催眠に堕ちた家族

站点:NovelAI.one内容:前8章在线试读ID:2b837414更新:2026-07-28 16:37
朱沢の家は、郊外の古びた団地の一角にあった。両親は遠くの町へ出稼ぎに出て、めったに帰って来ない。家族を支えるのは、姉の朱雪だった。彼女は仕事をしながら、弟と妹を養っていた。朱沢は大学に通い、妹の朱晩晩は高校の寮で暮らしていた。家には普段、朱雪と朱沢の二人だけがいることが多かったが、それでも家の中は明るかった。 朱雪は朝
原创 剧情 爽文 架空 热门
催眠に堕ちた家族 提供 前8章在线试读,可直接在线阅读。你也可以前往“最新小说”“热门小说”“发现小说”继续浏览站内内容。
当前页面收录可公开展示内容,以下为前 8 章试读:

幸せな家庭の亀裂

朱沢の家は、郊外の古びた団地の一角にあった。両親は遠くの町へ出稼ぎに出て、めったに帰って来ない。家族を支えるのは、姉の朱雪だった。彼女は仕事をしながら、弟と妹を養っていた。朱沢は大学に通い、妹の朱晩晩は高校の寮で暮らしていた。家には普段、朱雪と朱沢の二人だけがいることが多かったが、それでも家の中は明るかった。

朱雪は朝早く家を出て、夜遅くに帰ってくる。彼女は街の小さなオフィスで事務の仕事をしていた。疲れた顔を隠しもせず、それでも朱沢には優しかった。朱沢は大学で経済を学んでいて、将来は家族を楽させてやりたいと思っていた。朱晩晩はまだ幼く、休みの日だけ帰ってくる。彼女は天真爛漫で、兄と姉に甘えるのが好きだった。

そんな平凡な家庭に、朱沢の彼女、柳婷婷がよく遊びに来ていた。彼女は朱沢と同じ大学に通い、可愛らしい顔立ちと、いつも穿いている白いフリルの短い靴下が印象的な少女だった。今日も彼女は、紺色のJK制服を着て、朱沢の隣で微笑んでいた。リビングのソファに座り、彼女は膝の上にちょこんと置いた手を、白い靴下の上で組み替えている。

「今日も授業、だるかったね」

柳婷婷は少し甘えた声で言いながら、朱沢の肩に頭を預けた。朱沢は彼女の髪を撫でながら、優しく笑った。

「そうか? 俺は結構面白かったけどな。教授の話、けっこう為になるし」

「朱沢は真面目だもんね。私はいつも寝ちゃう」

彼女は小さくあくびをし、その仕草がまた可愛らしくて、朱沢は思わず彼女の頬をつついた。柳婷婷は朱沢の手を握り返し、白い靴下の先をふらふらと揺らした。

部屋の中は静かで、窓から午後の日差しが差し込んでいる。壁には家族写真が飾られ、朱沢たちが幼い頃の笑顔が残っている。テーブルの上には朱雪が買ってきた果物が置いてあり、冷蔵庫には朱晩晩が好きなヨーグルトが入っている。貧しいけれど、確かな幸せがそこにはあった。

「ねえ、朱沢。今度、私の友達を連れてきてもいい?」

柳婷婷が突然顔を上げて言った。

「友達? 誰?」

「趙萌萌。高校の時から仲良くて、すごく面白い子なの。それと、もう一人、学校で一番美人って言われてる子がいるんだけど…」

「林安琪?」

朱沢が名前を出すと、柳婷婷は驚いた顔をした。

「知ってるの?」

「そりゃあ、有名人だし。でも、そんな子がうちに来るなんて、場違いじゃないか?」

「大丈夫だよ。皆、気さくだから」

柳婷婷がそう言うと、朱沢は少し迷ったが、結局笑って頷いた。彼女の願いなら、できるだけ叶えてやりたかった。柳婷婷は嬉しそうに笑い、もう一度彼の胸に顔を埋めた。

その頃、団地の外れの路地に、一人の男が立っていた。年齢は三十代半ばに見えたが、実際の歳はまったく読めない不思議な雰囲気を漂わせている。彼は黒いコートをまとい、その下は薄暗い陰に隠れてはっきりとは見えなかった。男の視線は、朱沢たちが住む棟の、ある一室に注がれていた。

彼の名前は誰も知らない。人々はただ彼を「神秘人」と呼ぶだけだ。

彼は何日も前から、この団地を観察していた。狙っているのは金でも物でもない。人間の心そのものだった。特に、強い意志を持ち、それでいて脆さを秘めた若い女性――彼は朱雪を見つけ出していた。

仕事から帰宅した朱雪が、疲れた足取りで階段を上がっていく。その姿を、神秘人は木陰から静かに目で追った。彼女は妹や弟のために必死で、自分を犠牲にしている。そんな献身的な精神こそ、彼が最も弄びたいと思う獲物だった。

「幸せそうな家庭だな…」

神秘人の口元が、わずかに歪んだ。

彼はポケットから、小さな振り子を取り出した。銀色の鎖につながれたそれは、陽の光にきらめきながら揺れる。彼は指先で軽く揺らし、何かを確かめるようにじっと見つめた後、再びそれをしまい込んだ。

「まずは、姉からいただこうか」

彼はそう呟くと、音もなくその場を立ち去った。その背中はまるで影のように、人通りの少ない路地へと消えていった。

室内では、朱沢が柳婷婷に冷たい麦茶を注いでいた。柳婷婷は両手でグラスを受け取り、一口飲むと、

「お姉さん、今日は遅くなるの?」と尋ねた。

「たぶんね。残業が多いみたいで」

朱沢はため息をついた。彼も姉の負担を少しでも軽くしたいと思い、アルバイトを探していたが、なかなか見つからなかった。柳婷婷はそんな彼の気持ちを察して、そっと手を握った。

「朱沢は頑張ってるよ。私、そんな君が好き」

その言葉に、朱沢は照れくさそうに笑った。彼の心には、これからもずっとこの日常が続くという確信があった。妹の朱晩晩も無事に高校を卒業し、姉の朱雪もいつか楽になり、そして柳婷婷ともっと深い関係を築いていく。そんな未来を、彼は疑っていなかった。

だが、幸せな家庭の亀裂は、誰にも気づかれないまま、すでに静かに広がり始めていた。窓の外に目をやった朱沢は、何かの影が通り過ぎたような気がして、首をかしげた。しかしそこには何もなく、ただ木々が風に揺れているだけだった。

「どうしたの?」と柳婷婷が尋ねる。

「いや、何でもない」

彼は笑ってごまかしたが、胸の奥に小さな不安の種が落ちたのを感じていた。

姉の陥落

朱雪はその日、大学の講義を終えて一人暮らしのアパートに戻った。窓の外はとっぷりと日が暮れ、部屋の中には冷たい空気が漂っている。彼女は疲れた体をソファに沈め、スマートフォンを手に取ったが、なぜか胸の奥にざわつくような不安を感じていた。ここ数日、誰かに見られているような気配が消えないのだ。しかし、部屋には自分以外誰もいない。気のせいだろうと彼女は自分に言い聞かせた。

突然、インターホンが鳴った。画面を見ると、見知らぬ男が立っている。黒いコートをまとい、顔の半分は影に隠れている。朱雪は警戒しながらも、ドアを開けてしまった。

「こんばんは、朱雪さん。少しお時間をいただけますか?」男の声は低く、妙に耳に残る響きがあった。

「どちら様ですか?」朱雪は眉をひそめた。返事を待つ間、男の瞳が異様に輝いているのに気づいた。深い琥珀色の光が、彼女の視線を吸い込むように揺らめいている。

「私はただの通りすがりの者です。でも、あなたに特別な贈り物を差し上げたくてね」男は薄く笑い、右手をゆっくりと持ち上げた。指先には、小さな振り子のようなペンダントがぶら下がっている。それは規則正しく左右に揺れ、朱雪の目の前で銀色の軌跡を描いた。

「な、なにを…」朱雪は抗おうとしたが、声がうまく出ない。ペンダントの動きを目で追ううちに、思考がぼんやりと溶け始める。男の声が遠くから響くように聞こえた。

「大丈夫、力を抜いて。すべてを私に預けてごらん」

朱雪の手足から力が抜け、その場に立ちすくんだまま、目の焦点が合わなくなる。彼女の黒い瞳は次第に虚ろになり、光を失っていった。男はゆっくりと部屋の中へ入り、ドアを閉める。朱雪は抵抗するどころか、かすかに口を開けて呆然と立っている。

「いい子だ。さあ、ソファに座って」

催眠術師の言葉に、朱雪は操り人形のように動き、ソファに腰を下ろした。スカートの裾が乱れても気にする様子はない。男は彼女の真正面に立ち、深く澄んだ声で語りかける。

「朱雪、お前はこれから生まれ変わる。お前の心の中にある罪悪感、恥じらい、理性、すべてを捨て去るのだ。お前に必要なのは、ただ快楽と服従だけだ」

「快楽…服従…」朱雪の唇が機械的に言葉を繰り返す。その声は感情を失い、まるで空っぽの器のようだった。

「そうだ。お前は自分が何者かわかっているか?お前は性奴隷だ。生まれながらにして男に仕えるために存在する、淫らな牝犬だ」

「私は…性奴隷…牝犬…」朱雪の頬がほんのり赤らみ、太ももが無意識にすり合わされる。彼女の無意識はすでに言葉を受け入れ始めていた。

男は満足げにうなずき、さらに暗示を重ねていく。

「お前の口は、汚らわしい言葉を吐くためにある。お前の身体は、男たちを悦ばせるためにある。言ってみろ、『私は売春婦です。誰でも私を使っていいんです』と」

朱雪のまぶたがピクピクと震えたが、すぐにその言葉が口をついて出た。

「私は…売春婦です。誰でも…私を…使っていいんです…」

初めはたどたどしかったが、二度、三度と繰り返すうちに、口調は滑らかになり、語尾には甘えるような響きさえ混じる。

「もっとはっきりと、心を込めて言うんだ」男が命じる。

朱雪はスカートの上から自分の胸をぎゅっと掴み、熱っぽい吐息を漏らしながら叫んだ。

「ああ…私は売春婦です!誰でも私の身体を好きにしていいんです!お願いです、私を買ってください!私の穴を使ってください!」

その瞬間、彼女の瞳に狂おしいほどの従順な光が宿った。完全に洗脳が完了したのだ。男は手にしていたペンダントをしまい、朱雪の顎を指で持ち上げる。

「よくできた。だが、これだけでは足りない。お前にはもう一つ役目がある」

「役目…?」朱雪は首をかしげ、飼い主を見上げる子犬のような目で男を見つめる。

「ああ。お前は今から催眠術の使い手となる。私が与えるこの力で、お前の家にいる女どもを全員、私と同じように堕とすのだ」

男はそう言うと、朱雪の額に手をかざし、何か目に見えないエネルギーを流し込んだ。朱雪の全身がびくんと跳ね、頭の中に無数の知識と暗示の技術が雪崩のように流れ込む。それは快感を伴う衝撃で、彼女は小さく喘ぎながらソファに沈み込んだ。

数分後、朱雪はゆっくりと起き上がった。その表情には先ほどまでの虚ろさはなく、代わりに妖艶で狡猾な笑みが浮かんでいる。彼女は自分の手を見つめ、指先に宿る新たな力を実感した。

「すごい…これが催眠術…お姉ちゃん、すぐにわからせてあげるからね」

朱雪は弟の朱沢や妹の朱晩晩、そしてまだ見ぬ他の家族の顔を思い浮かべ、舌なめずりをした。男は彼女の変化を静かに観察し、満足げにうなずく。

「覚えておけ、朱雪。お前の使命は家の女全員を私と同じ深淵に引きずり込むことだ。抵抗する者には容赦するな。そして最後には、お前自身がこの家の淫らな支配者の一人となるのだ」

「はい、ご主人様」朱雪は深々と頭を下げ、スカートの裾をつまんで優雅にお辞儀をした。「必ずやり遂げてみせます。朱家の女はみんな、私のように素敵な雌豚にしてあげますから」

男はそれだけ言うと、部屋の隅の闇に溶けるように姿を消した。後に残された朱雪は、ふらりと立ち上がり、鏡の前に立つ。鏡に映る自分は、見知らぬ女のように見えた。瞳は獲物を狙う肉食獣のように細められ、唇には赤い口紅がひときわ淫靡に輝いている。

彼女はゆっくりとブラウスのボタンを外し、下着をずらして自分の胸をあらわにした。指で乳首をつまみながら、うっとりとつぶやく。

「お父さんもお母さんも出張中…最初は誰にしようかしら。やっぱり、あの真面目でお人好しの弟か、それとも寮にいる純粋ぶった妹か…ふふ、みんな私の玩具にしてあげる」

朱雪は自分の身体を撫で回しながら、明日から始まる“家族改造計画”に思いを巡らせた。彼女の脳裏には、抵抗する家族を次々と支配下に置き、家全体が欲望にまみれた宴の場と化す光景が浮かんでいる。その想像だけで、彼女の下腹部はじんわりと熱く湿っていくのだった。

翌朝、朱雪はいつも通りに振る舞いながら、朱沢にメッセージを送った。「今夜、お姉ちゃんの部屋に来ない?大事な話があるの」。スマートフォンの画面を見つめる彼女の瞳には、かつての姉としての優しさは微塵もなく、代わりに底知れぬ悪意と欲望だけが渦巻いていた。

初めての帰宅

朱沢が半年ぶりに家の玄関を開けたとき、最初に感じたのは違和感だった。玄関の靴箱の上には見慣れない黒いヒールが無造作に放り出され、リビングからは微かに甘ったるい香りが漂ってくる。彼はスニーカーを脱ぎながら眉をひそめた。母親は長期出張で家を空けているはずだし、妹の晩晩は寮生活で週末しか帰ってこない。今この家にいるのは、大学四年生の姉、朱雪だけのはずだった。

「姉ちゃん、いるのか」

声をかけながら廊下を進むと、リビングのソファにだらしなく横たわる朱雪の姿が目に入った。彼女は薄手のキャミソール一枚という格好で、片手にスマホ、もう片方の手で自分の髪を弄りながら、だるそうにテレビ画面を眺めている。朱沢が近づいても視線すら寄越さない。

「おお、帰ってきたんだ。半年ぶりか。ずいぶん日焼けしたな、お前」

朱雪の口調は以前よりずっと乱暴で、弟を呼ぶときの「あんた」すら省略している。朱沢は違和感を覚えながらも、久しぶりの再会だから機嫌が悪いのかもしれないと考え、ソファの反対側に腰を下ろした。

「姉ちゃん、なんか雰囲気変わったね。髪も染めたし、ピアスも開けたんだ」

「ふん、あんたに関係ないでしょ。それより、冷蔵庫に麦茶あるから飲みなよ。汗臭いんだよ、お前」

朱雪は面倒くさそうに手を振り、再びスマホに視線を落とした。その仕草でキャミソールの肩紐がずり落ち、白い肩と鎖骨が露わになる。朱沢は慌てて目を逸らし、言われた通りキッチンへ向かった。

冷蔵庫を開けて麦茶を取り出そうとした瞬間、彼の手が止まった。ドアポケットの一番手前に、小さな透明のジップロック袋が置かれている。中身は、淡いピンク色のレース地の布。明らかに女性用の下着だった。しかも、パッと見ただけでわかる。これは穿いた後のものだ。布の中央部分に、白く乾いた染みのようなものがうっすらと付着している。

「何やってんの、弟くん」

背後から突然声がして、朱沢は心臓が止まるかと思った。振り返ると、朱雪がいつの間にかキッチンの入り口に立っていて、腕を組みながらニヤニヤと笑っている。

「べ、別に、麦茶を取ろうとして……」

「ふーん、じゃあその手に持ってるものは何かな」

朱沢は自分が無意識のうちに、冷蔵庫から例のジップロック袋を取り出していることに気づいた。彼は慌ててそれを戻そうとしたが、手が震えてうまくいかない。朱雪はゆっくりと近づいてくると、弟の手から袋を奪い取り、顔の前でひらひらと揺らしてみせた。

「これが気になるんだろ。私の下着。しかも穿いた後のやつ」

「ち、違う! そんなんじゃない!」

「隠さなくていいよ。お前、さっきからチラチラ見てたじゃん。私の肩とか、太ももとか。そしてこれを見つけて、手が勝手に動いちゃった」

朱雪の声には妙な響きがあった。低く、ゆっくりとしたリズムで、まるで子守唄のように耳にまとわりつく。朱沢は反論しようと口を開いたが、なぜか舌がもつれて言葉にならない。

「大丈夫だよ、朱沢。お前は私の弟なんだから、お姉ちゃんのものを大事に思うのは自然なことだろ。むしろ、ちゃんと見てみたい? 匂い、嗅いでみたい?」

朱雪は袋の留め具を外し、中からそっと下着を取り出した。レースの縁が彼女の細い指に絡みつき、その光景だけで朱沢の喉がゴクリと鳴る。彼は必死に視線を逸らそうとしたが、眼球が接着剤で固定されたかのように動かない。

「ほら、ここ。ここが私の一番大事なところに当たってた部分。一日中穿いてたから、けっこう蒸れてると思うよ。朱沢、これ、欲しいんじゃないの」

朱雪の指が布の中心、白い染みが付着している部分をなぞった。その瞬間、朱沢の鼻腔をかすめるように、微かに酸っぱくて甘い匂いが漂ってきた気がした。実際にはまだ距離があるのに、彼の脳は勝手にその匂いを増幅させ、記憶に刻み込もうとしている。

「あ、ああ……」

「ほら、素直になりなよ。お姉ちゃんの下着が欲しいんだろ。なら、あげる。その代わり、ちゃんと大事に使えよ」

朱雪は下着を再び袋に戻すと、それを朱沢の手に握らせた。彼は拒否することも、手放すこともできず、ただ呆然とその場に立ち尽くす。朱雪は満足そうに笑うと、耳元に唇を寄せて囁いた。

「それから、お前の部屋にはまだ入ってないからな。好きに使っていいよ。そのかわり、明日になったらちゃんと感想を聞かせろ。わかったな」

その言葉が合図だったかのように、朱沢の身体から力が抜け、彼は無言で頷いた。頭の中はぼんやりとした霧に包まれ、自分がなぜこんなものを受け取ったのか、なぜ拒否できなかったのか、考えることすら面倒になっていた。ただ、手の中のビニール袋がやけに温かく感じられ、胸の奥がざわつくのを自覚していた。

自室に戻った朱沢は、ドアを閉めて鍵をかけると、ベッドの端に腰を下ろした。手にした袋を光にかざしてみる。レースの模様が透けて見え、布地の薄さを物語っている。彼はしばらく迷った後、恐る恐る袋を開け、中身を取り出した。

それは想像以上に小さく、軽いものだった。手のひらに乗せると、まるで花びらのように儚げだ。しかし、指先に伝わる布の感触は、確かに誰かが身につけていた痕跡を残している。特に中央部分は、他の箇所よりもわずかに硬くなっていて、触れるだけで何かが脳裏にチラつく。

「だめだ、こんなこと……」

理性がかすかに警鐘を鳴らすが、すでに身体は言うことを聞かなかった。彼はゆっくりと下着を顔に近づけ、鼻先でそっと布地を押し当てた。瞬間、むわっとした匂いが鼻腔を満たす。それは単なる汗の匂いではなく、もっと複雑で、生々しい、人間の分泌する体液独特の香りだった。酸味のある体臭に混じって、ほんのりと甘いアンモニアのような刺激も感じられ、それが膀胱に近い場所で長時間温められていたことを如実に示している。

「はぁ……はぁ……」

一度嗅いでしまうと、もう止められなかった。朱沢は下着全体を顔に押し付け、深く息を吸い込む。布地が鼻と口を覆い、呼吸するたびに姉の匂いが肺の奥まで侵入してくる。彼は無意識のうちに舌を出し、染みの部分をそっと舐めていた。わずかに塩気を感じ、それだけで腰の奥が熱くなる。彼の股間はすでに硬く張り詰め、ジーンズの上からでもはっきりと形がわかるほどだった。

その夜、朱沢は何度も何度も下着を嗅ぎ、舐め、時にはそれを自分の顔に乗せたまま自慰に耽った。行為の最中、彼の脳裏に浮かぶのは姉の顔ではなく、もっと抽象的な、甘く歪んだ欲望の渦だった。彼は自分が何をしているのか、本来ならどれほど異常な行為なのかを、頭の片隅では理解していた。しかし、その理解は霧に包まれたように遠く、実際の行動にブレーキをかけることはできなかった。

深夜、疲れ果てて眠りに落ちる直前、朱沢は薄れゆく意識の中で、ドアの向こうから姉の笑い声が微かに聞こえた気がした。それは何かを企んでいるような、勝ち誇ったような、そんな含み笑いだったが、彼にはそれを確かめる気力も残っていなかった。

翌朝、朱沢は二日酔いにも似た倦怠感で目を覚ました。枕元には昨夜の下着がそのまま放置されていて、朝の光の下で見ると、自分の行為が急に現実味を帯びて恥ずかしくなる。彼は慌ててそれをゴミ箱に捨てようとしたが、手が再び動かなくなる。結局、彼は下着を丁寧に畳み、机の引き出しの奥深くにしまい込んだ。

リビングに出ると、朱雪が朝食のトーストを齧りながらテレビを見ていた。彼女は弟の顔を見るなり、口の端を歪めて笑う。

「おはよう、弟くん。よく眠れた? 顔色悪いけど、ちゃんと寝たんだろうな」

「……うん、まあ」

「そうか。まあいいや。今日は掃除するから、お前は部屋で大人しくしてろ。特にゴミ箱とか、ちゃんと空にしとけよ」

朱雪はそう言って、意味深にウインクをした。朱沢は何も言い返せず、ただ黙ってうつむくことしかできなかった。彼は自分の意志が、少しずつ姉の言葉や暗示によって溶かされていくのを感じていたが、それが何を意味するのか、まだ深く考えようとはしなかった。

その日から、朱沢の日常は静かに、しかし確実に歪み始めた。彼は帰宅してからというもの、常に姉の下着や衣類の位置を無意識に探している自分に気づく。洗濯機の中、脱衣かご、時には浴室の床に落ちている髪の毛一本にさえ、奇妙な執着を覚えるようになった。そして夜になると、引き出しの中の下着を取り出し、昨夜と同じ行為を繰り返す。それはもはや習慣となり、彼の新たな帰宅後の「ルーティン」として定着しつつあった。

朱雪はそれをすべて見透かしているかのように、時折わざと下着を目につく場所に放置するようになった。リビングのソファの下、洗面所の棚、果ては朱沢の部屋のドアノブにかけられていることさえあった。そしてそれを見つけるたびに、朱沢の欲望はさらに深く、取り返しのつかない場所へと沈んでいくのだった。

彼女を売り渡す

朱澤は、姉の朱雪が微笑みながら自分の目をじっと見つめているのに気づいた。彼女の瞳は深い淵のようで、見つめているうちに思考がぼんやりしてきた。全身の力が抜けていき、抵抗する気持ちは微塵も湧かず、ただただ心地よさだけが広がっていく。

「弟よ、よく聞いてくれ。」朱雪の声は柔らかく甘やかで、耳の奥まで染み込んでくる。「お前はとても愛している彼女がいる。柳婷婷だ。お前は彼女に最高の快楽を味わわせたいと思っている。お姉ちゃんも同じことを望んでいるんだ。お前は彼女を連れてきて、一緒にゲームをするんだ。それが彼女にとって一番いいことなんだよ。」

朱澤はうつろな目を虚空に向けたまま、口元が無意識に歪み、ぼんやりとした曖昧な笑みを浮かべた。「ああ…婷婷に、一番いい思いをさせたい…連れてくるよ、家に連れてきて、一緒にゲームをするんだ…」

「良い子だね。」朱雪は手を伸ばして彼の髪を撫でた。その指が耳の後ろをかすめ、朱澤は電流が走ったかのように全身が震えた。彼はその感覚を完全に受け入れ、頭の中では名前が繰り返し響いていた――柳婷婷、柳婷婷。

催眠が解かれた後、朱澤はぼんやりと自分のスマホを手に取っていた。自然と柳婷婷とのチャット画面が開き、指がスクリーンに文字を打ち込んでいく。不思議な衝動が胸の内に燃え上がっていた――彼女を家に連れてこなければならない。彼女に最高の楽しみを味わわせなければならない。

「婷婷、今日、うちでゲームをしない?最近めっちゃ面白いインタラクティブゲームを見つけたんだ。絶対気に入るよ。」

送信ボタンを押すと、ほんの数秒で返信が来た。柳婷婷はいつも彼の誘いに早く応えてくれる。

「いいね!どんなゲーム?まさかまた私をびっくりさせようとしてるんじゃない?恥ずかしいのやめてよ〜」

その後に続いたのは、いたずらっぽい絵文字だった。朱澤は画面を見つめ、深い愛情と奇妙な興奮が入り混じった感情が湧き上がってきた。彼はあまり深く考えず、ただ“彼女に一番いい思いをさせる”という考えだけが全ての思考を占めていた。

「絶対後悔させないから。午後3時に来て、家で待ってる。」

待つ時間は長くはなかった。ドアベルが鳴ると、朱澤はすぐに立ち上がって玄関に向かった。ドアを開けると、JKの制服を着た柳婷婷が目の前に立っていて、紺色のプリーツスカートがふわりと揺れ、白いニーソックスがきれいに足首を包み込んでいた。彼女の手には小さな紙袋が握られていて、中には彼のために買ったミルクティーが入っているのだろう。

「今日は何をして遊ぶの?」柳婷婷は笑いながら部屋に入り、靴を脱いでスリッパに履き替えた。彼女の白いニーソックスがかかとをきれいに包み込み、足の動きに合わせて少しだけしわが寄っていた。

「いいものだよ。」朱澤は自然に笑顔を返したが、それは自然でありながら少しだけ自分のものではないような感じがした。「奥の部屋にいるから行こう。」

彼は半ば押し込むように彼女の肩を抱き、客間の方へと連れて行った。ドアを開けると、朱雪がすでに椅子に座って待っていて、手には見慣れない古い振り子が握られていた。振り子はゆっくりと揺れ、窓から差し込む日光を受けてぼんやりとした光を放っていた。

「こんにちは、婷婷。」朱雪は顔を上げて微笑んだ。その笑顔は春の風のように穏やかで、疑いを抱かせることがない。「ゲームを始める前に、まずはちょっとした集中力の練習をしよう。このゲームをより楽しむためにね。」

「集中力の…練習?」柳婷婷は困惑して朱澤を見たが、彼はすでに後ろのドアを閉め、壁際に立って静かに見守っていた。

「そう、とても簡単なことよ。」朱雪は立ち上がり、振り子を柳婷婷の目の前に持ち上げて、ゆっくりと揺れを止めた。「ただこの振り子を見つめて、体をリラックスさせて、私の言うことを聞いてくれればいいの。」

柳婷婷は最初のうちはまだ戸惑いを感じていたが、朱雪の声があまりにも心地よくて柔らかく、まるで夜の子守唄のように聞いているだけで気持ちが落ち着いていった。気がつくと彼女の視線はすでにその振り子に釘付けになっていた。振り子の揺れが次第にゆっくりになり、彼女の呼吸もそれに合わせてゆったりと深くなっていった。

「そう、いい子ね。」朱雪の声は耳元で囁くように響き、少しも鋭さを感じさせなかった。「今、君の全身の筋肉がすべて緩んでいく。肩、腕、脚…すべての重さが下へ流れ落ちていく。あなたはどんどん軽くなって、雲の上に浮かんでいるような感覚になる。」

柳婷婷のまぶたが次第に重くなり、瞳はまだ振り子を映し続けていたが、もう焦点は合っていなかった。手足は自然に垂れ下がり、呼吸は夢の中にいるかのように軽やかだった。

「君は今、とてもリラックスしていて、とても安全な状態よ。」朱雪が振り子を左手に持ち替え、右手はそっと柳婷婷の額に触れ、こめかみをゆっくりと撫でた。「今から私はいくつかの言葉を教えるわ。新しいゲームの言葉みたいなものね。私が言ったら、君は胸の奥から声を上げてその言葉を言いたくなる。言いたくてたまらなくなるの。わかった?」

柳婷婷の唇が少しかすかに震え、まるで何かを言いたげなようだったが、結局声にはならなかった。朱雪はわずかに身をかがめ、耳元で息をかけるように優しくささやいた。

「言ってごらん――私は小さい雌犬。」

一瞬の静寂の後、柳婷婷の唇がゆっくりと開き、声は夢遊病者のようにかすれていたが、明らかに自分で制御できる様子ではなかった。「私…私は…小さい…雌犬…」

「よく言えたね。」朱雪の口元がわずかに上がり、指が滑らかに彼女の耳の後ろをなぞった。「もう一度言って――私のおまんこは誰にでも弄らせたいの。」

今度は柳婷婷の反応がさっきよりずっと速かった。まるで何かが彼女の喉の奥で芽を吹き、外へ出ようとしているかのようだった。「私のおまんこ…誰にでも弄らせたい…弄ってほしいの…」

その声は相変わらずぼんやりとしていたが、微かにわずかな息遣いが混じり、朱澤は壁にもたれながら、彼女の太ももが無意識にわずかにもじもじと動いていることに気づいた。白いニーソックスが日差しの中で目にまぶしく映り、それは彼が一番好きな姿だったが、今の彼にはなんの反応も引き起こせなかった。ただただ、見ているだけだった。

「じゃあ、一番知りたいことは何かな?」朱雪はまるで先生が質問をするかのように、穏やかな口調だ。

柳婷婷はしばらくの間を置いて答えた。その声は相変わらずふわふわとしていて、全ての恥じらいがきれいに洗い流されてしまったかのようだ。「私…一番知りたいのは…おちんちんをしゃぶるってどういうことか…誰か教えてほしいの…」

「お利口さんね。今日はここまでにしておきましょう。」朱雪はパチンと指を鳴らすと、柳婷婷の身体が少し震え、それから彼女が目を覚ました。

「え…?私、さっき…寝ちゃった?」彼女は驚いた顔で周りを見渡し、自分がまだ客間に立っていることを確認して、さっきの記憶は完全に空白のようだった。

「大丈夫、集中力の練習はあまりに集中しすぎるとこんな感じになるんだ。」朱雪は自然に振り子をポケットにしまい、何事もなかったかのように振る舞った。「もうゲームを始めてもいいけど、ルールはゆっくり教えるから、今日は心配しないで。」

朱澤が横から声をかけた。「婷婷、ちょっと急用ができて出かけなきゃ。姉さんにしばらく一緒にいてもらっても大丈夫?」

「急用?」柳婷婷は首をかしげたが、すぐに笑顔になり、「大丈夫大丈夫、私一人でゲームできるよ。姉さんがいるしね!」

朱澤はほっと息をつき、振り返って客間を出ていった。部屋には朱雪と柳婷婷だけが残った。朱雪は再び振り子を取り出し、今度はもう全く隠そうとはしなかった。

「さあ、私たちのゲームを本当の意味で始めましょう。」

柳婷婷の調教の始まり

朱雪は毎朝、柳婷婷の目を覗き込みながら、低く甘い声でささやいた。「お前は今日も、この白いフリルの靴下とキャンバスシューズを履くんだ。脱ぐことは許されない。24時間、ずっとだ」言葉が耳に染み込むたびに、柳婷婷の瞳は虚ろになり、抵抗する力はすでに失われていた。姉である朱雪の催眠術は日を追うごとに深く、柳婷婷の心を縛りつけ、まるで蜘蛛の糸でぐるぐる巻きにされた蝶のように、もがけばもがくほど自由を奪われていく。

最初の日、柳婷婷はまだ反抗心を持っていた。靴下が汗で湿り、足の裏には不快感がにじむ。朱家のリビングで朱沢に会うたび、彼女は助けを求める目を向けたが、朱沢はただ冷笑を浮かべながらソファにだらりと座り、白帯を腰に巻いたままだらしない姿を見せつけるだけだった。かつて明るかった彼氏の面影は消え、欲望に堕ちた奴隷がそこにいた。「助けて」という言葉は喉元まで出かかったが、朱雪が近づくたびに催眠の波にのまれ、すべてが曖昧になっていく。靴下を洗濯機に入れようとしたこともあったが、手が勝手に止まり、脳裏には朱雪の冷たい命令がこだまする。「脱ぐな、洗うな」まるで呪いのようなその言葉が、彼女の行動を完全に支配していた。

三日目、白いフリル靴下はもはや白くはなかった。汗と垢が染み込み、黄色がかった汚れが縁にこびりつき、キャンバスシューズの中はむわっとした臭いがこもっていた。柳婷婷は自分の足をまじまじと見つめながら、胸の奥で何かが崩れていくのを感じた。朱雪はそんな彼女を部屋の隅に立たせ、じっと観察しながら、時折うなずく。「いい感じだ、婷婷。汚れがお前を美しくするんだよ」その声は優しげだが、底知れぬ残酷さが潜んでいる。下着やブラジャーも同じ運命をたどる。朱雪は「洗濯は週に一度だけ」と決められ、それ以外は放置を強いられる。白い綿の下着には黄色いシミが浮き、ブラジャーのレース部分には汗と埃が絡みつき、JK制服のプリーツスカートには食べこぼしの染みが点々と広がっていた。柳婷婷は鏡に映る自分を見るたび、清純だった学生の姿が薄れゆくのに恐怖したが、その恐怖さえも催眠の檻に封じ込められ、表情は次第に無気力になっていく。

五日目、朱雪は柳婷婷を自室に呼び寄せ、彼女の顎をつかんで無理やり顔を上げさせた。「今日から、新しい言葉を覚えてもらうわ」そう言って、朱雪はゆっくりと、まるで子守唄を歌うように口を開く。「くたばれ、ビッチ、売女…お前の新しい名前だ」柳婷婷の唇が震え、涙がこぼれそうになるが、朱雪の目がぎらりと光ると、彼女の舌は自然に動き出す。「く、たば…れ…」声はかすれ、自分自身を罵る言葉が喉から絞り出されるたび、胸がつぶれそうな屈辱にかられた。朱雪は満足げに微笑み、「いい子だ。次はもっと大声で言ってごらん」と促す。部屋中に卑猥な単語が響き渡り、窓の外の薄暗い空気がさらに重苦しくのしかかる。

やがて、朱雪は柳婷婷を連れて近所の路地裏へと足を運ばせた。柳婷婷は汚れたJK制服姿で、あの臭い靴下とシューズを引きずるように歩く。朱雪は彼女の耳元でささやいた。「これからお前は、金を稼ぐんだ。男たちに体を売る、それがお前の役目だ」最初の客は中年の男で、脂ぎった笑みを浮かべて柳婷婷を値踏みするように見た。柳婷婷は吐き気がこみ上げたが、催眠によって植え付けられた指令が体を硬直させる。「くたばれ、さあ、早くしろよ」口から勝手に飛び出た言葉に、男は面白がって近づいてくる。柳婷婷の心は叫び続けていた――やめて、私はただの女子高生なのに、朱沢の彼女なのに――。しかし肉体は別の動きをし、スカートの中に男の手が伸びてきても、もはや抵抗する術はなかった。朱雪は少し離れた場所からその様子を見つめ、スマートフォンで写真を撮りながら、ほくそ笑む。

時間の経過とともに、柳婷婷の言葉遣いはさらに荒々しく、売春の場数も増えていった。放課後の教室で友達と話すような頃は遠い昔の幻となり、今では「このビッチに任せな」と客を煽るのが日常になっている。下着は色とりどりの汚れで重くなり、制服は汗と他人の体液で臭いを放ち、白い靴下は灰色と黒が混じった無残な姿へと変わった。ある夜、朱雪は彼女を朱沢の前に連れて行き、「見てごらん、お前の彼女はこんなに立派に育ったよ」と言い放つ。朱沢の目には一瞬、苦しそうな光が走ったが、すぐに消え、彼はただうなだれて白帯をいじるだけだった。柳婷婷はそんな彼に、心の底から冷めきった口調で「あんたもくたばれ」と吐き捨て、部屋を出ていった。外ではまた、新しい客が待っている。

売春と汗

部屋の中は、むっとする熱気と汗の臭いで満ちていた。柳婷婷はただの下着姿で、床に広げたヨガマットの上で激しく身体を動かしている。額からは大粒の汗が滴り落ち、頬を伝って首筋へと流れ、鎖骨のくぼみに溜まっては零れた。彼女の肌はしっとりと光沢を帯び、背中や胸元にはびっしりと汗の筋が浮かんでいる。呼吸は荒く、唇からは熱い吐息が漏れ、時折小さくうめき声が上がった。

「はぁ……はぁ……もっと……動かなきゃ……だめ……」

彼女はつぶやきながら、スクワットの姿勢で腰を上下に揺する。太ももに力が入り、筋肉が震え、汗が床にポタポタと落ちて染みを作った。足元には、白だったハイソックスがくたびれて丸まっており、かすかに黄色みを帯び、鼻を突く酸っぱい匂いを放っている。スニーカーは隅に放り出され、中敷きには黒ずんだ汗の跡がくっきりと残っていた。

柳婷婷は一頻り動いた後、立ち上がり、脱ぎ捨てた靴下を拾い上げて顔に押し当てた。深く息を吸い込み、その濃厚な臭気を肺いっぱいに取り込む。

「ああ……やっぱり、この匂い……最高……これがあたしの、本当の匂い……」

彼女はうっとりと目を細め、舌を出して湿った布地をそっと舐めた。顔は紅潮し、汗と興奮でぐっしょり濡れた髪が肌に張り付いている。

その様子を、部屋の入り口に立つ朱沢がじっと見つめていた。彼の視線は、汗で光る妹分の身体、乱れた下着からこぼれそうな胸、そして何より、彼女が自分の臭いに陶酔する姿に釘付けになる。彼の喉がごくりと鳴り、手のひらにじっとりと汗が滲んだ。

「婷婷……お前、本当に、変わったな……」

朱沢の声は震え、それは軽蔑というより、倒錯した興奮から来る震えだった。彼は催眠によって家族が壊されていく様を、ただ見ていることしかできなかった。いや、むしろ、その様を目に焼き付けることに、耐え難い愉悦を感じ始めていたのだ。

柳婷婷は靴下から顔を離し、朱沢の方を向いてニヤリと笑った。その笑みには、以前の清純さは微塵もなく、ただ厚かましいまでの淫らさがあった。

「見てたの? いいわよ、もっと見せてあげる。あんたの金で買った靴下が、こうやってあたしの汗と汚れを吸い込んで、最高の匂いになってるんだから」

彼女はそう言うと、汚れた靴下を乱暴に履き、スニーカーに足を突っ込んだ。立ち上がって上着を羽織り、鏡の前で軽く髪を整える。汗で台無しになったメイクはそのままに、むしろそれを誇示するかのようだ。

「さて、そろそろお仕事の時間。あんたの彼女は、これからお客様にたっぷり可愛がられてくるわ」

朱沢は何も言えず、ただ壁にもたれかかって彼女の出て行く後ろ姿を見送った。ドアが閉まると、部屋にはまだ彼女の残した汗の臭いがこもっている。彼は深く息を吸い込み、その匂いにむせ返りながらも、目を閉じた。

外に出た柳婷婷は、とあるラブホテルの一室へと向かった。室内に入ると、そこには見知らぬ中年の男が待っている。男は彼女の汗まみれの姿と、立ち込める体臭に、歓喜の表情を浮かべた。

「へえ、今日はまた一段と元気がいいね。そんなに汗をかいて、さぞいい匂いだろう」

柳婷婷は下品に笑い、自分のスニーカーを脱いで男の顔に押し付けた。

「たっぷり嗅ぎなよ。あんたたち変態が大好きな、酸っぱ臭い JK の汗だよ。お金を払う価値、あるでしょ?」

男は無我夢中で靴に顔を埋め、激しく臭いを嗅ぎながらうめく。柳婷婷はその様子を冷ややかに見つめつつ、下着を脱ぎ捨て、汗で湿ったそれを男の口にねじ込んだ。

「ほら、これもサービス。あたしのマン汁と汗がミックスされた特製品。味わって食べな!」

その後、彼女は機械的に行為をこなし、金を受け取るとホテルを後にした。

一方、朱家のリビングでは、朱沢がソファに座り、うつろな目で天井を見上げていた。そこに、柳婷婷が汗とタバコと安っぽい香水の匂いをまとって帰ってくる。

彼女は手に持った封筒を、テーブルの上にドサリと置いた。

「ほら、今日の売り上げ。あの変態、靴下とパンティで相当盛り上がってくれたから、いつもより多めにもらえたわ」

そこには、数枚の札が無造作に入っている。その金は、彼女自身のためではなく、全てを裏で操る「神秘人」へと渡る運命にある。神秘人は直接姿を見せることはないが、朱雪を通じて命令を下し、こうして吸い上げた金で更なる力を蓄えているのだ。

朱沢はその金を見つめ、そして柳婷婷を見た。彼女の首筋には汗の跡がまだ白く残り、髪は乱れ、口紅は剥げている。何より、その目には、かつて彼が愛した可憐さは欠片もなかった。しかし、その堕落した姿こそが、今の朱沢にはどうしようもなく魅力的に映る。

「婷婷……それ、誰に……」

「誰でもいいでしょ。あんたに関係ないわ。あんたはただ、あたしが汚れていくのを指をくわえて見てなさいよ。ほら、今日はちゃんと足まで舐めさせられたんだから。匂い、嗅いでみる?」

彼女はそう言って、朱沢の鼻先に自分の素足を突き出す。つま先は靴下の繊維でうっすら汚れ、蒸れた強烈な臭いが彼の嗅覚を刺激した。朱沢は思わず息を呑み、身体が震える。それは嫌悪からではない。あまりにも強烈な、背徳的な興奮のためだった。

「嗅げないの? ダメね、本当に役立たず。まあいいわ、あたしはシャワーを浴びてくる。次は、もっと可愛い子を連れてこないとね。あの子も、あんたみたいな役立たずの彼氏より、あたしたちの方が絶対に楽しませてあげられるわ」

柳婷婷は嘲るように笑い、風呂場へ消えた。水音が響き始める。

後に残された朱沢は、床に落ちた彼女の履いていた靴下を拾い上げ、祈るように両手で握りしめた。顔に押し当て、彼女が残していった酸っぱい汗の匂いを深く胸に吸い込む。

「ああ……落ちたな、みんな、こんな風に……」

彼の口からは、誰にともなくそう呟く声が漏れた。その瞳は虚ろでありながら、奥底には静かな炎が燃えている。彼はこの崩壊を、もはやただ受け入れているだけではなかった。彼はその崩壊を愛おしみ、その一部であることに、暗い喜びを見出し始めていたのだ。

数日後、柳婷婷は再び家を空け、朱沢は朱雪に呼ばれてある場所へと向かった。そこは薄暗いアパートの一室で、中では朱雪と趙萌萌が待っていた。そして、中央の椅子には、見たこともない少女が一人、怯えた様子で座っている。

「弟くん、今日もお客さんを呼んだわ。彼女は林安琪。学校で婷婷と仲良かった子よ。これから、新しい家族が増えるわ。見てて、面白いわよ」

朱雪が耳元で囁く。その手には、小さなペンダントが揺らめいている。

趙萌萌は既に、嬉々として道具箱を開け、特殊な拡張器具を取り出していた。

「早く始めましょ。この子の穴がどこまで広がるか、試してみたいんだから!」

朱沢はただ、壁際に立ち、その光景を瞬きもせずに見つめていた。部屋に充満する、甘ったるい香の匂いと、新たな犠牲者の発するかすかな悲鳴。それが、彼にとってはこの歪んだ家庭の、かけがえのない日常の風景に変わりつつあった。彼の手の中には、いまだ柳婷婷の靴下が握りしめられており、そこからは、彼女の汗と堕落の記憶が、決して消えることなく染みついている。

妹の帰宅

夕暮れ時のオレンジ色の光が、朱家の玄関ドアに差し込んでいた。鍵穴に差し込んだ金属音が、やけに静かな廊下に響き渡る。朱晩晩は重たいスクールバッグを肩にかけ直し、ドアを押し開けた。

「ただいまー」

彼女の声が、空っぽの居間に吸い込まれていく。いつもなら姉の朱雪がテレビを見ながら間延びした返事をする時間なのに、今日は何の反応もない。靴を脱ぎながら、朱晩晩は眉をひそめた。空気が淀んでいる。甘ったるい香水と、もっと生々しい何か――汗と体液が混ざったような異臭が、ほのかに漂っている気がする。

「お姉ちゃん?兄さん?」

リビングのドアを開けると、薄暗い室内に人影があった。ソファにだらしなく横たわる朱沢の姿を見て、朱晩晩は思わず足を止める。兄は以前のような爽やかな笑顔を失い、焦点の定まらない目で天井を見つめていた。だぼだぼのスウェットパンツの股間部分は、かすかに湿っている。彼の首には赤い縄の痕がくっきりと残っていた。

「……兄さん、大丈夫?」

返事はない。ただ、朱沢の喉から漏れるかすかな喘ぎ声だけが、生きている証だった。朱晩晩は背筋に冷たいものを感じながら、そっとドアを閉めた。

台所の方から、水の流れる音がする。そちらに向かおうとした瞬間、背後で気配が動いた。

「晩晩、おかえり」

振り返ると、姉の朱雪が立っていた。彼女はゆったりしたバスローブ一枚で、濡れた髪を肩に垂らしている。その顔には優しい微笑みが浮かんでいたが、目の奥の光は異様に鋭い。朱晩晩は無意識に一歩後ずさった。

「あ、うん。ただいま。家の中、なんか変な匂いしない?それに兄さんが……」

「気にしなくていいのよ。朱沢はちょっと疲れてるだけ。さあ、荷物を置いて。喉が渇いたでしょう?ジュースを用意してあるから」

朱雪は手に持ったグラスを差し出した。オレンジジュースの鮮やかな色が、薄暗い廊下で不気味に光っている。朱晩晩は一瞬ためらったが、姉の有無を言わせぬ口調に負けて、それを受け取った。

「いただきます……」

一口含んだ瞬間、舌の上に広がる違和感。少し苦い。朱晩晩は顔をしかめたが、朱雪の見つめる視線に耐えきれず、ごくりと飲み込んだ。

「いい子ね」

その言葉を最後に、朱晩晩の視界がぐにゃりと歪んだ。手足から力が抜け、グラスが床に落ちて砕ける。彼女の身体が傾ぐのを、朱雪は優しく抱きとめた。

「よく眠って。起きたら、もっと素敵な世界が待っているから」

朱晩晩の意識は、そこで途切れた。

***

朱雪は妹の軽い身体を抱え上げ、寝室へと運んだ。ベッドに横たえるその顔は、無垢な寝顔そのものだ。まつげが長く、ほんのり桜色の頬が規則正しい呼吸で上下している。まだ何も知らない、清らかな十七歳。

ドアが開き、もう一人の女が入ってきた。柳婷婷だ。彼女は丈の短いスカートから伸びる白いソックスを履き、胸元がはだけたブラウスを着ている。首には朱沢と同じような縄の痕。その表情は虚ろでありながら、淫らな期待に濡れていた。

「準備はできてる?」

朱雪の問いに、柳婷婷は無言でうなずく。彼女はベッドに上がり、気絶した朱晩晩の傍らに膝をついた。スカートをまくり上げ、下着をずらす。露わになった秘部はすでに濡れそぼり、かすかに発酵したような女の匂いを放っている。

「さあ、あなたの‘妹分’に、お姉さんの味を教えてあげなさい」

朱雪はそう囁きながら、朱晩晩の顎に手をかけ、口をそっと開かせた。柔らかく閉じた唇の間に、柳婷婷は腰を進める。ぬかるんだ花弁が、朱晩晩の鼻先に触れた。

「ん……」

無意識のうちに、朱晩晩の眉がぴくりと動く。しかし麻酔薬のせいで、目を覚ますことはない。柳婷婷はそのまま、少女の口元に秘部を押し付けた。じゅくじゅくと湿った音が、静かな部屋に響く。

朱雪は妹の耳元に口を寄せ、ゆっくりと言葉を紡ぎ始めた。

「聞いている?晩晩。あなたはこれから、新しい自分に生まれ変わるの。今、あなたの口に触れているのは、婷婷お姉さんの一番大事な場所。これが女の真実の味。そして、これこそがあなたの求めるものになる……。

この匂い、この感触を覚えなさい。息をするたびに、あなたの頭の中は空っぽになって、ただ婷婷お姉さんに従いたくなる。彼女の言葉が、あなたの一番の幸せになるの。

あなたはもう、いい子ちゃんの晩晩じゃない。あなたは私たちの妹分。婷婷お姉さんと雪お姉さんに仕えることが、あなたの喜びになる。学校でも、家でも、あなたは私たちの駒。自分で考えることはやめて、私たちの命令だけを聞きなさい」

柳婷婷は腰をゆっくりと円を描くように動かしながら、洩れるような声をあげた。

「ああ……晩晩の吐息が、感じる……」

淫液が朱晩晩の唇を濡らし、顎を伝ってシーツに染みを作る。朱雪は妹のこめかみを指でなぞりながら、さらに深く催眠の言葉を刻み込んでいく。

「あなたはこれから、毎晩この感触を思い出す。思い出すたびに、自分がどんどん嫌な女になっていくのが嬉しくなる。清純ぶるのは、もうやめるの。あなたは意地悪で、誰かを貶めるのが大好きな、私たちだけの妹分になっていく。

学校に戻ったら、あなたの仕事が始まる。かわい子ぶった顔で、あの純粋な友達を集めてきなさい。そして私たちのところに連れてくるの。あなたの舌は、もうお姉さんたちに仕えるためにある。恋も、友情も、全部捨てなさい。ただ、私たちに褒められることだけを考えて……

さあ、目が覚めたら、あなたはもう新しい晩晩。婷婷お姉さんの愛液を、初めてのミルクだと思って味わいなさい」

その瞬間、柳婷婷の身体がびくんと震え、一際強い匂いが朱晩晩の顔にかかった。同時に、少女のまぶたがかすかに動く。

朱雪はほくそ笑む。

「ようこそ、堕落の世界へ」

朱晩晩の唇の端から、透明な液体が一筋、こぼれ落ちた。その口元が、知らず知らずのうちに、わずかに歪んだ――まるで、無意識の笑みのように。

朱晩晩の変貌

目覚めた瞬間、朱晩晩は舌の上に転がる奇妙な重みを感じた。寮の二段ベッドの上で、薄暗い朝の光がカーテンの隙間から差し込んでいる。彼女はゆっくりと起き上がり、自分の手を見つめた。昨日までの清純な女子高生の手ではない。もっと鋭く、欲望に濡れた獣の手に思えた。

「クソが……なんだこの朝っぱらからムラムラする感じ」

口から零れた言葉は、かつての自分では考えられないほど汚く、刺々しかった。朱晩晩は喉の奥から笑い声を漏らす。鏡台の前に立ち、制服のリボンをきつく締め直しながら、スカートの丈をわざと短く折り曲げた。太腿が露わになり、黒いニーソックスの締め付けが妙に心地いい。彼女は自分の顔をじっと見つめた。瞳の奥に、姉から植え付けられた昏い光が宿っている。

「今日はどんな獲物をいたぶってやろうかしら」

彼女は鞄から取り出した小さなボイスレコーダーを弄び、昨夜の「調教」の音声を再生する。耳元で響く甘ったるい暗示の言葉は、もう必要なかった。すべてが血肉に染み込んでいる。朱晩晩は唇を舐め、寮の部屋を出た。

教室に足を踏み入れると、空気が一瞬で張り詰めた。教卓の前に立つ優等生の林美優が、宿題のプリントを配っている。彼女の清潔そうな白いソックスと、几帳面に折り目をつけたスカートが、晩晩の目に毒々しく映った。

「おい、そこの優等生ちゃん」

晩晩はゆっくりと歩み寄り、美優の肩を乱暴に掴んだ。美優の手からプリントが散らばる。

「な、なに?」

「お前のパンツ、今日は何色だ? 見せてみろよ」

周囲の生徒たちが息を呑む。美優は顔を真っ赤にして後退るが、晩晩の指は彼女のスカートの裬に食い込んでいる。

「や、やめて……!」

「やめて? ふざけんなよクソ真面目が。お前みたいな優等生の下着が一番臭くて最高なんだよ」

晩晩は片手で美優の手首を捻り上げ、もう一方の手で強引にスカートをまくし上げた。純白のレースのショーツが露わになる。教室中に押し殺した悲鳴が響いたが、誰も止められない。教師はまだ来ていない。晩晩はスマートフォンを取り出し、シャッター音を響かせる。

「この写真、ばら撒かれたくなかったら、今日の放課後、体育館裏にパンツと靴下、靴を持ってこい。いいな?」

美優は涙を滲ませながら、小さく頷くしかなかった。晩晩は彼女の顎を指で弾き、笑いながら席に戻る。鞄の中には、すでに数枚の「戦利品」がビニール袋に密閉されて入っている。昨日、同じように脅し取った他の優等生たちの使用済み下着や靴下だ。

放課後、朱晩晩は校舎裏の薄暗い死角で、美優が差し出した紙袋を受け取った。中にはまだ温もりの残るショーツ、黒いハイソックス、そして上履き。彼女はそれを鼻に近づけ、深く息を吸い込む。

「ふん、まだ甘いな。もっと汗臭く仕上げてこい。次は体育の後にしろ」

美優は震えながら立ち去る。傍らでは、晩晩に従う取り巻きの女子生徒たちが、集めた「原味」を丁寧にラッピングしている。インターネットの闇ルートで高額で売買されるその品々は、彼女の新たな収入源となっていた。

「晩晩姐、今回の合格点は?」

一人の取り巻きがおずおずと尋ねる。晩晩は壁に寄りかかり、爪を眺めながら冷淡に言った。

「匂いが薄いやつは全部アウト。特にパンツの黄ばみが足りない優等生は、もっと追い込め。どうせ奴らは真面目だから、すぐに精神が参っちまう」

数日後、晩晩の「審査」に合格できなかった女子たちは、街のラブホテルへと連れて行かれた。晩晩は姉の朱雪から与えられた催眠アプリを使い、彼女たちの羞恥心を軽く解きほぐす。完全な支配ではない。ほんの少し、背中を押す程度の暗示だ。

「お前は今日から……汚い客にも股を開く、可愛い雌豚になるんだよ」

初めてホテルに立たされた林美優は、虚ろな目で男の前に膝をつく。晩晩はスマホ越しにその様子を監視し、笑みを浮かべた。金は姉を通じて神秘人に流れ、一部は自分の懐にも入る。彼女はベッドに寝転び、新しく手に入れた「原味」の靴下を顔に乗せながら、くぐもった声で呟く。

「ああ……やっぱり虐めるのは最高だ。次はどの優等生を壊してやろうかしら」

夜が更け、寮に戻った朱晩晩は、机の引き出しに詰まったコレクションを眺めた。色とりどりのショーツ、擦り切れたソックス、泥のついた上履き。一つ一つにラベルが貼られ、匂いのランクが記されている。彼女はその中の一枚、生徒会長から奪った勝負下着を手に取り、深く吸い込む。脳が痺れるような興奮が走る。

「ふふ……お姉ちゃんの催眠術、最高。あたしはもう……清純な朱晩晩じゃない。この学校の女王様だ」

机の上の鏡に映る自分の笑顔は、かつての家族写真の中で微笑んでいた少女とは、まるで別人だった。だが、彼女はそれを一切気にしない。むしろ、その変貌こそが自分本来の姿だと信じ込んでいた。窓の外で月が雲に隠れる。朱晩晩の低い笑い声は、静かな寮の廊下にいつまでも響いていた。