# 第十一章
武陵城は、東大陸有数の大都市である。城門をくぐればそこには無数の人々が行き交い、様々な商品を売る屋台が並び、活気に満ちあふれている。
そんな中、玄罚は悠然と歩いていた。その手には二本の狗の鎖。鎖の先には、林巧心と离雀の首輪が繋がれている。
二人の女は完全に裸だった。美しい裸体には、生々しい鞭の痕が幾重にも刻まれている。特に臀部は、まるで熟した桃のように腫れ上がり、赤黒い痣が無数に浮かんでいた。
「おいおい、あれを見ろよ」
「女が裸で歩いてるぞ!」
「それに首輪に狗の鎖……まさかあの男の女奴隷か?」
周囲の人間が次々と足を止める。好奇の目、蔑みの目、欲望の目。様々な視線が三人に注がれる。
しかし林巧心と离雀は、そんな視線などまるで気にしていない。むしろ誇らしげに胸を張り、四つん這いになって玄罚の後ろを従順に這い進む。
「えへへ、主人様、私達の裸、皆さんに見られちゃってますね」
林巧心が振り返りながら、いたずらっぽい笑顔を浮かべる。
「黙って這え」
玄罚の冷たい一言に、林巧心は「はーい」と呑気に返事をして、再び前を向いて這い始めた。
しかし、二人の肛門は激しく痙攣していた。腸内にたっぷりと注入された姜汁が、鋭い辛さで粘膜を焼き尽くしている。一歩這うごとに、その刺激が増していく。
「んっ……くっ……」
离雀は歯を食いしばって耐えている。彼女の額には脂汗が浮かび、全身が微かに震えていた。しかし決して弱音は吐かない。強者に従うと決めた以上、この程度の苦しみなど耐え抜いてみせると、その瞳は強い決意を宿している。
「あっ……ああっ……」
林巧心もさすがに辛そうだ。しかし彼女は苦しみの中でも、どこか楽しそうな表情を浮かべている。
「主人様の罰は……いつも刺激的で……んっ……最高です……」
そう言いながら、彼女はさらに尻を振るようにして這い進む。その度に姜汁が腸内でぐちゃぐちゃと音を立て、粘膜を焼くような痛みが走る。
一方、武陵城の別の場所では――
「もう……やめて……頼む……やめてくれ……」
沈梦月は涙を流しながら、地面を這っていた。彼女もまた裸で、首輪に狗の鎖が繋がれている。鎖の先端を握っているのは、彼女が最も愛した弟子の一人だった。
「師匠、申し訳ありません。でも、これも玄罚様のご命令ですので……」
弟子は申し訳なさそうに言うが、それでも鎖を引く手は緩めない。
「なぜだ……なぜこんなことを……私は……私は仙霞派の掌门だぞ……」
周囲の人間が指を指して笑う。中には石を投げる者もいる。辱めの言葉が次々と耳に入ってくる。
「ほら見ろ、あれが仙霞派の掌门様だってよ」
「裸で這って歩くなんて、犬畜生以下じゃねえか」
「あの美しい体が、もう見るも無残だな」
沈梦月は唇を噛みしめた。悔しさで胸が張り裂けそうだ。しかしそれ以上に、自分が愛した弟子たちの前でこんな姿を晒していることが、何よりもの苦痛だった。
(なぜ……なぜ私はこんな目に……)
彼女は考えた。考えたくなどなかったが、考えずにはいられなかった。
(私は何を間違えた? ただ仙霞派を守ろうとしただけだ。ただ正しい道を歩もうとしただけだ。それなのに……なぜ……)
涙が止まらない。地面に落ちた涙が、土を濡らす。
(玄罚……あの男は……悪魔だ。人の尊厳を踏みにじる、冷酷な悪魔だ……)
しかしその一方で、彼女の心の奥底では、別の感情も芽生えていた。
(だが……あの男は強い。圧倒的に強い。私など、相手にもならなかった……)
その事実が、彼女の誇りを徹底的に打ち砕いた。
(私は……もう二度と……立ち直れないかもしれない……)
そう思いながらも、彼女は這い続ける。鎖に引かれるまま、四条の獣のように。
――武陵城の中央広場。
そこには巨大な台座が設置されていた。高さは三丈。広さは百畳。かつては処刑場として使われていたという。
その台座の上に、玄罚は立っていた。彼の後ろには、林巧心と离雀が四つん這いで控えている。
やがて、沈梦月も弟子に引きずられるようにして台座に上がった。
「よく来たな、沈梦月」
玄罚が冷たい声で言った。
「……はい」
沈梦月は俯いたまま答える。顔を上げる勇気はなかった。周囲には無数の人間が集まっている。彼らは皆、自分たちの姿を一目見ようと集まっているのだ。
「本日は、この三人の女に天罰を下す」
玄罚の声が広場に響き渡る。その声音には一切の感情が込められていない。
「この三人は、我に逆らい、秩序を乱した。よって、ここにその罪を償わせる」
観客たちがざわめく。中には野次を飛ばす者もいる。
「裸で尻を叩け!」
「もっと辱めてやれ!」
「見せ物にしてやれ!」
玄罚はそんな声を聞きながら、微かに口元を歪めた。
「ならば、その願いを叶えてやろう」
そう言うと、彼は右手を天に向けて掲げた。
「天道よ。我に従え」
瞬間、空が暗くなる。雷鳴が轟き、風が巻き起こる。そして、天から一本の巨大な木板が降りてきた。
それは幅一尺、長さ三尺、厚さ三寸の木板だ。表面には無数の符文が刻まれ、青白い光を放っている。
「これが天道の板だ。この板が、お前たちの罪を裁く」
玄罚はそう言いながら、三人に命じた。
「伏せろ。上半身を地面につけ、尻を高く上げろ」
林巧心と离雀は即座に従う。彼女たちは器用に体を折り曲げ、美しい顔を地面につけ、腰を高く持ち上げた。その姿勢は完璧だった。まるで長年訓練してきたかのように。
一方、沈梦月は躊躇した。
「何をしている。早くしろ」
玄罚の冷たい声が飛ぶ。
「……っ」
沈梦月は唇を噛みしめながら、ゆっくりと体を折り曲げた。彼女の大きな乳房が地面に押し付けられ、腰が高く持ち上げられる。その姿勢は、彼女の尊厳を完全に失わせるものだった。
(私は……仙霞派の掌门……なのに……)
しかし彼女に逆らう力はない。ただ黙ってその姿勢を取るしかなかった。
三人が一列に並び、それぞれ尻を高く掲げている。林巧心の小さな臀、离雀のしまった臀、沈梦月の豊満な臀。三つの異なる美しい尻が、天に向かって突き出されている。
「始めろ」
玄罚がそう命じると、天から浮かぶ木板が動き出した。
それはまず、林巧心の尻に向かって振り下ろされた。
「えへへ、来た来た〜」
林巧心は笑顔で迎える。そして次の瞬間――
「パァァァンッ!!」
乾いた音が広場に響き渡った。
「いったぁ〜〜!!」
林巧心の悲鳴が上がる。彼女の尻に、真っ赤な痕が浮かび上がった。しかし彼女は笑っている。苦しみながらも、笑っている。
「あはっ、すごいっ! 主人様の罰はいつも最高です!」
木板が再び振り下ろされる。
「パァァァンッ! パァァァンッ! パァァァンッ!」
三連続の打撃。林巧心の尻が、見る見るうちに腫れ上がっていく。
「あはっ、あははっ! 痛いっ! でも気持ちいいっ!」
彼女は奇妙な歓喜に浸っている。その姿を見た観客たちは、恐怖と興奮が入り混じった表情を浮かべた。
次に、離雀の番だ。
木板が彼女に向かう。彼女は歯を食いしばり、目を閉じた。
「パァァァンッ!!」
「くっ……!」
離雀は声を上げなかった。しかし全身が激しく震え、脂汗が滴り落ちる。それでも彼女は決して悲鳴を上げなかった。
「パァァァンッ! パァァァンッ! パァァァンッ!」
木板が連続で彼女の尻を打つ。白かった肌が、赤く、紫に、そして黒く変色していく。
「はぁ……はぁ……」
彼女は荒い息を吐きながら、それでも耐え続けた。その姿には、ある種の気高さすら感じられた。
最後に、沈梦月の番だ。
木板が彼女の尻に向かって振り下ろされる。
「やめ……っ!」
「パァァァンッ!!」
「ああああっ!!」
沈梦月の悲鳴が響き渡る。それは純粋な苦痛の叫びだった。
「パァァァンッ!」
「やめろ! やめてくれ!」
「パァァァンッ!」
「お願いだ! 許してくれ!」
彼女は懇願しながら、それでも逃げることはできなかった。なぜなら、逃げればさらに酷い罰が待っていると知っているからだ。
木板は容赦なく打ち続ける。三十回、四十回、五十回――。
林巧心と离雀の尻は、すでに原型を留めていない。肉が裂け、血が滲み、皮膚が破れている。
しかしそれでも木板は止まらない。
六十回、七十回、八十回――。
沈梦月の尻も、完全に潰れていた。彼女の美しい曲線は跡形もなく、ただの肉塊と化している。
九十回、百回――。
ようやく木板が止まった。三人の尻は、もはや人間のものとは思えないほどに破壊され尽くしていた。
「ん……終わりましたか?」
林巧心が弱々しい声で尋ねる。彼女の尻は、肉が裂け、骨さえ見えそうなほどに打ち砕かれていた。
「まだだ」
玄罚は冷酷に言い放った。
「次は、お前たちの秘部を打つ」
そう言うと、彼は鞭を取り出した。それは細く、しなやかな鞭だ。先端には無数の棘がついている。
「足を開け」
三人は従順に、自分の足を左右に大きく開いた。すると、それぞれの秘部が露わになる。林巧心の未発達な割れ目、离雀の引き締まった割れ目、沈梦月の成熟した割れ目。三つの異なる女の蜜壺が、衆目に晒された。
「うわあ……見えてるぞ」
「あれが女の……あそこか……」
観客たちが息を呑む。中には股間を膨らませている者もいる。
玄罚は鞭を振り上げた。
「まずは肛門からだ」
「ヒュッ!」
鋭い鞭の音が響き、鞭が林巧心の肛門を襲う。
「いったぁあああっ!!」
林巧心の悲鳴が上がる。鞭の棘が彼女の肛門の周りを引き裂き、一瞬で血が噴き出した。
「ヒュッ! ヒュッ! ヒュッ!」
連続して鞭が振るわれる。林巧心の肛門は、見る見るうちに腫れ上がり、そして裂けていった。
「あっ……ああっ……痛いっ……でも……嬉しいっ……」
彼女は涙を流しながら、それでも笑っている。
次に离雀の肛門が狙われる。
「ヒュッ!」
「くっ……!」
离雀は声を上げまいと必死に耐える。しかし鞭が肛門の粘膜を直撃するたびに、彼女の体は跳ね上がった。
「ヒュッ! ヒュッ! ヒュッ!」
三発目で、彼女の肛門から血が噴き出した。それでも彼女は耐え続ける。その姿には、むしろ美しさすら感じられた。
最後に沈梦月の肛門が襲われる。
「ヒュッ!」
「あああっ!!」
沈梦月の悲鳴が響く。彼女の肛門は、まだ一度も犯されたことのないものだった。しかし今、鞭がその入り口を容赦なく引き裂く。
「ヒュッ! ヒュッ! ヒュッ!」
「やめろ! そこだけは! そこだけは許してくれ!」
しかし玄罚は無情にも鞭を振るい続ける。ついには沈梦月の肛門も、腫れ上がり、裂け、血塗れとなった。
「次は小穴だ」
玄罚は鞭を構え直し、林巧心の小穴を狙う。
「ヒュッ!」
「いやあああっ!!」
鞭が彼女の未成熟な花びらを直撃する。一瞬で彼女の小穴が腫れ上がった。
「ヒュッ! ヒュッ! ヒュッ!」
三発で、林巧心の小穴は完全に塞がるほどに腫れ上がった。
离雀も同様だ。彼女の小穴も、鞭によって腫れ上がり、内側の肉が外に飛び出している。
そして沈梦月――
「ヒュッ!」
「やめて……やめて……お願い……」
「ヒュッ!」
「ああああっ!!」
「ヒュッ!」
沈梦月の小穴も、完全に破壊された。彼女の美しい花びらは、ただの肉片と化し、血と体液でぐちゃぐちゃになっている。
「これで終わりだ」
玄罚がそう言うと、三人の女はその場に崩れ落ちた。彼女たちの臀は石臼で挽かれたかのように、打ち砕かれていた。
しかし、まだ終わりではなかった。
玄罚は三人の肛門に、金属製の鈎を差し込んだ。それは肛門を広げるための鈎だ。先端には棘があり、一度差し込めば抜けなくなる仕組みになっている。
「あっ……それ……肛門に……」
林巧心は声を震わせる。しかしその目は、期待に満ちていた。
「お前たちを三日間、ここに吊るす。この鈎でな」
玄罚はそう言いながら、鈎を三人の肛門に差し込んだ。
「うああああっ!!」
「くっ……!」
沈梦月の悲鳴と、离雀のうめき声が響く。棘が肛門の内壁を傷つけ、激痛が走る。
「さあ、吊るすぞ」
玄罚が手を振ると、天から鎖が降りてきた。それは鈎に繋がれ、そして三人の女が宙吊りにされる。
「ああっ! お尻が……引っ張られる……」
林巧心は宙ぶらりんになりながら、肛門が引き伸ばされる感覚に身を震わせた。
离雀も同じだ。彼女は歯を食いしばり、痛みに耐えている。
沈梦月はただ泣きじゃくるだけだった。彼女の尊厳は、完全に打ち砕かれた。
「三日間、ここで晒しものだ」
玄罚がそう宣言すると、観客たちから歓声が上がった。
三人の女は、肛門に鈎を入れられたまま、宙に吊るされている。その姿は、まさに地獄絵図だった。
しかし林巧心と离雀は、それでも満足げな表情を浮かべている。
(主人様の罰……最高……)
(これで……主人様に認めてもらえる……)
一方、沈梦月は違う。
(なぜ……なぜこんなことに……)
彼女の涙は止まらない。誇り高き仙霞派の掌门が、今や狗のように扱われ、肛門に鈎を入れられて晒しものにされている。
その光景は、武陵城の人間たちの記憶に、深く刻まれることになるだろう。
そして、それは始まりに過ぎなかった。
玄罚の支配は、これからさらに加速していく。