厳喆珂の留学生活—主人の任務編

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# 第10章 夜の闇が街を包み込む頃、厳喆珂は自分のアパートの窓辺に立ち、外の景色を眺めていた。先日、主人から与えられた任務を無事に遂行した後、彼女の心には複雑な感情が渦巻いていた。主人に褒められたことが、なぜか嬉しかった。自分は夫を裏切っているのに、その事実を忘れさせるように、主人の承認が彼女の心を満たしていた。 主
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第10章

# 第10章

夜の闇が街を包み込む頃、厳喆珂は自分のアパートの窓辺に立ち、外の景色を眺めていた。先日、主人から与えられた任務を無事に遂行した後、彼女の心には複雑な感情が渦巻いていた。主人に褒められたことが、なぜか嬉しかった。自分は夫を裏切っているのに、その事実を忘れさせるように、主人の承認が彼女の心を満たしていた。

主人から新しい任務を告げるメッセージが届いたのは、その日の午後だった。

「今夜11時、君のアパート近くの公園の男子トイレに行け。中で全裸になり、自慰をしなさい。誰かが入ってきたら、そのまま見せつけるように続けろ。そして、その者に犯されるがままになれ。何人来ようと、朝の4時まですべてを受け入れろ。プライベートライブで配信するから、カメラは指定の場所に設置しろ。」

命令には詳細な指示が添えられていた。配信用の小型カメラの設置場所、どの角度から撮影するか、どのような体位で相手を受け入れるか——すべてが細かく指定されていた。

厳喆珂はそのメッセージを読んだ時、全身が震えた。しかし、拒否する選択肢は最初から存在しなかった。主人の支配は既に彼女の心の奥深くまで浸透していた。彼女は従順にうなずき、準備を始めた。

午後10時半、厳喆珂は薄手のコートを羽織り、アパートを出た。夜風が肌を冷やす中、彼女は指示された公園へと足を進めた。公園は夜の静けさに包まれ、街灯の淡い光が影を作り出していた。男子トイレは公園の隅にあり、周囲には誰もいないことを確認して、彼女は中に入った。

トイレ内部は消毒液の匂いがかすかに残っていた。彼女は一番奥の個室に入り、ドアの鍵をかけた。小型カメラを指示通りに天井の隅に設置し、配信が開始されていることを確認する。スマートフォンには主人からのメッセージが表示されていた。

「始めなさい。私は見ている。」

厳喆珂はゆっくりと服を脱ぎ始めた。コート、セーター、ジーンズ、下着——一枚一枚が床に落ちるたびに、彼女の裸体が露わになっていく。冷たい空気が肌を撫で、彼女は思わず身を震わせた。便器の蓋を閉め、その上に腰を下ろす。

彼女は目を閉じ、深呼吸を一つした。そして、自分の手をゆっくりと胸へと這わせた。自分の指が乳首に触れるたび、電気のような刺激が走る。彼女はそっと摘み、ねじるように刺激を加えた。口から漏れる吐息が、次第に熱を帯びていく。

舌が乾いていた。彼女は唇を舐め、もう一方の手を太腿の内側へと滑らせた。下腹部が熱く疼き、彼女は自分の指を秘部へと導いた。既に濡れ始めているそこに、彼女は中指をそっと差し入れる。自分の指が体内を探る感触に、彼女は思わず声を漏らした。

「あ……っ」

羞恥心と背徳感が入り混じる中、彼女は自慰を続けた。目を閉じれば、頭の中に主人の姿が浮かぶ。主人の命令に従い、自分の体を弄る——その事実が彼女をさらに興奮させた。

その時、トイレの入口のドアが開く音がした。厳喆珂の心臓が一瞬止まったように感じられた。足音がゆっくりと近づいてくる。個室のドアの下から、誰かの影が見えた。

個室のドアがノックされた。

「…誰かいるのか?」

男の声だった。低く、少し掠れた声。

厳喆珂は返事をしなかった。ただ、自慰の動きを続けた。唇から漏れる微かな喘ぎ声が、静寂の中でやけに響いた。

しばらくの沈黙の後、男がドアを押し開けようとした。鍵がかかっていることに気づいたのか、彼は何かを呟いた。しかし、次の瞬間、勢いよくドアが蹴り開けられた。鍵が壊れ、ドアが大きく開く。

「な…」

男が言葉を失った。彼の目の前に広がっていたのは、全裸で便器に腰掛け、自慰に耽る美しいアジア人女性の姿だった。街灯の明かりが窓から差し込み、彼女の白い肌を照らし出している。彼女は恥ずかしそうに視線を逸らしながらも、自慰の手は止めなかった。

「す、すみません…でも、私は…」厳喆珂は小声で言い訳を始めたが、その声は途中で揺れた。

男はしばらく呆然と立ち尽くしていたが、やがて彼の表情が変わった。欲望の色が瞳に浮かぶ。彼はジッパーを下ろし、自らの肉棒を取り出した。それは既に硬く勃起していた。

「ここでそんなことしてるってことは…そういうことだよな?」

男が一歩、二歩と近づく。厳喆珂は首を振ったが、体は拒絶の動きをしなかった。彼女はただ、自分の手を止め、全身を男の前に差し出すようにして待っていた。

男は彼女の肩を掴み、便器から引きずり降ろした。冷たいタイルの床に膝をつく。男は自分の肉棒を彼女の口元に押し付けた。

「咥えろ。」

命令に逆らえず、厳喆珂は口を開け、男の肉棒を受け入れた。生臭い匂いが口の中に広がる。彼女は目を閉じ、舌を使って奉仕した。男の手が彼女の髪を掴み、リズムを強制する。

「うまいじゃねえか…日本人か?いや、中国人か?」

男が吐き捨てるように言いながら、厳喆珂の口を激しく突いた。彼女の喉の奥まで達するたび、えずく音が漏れた。しかし、彼女はそれを耐えた。主人が見ている。その思いが彼女を支えていた。

数分後、男は彼女の口から自分の肉棒を抜き、彼女をタイルの上に押し倒した。うつ伏せになり、腰を高く上げさせられる。そのまま後ろから、一気に挿入された。

「ああっ!」

鋭い痛みとともに、異物感が全身を貫いた。しかし、すぐにそれは快感へと変わっていく。男の腰の動きが激しさを増すたび、厳喆珂の口から喘ぎ声が漏れた。

「こんないい女が、こんなとこで…何人にでも股を開いてるのか?」

男の言葉が鞭のように彼女の心を打つ。否定したかった。しかし、彼女の体は正直に反応していた。濡れた秘部が、男の動きを拒まず受け入れている。

10分もしないうちに、男は果てた。後処理もそこそこに、彼はトイレを出て行った。厳喆珂は荒い息をつきながら、その場にうずくまった。まだ終わらない。これから朝の4時まで、この繰り返しが続くのだ。

間を置かず、次の男が現れた。中年の男だった。トイレに全裸でうずくまる女性を見て、一瞬驚いたが、すぐに状況を理解したようだった。彼は何も言わず、厳喆珂の体を引き寄せ、今度は正常位で彼女を犯した。

「あんた…どうしてこんなことしてるんだ?」

男が問いかけるが、厳喆珂は答えられない。ただ、首を振るだけだった。男はそれ以上問い詰めず、ただただ彼女の体を貪った。

次に来たのは若い男だった。友人と飲んでいた帰りだと言う。彼は厳喆珂を壁に押し付け、後ろから何度も突いた。その間、彼の友人がトイレに入ってきて、その光景を見て笑い声をあげた。

「おい、こんなところで何やってんだよ!」

「この女が誘ってきたんだよ。見ろよ、この淫らな体。」

若い男は厳喆珂を友人の方に押しやった。友人もまた、興奮して自分のズボンを下ろした。彼女は二人の男に挟まれ、交代で犯された。一人が口を使い、もう一人が後ろから侵入する。厳喆珂の体は完全に男たちの玩具と化していた。

夜が更けるにつれて、トイレを訪れる男たちの数は増えていった。酔っ払ったサラリーマン、夜の散歩中の年配の男性、若いカップルの男性——様々な男たちが、彼女の体を順番に、あるいは同時に貪っていった。

厳喆珂の意識は朦朧としていた。何度イかされたか、もう分からなかった。腰は痛み、膝は擦りむけて血が出ていた。口の中は精液の味で満たされ、体のあちこちに男たちの体液がべったりと付着していた。

それでも彼女は耐えた。主人の命令だから。朝の4時まで、この苦しみに耐え抜くことが、彼女にとっての救いだった。

午前3時を過ぎた頃、トイレを訪れる男の数は減っていた。最後の男が果てて去った後、厳喆珂は一人、トイレの個室にうずくまっていた。床は冷たく、体は痛みで震えていた。しかし、彼女の心には奇妙な充実感があった。任務を完遂したという安堵感——それがすべてを上回っていた。

午前4時。彼女はよろよろと立ち上がり、カメラを回収した。体を拭くためのタオルも、着替えも持っていなかった。彼女は血と体液で汚れたまま、アパートへと帰った。夜風が傷ついた肌を冷たく撫でた。

翌日、主人からメッセージが届いた。

「よくやった。配信は大成功だ。お前の淫らな姿を多くの者が見た。今夜は休め。」

その言葉には、ほのかな称賛の色があった。厳喆珂はそれを見て、なぜか安堵し、そして喜びを覚えた。痛む体を引きずりながら、彼女はシャワーを浴び、ベッドに横たわった。主人に褒められた——その事実が、彼女の傷ついた心を癒していた。

その日から2日間、主人から新たな任務はなかった。厳喆珂はアパートで静かに過ごした。体の傷は日に日に癒えていったが、心の傷は—いや、心の変化は—もっと複雑だった。

彼女は鏡の前に立ち、自分の体を見つめた。胸には噛み跡が残り、腰には手形の痣があった。しかし、それらを見ても、もはや嫌悪感は湧かなかった。むしろ、これらの痕跡が、彼女が主人の命令に従った証であるかのように感じられた。

「私は…何を望んでいるんだろう。」

自問自答しても、答えは出なかった。ただ、主人からの次の任務を待つ自分がいることだけは、はっきりと認識できた。その自分の姿に、彼女は恐怖と期待の入り混じった感情を抱いた。

2日目の夜、スマートフォンが震えた。主人からのメッセージだった。厳喆珂の心臓が高鳴る。

「明日、新たな任務を与える。準備をしておけ。」

その短いメッセージに、彼女は従順に返信した。

「はい、主人。お待ちしております。」

送信ボタンを押した後、彼女は深いため息をついた。もう後戻りはできない——いや、もしかすると、もう後戻りする気はないのかもしれなかった。彼女の指先はわずかに震えていたが、その瞳には不思議なほどの落ち着きがあった。

窓の外では、街の灯りが瞬いていた。夫の楼成は遠く離れた場所で修行に励んでいる。彼は何も知らない。ただ、妻が留学先で真面目に勉強していると信じている。その無垢な信頼が、厳喆珂の胸を時折鋭く刺す。しかし、それも今は遠い記憶のように感じられた。

主人の支配は、彼女のすべてを塗り替えつつあった。かつての自分——武道の天才であり、愛情深い妻であった自分——は、もうどこにもいないのかもしれなかった。

厳喆珂はカーテンを引き、部屋の灯りを消した。暗闇の中で、彼女は次の任務の内容を想像し、その想像に身を委ねた。明日、主人がどんな屈辱を与えようとも、彼女はそれを受け入れるだろう。それはもはや、命令だからだけではなかった。彼女自身が、その先にある何かを求めてしまっているからだった。

夜は更けていく。新たな任務の予感に、彼女の体は密かに震えていた。

第11章

# 第11章

週末の朝、厳喆珂は寮の部屋で一人、机の上に置かれた小包を茫然と見つめていた。差出人は書かれていない。しかし、その梱包の仕方、届くタイミング——すべてが彼女にとって見覚えのあるものだった。

震える指で開封すると、中から現れたのは奇妙な装置だった。金属製の鎖の先端には鍵のかかったカラビナ、もう一方には黒いシリコン製のプラグ。そして、プラグの根元には小さな空気バルブと、遠隔操作用の受信機が埋め込まれている。

添えられたメモには、簡潔な指示が書かれている。

『公園でこのロックを使い、自分を固定せよ。もし誰かに見つかれば、その者に体を任せよ。全ては生配信せよ。服従を示せ。』

喆珂の喉が引きつる。彼女はスマートフォンを手に取り、指定されたアプリを起動した。画面には真っ黒な背景に白い文字で『ミッション』と表示されている。

「また……またこんなことを……」

彼女の声は掠れていた。結婚してからもうすぐ一年。留学という名目で海外に来たのは、金融知識を学ぶためだった。しかし現実は、マークという名の悪魔に支配される日々だった。

彼女はクローゼットを開け、奥に仕舞い込んであったJK制服を取り出した。日本の女子高生の制服を模したそれは、マークが「使命」のために買わせたものだった。紺色のジャケット、白いブラウス、チェック柄のスカート。そして、下着は——一切身につけてはならない。

鏡の前で制服を整えながら、喆珂は自分の顔を見つめた。悲しみと諦めの混じった表情。かつて自由だった自分はもうどこにもいない。

「楼成……ごめんね……」

彼女は小声で呟き、部屋を出た。

---

キャンパスから数ブロック離れた場所に、小さな公園がある。週末の午後ということもあり、人の姿はまばらだ。喆珂は人目を避けるように公園の奥へと進んだ。木々が生い茂る一角に、錆びた鉄製の手すりがある。高さは腰くらいで、頑丈そうだ。

彼女は周囲を確認した。誰もいない。心臓が激しく打ち鳴っている。

スカートの裾をたくし上げ、手すりの前にしゃがみ込む。アナルプラグを手に取り、深呼吸を一つ。この感覚にはもう何度も慣らされていた。しかし、自分から進んでこれを行うのは、いつまで経っても慣れない。

シリコン製の先端に潤滑剤を塗り、ゆっくりと自身の肛門に押し当てる。冷たい感触が広がり、異物感が全身を駆け巡る。喆珂は唇を噛みしめ、ゆっくりとプラグを埋め込んでいった。根元まで入ったところで、チェーンを通してカラビナを手すりの支柱に固定する。かちゃりという金属音が、彼女の自由を奪う合図だった。

「準備できました……」

彼女がスマートフォンでメッセージを送信すると、すぐに返信が来た。アプリのボタン一つ。

次の瞬間、喆珂の体内でプラグが膨張し始めた。じわじわと広がる圧迫感。空気が注入されるたびに、プラグは肛門括約筋にぴったりと密着し、やがて抜け出せない形状になる。完全に膨らんだ時、彼女はもはやこの装置を自力で外せないことを悟った。

「あっ……ひっ……!」

思わず声が漏れる。太腿が震え、立っているのもやっとだ。彼女は手すりに掴まりながら、なんとかスカートを下ろした。チェック柄の布が、鎖とプラグの接続部分を隠している。しかし、よく見ればスカートのラインが不自然に盛り上がっているのが分かるだろう。

公園のベンチに移動しようとしたその時だった。

「あの……大丈夫ですか?」

声がした。喆珂は顔を上げる。三十代半ばと思われる男性が、心配そうな顔で立っていた。スーツ姿で、手にはコンビニの袋。休憩中に通りかかったのだろう。

「だ、大丈夫です……少し休んでるだけですから……」

喆珂は笑顔を作ろうとした。しかし、その顔は強張り、声音は震えていた。彼女の頬は紅潮し、額にはうっすら汗が浮かんでいる。

男性は一歩近づいた。そして、彼の視線が喆珂のスカートの裾に注がれる。風でひらりと舞い上がった布の端——その下から、金属の鎖が覗いていた。

「それ……何ですか?」

男性の声のトーンが変わった。好奇と、理解と、そして歪んだ興味が混ざっている。

喆珂の心臓が凍りついた。彼女は必死にスカートを押さえようとしたが、その動作がかえって状況を悪化させる。男性はもう確信していた。

「まさか……そういうプレイですか?」

彼は周囲を見渡した。誰もいないことを確認すると、喆珂の手首を掴んだ。

「離してください!お願い!」

喆珂は抵抗した。しかし、彼女の体はプラグの違和感と恐怖でうまく動かない。男性は彼女を手すりに押し付け、耳元でささやいた。

「君がそういう格好で、ここに繋がれて座ってたら、そういう意味だろ?見せろよ。ちゃんと、ちゃんとやってるんだろ?隠すな」

彼の手がスカートをまくり上げる。そこには、肛門から伸びる鎖と、カラビナで手すりに固定された不自由な姿があった。

「へえ……本格的だなあ。面白い」

男性はにやりと笑い、喆珂の体を手すりに押さえつけた。彼女はスマートフォンのカメラが、自分のすべてを記録していることを思い出した。ライブ配信は自動でオンになっている。マークはどこかでこれを見ている。

「お願い……やめて……」

「君がここに繋がれて待ってたんだろ?俺が引っかかってやったんだ。責任取れよ」

男性の手が喆珂の制服のスカートをまくり上げ、下着のない下半身を露出させた。彼はベルトを外し、ズボンを下ろす音がした。

「こんな良い体して、結婚指輪までしてるのに……旦那は知ってるのか?」

返事を待たずに、彼は喆珂の腰を掴み、自身を彼女の膣に押し込んだ。痛みと屈辱が同時に襲う。

「ああっ……!」

喆珂の体は硬直し、目には涙が浮かんだ。しかし、彼女は声を殺すことができない。配信は続いている。見知らぬ誰か——そしてマーク——がこの光景を見ている。

男性は荒い息遣いで腰を動かし続けた。手すりが軋む音、結合部の湿った音が、静かな公園に響く。

「いいね……こんな場所で、こんな格好で……すげえ興奮するぜ……」

彼の手が喆珂の胸を揉みしだく。制服のジャケット越しでも、彼女の形の良い乳房の感触が伝わってくる。ブラウスのボタンが弾け飛び、彼の手が直接肌を這う。

喆珂は手すりにしがみつき、下唇を噛みしめた。涙が頬を伝って落ちる。彼女の頭の中には、夫である楼成の顔が浮かんでいた。彼がこの光景を見たら、どんな顔をするだろう。裏切りの重みが、物理的な苦痛よりも彼女を押し潰した。

「もっと声出せよ。気持ちいいんだろ?」

男性の手が彼女の髪を掴み、後ろに引く。首が反り返り、喉が露出する。彼はその白いうなじに噛みつきながら、抽送を速めた。

「ひっ……あっ……!」

喆珂の体は拒絶反応を示しながらも、生理的な反応を抑えられない。膣が彼の熱を包み込み、無意識に収縮する。その感覚に、彼女は自分自身への嫌悪を深めた。

数十分後、男性が果て、息を整えながら体を離した。彼は喆珂の尻を一発叩き、笑った。

「また今度な。君がこんなに可憐な雌犬だってことを、もっと広めてやるよ」

そう言い残して、彼は去っていった。喆珂はその場に崩れ落ちそうになりながらも、手すりに繋がれているため倒れることはできない。スカートは乱れ、制服ははだけ、涙で化粧は崩れていた。

しかし、それで終わりではなかった。

次の通行人が現れたのは、それから三十分後だった。一人の若い男が、スマートフォンをいじりながら歩いてくる。彼もまた、喆珂の異様な姿に気づいた。

「え……何やってんの?」

彼の目には、鎖で手すりに繋がれた制服の女が映っている。尻を露出させ、涙と汗にまみれた、明らかに異常な状況。

「お願い……通報して……」

喆珂の声は掠れていた。しかし、男は逆に彼女の苦しむ姿に興奮したのか、近づいてきた。

「これ、ライブ配信してるの?すごいなあ……俺にもやらせてよ」

そう言って、彼はカメラに向かって手を振った。そして、喆珂の体を再び貫いた。

昼下がりの日差しが、彼女の白い肌を照らす。誰も助けに来ない。誰も止めない。ただ、マークの指図通りに、彼女は見知らぬ男たちの欲望を受け入れ続けた。

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夕暮れが訪れるまで、その公園は奇妙な光景に彩られていた。チェック柄のスカートをまくられた制服の女が、手すりに鎖で繋がれ、何人もの男に順番に犯される。配信の視聴者数は増え続け、匿名のコメントが飛び交う。

『すげえ、本物の牝犬だな』

『旦那は知ってんのか?』

『もっと乱暴にやれよ』

『俺も行きたい』

喆珂の意識は朦朧としていた。何度も絶頂させられ、涙も枯れ果て、ただ機械的に腰を動かされ続ける。肛門のプラグは依然として膨らんだままで、その圧迫感が彼女に自分が閉じ込められていることを思い出させる。

陽が完全に沈み、街灯が灯り始めた頃、スマートフォンに通知が届いた。

『任務終了』

その瞬間、肛門のプラグがしぼみ始めた。空気が抜ける感覚とともに、プラグは元のサイズに戻る。喆珂は力なく手を伸ばし、カラビナのロックを解除した。鎖が外れ、プラグが肛門から滑り落ちる。

彼女はその場に倒れ込んだ。地面は冷たく、草の匂いが鼻を突く。スカートは泥と体液で汚れ、制服はぐちゃぐちゃだった。

立ち上がることすら困難だったが、なんとか体を起こす。周囲にはもう誰もいない。配信は自動で切れていた。彼女はプラグと鎖を拾い、ポケットに押し込む。そして、よろよろと公園を後にした。

寮に戻る頃には、深夜になっていた。シャワーを浴び、制服をゴミ袋に捨てる。体のあちこちに赤い痣と、白濁した液体の跡が残っている。

鏡の前に立つ。そこに映る自分は、もうかつての厳喆珂ではなかった。目の光が消え、頬はこけ、唇は乾いている。

「ごめん……楼成……ごめんなさい……」

彼女はスマートフォンの画面を見つめた。新着メッセージが一件。

『よくやった。次の任務はまた連絡する。おやすみ、良い夢を』

そして、動画ファイルが添付されていた。彼女のライブ配信を、マークが録画したものだ。

喆珂はスマートフォンを床に落とし、ベッドに崩れ落ちた。枕に顔を埋め、声を殺して泣いた。しかし、涙はもうほとんど出なかった。彼女はもはや、涙さえも搾り取られていた。

夜は更け、窓の外では風が木々を揺らす。明日もまた、大学に行き、笑顔を装い、授業を受ける。すべてを隠して、普通の留学生として振る舞う。誰も彼女の本当の苦しみを知らない——マーク以外は。

彼女は目を閉じた。次の任務が、いつ来るのか。それを考えるだけで、胃の底が冷たくなる。しかし、もう逃げられない。逃げ場はどこにもない。

第11章 了

第12章

第12章

新しい週の始まりを告げる月曜日の朝、厳喆珂はいつもより早く目を覚ました。カーテンの隙間から差し込む淡い陽光が、部屋の中を柔らかく照らし出している。彼女はベッドの上に座り込み、両膝を抱えるようにして、遠くを見つめていた。

週末の間、マークからは何の連絡もなかった。それがかえって彼女を不安にさせた。あの男は何かを企んでいるに違いない。彼女はそう直感していた。そしてその予感は、月曜日の午後、スマートフォンが震えた瞬間に現実のものとなった。

「今週の任務だ。」

短いメッセージと共に、添付されたファイルが開かれる。そこには、これまで以上に屈辱的な内容が記されていた。

月曜日と火曜日の夜、自宅のトイレで排泄の様子をライブ配信せよ。水曜日と木曜日は、アパートの外に出て、公共の場所で同様の行為を行うこと。すべてはプライベートモードでの配信だが、録画はマークが保存する。

厳喆珂の手が震えた。スマートフォンを握る指先が白くなる。彼女は唇を噛みしめ、目の前が真っ暗になるのを感じた。こんなこと、できるわけがない。人としての尊厳を完全に捨てろと言われているようなものだ。

しかし、その直後に届いた次のメッセージが、彼女の抵抗を無意味なものに変えた。

「断るなら、前回の映像を楼成に送る。それでいいか?」

そう書かれていた。

楼成。彼女の夫。彼にだけは知られてはいけない。あの優しくて、純粋で、すべてを信じてくれている彼に、こんな汚い現実を見せるわけにはいかない。

厳喆珂は深く息を吸い込み、そしてゆっくりと吐き出した。目を閉じると、涙が一粒、頬を伝って落ちた。

「わかった。」

たった二文字の返信が、彼女の運命を確定させた。

月曜の夜、午後十時。厳喆珂はスマートフォンをトイレのタンクの上に設置した。カメラが便器と、その前に立つ彼女の下半身をしっかりと捉えている。彼女はスカートの裾をまくり上げ、ゆっくりと下着を下ろした。

指示通り、配信はプライベートモードで、視聴者はマークだけだ。それでも、自分が排泄する姿を見られているという事実が、彼女の精神を深く傷つけた。

「始めます。」

彼女は震える声でそう言い、カメラの前でしゃがみ込んだ。自分の意志とは無関係に、身体が生理的要求を解放していく。水音と共に響く排泄の音が、トイレという閉鎖空間に反響する。

厳喆珂は目を固く閉じた。羞恥心で全身が真っ赤に染まっているのがわかる。それでも、彼女はカメラの前から逃げ出すことができなかった。楼成の笑顔が脳裏に浮かび、それが彼女をこの場に縫い止めていた。

配信が終わると、彼女はすぐに映像を消去した。しかし、マークが録画していることを知っている。あの男の手元には、これからもずっと、彼女の恥ずかしい姿が保存され続けるのだ。

火曜日の夜も、同じことが繰り返された。しかし、前日の経験があったせいか、少しだけ慣れてしまった自分がいることに、厳喆珂は気づいてしまった。一度やってしまえば、二度目はそれほど辛くない。それが恐ろしかった。

水曜日。今日はアパートを出て、屋外で行わなければならない。マークからは具体的な場所の指定があった。アパートから徒歩十分ほどの場所にある、人通りの少ない公園の公衆トイレだ。

午後十一時。厳喆珂はトレンチコートを羽織り、深く帽子をかぶってアパートを出た。夜の街は静かで、たまに車が通り過ぎる程度だ。彼女は足早に目的の公園へと向かった。

公園の公衆トイレは、古びた建物で、照明も薄暗い。幸い、誰もいない。厳喆珂は個室に入り、スマートフォンを設置した。ここでも同じことをしなければならない。しかも、今回は不特定多数の目に触れる可能性がある場所だ。

彼女は深く息を吸い込み、腹をくくった。どうせもう、自分は汚れてしまったのだ。今さら何を恥ずかしがることがあるのか。

そう自分に言い聞かせると、不思議と心が軽くなった。彼女はカメラの前で、指示された通りの行為を淡々と行った。羞恥心は確かにあったが、それ以上に、どうでもよくなってきている自分がいた。

木曜日も、同じ場所での配信が続けられた。今度は、彼女はより積極的にカメラに向かって話しかけさえした。

「今日はちょっと寒いですね。でも、ちゃんと任務を遂行しますよ。」

そう言って、彼女は笑った。その笑顔には、以前のような苦しさはなかった。代わりに、どこか虚ろで、自暴自棄にも似た明るさが宿っていた。

アパートの自室で、マークは配信を視聴していた。画面の中の厳喆珂は、初めの頃に比べて明らかに変わっていた。恥じらいは薄れ、むしろある種の開き直りのようなものを感じさせる。

「いいぞ、その調子だ。」

マークは満足げに微笑んだ。彼女がこうして少しずつ堕ちていく様を見るのが、何よりも快感だった。最初は拒絶し、苦しみ、そして徐々に慣れ、最終的には自ら進んで汚れていく。そのプロセス全体が、彼の支配欲を満たしていた。

彼は録画した映像を丁寧に保存し、フォルダに整理した。これが彼のコレクションだ。いずれは、もっと過激なものも追加していくつもりだった。

一方、厳喆珂はアパートに戻ると、シャワーを浴びた。熱い湯が身体を流れていく。彼女は壁に手をつき、しばらくそのままでいた。

「もう、戻れないんだな。」

彼女は呟いた。自分がしていることが、どれほど異常で、どれほど醜悪なことか、理解している。しかし、それでも止められない。楼成に知られるくらいなら、自分がどんどん深みにはまっていくほうがましだ。

金曜日、マークから新しいメッセージが届いた。

「今週の任務、よくやった。来週は、もっと面白いことをしよう。」

その言葉に、厳喆珂の心臓が嫌な予感でドキリとした。しかし、彼女はもう迷わなかった。

「はい、わかっています。」

彼女はそう返信した。その指先は、わずかに震えていたが、その震えは恐怖から来るものなのか、それとも別の何かなのか、彼女自身にもわからなかった。

週末、厳喆珂は部屋で一人、窓の外を眺めていた。空には分厚い雲が広がり、いつ雨が降り出してもおかしくない天気だ。彼女はふと、日本に来る前の自分を思い出した。

あの頃は、すべてが輝いていた。楼成と一緒に過ごす毎日は幸せで、将来に対する不安など何もなかった。武道の道を歩む夫を支え、自分も金融の知識を学び、帰国後は共に新しい人生を築いていく。そう信じて疑わなかった。

しかし、現実は違った。たった一人の男の歪んだ欲望によって、彼女の人生は完全に狂わされてしまった。

「楼成…ごめんね。」

彼女は呟いた。夫に宛てた言葉は、風に消えていった。彼女はもう、自分を救うことを諦めていた。ただ、どのようにしてこの地獄が終わるのか、それだけを考えていた。

夜が更けていく。アパートの部屋は暗闇に包まれ、厳喆珂はベッドに横たわった。目を閉じると、マークの顔が浮かんだ。あの男の目は、いつも獲物を狙う獣のような光を宿している。彼女はその目に、いつしか支配されることに慣れ始めていた。

「私は、もう…」

彼女の呟きは、途中で途切れた。何になりたいのか、自分でもわからなかった。ただ、流れに身を任せるしかないのだ。そうしなければ、楼成を守れないから。

翌朝、目を覚ますと、スマートフォンに新しいメッセージが届いていた。マークからのものだ。

「今日は休みだ。ゆっくり休め。来週から、また新しい任務が待っている。」

その言葉が、なぜか優しく感じられた。厳喆珂は、そのことに自分で驚いた。彼の支配に、心のどこかで依存し始めているのだろうか。

彼女は首を振り、その考えを追い出した。そんなはずはない。彼は敵だ。私を辱め、支配する敵だ。しかし、一方で、彼以外に自分の状況を知る者はいない。彼だけが、今の自分を受け入れている。

複雑な感情が渦巻く中、厳�珂は再びスマートフォンを手に取った。そして、マークに短い返信を送った。

「ありがとうございます。」

その言葉に込められた意味を、彼女自身も完全には理解していなかった。ただ、この地獄のような状況の中で、唯一の繋がりが彼であるという事実が、彼女をそう言わせたのだ。

週が明け、月曜日。マークからの任務は、さらに過激さを増していた。今度は、公共の場での行為を、より多くの人がいる場所で行うように指示されていた。

「これで、本当に終わりかもしれない。」

厳喆珂はそう思いながらも、命令に従う準備を始めていた。彼女の中の何かが、完全に壊れてしまったのかもしれない。しかし、それでも彼女は歩みを止めなかった。楼成の笑顔を守るためなら、どんな代償も払う覚悟だった。

夜の街に、一人の女が歩いていく。彼女の足音は、どこか空虚に響いていた。その背中には、かつての輝きはもうなかった。ただ、暗闇に飲み込まれていく一つの魂が、そこにあった。第12章

新しい週の始まりを告げる月曜日の朝、厳喆珂はカーテンの隙間から差し込む柔らかな光の中で目を覚ました。窓の外では、早朝の鳥たちがさえずり、いつもと変わらない日常が広がっている。しかし、彼女の心の中は、重苦しい雲に覆われていた。

スマートフォンが振動した。表示されたメッセージは、マークからだった。

「今週の任務だ。月曜と火曜の夜、自宅のトイレで排泄する様子をライブ配信しろ。時間は午後十時から。プライベートモードで、視聴者は俺だけだ。くれぐれも、顔を映すなよ。下半身だけだ。」

厳喆珂の手が震えた。彼女は唇を噛みしめ、目を閉じた。羞恥心が全身を駆け巡り、胃のあたりが重く締め付けられる。しかし、拒否する選択肢はなかった。前回の映像を楼成に送ると脅されている以上、従うしかない。

「わかった。」

彼女は短く返信し、スマートフォンを置いた。その日一日、彼女は落ち着かず、講義にも集中できなかった。教授の声は遠くに聞こえ、ノートにペンを走らせる手は、何度も止まった。

月曜日の夜、午後九時五十分。厳喆珂はバスルームに立ち、鏡の中の自分を見つめた。そこには、疲れ切った顔をした一人の女性がいる。彼女は深く息を吸い込み、スマートフォンをトイレのタンクの上に設置した。カメラが便器と、その前に立つ自分の下半身を捉えるように調整する。

午後十時ちょうど。ライブ配信が始まった。

「……始めます。」

彼女は小さな声で呟き、スカートの裾をまくり上げた。指が震え、下着を下ろすのに手間取る。冷たい空気が肌を撫で、彼女は軽く身震いした。そして、ゆっくりとしゃがみ込んだ。

排泄の音が、狭いトイレの中に響き渡る。その音が、誰かに聞かれているという事実が、彼女の羞恥心をさらに煽った。顔が熱く火照り、耳の先まで真っ赤に染まっているのがわかる。しかし、彼女はカメラの前から逃げ出せなかった。楼成の笑顔が脳裏に浮かび、それが彼女をその場に縫い止めていた。

配信は十分ほどで終了した。厳喆珂はすぐに映像を消去し、スマートフォンを握りしめた。手のひらには汗がにじんでいた。彼女は便器の蓋を閉め、その上に座り込んだ。涙がこぼれ落ちそうになるのを、必死にこらえる。

「……大丈夫。私は大丈夫。」

自分に言い聞かせるように呟く。しかし、その言葉は空虚に響くだけで、彼女の心を慰めてはくれなかった。

火曜日の夜も、同じことが繰り返された。しかし、前日の経験があったせいか、少しだけ慣れてしまった自分がいることに、厳喆珂は気づいた。一度やってしまえば、二度目はそれほど辛くない。それが、何よりも恐ろしかった。自分が少しずつ、この屈辱に慣れていっている。その事実が、彼女の心をさらに深く傷つけた。

水曜日の朝、マークから新たな指示が届いた。

「今夜は屋外だ。アパートから徒歩十分の場所にある公園の公衆トイレを使え。午後十一時だ。誰にも見られるなよ。」

厳喆珂は目を見開いた。屋外で?しかも、公衆トイレ?彼女の心臓が激しく打ち始める。しかし、もう迷っている余裕はなかった。彼女は黙って従うしかない。

午後十一時、厳喆珂はトレンチコートを羽織り、深く帽子をかぶってアパートを出た。夜の街は静かで、たまに車が通り過ぎる程度だ。彼女は足早に目的の公園へと向かった。街灯がまばらに灯る小道を抜け、やがて公園の入り口に到着した。

公園内の公衆トイレは、古びたコンクリート造りの建物だった。照明は薄暗く、壁には落書きがいくつも描かれている。幸い、誰もいない。厳喆珂は最も奥の個室に入り、スマートフォンを設置した。

「……始めます。」

彼女は震える声で言い、スカートの裾をまくり上げた。外の空気が、個室の隙間から冷たく入り込んでくる。彼女は目を閉じ、深く息を吸い込んだ。そして、ゆっくりとしゃがみ込んだ。

排泄の音が、静かな夜の空気に響く。その音が外に漏れていないか、彼女は不安でならなかった。しかし、同時に、前回までの経験が彼女にある種の開き直りをもたらしていた。

「……もう、どうにでもなれ。」

彼女は心の中で呟いた。羞恥心は確かにあったが、それ以上に、自分がどんどん堕ちていくのを感じることに、ある種の快感すら覚え始めていた。それは、自己防衛のメカニズムなのかもしれない。極限の屈辱に晒され続ければ、人間の心はやがて麻痺する。厳喆珂は、その過程に足を踏み入れていた。

配信が終了した後、彼女はスマートフォンを回収し、個室から出た。外の空気が冷たく、彼女の頬を撫でる。彼女は空を見上げた。雲の間から、かすかに星が光っている。

「……楼成、君は今、何をしているんだろう。」

彼女は呟いた。夫の顔を思い浮かべると、胸が締め付けられた。しかし、その痛みも、すぐに鈍い感覚に変わっていく。彼女はゆっくりと歩き出し、アパートへと戻った。

木曜日の夜も、同じ公園での配信が行われた。今度は、厳喆珂はより冷静に行動した。彼女は指示通りにスマートフォンを設置し、淡々と任務を遂行した。羞恥心はまだあったが、それは以前ほど鋭くはなかった。むしろ、どこか諦めに似た感情が、彼女の心を支配していた。

「……今日も寒いですね。」

彼女はカメラに向かって呟いた。その声は、どこか空虚だった。彼女は自分の変化を感じていた。かつての自分は、こんなこと絶対にできなかった。しかし、今は違う。少しずつ、少しずつ、自分が壊れていくのを感じながら、それでも彼女は前に進むしかなかった。

アパートの自室で、マークは配信を視聴していた。画面の中の厳喆珂は、初めの頃に比べて明らかに変わっていた。恥じらいは薄れ、むしろある種の開き直りのようなものを感じさせる。

「いいぞ、その調子だ。」

マークは満足げに微笑み、彼女の映像を保存した。彼にとって、これは単なるゲームだった。彼女が堕ちていく様を見るのが、何よりも快感だった。彼は次の週の任務を考え始めていた。もっと過激なもの、もっと彼女を追い詰めるもの。そう考えているだけで、彼の心は高揚した。

金曜日、マークから新しいメッセージが届いた。

「今週の任務、よくやった。来週は、もっと面白いことをしよう。待っていろ。」

厳喆珂はそのメッセージを見て、冷たい笑みを浮かべた。彼女の目には、もはや輝きはなかった。ただ、虚ろな光が宿っているだけだ。

「……はい、わかりました。」

彼女は短く返信し、スマートフォンを置いた。窓の外では、夕日が沈みかけていた。赤く染まった空が、まるで彼女の心の内を映し出しているようだった。

週末、厳喆珂は部屋で一人、過去を振り返っていた。中国での生活、楼成との出会い、結婚、そして日本への留学。すべてが順調に見えた人生が、たった一人の男のせいで狂い始めた。しかし、彼女はもう、その現実から逃げようとは思わなかった。逃げ場がないことを、彼女は痛いほど理解していた。

「……私は、どこまで堕ちていくんだろう。」

彼女は呟いた。しかし、その問いに答える者はいない。ただ、時計の秒針が刻む音だけが、静かな部屋に響いていた。

新しい週の始まり、月曜日の朝。厳喆珂は目を覚ますと、すぐにスマートフォンを確認した。マークからの新しい任務が届いている。

「今週は、月曜から木曜まで、毎晩異なる場所での配信だ。場所は、その都度指示する。覚悟しておけ。」

厳喆珂はそのメッセージを読み、静かにうなずいた。彼女の心は、もうほとんど麻痺していた。どんな命令が来ても、従うだけだ。そう自分に言い聞かせ、彼女はベッドから起き上がった。

鏡の前に立ち、自分の顔を見つめる。そこには、別人のような冷めた表情をした女性がいた。彼女はその顔に、かすかな笑みを浮かべた。

「……これでいいんだ。もう、戻れないなら、どこまでも堕ちてやろう。」

その言葉は、彼女自身に言い聞かせるように、静かに部屋に響いた。そして、彼女は新たな週の任務に備えて、準備を始めた。

アパートの外では、曇り空が広がっていた。今にも雨が降り出しそうな、重苦しい雰囲気だ。厳喆珂は窓の外を見上げ、小さくため息をついた。

「……いつか、この雨が止む日が来るのだろうか。」

彼女の問いは、虚空に消えていった。そして、彼女はスマートフォンを手に取り、マークからの指示を待った。

午後、マークから場所の指定が届いた。今夜の場所は、駅前の公衆トイレだった。人通りが多い場所での配信。厳喆珂はその指示を読み、また一つ階段を降りる覚悟を決めた。

夜の帳が下りる頃、彼女はアパートを出た。街の灯りが、彼女の影を長く伸ばす。彼女はその影を踏みしめながら、駅へと向かった。その足取りは、どこか諦めに満ちていたが、同時に、ある種の決意も感じさせた。

彼女はもう、自分を取り戻すことを諦めていた。ただ、流れに身を任せ、どこまでも堕ちていく。それが、楼成を守るための唯一の方法だと、彼女は信じ込んでいた。

駅前の公衆トイレに到着すると、彼女は周囲を確認した。幸い、人気は少ない。彼女は素早く個室に入り、スマートフォンを設置した。

「……始めます。」

彼女の声は、もはや震えていなかった。ただ、淡々と、任務を遂行するだけだ。カメラの前で、彼女は指示された通りの行為を行った。羞恥心はもう、ほとんど感じなかった。その代わりに、虚無感が彼女の心を満たしていた。

配信が終了すると、彼女はスマートフォンを回収し、静かに個室を出た。夜風が彼女の頬を冷たく撫でる。彼女は空を見上げた。星は一つも見えず、暗い雲が広がっているだけだ。

「……明日も、また同じことが続く。」

彼女は呟き、アパートへと歩き始めた。その背中は、どこか寂しげで、そして、もう二度と戻れない過去を背負っているかのようだった。

アパートに戻ると、彼女はシャワーを浴びた。熱い湯が、彼女の身体を癒す。しかし、心の傷は、そう簡単には癒えなかった。彼女は浴室の壁に手をつき、しばらくそのままでいた。

「……楼成、ごめんね。」

彼女の呟きは、湯の流れる音に消えていった。涙が、一粒、また一粒と頬を伝い、排水溝へと流れていった。

その夜、厳喆珂は悪夢にうなされた。夢の中で、楼成が彼女を見つめていた。その目は、悲しみと失望に満ちていた。彼女は叫びながら目を覚ました。全身は冷や汗で濡れていた。

「……夢だ。ただの夢だ。」

彼女は自分に言い聞かせたが、心臓は激しく打ち続けている。彼女は深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出した。そして、再び闇の中に横たわった。

火曜日の朝、彼女は疲れた顔で目を覚ました。目の下にはくまができ、顔色は優れない。しかし、彼女は無理やり笑顔を作り、日常を過ごした。講義に出席し、図書館で勉強する。周りからは、普通の留学生に見えているはずだ。

夜になり、再びマークから指示が届いた。今夜は、繁華街の裏通りにある公衆トイレだった。より人目につきやすい場所だ。厳喆珂はその指示を読んでも、もはや何も感じなかった。ただ、淡々と準備を始めた。

夜の繁華街は、ネオンが輝き、多くの人で賑わっていた。厳喆珂は人混みを避けるように、裏通りへと入った。そこは、表通りとは打って変わって静かで、薄暗い。目的の公衆トイレは、路地の奥にひっそりと建っていた。

彼女は周囲を確認し、誰もいないことを確かめると、個室に入った。そして、指示通りにスマートフォンを設置し、配信を開始した。

「……今夜も、よろしくお願いします。」

彼女の声は、どこか機械的だった。羞恥心も恐怖も、もはや感じなかった。ただ、与えられた任務を遂行するだけのロボットのように、彼女は行動した。

配信が終了すると、彼女はすぐにその場を離れた。表通りに出ると、笑い声を上げる若者のグループが通り過ぎていく。彼らは、彼女の存在に気づくことなく、楽しそうに話しながら去っていった。

厳喆珂は、その光景を茫然と見送った。自分は、もう彼らのような普通の生活には戻れない。そう思うと、胸が締め付けられた。しかし、その痛みも、すぐに麻痺していく。

アパートに戻ると、彼女はベッドに倒れ込んだ。天井を見つめながら、彼女は考える。この苦しみは、いつまで続くのだろうか。そして、自分は最終的にどこに辿り着くのだろうか。

答えは出ない。ただ、暗闇が彼女を包み込むだけだった。

水曜日、木曜日も、同様の任務が続けられた。毎晩、異なる場所での配信。厳喆珂はもはや、羞恥心を感じることを忘れていた。ただ、淡々と、機械的に任務を遂行する。彼女の中の感情は、徐々に枯れていった。

木曜日の夜、最後の配信を終えた後、彼女は公園のベンチに座り込んだ。空には、半月が浮かんでいる。彼女はその月を見上げ、小さくため息をついた。

「……私は、もう人間じゃないのかもしれない。」

彼女は呟いた。自分がしていることは、人間としての尊厳を完全に捨てた行為だ。しかし、それでも生きていかなければならない。楼成の未来を守るために。

彼女は立ち上がり、アパートへと歩き始めた。その背中は、疲れ果てていたが、同時に、奇妙な落ち着きも感じさせた。彼女は、自分が堕ちていくことに、もはや恐れを感じていなかった。

アパートに戻ると、彼女はスマートフォンをチェックした。マークからメッセージが届いている。

「今週の任務、お疲れ様。よくやった。来週は、映像を公開する場所を変えるかもしれない。楽しみにしていろ。」

厳喆珂はそのメッセージを読み、冷たい笑みを浮かべた。公開する場所を変える。それは、彼女にとって新たな屈辱の始まりを意味していた。しかし、彼女にはもう、それを拒否する力は残っていなかった。

「……はい、わかりました。」

彼女は短く返信し、スマートフォンを置いた。そして、ベッドに横たわり、目を閉じた。明日も、また同じ日々が続く。彼女はその事実を受け入れ、静かに眠りについた。

彼女の夢には、もう楼成は現れなかった。ただ、真っ暗な闇だけが広がっていた。その闇の中で、彼女は一人、どこまでも堕ちていく。その感覚は、もはや恐怖ではなく、むしろ安堵に近かった。

すべてを諦めたとき、人間は案外楽になれるのかもしれない。厳喆珂は、そのことを身をもって学びつつあった。しかし、その代償は、あまりにも大きすぎた。彼女の心は、もう二度と元には戻れないほどに、深く傷ついていた。

新しい週が始まる。また、新たな屈辱の日々が始まる。しかし、厳喆珂はそれを受け入れる覚悟を決めていた。彼女はもう、過去の自分には戻れない。ならば、この闇の深淵へと、どこまでも堕ちていこう。それが、彼女の選んだ道だった。

第13章

金曜日の夜、厳喆珂はマンションの一室で窓の外の夜景を見つめていた。手にしたスマートフォンの画面には、マークから送られた指示のメッセージが表示されている。

「今夜、出前を注文しろ。下着はつけるな。透明なネグリジェだけを着て、ドアを開けて受け取れ。積極的に誘う必要はない。だが、配達員が何か仕掛けてきたら、拒否してはいけない」

彼女は深く息を吸い込み、震える指でスマホを操作して、近くの中華料理店に注文を入れた。配達時間は約二十分。

クローゼットの奥から、一枚の透明なシースルーネグリジェを取り出す。薄いレース地でできたそれは、着れば身体の線がくっきりと浮かび上がり、乳房や臍や陰部がはっきりと透けて見える。まるで裸同然だ。

厳喆珂はブラもショーツもすべて脱ぎ捨て、その薄布一枚だけを身にまとった。鏡の前に立つと、自分の身体が恥ずかしいほど露わになっているのがわかる。桃のような形の乳房は布越しでも形がはっきりとわかり、頂点の乳首が浮き上がっている。下の陰部は黒い陰毛が透けて見え、割れ目まではっきりと確認できた。

何度も深く息を吸い込み、自分に言い聞かせる。

「私はこれに慣れなければならない。これが私の新しい役割だ……」

約二十分後、インターホンが鳴った。彼女の心臓がドキッと跳ね上がる。

「はい……」

「出前です!」

男の声がスピーカーから聞こえてきた。厳喆珂はネグリジェの裾を整え、ゆっくりと玄関まで歩いていった。銅製のドアノブを掴む手が微かに震えている。

扉を開けると、そこには中年の男性配達員が立っていた。作業着姿で、手にはビニール袋を持っている。彼はまず配達物を差し出そうとしたが、目の前の女性の姿を見て一瞬固まった。

厳喆珂が身にまとっているのは、ほとんど透明に近い薄いローブのようなもの。玄関の明かりが彼女の身体を透かし、くびれたウエスト、豊かな胸のふくらみ、そして足の間の陰影まではっきりと映し出している。彼女の顔は精巧な磁器のように美しく、その清楚な雰囲気とあいまって、男性の目を釘付けにした。

「あ、あの……これ、注文した料理です……」

配達員は言葉を詰まらせながら袋を差し出した。厳喆珂はうつむきながらそれを受け取ろうとした。

しかし、彼女の指が袋に触れた瞬間、配達員は突然動きを止めた。彼の視線は、彼女の胸元に釘付けになっている。薄い布の奥で、乳首がはっきりと浮かび上がり、彼の目にはっきりと映っていた。

「すみません……あの……」

厳喆珂が声をかけようとした瞬間、配達員は勢いよく前に踏み出した。袋を床に落とし、両手で彼女の肩を掴んで中に押し込む。

「ちょっと、何を……」

彼女が抗議の声を上げようとした時、配達員はすでに玄関の扉を蹴って閉めていた。彼の手が彼女の胸に伸び、透け透けの布越しに柔らかい感触を揉みしだく。

「あっ……やめて……」

「お前……こんな格好で出前を受け取るなんて、誘ってるんだろ?」

男の声は低く、荒い息遣いが混じっている。彼は彼女の胸の頂点を指で挟み、布越しに擦り始めた。

厳喆珂の身体がビクンと震えた。抵抗しようとする手を伸ばしかけて、すぐに止めた。

拒否してはいけない……これが命令だ……

「あ、ああ……」

彼女の口から漏れるのは、抵抗ではなく甘い吐息だった。男はそれに気をよくして、両手で彼女の乳房を揉みしだき、親指で乳首を何度も弾いた。

「すげえ身体してるな……この胸の形、最高だ……」

男は彼女の背中のファスナーを一気に下ろした。すると薄布が音を立てて床に滑り落ち、厳喆珂の裸体が完全に露わになった。照明の下で、彼女の白玉のような肌が輝いている。

「うわ……本当に真っ裸だったのかよ……」

男は狂ったように彼女の肌を撫でまわした。胸や脇腹、ウエスト、そしてついにその手が彼女の股間へと伸びる。指が陰毛をかき分け、直接膣口に触れた。

「あっ! そ、そこは……」

厳喆珂の身体が強張ったが、男の指は止まらない。彼は中指を割れ目に沿って滑らせ、クリトリスを探り当てると、その敏感な粒を指の腹で押し潰すように擦った。

「どうした? ここ、もう濡れてるじゃねえか」

男の声は嘲笑を帯びている。実際、彼女の膣口はすでに潤み始めていた。屈辱と興奮が入り混じった複雑な感情が彼女を支配する。

「やめ……あっ……」

彼の指が二本、一気に彼女の膣内に滑り込んだ。ピンク色の肉襞が指を包み込み、吸い付くように絡みつく。

「はあ……ああ……」

厳喆珂の身体が快楽に震えた。もうこれが何度目かわからない。マークに調教されて以来、彼女の身体はこんな風に他人の指で簡単に反応するようになってしまった。

男は彼女をリビングのテーブルに押し倒した。硬い木の感触が彼女の背中に冷たく当たる。彼は乱暴に自分のズボンを下ろし、硬く勃起した陰茎を露出させた。

「さあ、いい子にしてろよ」

男は彼女の両脚を開かせ、膣口に自分の先端を当てた。厳喆珂はぎゅっと目を閉じる。涙がまつげの先で光っている。

「やめろなんて言うなよ。お前も感じてるんだろう」

「はい……」

彼女の口から漏れたのは、かすかで小さな声だった。

次の瞬間、男の腰が一気に突き進んだ。太くて硬い肉棒が、彼女の窄まりをこじ開けて内部深くまで貫く。

「あああっ!」

厳喆珂の身体がのけぞり、テーブルの上で弓なりになった。あまりの大きさに子宮口を押し上げられ、全身が痙攣する。

「うわ……すげえキツい……しかもすごく熱い……」

男は彼女の中で一瞬息を整えると、すぐに腰を動かし始めた。最初はゆっくりと、次第に激しくなる律動。彼女の膣壁を擦る感触が、明確な快感を生み出していく。

「あっ、あんっ、ああっ……」

厳喆珂の口から自然と甘い声が漏れる。自分を辱めているこの行為に、身体は正直に反応していた。

男は彼女の胸を揉みしだきながら、激しく抽送を繰り返した。テーブルが軋み、彼女の身体は固定され、ただ快楽の波に揺れるしかない。

「どうだ? 気持ちいいか?」

「は、はい……ああっ……そこ、深いです……」

彼女の言葉に男はさらに興奮した。彼は彼女の足首を掴んで高く掲げ、より深く貫く体勢に変えた。先端が子宮口をノックするように突き上げる。

「ああっ! だめ……子宮、当たってる……」

「ここがお前の一番気持ちいい場所なんだろ?」

男は激しいピストンを続けながら、彼女のGスポットを執拗に刺激した。厳喆珂の視界が白く染まり、絶頂が押し寄せる。

「い、いく……私、イク……!」

彼女の全身が引きつり、膣内が激しく収縮した。男はその締め付けに耐えながらも、さらに激しく突き上げる。

「まだ終わらせねえよ。今夜はたっぷり楽しませてもらうからな」

彼は彼女の身体をテーブルから引きはがすと、今度は床に押し倒した。カーペットの上に彼女を仰向けに倒し、両脚を肩に担ぎ上げる。完全に開かれた股間に、再び硬い肉棒が埋められた。

「ああっ! まだ、するんですか?」

「何度でもしてやるよ。こんなにいい女を逃す手はねえ」

彼は全身を使い、様々な角度から彼女の膣内を蹂躙した。正常位、後背位、対面座位……時間を忘れて男は彼女を犯し続けた。

何度絶頂を迎えたかわからない。厳喆珂は意識が朦朧としながらも、男の動きに合わせて腰を振った。もう嫌悪も抵抗も消え去り、ただ身体に刻まれた快楽だけが彼女を支配していた。

彼女は気づいていた。この行為が、彼女のアイデンティティと尊厳を少しずつ侵食していることを。しかし同時に、この屈辱の中に、奇妙な解放感があることも否定できなかった。

二時間後、男はようやく満足したように彼女の上から退いた。床には二人の体液が混ざり合った跡が無数に残っている。彼は乱れた服を整え、散らばった料理の袋も忘れて玄関から去っていった。

厳喆珂はしばらく床に横たわったまま、天井の照明を見つめていた。身体中に残るぬめり気と疲労が、さっきの出来事を現実のものとして刻み込んでいる。

冷たい空気が彼女の露出した肌を撫でる。ゆっくりと起き上がり、浴室へ向かう。鏡の中の自分は、髪が乱れ、目は潤み、頬は赤く染まっていた。まるで恋をする乙女のような表情だと、彼女は苦笑した。

「これが私の選んだ道……」

淋浴の水が、身体にまとわりつくぬめりを洗い流していく。しかし心の奥底に残るこの感覚は、決して洗い流せないだろう。

洗い終えた後も、彼女はバスローブのままリビングに戻り、床に散らばる料理の袋を片付け始めた。その時、スマホが震える。マークからのメッセージだった。

「今夜はよくやった。これからも頑張れよ」

その一言と共に送られてきたのは、さっきの行為中に男が撮影していたであろう写真の一部だった。画面の中で、見知らぬ男に貫かれる自分の姿が映っている。

厳喆珂の指が震える。涙が一粒、スマホの画面に落ちた。しかしすぐに自分を奮い立たせて、こう返信した。

「かしこまりました。今後のご指示をお待ちしています」

それが彼女の新たな日常だった。辱めと屈辱の日々。しかし、もう後戻りはできない。彼女はその事実を受け入れ、これからも生きていくしかなかった。

窓の外では、街のネオンが静かに瞬いている。彼女はまた一人、この部屋で夜を過ごす。夫の楼成の笑顔が、彼女の記憶の中で遠くに消えていった。

第14章

# 第14章

週末の朝、厳喆珂は寮の部屋でスマホを手に取った。画面には見慣れた匿名アカウントからのメッセージが表示されている。

「今日の任務:出前配達員として指定された住所に弁当を届けろ。届け先の男に好きにさせること。すべての過程を配信しろ。服装は指定のもの。拒否は認めない。」

添付された画像には、肌の露出が多いピンク色の配達員風衣装が写っていた。丈は短く、胸元は深く開いている。

喆珂は唇を噛みしめた。もう何度も繰り返されてきた命令だ。最初は泣き叫び、拒絶した。しかし、マーク——いや、主人と呼ばねばならないあの男——からの報復を恐れて、従うしかなかった。

彼女は指定された衣装に着替えた。鏡に映る自分の姿は、清楚だったかつての自分とは別人だ。目は虚ろで、生気を失っている。

寮の玄関で配達用の保温バッグを受け取る。中には高級レストランの弁当が入っていた。行き先は市内の高級マンション。

「また知らない男のところへ行くんだ……」

心臓が早鐘を打つ。しかし、もう恐怖さえも麻痺し始めている。任務に従うことだけが、今の自分に残された選択肢だ。

タクシーで目的地に向かう間、喆珂はスマホでライブ配信の準備をした。カメラを胸元に固定し、顔が映らないように角度を調整する。マーク——主人——はいつも「顔を出すな」と指示するくせに、すべての行為を詳細に映すよう要求する。

マンションのエントランスでインターホンを押す。

「はい、どちら様ですか?」

若い男の声だ。

「出前の配達です」

「ああ、どうぞ。部屋番号は1203です」

重厚な鉄製の扉が開く。喆珂はエレベーターに乗り込み、12階のボタンを押した。廊下を進み、指定された部屋の前で立ち止まる。深呼吸を一度だけして、チャイムを鳴らした。

ドアが開く。そこに立っていたのは30代前半の男だった。スーツ姿で、いかにもエリートビジネスマンといった風貌だ。

「お待ちしてました。配達員さん、中へどうぞ」

喆珂は無言で部屋に上がる。高級そうな内装のリビングルームには、大きなソファとテーブルがある。

「弁当はここに置きます」

「ちょっと待って」男が喆珂の腕を掴んだ。「君、ライブ配信してるんだろ? そっちの方が本番だって聞いてるよ」

顔が一気に熱くなる。この男も、マークの手先なのだ。

「……はい」

「じゃあ、早速始めようか」

男は喆珂の手から配達バッグを取り上げると、床に置いた。そして彼女の体をソファに押し倒す。

「あっ……」

「嫌か? でも、お前の主人がこうしろって言ってるんだぜ」

男の手が喆珂の衣装の上を這う。カメラがすべてを映している。彼女は目を閉じた。

——もう、どうなってもいい。

奇妙な諦めが心の中に広がっていた。最初は耐え難い屈辱だった。しかし、何度も繰り返されるうちに、感覚が麻痺していく。任務をこなすだけの機械になったような気分だ。

男の行為は荒々しかった。しかし、喆珂はもう声すら上げなかった。ただじっと耐え、指令通りにカメラに体を向ける。

すべてが終わった時、男は喆珂の頬を軽く叩いた。

「なかなかいい女だな。また呼んでもいいか?」

「……それは主人が決めることです」

喆珂は衣装を整え、乱れた髪を手櫛で梳かした。もう何の感情もない。ただ、任務を完了したという事実だけがあった。

寮に戻る道すがら、ライブ配信の視聴者数が表示されていた。500人以上が視聴していた。コメント欄には卑猥な言葉が並んでいる。

スマホに新たなメッセージが届く。マークからだ。

「よくやった。だいぶ様になってきたな。もう嫌がらなくなったんだな」

その言葉が心に刺さる。確かに、今日はほとんど抵抗しなかった。恐怖も、羞恥も、もうかつてほどではない。

——私、変わってしまったの?

喆珂は自分の変化に気づき、震えた。しかし、その震えさえもどこか他人事のように感じられた。

寮に戻るとすぐにシャワーを浴びた。何度も何度も体を洗う。しかし、汚れは落ちない。心の奥底に染み付いた汚点は、決して消えることはない。

スマホがまた鳴る。今度はマークからのチャットだ。

「今夜、また出前を頼むよ。同級生として、近況を聞きたいしな」

喆珂の手が止まる。同級生として? マークは今まで主人として命令するだけだった。同級生として連絡を取るのは初めてだ。

「どういう意味ですか?」

「そのままの意味さ。今夜7時にお前の寮の近くのファミレスで待ってる。任務じゃない。ただの同級生同士の会話だ」

喆珂は困惑した。任務ではない? しかし、マークの言葉を信じるわけにはいかない。彼が何か企んでいる可能性が高い。

しかし、断る選択肢はなかった。彼はすべてを握っているのだ。

夜7時、喆珂はジーンズにシンプルなセーターというラフな格好でファミレスに現れた。マークはすでに席に座ってコーヒーを飲んでいる。

「やあ、久しぶりだな。最近どうしてる?」

マークの笑顔は、かつて自分に想いを寄せていた同級生そのものだ。しかし、今の喆珂にはその笑顔の裏に何があるのかを知っている。

「……まあ、普通よ」

喆珂は向かいの席に座った。メニューを開くが、目は文字を追っていなかった。

「そうか? でも、今日の配信見たよ。結構すごかったな」

喆珂の顔色が変わる。彼は見ていたのだ。あの屈辱的な場面を。

「……あなたが命令したんでしょ」

「命令? 何のことだ? 俺はただ、お前が出前をしてるって聞いたから、見てみただけだよ」

マークの口調は軽い。しかし、その目は獲物を狙う蛇のように冷たい。

「まさか、あんな配達方法だったとはな。ちょっと驚いたよ」マークはコーヒーを一口すすると、にっこり笑った。「お前、売春してるのか?」

「違う! あれは任務……」

言いかけて、喆珂は口を閉ざした。任務のことを話すわけにはいかない。

「任務? 何の任務だ? まさか、誰かに強要されてるのか?」

マークの声には、わざとらしい心配が込められていた。

「……違う。自分でやってるの」

「そうか。でも、あの配信を見ると、お前が嫌がってるようには見えなかったけどな」

喆珂は言葉を失った。確かに、自分はもう抵抗していなかった。任務として割り切っている自分がいる。

「で、今日の本題なんだが」

マークの口調が変わる。低く、命令的な響きを帯びていた。

「お前がそんなことしてるって知った以上、俺も黙ってるわけにはいかないな。学内に広まる前に、俺がちゃんと面倒を見てやろうと思って」

「どういう意味ですか?」

「簡単なことだ。これからもお前の主人を続ける。ただし、今度は匿名じゃない。俺が直接お前を支配するんだ」

喆珂の体が硬直した。

「冗談じゃない……」

「冗談? お前、ライブ配信のデータを学校中にばらまかれたくないんだろ?」

マークはスマホを取り出し、ある映像を再生した。喆珂が初めてマークに強姦された日の映像だ。顔がはっきりと映っている。

「これをばらまかれたくなければ、俺の言うことを聞け」

「……主人はあなたじゃないはず」

「ああ、確かに匿名の主人は別にいる。しかし、今この場でお前を支配するのは俺だ。主人の命令より、俺の命令の方が優先すると思え」

マークの目がギラギラと光る。彼は完全にスイッチが入っていた。同級生の仮面を脱ぎ、支配者としての顔を見せている。

「今すぐ、このファミレスのトイレに行け。俺が後から行く。そこでお前を犯す」

「そんな……人がいるのに……」

「構うか? どうせお前は見知らぬ男に何度もやられてるんだ。同級生にやられるくらい、何の問題もないだろ」

マークは席を立ち、喆珂の手を掴んだ。

「さあ、行くぞ」

喆珂は抵抗する力を失っていた。従うしかない。このすべてが、最初からマークの計画だったのだ。

トイレの個室に連れ込まれ、マークは喆珂の服を無理やり脱がせた。

「任務に従順になったってわけだな。いい心がけだ」

「……あなたが、主人なんですか?」

「さあな。それは自分で考えろ」

マークは答えず、ただ喆珂の体を弄び始めた。彼の手の動きは乱暴で、苦痛を伴う。

しかし、喆珂はもう声を上げなかった。目からは涙がこぼれたが、それを止めることはできなかった。自分がどうなってもいい、という諦めが、再び彼女を支配していた。

すべてが終わった後、マークは喆珂の頬を撫でた。

「よし、これで午後は思いっきり遊べるな。お前をどこかに連れて行く」

「……まだ任務が……」

「任務はもう終わってる。今は俺の趣味の時間だ」

マークは喆珂の手を引き、ファミレスを出た。彼の車に乗せられ、どこかへ連れて行かれる。

車中、マークは喆珂の太ももを撫でながら言った。

「お前、もっと乱れてもいいんだぞ。もう純粋な自分を守る必要はないんだ」

「……そんなこと……」

「あるんだよ。お前はもう、俺の雌犬だ。主人の命令に従うことだけがお前の存在意義だ」

その言葉が、喆珂の心の最後の砦を打ち壊した。自分はもう、かつての厳喆珂ではない。ただの、欲望の対象に過ぎない。

マークの車は、郊外のラブホテルに停まった。

「ここでたっぷり遊ぼうぜ」

マークは喆珂を部屋に連れ込み、ベッドに放り投げた。そして、持参したカメラを設置する。

「任務ってわけじゃないけど、記録として残しておきたいんだ。お前の見事な姿をな」

カメラの赤いランプが点灯する。マークがゆっくりと服を脱ぎ始める。

「さあ、雌犬よ。飼い主に仕えろ」

喆珂は、自分の意思とは無関係に体が動くのを感じた。無意識に四つん這いになり、マークに従う体勢を取る。

——もう、私は私じゃない。

その思いが、頭の中で反響した。

しかし、それでも任務は続く。主人の命令は絶対だ。その呪縛から、もう逃げることはできない。

マークの手が髪を掴む。痛みが走る。しかし、その痛みさえも、今の喆珂には必要な麻薬のように感じられた。

午後中、マークは容赦なく喆珂を責め続けた。様々な体位で、様々な場所で、彼女の限界を超えるまで。喆珂は声を枯らし、涙を流し、しかし決して拒絶はしなかった。

すべてが終わった時、外はもう暗くなっていた。喆珂はベッドの上でぐったりと横たわり、意識が朦朧としている。

マークはシャワーを浴びて、服を着ると、満足げに笑った。

「今日は楽しかった。また来週も楽しみにしてるぞ」

彼はカメラを回収し、部屋を出て行った。残された喆珂は、天井を見上げながら、ぽつりと呟いた。

「私は……何のために留学に来たんだろう」

自分を高めるための留学。新しい知識を得るための日々。それらはすべて、遠い過去の出来事のように思えた。

今の自分は、ただ主人の欲望を満たすための存在。それだけだ。

喆珂はゆっくりと体を起こし、乱れた服を整えた。スマホを見ると、マークから新たなメッセージが届いていた。

「来週の任務も楽しみにしてる。お前の適応力には感心したよ」

その言葉が、最後の一撃となった。

——もう、戻れない。

喆珂は自分の腕に、マークにつけられた傷跡をなぞった。痛みが走る。しかし、その痛みこそが、自分がまだ生きている証だ。

彼女はゆっくりと立ち上がり、部屋を出た。夜の街は、煌びやかなネオンで彩られていた。

これからも、この生活は続く。主人が満足するまで、任務は終わらない。

そして、いつか——

その先を考えることは、もうできなかった。

第15章

第15章

新しい週が始まった。月曜日の朝、厳喆珂はアパートのベッドで目を覚ます。カーテンの隙間から差し込む朝日が、部屋の中に細い光の筋を作っている。彼女はゆっくりと体を起こし、窓の外を見た。秋の空気が澄んでいて、遠くのキャンパスから学生たちの話し声が聞こえてくる。

主人からは何の連絡もなかった。任務がない週だ。そう分かると、なぜか胸の奥が少し軽くなるような気がした。しかし同時に、その軽さが逆に自分を不安にさせる。任務があるときは、すべてを諦めて機械のように動くだけだ。だが任務がないときは、考えてしまう。楼成のことを。

彼女はスマートフォンを手に取り、楼成との最後のメッセージのやり取りを読んだ。それは単純な日常の会話だった。「元気か?」「うん、大丈夫。勉強頑張ってるよ」そんな何気ない言葉の一つ一つが、今は遠い過去のもののように感じられた。彼女は深く息を吸い、スマートフォンを置いた。そして制服に着替え、キャンパスへと向かった。

午前中の講義は金融工学の応用論だった。教授の声が教室に響く中、厳喆珂は必死にノートを取ろうとしたが、頭の中は別のことでいっぱいだった。マークのことだ。彼は先週、何度も彼女を求め、そして彼女は主人の命令で彼に身を任せた。だが今週は任務がない。つまり、彼に体を許す必要はないはずだ。

しかし、マークは簡単に引き下がるような男ではなかった。昼休み、彼女がカフェテリアでサンドイッチを食べていると、マークが近づいてきた。

「喆珂、今日の放課後、時間ある?」

彼の声は甘く、しかしその目には明らかな欲望が宿っていた。厳喆珂はサンドイッチを置き、冷静に答えた。

「ごめん、今日は予定があるの」

「予定って?また図書館?」

「そうじゃなくて……ちょっと用事があって」

マークの表情が一瞬で曇った。彼は彼女の向かいの席に座り、声を潜めて言った。

「じゃあ、明日は?明後日は?今週、君の“主人”から何か指令はあったのか?」

その言葉に、厳喆珂の心臓がドキリとした。彼は知っている。主人のことを。いや、正確には彼は知らない。ただ、彼女が何か秘密を抱えていること、そして彼女が自分に体を許したことを知っているだけだ。だが、その事実が彼を傲慢にさせていた。

「マーク、あなたには関係ない」

「関係あるさ。だって俺たちはもう……そういう仲だろ?」

彼は卑猥な笑みを浮かべた。厳喆珂は唇を噛みしめ、立ち上がった。

「もう食べ終わったから、戻るわ」

彼女はトレイを片付け、早足でカフェテリアを後にした。背後からマークの視線を感じたが、振り返らなかった。

放課後、厳喆珂は図書館で勉強しようと思っていた。主人からの任務がない今、少しでも自分の時間を取り戻したかった。しかし、キャンパスを出るとき、彼女は背後に誰かの気配を感じた。マークだ。彼は距離を保ちながら、彼女を尾行していた。

彼女は足を速めた。アパートまでは徒歩十五分。途中、人通りの多い通りを通れば、彼も何もできないだろう。そう考えたが、マークは頑固に後をつけてくる。彼女が振り返ると、彼はにこやかに手を振った。

「一緒に帰ろうよ、喆珂」

「やめて。一人で帰りたいの」

「そんなこと言わないでさ。今日は本当に話したいことがあるんだ」

彼の声には強引さが混じっていた。厳喆珂は無視して歩き続けたが、アパートのエントランスに着いたとき、マークも一緒に入ってきた。彼女は振り返り、鋭い目で彼を見た。

「ここから先はダメ。入ってこないで」

「どうして?ちょっとだけだよ」

「本当にやめて。警察を呼ぶわよ」

その言葉に、マークは一瞬たじろいだ。しかしすぐに笑みを浮かべ、ポケットからスマートフォンを取り出した。

「警察?面白いね。でももし警察が来たら、俺も面白い話をしちゃうかもな。君が俺の前で……ああやって、乱れた姿を見せた時の話をさ」

厳喆珂の顔から血の気が引いた。彼はあの日の動画を持っている。主人が彼女にマークを相手にするよう命じた時、マークは密かに録画していたのだ。それ以来、彼はその動画を盾に彼女を脅してきた。

彼女は抵抗する力を失った。もしあの動画が流出すれば、楼成に知られる。それは何よりも怖かった。彼女はゆっくりとエントランスのドアを開け、マークを中に入れた。

アパートの部屋に入るなり、マークは彼女を壁に押し付けた。彼の手が彼女のスカートの中に忍び込み、下着に触れた。

「やっぱり君は素直だね。でも今日は拒むなんて、どうしたんだ?」

「任務が……ないから」

「任務?ああ、またあの“主人”ってやつか。でも任務がなくても、俺とヤリたいだろ?」

「違う……私は……」

彼女は首を振ったが、マークはそんな言葉を無視して彼女のブラウスのボタンを外し始めた。厳喆珂は本能的に抵抗しようとした。彼女は職業9品の武者だ。マークのような普通の学生なら、本気で抵抗すれば一発で倒せる。しかし、彼女の体は動かなかった。

なぜ動けないのか。それは自分でも分かっていた。主人の任務で何度も体を弄ばれ、そのたびに彼女の意思は少しずつ削られていった。そしてマークにも一度犯された。その時、彼女は抵抗しなかった。抵抗すれば、動画をばらまかれる。それに……もう無駄だと思ったのだ。体はもう汚れている。今さら一線を守ったところで、何も変わらない。

彼女の抵抗が完全に止んだのを確認すると、マークは勝ち誇ったように笑った。彼は彼女を抱き上げ、ベッドルームへと連れて行った。そして、彼女の体を鏡の前に立たせた。大きな姿見の鏡が、二人の姿を映し出している。

「見えるか?これが今のお前だ」

マークは彼女の背後に立ち、彼女の腰を掴んだ。彼女のスカートをたくし上げ、下着をずり下げる。彼自身のズボンも脱ぎ、硬くなったものを彼女の後ろに押し当てた。

「ちゃんと見てろよ。お前がどうやって俺の雌犬になってるか、その目に焼き付けろ」

彼は一気に彼女の中に突き入れた。厳喆珂は息を呑み、鏡の中の自分を見た。そこには、制服を乱し、男に後ろから犯されている女が映っている。彼女の目は虚ろで、そこにはかつての輝きはなかった。

マークは彼女の腰を掴み、激しく動き始めた。ピストンのような動きに合わせて、彼女の体が前後に揺れる。鏡の中の自分の顔が、苦痛と快感に歪む。彼女は必死に何も感じまいと努力したが、長い間訓練された体は、その刺激に反応してしまう。

「あっ……あっ……」

「良い声だぜ。もっと聞かせろ」

マークは彼女の髪を掴み、顔を鏡に近づけた。鏡の中の自分が、涙を流しているのに気づいた。彼女は自分が泣いているのか、それともただの生理的な涙なのか、分からなかった。

「なあ、喆珂。お前は俺のものだ。あの“主人”ってやつも、どうせお前をただの玩具扱いしてるだけだろ?だったら俺も同じように使ってやるよ」

彼の言葉が耳に刺さる。しかし彼女は否定できなかった。主人は確かに彼女を玩具のように扱った。そして今、マークも同じことをしている。違いは、主人には任務という正当な理由があり、マークにはただの欲望だけだ。しかし結果は同じだった。

マークは彼女を鏡の前に立たせたまま、体位を変えた。彼女をうつ伏せにさせ、腰を高く上げさせた。いわゆる「子供のおしっこポーズ」だ。彼は再び彼女の中に入り、今度はより深く、より激しく突いた。

「見てみろよ、このみっともない姿。お前、昔は学校のアイドルだったんだろ?でも今はただの淫乱な雌犬だ」

厳喆珂は唇を噛みしめた。鏡の中の自分はまさにマークの言う通りの姿だった。スカートはめくれ上がり、ブラウスははだけ、髪は乱れ、頬は涙と汗で濡れている。そんな自分を見て、彼女の中の何かがポッキリと折れた。

もう、どうでもいい。そう思った。

彼女は力を抜き、マークの好きにさせた。彼がどんなに汚い言葉を吐こうと、どんなに乱暴に扱おうと、もう彼女の心は反応しなかった。ただ、体だけが機械的に動き、快感を拾い、声を上げる。

数十分後、マークは彼女の中で果てた。彼は荒い息を整えながら、彼女の体をベッドに放り投げた。そして服を整え、スマートフォンを取り出した。

「今日も良い動画が撮れたぜ。また見せてやるよ」

彼は笑いながら、部屋を出て行った。ドアが閉まる音がして、部屋に静寂が戻る。

厳喆珂はベッドの上に横たわったまま、天井を見つめていた。天井のシミが、何かの形に見えるような気がした。それは楼成の笑顔のようにも見えた。彼女はそっと目を閉じた。

次の日、火曜日。マークは約束通り放課後にやってきた。彼はノックもせずにドアを開け、リビングで本を読んでいた厳喆珂の前に立った。

「今日はフェラから始めようか」

彼はズボンのファスナーを下ろし、すでに半分硬くなったものを彼女の目の前に突き出した。厳喆珂は一瞬ためらったが、すぐに観念して本を置き、彼の前にひざまずいた。彼女はそれを口に含み、舌を動かした。彼は頭を撫でながら、気持ち良さそうに息を吐く。

「そうそう、その調子だ。舌先で裏筋をなめろ……そうだ、上手いぞ」

彼女は機械的に動いた。頭の中では別のことを考えていた。いや、何も考えまいと努力していた。しかし彼の手が彼女の髪を掴み、激しく腰を動かし始めると、彼女の思考は強制的に現実に引き戻された。

「もっと深く……喉の奥まで……そう、吐くなよ、飲み込め」

彼は彼女の頭を押さえつけ、深くまで挿入した。彼女の喉が拒絶反応を示し、涙がにじむ。しかし彼は構わずに動き続け、やがて彼女の口の中に果てた。精液の味が口の中に広がる。彼女はそれを飲み下した。

それから数日間、マークは毎日彼女のアパートに通った。水曜日はアナルセックスを強要した。彼女は潤滑剤すら使わせてもらえず、痛みに耐えながら彼を受け入れた。彼は彼女の尻を叩きながら笑った。

「ここを使うと、お前が本当に雌犬になった気分になるだろ?」

木曜日は足コキだった。彼は彼女の足の間に自分のものを挟み、彼女の太ももを擦りながら射精した。その時、彼は彼女の足に精液をかけて笑った。

「この綺麗な足で俺を慰めてくれよ」

金曜日は乳コキだ。彼は彼女の胸を寄せ合わせ、その間に自分のものを挿入した。彼女の胸は彼の手の中で形を変え、揉まれるたびに彼女は声を漏らした。

「どうした?感じてるのか?胸だけでイケるのか?」

彼はそんな言葉で彼女を辱めた。そして最後には彼女の胸に精液をかけた。

土曜日は腿コキ。彼女をうつ伏せにさせ、閉じた太ももの間に挿入した。彼の腰の動きに合わせて、彼女の太ももが擦れ、赤くなった。彼はその感覚を楽しみながら、ゆっくりと時間をかけて果てた。

日曜日、彼は一日中彼女のアパートにいた。朝から手コキで慰めさせ、昼には再びフェラ、そして夜には正常位で彼女を抱いた。彼女は彼の上にまたがり、彼の指示通りに腰を動かした。彼の手が彼女の腰を掴み、リズムを刻む。

「そうだ、そのまま動け。お前のその腰の動き、最高だぜ」

厳喆珂は何も言わず、ただ動き続けた。彼女の目は虚ろで、そこにはもう感情の欠片もなかった。彼女は考えた。なぜ自分はこんなことをされているのだろう。主人のためか。それとも自分の弱さのせいか。いや、もうそんなことを考えても無駄だ。自分はもう、誰かの所有物だ。

すべてを終えた後、マークは満足そうに彼女のアパートを後にした。ベッドの上には、裸で横たわる厳喆珂だけが残された。彼女は天井を見つめ、静かに涙を流した。

窓の外では、秋の風が木の葉を揺らしていた。遠くから学生たちの楽しそうな笑い声が聞こえてくる。それは、彼女がもう二度と戻ることのできない世界の音だった。

第16章

# 第16章

週末の朝、厳喆珂は目を覚ますと、スマートフォンに届いたメッセージを確認した。主人からの任務が詳細に記されていた。病院に行き、男性医師に婦人科検診を受けさせ、医師を誘惑して犯させること。そして、その過程をプライベートライブ配信で送信すること。

彼女の胸が締め付けられた。またあの屈辱的な任務。しかし、反抗することは許されない。主人が持っている動画が彼女の人生を壊す可能性があることを、彼女は痛いほど知っていた。

深く息を吸い込み、彼女はベッドから起き上がった。鏡の前で、清楚でありながらもどこか色気のある服装を選ぶ。白いブラウスにベージュのタイトスカート。一見すると真面目な留学生だが、スカートの丈はやや短く、ブラウスのボタンは二つ外してある。

病院へ向かう車の中、彼女は任務の詳細を確認した。指名する医師の名前、病院の場所、そして何をすべきかの指示が書かれていた。

「今日のプライベートライブ配信のパスワードは『主人の雌犬』です。開始時間は午前10時。終了時間は医師があなたを解放するまで」

メッセージの最後には、彼女の裸の写真が添付されていた。以前の任務で撮影されたものだ。もし任務を拒否すれば、その写真が夫の楼成の元へ送られると脅されている。

病院に着くと、彼女は受付へ向かった。緊張で手が震えたが、何とか落ち着いて対応する。

「すみません、予約をしている者ですが…」

受付の女性がパソコンを操作する。

「厳喆珂様ですね。婦人科の佐藤医師の予約が入っております。少々お待ちください」

待合室で座っている間、彼女の心臓は激しく鼓動していた。周りの患者たちは普通の表情で待っている。誰も彼女がこれから受ける屈辱を知らない。

「厳様、診察室へどうぞ」

看護師に呼ばれ、彼女は立ち上がった。診察室のドアを開けると、白い医療用コートを着た中年の男性医師がいた。

「こんにちは、厳さん。今日はどのような症状でいらっしゃいましたか?」

医師は穏やかな口調で尋ねた。彼女は少し迷った後、任務の指示通りに言葉を紡ぐ。

「最近、生理不順でして…それに、下腹部に違和感があります」

「わかりました。では、詳しく診察しましょう。こちらにお掛けください」

医師が椅子を示す。彼女は座り、医師の質問に答える。一通り問診が終わると、医師は診察台を指差した。

「では、婦人科検診をしましょう。下着を脱いで、台の上に横になってください」

彼女の心臓が一層速くなる。任務の始まりだ。

「はい…」

彼女はゆっくりと立ち上がり、スカートを脱ぎ、パンティーを下ろした。白いブラウスだけを着た姿で、冷たい診察台の上に横たわる。足を開き、指定された位置に置く。

医師が手袋を着け、器具を準備する。最初に拡張器を取り出した。金属製の器具が冷たく光る。

「少し冷たいかもしれませんが、我慢してくださいね」

医師が優しく言いながら、拡張器を彼女の膣口に当てる。ゆっくりと挿入され、内部が広げられていく。

「あっ…!」

彼女の口から思わず声が漏れた。拡張器が膣壁を押し広げ、内部の粘膜が空気に触れる。次に内視鏡が挿入され、先端のカメラが子宮内部を映し出す。

モニターに映る自分の子宮の内壁を見ながら、彼女は不思議な感覚に襲われる。医師の手技は的確で、痛みはない。しかし、開発された彼女の身体は、この刺激に敏感に反応していた。

「うっ…ん…」

彼女の呼吸が荒くなる。膣内がじんわりと熱を持ち始め、潤滑液が分泌されていく。医師が内視鏡を動かすたびに、敏感な部分を刺激されてしまう。

「ふぅ…あっ…」

彼女の身体が微かに震える。自分でも恥ずかしいほど、反応してしまっているのがわかる。恥部はすでに濡れ始め、拡張器の周りから透明な液体が滴り落ちていた。

医師が気づいた。

「…厳さん、リラックスしてくださいね」

医師の声が少し低くなった。彼の視線が彼女の濡れた陰部に釘付けになっている。プロとしての冷静さを保とうとしているが、その瞳には欲望の光が宿り始めていた。

「申し訳ありません…でも、どうしても…」

彼女は任務通り、妖艶な目で医師を見上げた。唇を軽く噛み、甘えるような声を出す。

「先生…もっと…見てください…」

医師が一瞬躊躇した。しかし、彼女の濡れた陰部と切ない表情に、理性が崩れていく。彼の手が震えながら内視鏡を抜き取り、拡張器も取り外した。

「…鍵をかけないとな」

医師が立ち上がり、診察室のドアに鍵をかける。カチリという音が、密室の始まりを告げた。

「厳さん…あなた、とても感じやすいんですね」

医師が彼女の耳元に顔を近づけ、囁くように言った。彼女の首筋に温かい吐息がかかる。

「はい…先生の手が…気持ちよくて…」

彼女がそう答えると、医師の目つきが完全に変わった。彼は急速に彼女の手足を診察台のベルトで固定し始めた。

「な、何を…!」

驚く彼女に、医師は低い声で言った。

「ちゃんと診察しないとね。動かないで」

本物の恐怖が彼女を襲った。任務で医師を誘惑するとはいえ、こうして拘束されるとは思っていなかった。しかし、主人から事前に「何があっても従うように」と言われている。

医師はゆっくりと彼女のブラウスのボタンを外し、ブラジャーも外した。露わになった乳房に、医師の指が触れる。

「きれいな身体だ…」

医師は甘い言葉を囁きながら、彼女の胸を揉みしだく。敏感な乳首を指でつままれ、彼女の身体は震えた。

「あっ…やっ…先生…」

彼女の抗議の声も、医師の耳には届かない。彼は彼女の太腿の間に立ち、自分の白衣のファスナーを下ろした。現れた勃起した肉棒は太く長く、彼女の膣口に押し当てられる。

「挿れるよ」

医師がそう言うと、一気に腰を突き出した。彼女の未だ潤んだ膣に、太い肉棒がずぶりと入り込む。

「ああっ!」

彼女の身体が弓なりに反る。予想以上の大きさに、膣内が引き裂かれるような感覚が走る。しかし、開発された身体はすぐに適応し、内壁が肉棒に絡みつくように収縮する。

「すごい…きつい…!」

医師が感嘆の声を上げ、腰を動かし始める。彼女の膣は彼の動きに合わせて締め付け、離し、また締め付ける。

「あっ、あっ、やっ…先生…!」

彼女の喘ぎ声が診察室に響く。医師の腰の動きが速くなり、彼女の内部を激しくかき乱す。

「イク…いくよ…!」

医師の声と同時に、彼女の体内で熱い液体が爆発した。精液が子宮口に勢いよく叩きつけられる。その刺激で、彼女自身も絶頂に達していた。

「あああっ!」

二人の身体が同時に震えた。医師は息を整えながら、彼女の膣内でゆっくりと肉棒を動かす。まだ硬いままのそれを、彼女の敏感な膣壁が刺激し続ける。

「もう一度…いいか?」

医師が問いかける。彼女は無意識にうなずいていた。また激しい抽挿が始まり、彼女の意識は快楽の渦に飲み込まれていく。

何度絶頂したかわからない。医師は四回射精し、最後には彼女の身体はぐったりと診察台の上に横たわっていた。

終わった後、医師は優しく彼女の身体を清掃し、タオルで拭いてくれた。そして、何かのサプリメントの瓶を取り出す。

「これは健康にいいサプリメントだ。毎日飲むといい」

医師はそう言って、瓶を彼女に手渡した。その目には罪悪感とともに、満足げな表情も浮かんでいた。

彼女は服を着て、よろめく足取りで診察室を出た。鞄の中では、スマートフォンが任務完了のメッセージを送信していた。

主人からの返信がすぐに届く。

「よくできました、私の可愛い雌犬。次の任務の指示を待ちなさい」

彼女の目から、涙が一筋こぼれ落ちた。しかし、もう戻れない。この道を選んだ以上、彼女はこの屈辱的な生活を続けるしかないのだ。

外は相変わらずの晴天だった。まるで、彼女の苦しみなど何もなかったかのように。

第17章

第17章

新しい週が始まった。月曜日の朝、厳喆珂は普段通りに目を覚ました。隣には誰もいない。マークからは特に任務の連絡もなく、ただ「今夜、いつもの時間に来い」という短いメッセージが来ていただけだ。彼女は深く息を吐き、心を落ち着けるために窓を開けた。外の空気は冷たく、頬を撫でる風が少しだけ彼女を現実に引き戻してくれた。

昼間の大学は、いつもの日常が流れていた。講義室で教授が金融派生商品について説明する声を聞きながら、喆珂はノートにペンを走らせる。数字とグラフが並ぶページを見つめながらも、彼女の心はどこか別の場所にあった。それでも、彼女は必死に集中しようと努めた。自分がまだ一人の人間であることを確認するために。

「厳さん、この問題についてどう思う?」

隣の席に座るクラスメートが声をかけてきた。

「え?ああ…私は…」

喆珂は少し戸惑いながらも、質問の内容を思い出して答えた。彼女の答えは的確で、教授も頷いた。しかし、その頭の中の片隅では、夜の予定が重くのしかかっていた。

午後4時、講義が終わると同時に、彼女は急いでアパートに戻った。荷物を置き、シャワーを浴びる。それはまるで、嫌なことを始める前の儀式のようだった。水滴が肌を伝う感触を感じながら、彼女は自分に言い聞かせた。『私はまだ俺だ。私はまだ負けない。』

夜の7時、マークのアパートのドアをノックする。彼の家はキャンパスから少し離れた静かな住宅街にあった。内装は清潔で整頓されており、初めて訪れた時は「良い人そう」とさえ思ったことを覚えている。

「よく来たな、珂珂。」

マークは笑顔で彼女を招き入れた。その笑顔は一見優しげで、何も知らない人には単なる友人としか映らないだろう。しかし喆珂には、その奥に潜む支配欲の光がはっきりと見えた。

「今日は、特別なポーズを試してみよう。」

マークはリビングルームの中央に立って、スマートフォンを三脚にセットした。

「壁に向かって立って、両足を開いて、真っ直ぐに。できるだけ高く、縦に開脚したまま動くな。」

喆珂は無言で従った。武道で鍛えた柔軟性は、彼女の体をいうことをきかせた。左足を床に固定し、右足をゆっくりと頭上まで上げていく。壁に手をつき、バランスを保ちながら、完璧な縦開脚の姿勢を取った。太ももの内側の筋肉がピンと張り、少し震えている。

「完璧だ。」

マークはカメラのレンズを調整しながら、彼女の周りを一周する。その視線が肌を舐めるように這い回るのを感じて、喆珂は唇を噛んだ。

「じゃあ、始めよう。」

彼は後ろから近づき、彼女のスカートをまくり上げ、下着をずらした。そして、何の前触れもなく、一気に貫いた。

「あっ…!」

喆珂の体が硬直する。立ったままの状態で、片足を高く上げた不安定な姿勢での侵入は、彼女のバランスを完全に崩させた。壁に手をついているが、それでも体が揺れる。

「動くなよ、珂珂。ポーズが崩れたら、最初からやり直しだ。」

マークの声は甘く、しかし冷たかった。彼は腰を動かしながら、片手で彼女の腰を固定し、もう一方の手でスマートフォンを操作して動画を撮影し続ける。

「はぁ…はぁ…」

喆珂は必死に体勢を保とうとした。太ももが痛む。武道の訓練で何度もこの姿勢は取ってきたが、こんな状況で維持するのは初めてだ。奥を突かれるたびに、膝ががくがくと震え、支えている壁から手が滑りそうになる。

「いいぞ、その顔。苦しそうで、でも必死で…すごくいい表情だ。」

マークは快感に浸るように腰の動きを速める。彼の息遣いが荒くなり、彼女の耳元で囁く。

「お前の旦那は、お前が今こんな姿で俺に抱かれていることを知らないんだろうな。可哀想に。」

その言葉が、喆珂の胸に鋭く突き刺さった。楼成。彼の顔が脳裏をよぎる。彼に申し訳なくて、自分が情けなくて、涙が込み上げてくる。しかし、彼女はそれを必死にこらえた。泣いてはいけない。泣けば、彼の思う壺だ。

「イくぞ…珂珂、一緒に…」

マークの動きが激しくなる。最後の数回の突き上げで、喆珂の体は限界に達し、バランスを崩して床に崩れ落ちそうになった。しかし、マークは彼女を支え、最後の一滴まで絞り出すように腰を打ち付けた。

「はあ…はあ…」

二人の荒い呼吸だけが部屋に響く。マークは満足げに動画を確認しながら、彼女に言った。

「よく頑張ったな。動画は綺麗に撮れている。お前の美しい姿が、しっかりと記録されたよ。」

喆珂は壁に寄りかかり、乱れた服を整えながら、床を見つめた。何も言えなかった。ただ、自分の体が汚された感覚だけが、嫌に鮮明だった。

火曜日の夜も、同じようにマークのアパートに呼ばれた。

「今日は、逆さまになってみよう。」

マークはソファの前に何枚かのクッションを敷き、その上に仰向けになるように指示した。

「頭を下にして、足をソファの背もたれの上に乗せるんだ。そして、両脚を大きく横に開け。」

喆珂は逆立ちのような姿勢になり、上半身はクッションの上に、脚だけがソファの背もたれに乗っている。血液が逆流して、頭がぼうっとする。両脚を大きく横に開かされ、最も無防備な部分が完全に露出していた。

「面白い体勢だな。普通の人間にはできない芸当だ。」

マークは彼女の足首を掴み、さらに左右に広げた。彼の指が彼女の内ももを撫でる感触に、喆珂は身震いした。

「今日もちゃんとカメラを回しているぞ。お前がどんな風に乱れるか、しっかり記録してやる。」

彼は彼女の上に覆いかぶさるようにして、中に侵入した。逆さまの体位では、彼女は何も抵抗できなかった。重力が彼女の体を固定し、マークの動きにただ従うしかない。

「んっ…んっ…」

酸素が足りない。頭に血が上り、視界がぼやける。それでも、マークの動きは容赦なかった。彼女の体が跳ねるたびに、ソファの背もたれが軋む音がする。

「どうだ?気持ちいいか?お前の体は正直だぞ。ちゃんと俺を受け入れている。」

マークは彼女の反応を楽しむように、ゆっくりと、しかし深く突き上げる。喆珂は唇を噛みしめて声を殺そうとしたが、時折漏れる甘い喘ぎ声が、部屋に響いた。

「もう少しだ…いけ…」

彼の最後の動きで、喆珂の体が弓なりに反り返る。逆さまの視界に、天井の明かりが揺れて映った。全てが歪んで見えた。彼女の世界も、自分自身も、何もかもが。

水曜日の夜は、最初にソファに座ったマークの上に、子供がおしっこをするような姿勢で抱えられた。

「さあ、俺の上に跨って、足を大きく開いて座れ。自分で腰を動かせ。」

マークはソファに深く座り、彼女を自分の上に導いた。喆珂は彼の太ももの上に両膝をつき、彼の胸に手をついて、ゆっくりと腰を下ろした。

「そうだ、その調子…お前の方から動くんだぞ。」

彼の手が彼女の腰を支え、リズムを取りながら、彼女の動きを誘導する。自分から腰を動かすという行為は、喆珂にとって耐え難い屈辱だった。しかし、従わなければ、もっと酷いことをされる。彼女は歯を食いしばり、言われた通りに体を動かした。

「もっと激しく…そう、そうだ…」

マークの声が興奮に震えている。彼女の胸が上下に揺れ、汗が滴り落ちる。その光景を、彼のスマートフォンが逃さず撮影していた。

しばらくして、マークが彼女の腰を掴んで動きを止めた。

「よし、次はうつ伏せだ。ソファに伏せて、お尻を突き出せ。」

喆珂は言われた通りに体勢を変えた。ソファの肘掛けに上半身を預け、膝をソファの座面につけて、腰を高く上げる。後背位の姿勢だ。

マークは後ろから、彼女の腰を掴んで一気に貫いた。先ほどまでとは違う角度で、彼女の最も深い場所を抉られる。

「ああっ!」

思わず声が出た。彼女はソファのクッションに顔を埋めて、声を押し殺そうとしたが、マークは彼女の髪を掴んで無理やり顔を上げさせた。

「隠すなよ。カメラがお前の顔を逃さないようにしているんだ。しっかり見せろ。」

彼の動きが速くなる。部屋の中に、肌と肌がぶつかる湿った音と、彼女の押し殺した喘ぎ声が満ちた。

木曜日の夜、マークはキッチンで「新しい遊び」を提案した。

「今日は、エプロンだけを着て料理をしろ。裸の上にこれだけだ。」

彼は彼女に、一枚の薄いエプロンを手渡した。それは腰までしか隠れず、背中は完全に開いていた。喆珂は無言でそれを受け取り、服を全て脱いでエプロンを身につけた。冷たい空気が肌を撫でる。

「さあ、何か作れ。好きなものでいい。俺は後ろで見ているから。」

マークはキッチンのカウンターに腰掛け、スマートフォンを構えた。喆珂は震える手で冷蔵庫を開け、野菜や肉を取り出す。包丁を握る手が震えているのは、恐怖のせいだけではなかった。背後から、彼の視線が彼女の背中、腰、尻に突き刺さっているのを感じるからだ。

彼女が野菜を切っていると、マークが静かに近づいてきた。そして、何の前触れもなく、後ろから彼女の中に侵入した。

「あっ!」

喆珂の手が止まる。包丁を持つ手が固まった。彼女はキッチンカウンターに手をついて、体を支えた。

「続けろ。料理の手を止めるな。」

マークは腰をゆっくりと動かしながら、彼女の耳元で囁いた。その甘い声と、下腹部を貫く異物感が、彼女の意識をかき乱す。

「は…はい…」

喆珂は必死に野菜を切り続けた。包丁がまな板を叩くリズムと、背後から彼が彼女を穿つリズムが、混ざり合って不協和音を奏でる。玉ねぎが目に染みて、涙が溢れ出た。それが、料理のせいなのか、それとも別の理由なのか、彼女自身にも分からなかった。

「お前が料理をするたびに、俺がお前の中で動いていたことを思い出せ。これから一人で料理をするときも、いつも俺のことを考えるんだぞ。」

マークはそう言って、さらに深く突き上げた。喆珂の手から包丁が滑り落ち、カウンターの上に倒れ込んだ。彼女はもう立っていることすらできなかった。

「ああ…もう無理…」

「無理じゃない。お前は強い女だ。もっと頑張れ。」

マークは彼女の腰を抱え、立ったまま背後から激しく打ち付ける。キッチンの灯りの下で、エプロンだけを身につけた彼女の姿が、カメラに鮮明に映し出されていた。

金曜日の夜、浴室に連れて行かれた。

「今日は、お前の口を使う番だ。」

マークはバスルームのタイル張りの床に彼女を跪かせた。冷たい床が膝に沁みる。彼女は言われるままに、彼の前で口を開けた。

「しっかり咥えろ。歯を立てるんじゃないぞ。」

マークは彼女の髪を掴み、自分のモノを彼女の口に押し込んだ。喉の奥まで届くそれに、喆珂は吐き気を催した。しかし、彼女は必死にそれをこらえ、舌を使って奉仕した。

「そうだ…その調子…」

マークは彼女の頭を掴み、自分のリズムで動かす。カメラが彼女の歪んだ顔を大写しにする。涙と涎でぐちゃぐちゃになった彼女の顔を、彼は何よりも気に入っていた。

十分以上、彼女は跪いて奉仕し続けた。喉も顎も痛くて、感覚が麻痺し始めた頃、マークが突然彼女の頭を押さえつけた。

「もうすぐだ…飲め…」

熱い液体が彼女の喉の奥に放たれた。喆珂はむせながらも、それを飲み下した。全てを飲み干した後、彼は彼女から抜いた。

「はあ…すっきりした。」

彼はしばらく息を整えた後、彼女を見下ろして言った。

「最後に、もう一つだけサービスしてやる。」

彼は彼女の顔の前に立ち、用を足し始めた。温かな液体が彼女の顔、髪、胸にかかる。頬を伝い、口元にまで流れ込んでくる。

「俺の匂いを体中に染み込ませてやる。これでお前は、完全に俺のものだ。」

喆珂は目を閉じた。顔にかかる感触を、ただ受け入れるしかなかった。心のどこかで、自分がもう以前の自分ではなくなっていくのを感じていた。マークの手で、少しずつ、確実に、変えられていく。

全てが終わり、彼女はシャワーで体を洗い流した。しかし、どんなに強くこすっても、彼の存在の痕跡は消えなかった。鏡に映る自分の顔は、疲れ切っていて、どこか虚ろだった。彼女はその顔を見つめながら、ぼんやりと思った。

『楼成…今、何をしているのだろう…』

遠い母国にいる夫の顔を思い浮かべると、胸が締め付けられた。しかし、その痛みさえも、もう麻痺し始めている。

彼女はタオルで体を拭き、服を着て、マークのアパートを後にした。外はもう夜の闇に包まれていた。キャンパスへ戻る道すがら、彼女は何も考えないようにした。ただ、足を前に進めることだけに集中した。

この一週間も、また終わった。そして、来週もまた、同じ地獄が待っている。そう思うと、彼女の足取りはますます重くなった。

しかし、それでも彼女は歩き続けた。生きるために。自分を失わないために。いつか、この状況を打破する日が来ることを信じて。その日まで、彼女は耐え抜くしかなかった。たとえ、その代償が自分自身を壊すことであっても。