる様子をじっくりと観察していた。
張杰は叔父の視線を感じながら、激しく夢夢を突いた。彼の心は罪悪感で張り裂けそうだったが、体は獣のように夢夢を求めて止まなかった。
「あっ…あっ、張杰…すごい…きもちいいよ…」
夢夢の体が痙攣し始めた。彼女は夫の首にしがみつき、何度も絶頂に達した。その度に彼女の体内が強く張杰を締め付け、彼は必死に耐えた。
張大牛は静かに、しかし鋭い目で全てを見ていた。彼の指先には、まだ夢夢の肌の感触が残っていた。あの滑らかで温かい感触—彼はそれをまた味わいたいと、強く願っていた。
やがて張杰は限界を迎え、夢夢の体内に熱い精液を放った。彼は彼女の上に崩れ落ち、荒い息を整えながら、夢夢の髪を撫でた。
「ごめん…夢夢…」
夢夢は微笑みながら、夫の背中を優しく撫でた。「ううん、大丈夫だよ。今夜は、すごく気持ちよかった」
その言葉に、張杰の心はさらに深く沈んだ。叔父は満足げにドアの方へ歩きながら、振り返って言った。
「これで妊娠するといいな。じゃあ、俺は邪魔だから帰るよ」
張杰は何も言えず、ただ頷いた。ドアが閉まる音が聞こえ、部屋には二人だけが残された。
夢夢は夫の胸に顔を埋め、静かにささやいた。「張杰…私、絶対にあなたの子供を産むからね。約束するから」
張杰は彼女の頭を抱きしめ、目を閉じた。彼の胸は激しく痛み、涙がこぼれそうになるのを必死に堪えた。叔父の指が妻の肌を撫でた感触が、いつまでも彼の視界に焼き付いて離れなかった。