堕落の桃

站点:NovelAI.one内容:前8章在线试读ID:fae43a3e更新:2026-06-16 16:59
# 再会の暗流 九月の終わり、蘇州はまだ夏の名残を帯びていた。図書館の冷房は効きすぎているくらいで、張彤は薄手のカーディガンを羽織りながら、専門書のページをめくっていた。彼女の指先はページの端をそっと撫で、目線は文字を追っているようでいて、実際には何も頭に入っていなかった。 彼氏の李明は今日もアルバイトだ。優しすぎるほ
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再会の暗流

# 再会の暗流

九月の終わり、蘇州はまだ夏の名残を帯びていた。図書館の冷房は効きすぎているくらいで、張彤は薄手のカーディガンを羽織りながら、専門書のページをめくっていた。彼女の指先はページの端をそっと撫で、目線は文字を追っているようでいて、実際には何も頭に入っていなかった。

彼氏の李明は今日もアルバイトだ。優しすぎるほど優しい彼は、デートのたびに「ごめん、今日も遅くなる」と謝る。その謝罪の言葉に、張彤はいつも「大丈夫だよ」と微笑み返すのだ。だが、その笑顔の裏で、彼女は自分が何を考えているのかわからなくなっていた。

図書館の入り口が開く音がした。張彤は無意識に顔を上げ、そして固まった。

見覚えのあるシルエット。体育会系の逞しい体つき。歩くたびに漂ってくる、少しスパイシーなコロンの香り。

蒋家楽だった。

彼は迷うことなく彼女の向かいの席に座った。昔と変わらない、あの自信に満ちた笑みを浮かべて。

「久しぶりだな、張彤」

その声は低く、艶めいていた。図書館の静寂に溶け込むようでいて、確かに彼女の鼓膜を震わせた。

「…久しぶり」

張彤はできるだけ平静を装って答えた。だが、手のひらにじんわりと汗が滲むのを感じていた。

蒋家楽は何も言わずに、スマートフォンをポケットから取り出した。そして、何かを操作し始めた。

数秒後、張彤のスマートフォンが振動した。

画面には、見覚えのないIDからのメッセージが表示されていた。

「相変わらず綺麗だな」

「後ろの席から見えるお前の横顔、たまらなかった」

心臓がドクンと大きく跳ねた。張彤は顔を上げ、蒋家楽を見た。彼は軽く口元を緩めて、何事もなかったかのように本を開いている。

「やめて」

張彤は短く返信した。だが、その指は震えていた。

中学時代の記憶が鮮明に蘇る。三年前、彼は校内で一番の注目株だった。バスケ部のエースで、女生徒の間で「楽様」と呼ばれていた。そんな彼が、なぜか地味で目立たない張彤に執着した。

最初は戸惑った。放課後、教室に残っていると、彼が現れて「送っていくよ」と言う。断ると、彼は笑いながら「怖がらなくていいよ」と頭を撫でる。その手の温もりと、少し乱暴な優しさに、張彤は抗えなくなっていった。

問題は、彼氏がいたことだ。同じ中学の同級生、優しい少年だった。蒋家楽との関係がバレた時、彼は泣きながら「どうして」と繰り返した。あの時、張彤は自分でも信じられないほどの冷淡さで、彼に別れを告げた。

「お前を本当に好きなのは、俺だけだ」

そう言った蒋家楽の声が、耳の奥で蘇る。

スマートフォンが再び振動した。

「今夜、寮まで送るよ」

「久しぶりに二人きりで話そう」

『やめて。彼氏がいるの』

張彤は必死に打ち込んだ。だが、その言葉は自分でも薄っぺらく感じられた。李明との関係は確かに安定している。だが、そこにあったのは「優しさ」であって、「熱」ではなかった。李明は彼女を傷つけることが何より怖くて、いつも一歩引いている。その優しさが、時に物足りなく感じられる自分がいることも、張彤は認めざるを得なかった。

「彼氏ね…」

蒋家楽は口元を歪めて、小さく呟いた。そして、次のメッセージを送ってきた。

「あいつじゃ、お前を満足させられないだろ」

その瞬間、張彤の全身に電気が走った。図書館の冷房が急に強くなったように感じられた。彼の言葉は、彼女の奥深くに隠していた秘密を抉り出そうとしていた。

「違う…」

彼女は声に出して否定したが、その声はかすれていた。

蒋家楽は立ち上がり、彼女の隣に回り込んだ。そして、耳元に顔を寄せて、囁くように言った。

「相変わらず嘘が下手だな、張彤。お前の目を見ればわかるんだ。欲しがってる顔だって、俺は知ってる」

図書館の時計が午後九時を指そうとしていた。閉館のアナウンスが流れ始める。

「もう帰る」

張彤は慌てて荷物をまとめ始めた。本をバッグに詰め込む手が震えている。

「寮まで送るよ。夜道は危ないしな」

「いい、大丈夫だから」

張彤は拒否した。だが、その声は確かに躊躇っていた。

彼女は急ぎ足で図書館を出た。外の空気はまだ生暖かく、湿った風が頬を撫でた。目線の先にある寮の灯りが、遠くに揺れている。

「張彤」

後ろから声がした。振り返ると、蒋家楽が立っていた。図書館の出口の明かりを背に、そのシルエットは異様に大きく見えた。

「やっぱり送るよ。お前の安全が心配だからな」

その口調は優しかった。だが、その目は獲物を捉えた獣のそれだった。

張彤は唇を噛みしめた。手のひらに爪を立てる。頭の中では「断れ」という理性の声が叫んでいた。だが、もう一方の声が囁く。

『このまま送ってもらっても、別に構わないんじゃない?』

「…結構です」

絞り出すように、そう言った。そして、振り返らずに歩き出した。

しかし、心臓は今も激しく打ち続けていた。図書館を出てから十分以上経っても、その鼓動は収まらなかった。蒋家楽の視線が背中に刺さっているのを感じながら、張彤は寮への道を急いだ。

彼の姿が完全に見えなくなった時、ようやく肩の力が抜けた。だが、それと同時に、何か大切なものを取りこぼしたような喪失感が胸をよぎった。

スマートフォンに新しいメッセージが届いている。

「また明日、会いに行くよ」

その文字を見た瞬間、張彤は恐ろしいことに、心のどこかで「楽しみだ」と思っている自分に気づいてしまった。

誘惑の探り

地下鉄のホームは、相変わらずのラッシュアワーだった。私は改札を抜けて、いつものように通勤電車の列に並んだ。さっきまで彼氏からの「今日も頑張ってね」というメッセージが画面に残っている。優しい言葉だ。私はそれに「うん、ありがとう」とだけ返した。本当はどうでも良かった。

電車が滑り込む。満員の車内に押し込まれ、吊革を掴んだ瞬間、背後の気配を感じた。

「久しぶりだな、張彤」

低く掠れた声。その響きだけで、体中の毛が逆立つ。振り返らずとも分かる。蒋家楽だ。

数ヶ月ぶりの再会だった。あの男は相変わらず、空気を押しのけるような圧を放っている。スーツもどこかだらしなく、ネクタイは緩んでいる。眼差しだけが、私を正確に捉えていた。

「隣、いいか?」

言うが早いか、彼は私の左隣に身体をねじ込んだ。満員の車内では逃げ場がない。彼の胸板が私の肩に押し付けられ、吐息が耳にかかる。無意識に体が硬直した。

電車が加速する。揺れに合わせて、彼の手が私の腰に触れた。最初は偶然かと思った。けれど、それはゆっくりと這うように移動し、尻の膨らみを撫でた。

「っ……」

息を呑んだ。抵抗しなければならない。理性がそう叫ぶ。しかし、彼の手のひらが腰骨に沿って滑る感触に、背筋が甘く痺れた。

「体、変わったな」

低い声が耳元で囁く。

「前より……セクシーになった」

顔に血が上るのが分かる。彼の指がスカート越しに尻の割れ目をなぞった。強く、しかし優しく。まるで私の反応を試すように。

私は唇を噛みしめた。抵抗する力が湧かない。違う。私の表面は内気でおとなしい女の子だ。けれど、心の奥底で、この屈辱に近い状態に興奮する自分がいる。彼に触られているという事実が、まるで禁断の果実のように甘い。

「もうすぐ駅だな」

彼の手が太ももに移動した。スカートの裾を捲り上げようとする。

「やめて……」

掠れた声で拒む。が、彼は止めない。電車がブレーキをかけ、乗客が流れる中、彼の指は太ももの内側を滑り、下着の縁にかかった。

「駅に着くぞ」

耳元で囁く声には、含み笑いが混じっていた。私は慌てて彼の手を押しのけた。電車が停車し、ドアが開く。私は人を押しのけながら、ホームに飛び出した。振り返らず、逃げるように階段を駆け上がる。

背中に、彼の視線を感じた。逃げ切ったつもりでも、あの手の感触が肌に焼き付いている。

その夜、アパートのベッドで、私は目を覚ましていた。彼の撫で方、指の動き、耳元の吐息。あらゆる感覚が鮮明に蘇る。足の間がじんわり熱を持ち、下着が濡れているのを感じた。

彼氏からの「おやすみ」のメッセージが、スマホの画面に光っている。私はそれを見て、罪悪感と快楽の狭間で、指を太ももに滑らせた。彼のように撫でたい。けれど、私の指は自分を満足させるには弱すぎる。

「はあ……」

深い吐息が部屋に響く。どうしてこんなことになっているんだろう。私はただの普通の彼女だ。優しい彼がいる。満たされているはずだ。

なのに、あの男の指が、身体を忘れさせてくれない。

眠れない夜は、甘やかな苦痛のように長く続いた。

最初の裏切り

# 第三章 最初の裏切り

夕方六時を過ぎた頃、スマホが震えた。ディスプレイには「蒋家楽」の名前。張彤は一瞬、胸がざわつくのを感じた。彼から連絡が来るのは初めてではなかったが、いつもより少し遅い時間だった。

「もしもし」

「張彤、今大丈夫?悪いんだけど、教科書貸してくれない?明日の授業で使うやつ。寮の下まで来てるんだけど」

声は明るく、どこか強引さを帯びていた。断る理由が見つからず、張彤は「うん、ちょっと待って」とだけ答えた。

彼女は急いで部屋着のままだったTシャツをそのままに、下着を着け直すこともせずに玄関へ向かった。鏡すら見なかった。ただ、彼が待っているという事実が、彼女を急き立てた。

エレベーターを待つ間、ふと自分の服装が気になった。ゆるゆるの白いTシャツ、ノーブラ。部屋の中なら問題ないが、外に出るにはラフすぎる。しかし、今さら戻るのも面倒だった。

寮のエントランスを出ると、すぐに蒋家楽の姿が見えた。彼は自転車に片足をついて、スマホを操作していた。張彤を見るなり、口元に微かな笑みを浮かべた。

「お待たせ」

「いや、こっちこそ急にごめん。あ、それより…」

彼の視線が、一瞬、彼女の胸のあたりを掠めた。張彤は無意識に腕を組もうとして、やめた。その一瞬の迷いを、蒋家楽は見逃さなかった。

「そのTシャツ、涼しそうだね」

何気ない口調だったが、その言葉の裏に含まれた意味に、張彤の頬が熱くなる。彼は決して視線を外さなかった。むしろ、わざとらしく視線を這わせているようだった。

「あ、ごめん、教科書、忘れたかも」

張彤は慌ててごまかそうとした。しかし蒋家楽は笑いながら、バッグから一冊の本を取り出した。

「冗談だよ。本当はこれ、君に渡したくて」

それは『失楽園』だった。渡辺淳一の有名な小説。表紙には官能的な雰囲気のイラストが描かれている。張彤は思わず息を呑んだ。

「え…これ、」

「面白いよ。読んでみて。君なら、主人公の気持ちがわかるかもしれない」

彼の声は低く、甘く、まるで囁くようだった。張彤は本を受け取り、指先が彼の手に触れた。その瞬間、電流のようなものが走った。

「ありがとう…」

「いいえ。じゃあ、また明日」

蒋家楽は自転車を漕ぎ出した。振り返りもせずに、闇の中へ消えていく。張彤はその背中を、しばらく見つめていた。

寮の部屋に戻ると、ルームメイトはまだ帰っていなかった。張彤はベッドに座り、本を開いた。ページをめくると、何かが挟まっているのに気づいた。

小さなメモ用紙だった。そこには、男の字でこう書かれていた。

「君がイクところを見たい」

張彤の手が震えた。心臓がドクドクと激しく打ち始める。彼女はメモを握りつぶし、ゴミ箱に捨てようとした。しかし、なぜかできなかった。

代わりに、そっとメモを広げ、もう一度目を通した。文字は力強く、彼の指の動きを想像させる。彼女は本を閉じ、メモを本の間に挟み込んだ。そして、枕元に置いた。

スマホが鳴った。彼氏からだった。

「今、大丈夫?夕飯、一緒にどう?」

優しい声。何も知らない彼の声。張彤は一瞬、涙が出そうになった。しかし、それを飲み込み、明るい声を作った。

「ごめん、今日はちょっと疲れてて。また今度にしよう」

「そうか…無理しないでね。愛してるよ」

「うん…私も」

通話を切ると、張彤は深く息を吐いた。罪悪感と、それとは逆の、背徳的な快感が混ざり合う。彼女はもう一度、本を取り出した。表紙の艶めかしい絵を指でなぞりながら、彼の言葉を反芻した。

「君がイクところを見たい」

その言葉が、全身を駆け巡る。彼女は自分が、もう後戻りできない場所へ足を踏み入れようとしていることを、どこかで理解していた。

窓の外は、夜の闇が広がっている。街灯がぼんやりと光る中、張彤はカーテンを閉めた。そして、Tシャツの裾をぎゅっと握りしめ、自分の心の奥底で蠢く欲望に、初めて正面から向き合おうとしていた。

堕落の始まり

# 第四章 堕落の始まり

電話の向こうで、私の声がやけに遠くに聞こえた。

「ごめん、今日は本当に忙しくてさ。ゼミの発表があるんだ」

張彤は黙っていた。その沈黙が、いつもより重く感じられた。

「ねえ、聞いてる?」私は焦り始めていた。

「……うん、聞いてるよ」

彼女の声は小さく、かすれていた。何かを堪えているような響きだった。

「来週会えるだろ?その時にさ、ちゃんとデートしよう。ご飯も行こうし、映画も観よう」

「わかってる。大丈夫だから」

大丈夫と言いながら、彼女の声は明らかに沈んでいた。しかし、私はそれ以上気に留めなかった。

「じゃあ、また明日電話するよ。おやすみ」

「うん……おやすみ」

通話が切れた後、張彤はスマホを握りしめたまま、しばらく動けなかった。

部屋の天井を見上げると、蛍光灯の白い光が目に染みる。胸の奥がぎゅっと締め付けられるような感覚。彼氏の優しさに甘えている自分と、その優しさだけでは満たされない自分が戦っていた。

冷蔵庫から取り出した水を一口飲む。喉を通る冷たさが、身体の芯まで届いてくれればよかったのに。

その時、スマホのバイブレーションが鳴った。

【蒋家楽からLINE】

「さっき電話してたの?声が聞こえたけど、大丈夫?」

張彤の指が一瞬止まった。なぜ彼が私の部屋の前を通ったのか。偶然にしてはタイミングが良すぎる。

「喧嘩しちゃったの?」

次に届いたメッセージに、張彤は小さく息を吐いた。違う、喧嘩なんかじゃない。ただの一方的な苛立ちだ。

彼女は文字を打っては消し、打っては消した。結局、短い返事を送った。

「大丈夫。ただちょっと疲れてるだけ」

すぐに既読マークがついた。

「じゃあ、話聞いてあげようか。今、キャンパスの東側のベンチにいるんだ。誰も来ないし、空気もいいよ」

張彤は迷った。部屋に一人でいるのは辛い。でも、蒋家楽と二人きりになるのが怖かった。

あの日、図書館で感じた視線。研究室で触れた指先。全てが、張彤の内側で小さな波紋を広げていた。

「行かないほうがいい」自分に言い聞かせながら、彼女は立ち上がった。

外は冷たい風が吹いていた。キャンパスの街灯が、薄暗い黄色い光をアスファルトに落としている。張彤はコートの襟を立てながら、東側のベンチへ向かって歩いた。

蒋家楽は、指定された場所に座っていた。手には缶コーヒーが二本。彼は張彤の姿を認めると、優しく微笑んだ。

「来てくれたんだ。ありがとう」

「話聞いてくれるって言ったから……」

張彤は少し距離を置いてベンチの端に座った。蒋家楽は気にせず、缶コーヒーを一本手渡した。

「彼氏と喧嘩したんだろ?ずっと聞こえてたよ。電話、結構大きな声だったし」

「喧嘩じゃない。ただ……」

「ただ?」

張彤は唇を噛んだ。言ってはいけない。言ってはいけないと思いながら、言葉が漏れた。

「私が、ずっと構ってほしかっただけ。でも彼はいつも忙しい。わかってるんだ、学生だから仕方ないって。でも……」

「淋しかったんだ」

蒋家楽の声は優しかった。あまりにも優しすぎて、張彤の警戒心がほどけていく。

「うん……そう、かもしれない」

彼は立ち上がり、ゆっくりと張彤の前に立った。月明かりに照らされた彼の影が、彼女を覆い隠す。

「それなら、俺が慰めてあげるよ」

瞬間、彼の顔が近づいた。張彤が避ける間もなく、唇が重なった。

「んっ……!!」

張彤は両手で胸を押した。しかし、蒋家楽の腕が彼女の肩を抱き寄せ、距離を詰める。舌が、強引に張彤の唇の隙間をこじ開けようとした。

「や……やめて……」

彼女は顔を背けた。しかし、蒋家楽は耳元に息を吹きかけながら囁いた。

「本当にやめてほしい?彼氏がしてくれないこと、俺がしてあげるよ」

張彤の身体が、微かに震えた。拒否しなければ。理性が叫んでいるのに、首の後ろに回された指の感触が、甘い痺れを背筋に走らせる。

「ダメ……こんなの……」

「でも、彼氏より俺のキスのほうが気持ちいいくせに」

彼は得意げに笑いながら、再び唇を重ねた。今度は張彤の抵抗が弱かった。舌が侵入してきて、彼女の口腔内をなめ回す。彼の唾液が混ざり合う感覚に、張彤の思考がぼやけていった。

蒋家楽の手が、コートの下からセーターの中に入り込む。指先が、ブラウスのボタンを外し始めた。

「ダメ……外で……」

「誰も来ないよ。ここは夜になると人気がないんだ」

彼の指が、ブラ越しに張彤の胸の膨らみを撫でる。張彤は「あっ」と小さく声を漏らした。その声に蒋家楽の動きが一層大胆になる。

ブラのホックが外される感触。冷たい空気が、露わになった胸に触れる。彼の舌が、張彤の胸の先端を舐め上げた。敏感な部分が、彼の熱い口内に包まれる。

「んん……あ……」

「感じてるんだろ?彼氏のこと、もう忘れちゃった?」

蒋家楽の手が、スカートの中に入り込む。太ももの内側を這う指が、徐々に中心へと迫る。張彤は太ももを閉じて抵抗しようとしたが、彼の指は簡単に隙間を見つけ出した。

「もう、濡れてるよ」

彼の声が、耳元で響く。指が、布地の上から張彤の秘部を撫でた。確かに、そこは熱く湿っていた。

「いや……言わないで……」

「でも、ここがこんなに欲しがってる。彼氏には言えないでしょ?こんなこと」

彼の指が、布地の隙間から直接秘裂に触れる。張彤の身体がビクンと跳ねた。彼女自身も驚くほど、敏感になっていた。

「あっ……」

「俺が、ちゃんと満たしてあげる」

蒋家楽の指が、ゆっくりと張彤の中に入っていく。彼女は「はあっ」と熱い息を吐き出し、彼の肩にしがみついた。自分のものとは思えない甘い声が、喉から漏れた。

「どう?彼氏より気持ちいいだろ?」

彼の指が、彼女の内部の敏感な部分を的確に刺激する。張彤は首を振りながら、しかし腰が自然と彼の指に合わせて動くのを止められなかった。

「だって……彼氏は……こんなこと、してくれない……」

張彤の声は、嗚咽と吐息の間で揺れていた。

「じゃあ、俺だけが知ってる。君の本当に気持ちいいところ」

蒋家楽の笑みが、夜闇の中で深く影を落とした。

彼の手が離れると、張彤の身体が急に冷えたような気がした。しかし、次の瞬間、彼の腕が彼女を抱き寄せ、耳元で囁く。

「また会おう。次の約束は、俺だけの秘密にしよう」

張彤は、返事もできずにうなずいた。彼の指が、濡れた液を彼女の太ももに塗りつける感触が、忘れられなかった。

部屋に戻った張彤は、鏡の前で乱れた服を整えた。胸元に残る赤い痕。潤んだ瞳。

スマホの画面に、彼氏からの着信履歴がある。三回もかけてきていた。

「ごめん……もう少しだけ、待って……」

彼女は、Callキーを押せなかった。代わりに、蒋家楽から送られたメッセージをもう一度開いた。

「今日はありがとう。また明日」

その言葉に、張彤の指が震えた。

「うん……また明日」

彼女は、自分に言い聞かせるように呟いた。今夜のことは、ただの成り行きだ。もう二度と、こんなことはしない。

でも、心の奥底で、別の自分が囁いていた。

あなたは、もう戻れない。

それは、堕落の始まりだった。

地下鉄の露出

# 第五章 地下鉄の露出

授業終了のチャイムが鳴ると同時に、張彤は教科書を鞄に詰め込み、誰にも気づかれないように教室を後にした。心臓が激しく打ち鳴らされている。彼女は自分に言い聞かせた——ただの用事だ、と。しかし足は自然と三階の東端へと向かっていた。

あの空き教室は、午後の日差しが差し込むだけの殺風景な空間だった。廃棄された机と椅子が積み重なり、チョークの粉が舞う。張彤が戸を開けると、既に蒋家楽が窓辺に立っていた。

「遅かったな」

彼の声には非難の色はなかったが、張彤は謝罪の言葉を口にしかけてやめた。謝る必要はない、と自分に言い聞かせながらも、彼の視線を浴びると身体が強張る。

「今日は、何を…」

「こっちに来い」

蒋家楽は彼女の手を引き、窓枠に座らせた。カーテンは半分だけ閉められ、校舎の中庭が見える。誰かに見られるかもしれない——その恐怖が張彤の心臓を締め付ける。

「怖いのか?」

彼の指が彼女の頬を撫でた。その手つきは優しく、しかし張彤はその中にある支配の意図を感じ取っていた。

「…少し」

「だったら、声を出すなよ」

彼がそう言うと同時に、張彤のブラウスのボタンが外され始めた。一つ、また一つと、制服が開かれていく。彼女は窓の外に目をやった——誰かが中庭を歩いている。もし彼らが顔を上げれば、ここでの光景がすべて見えてしまう。

「やめて、誰かに…」

「だから言っただろう、声を出すなと」

蒋家楽の手が彼女の胸を覆うブラジャーのホックを外す。冷たい空気が肌に触れ、張彤は息を呑んだ。彼の指が、既に敏感になっている乳首をそっと撫でる。

「もう少し色が濃くなったな」

彼の言葉に、張彤は顔を赤らめた。確かに、以前より乳輪が大きく広がっている。色も薄いピンクから、濃いピンクへと変わりつつあった。それは彼の行為の痕跡だった。

蒋家楽はゆっくりと身をかがめ、彼女の胸に口づけた。舌が乳首を舐め、そして吸い始める。張彤は唇を噛みしめ、声を殺した。しかし、彼の強い吸引力が敏感な部分を刺激し、彼女の身体は自然と震え始める。

「んっ…」

漏れそうになる声を必死に抑えながら、張彤は自分の両手で口を覆った。下半身に熱が集まるのを感じる。彼の舌が乳首の先端を弄り、歯が優しく噛み締める——甘い痛みが全身を駆け巡る。

「きれいになってきたな」

蒋家楽が顔を上げ、彼女の胸を眺めながら言った。乳首は潤み、勃起していた。乳輪の周りは彼の唾液で濡れ、光っていた。

「もう…やめて…」

張彤は弱々しい声で言ったが、彼の手を払いのけようとはしなかった。むしろ、その手を伸ばして彼の髪を撫でたい衝動に駆られていた。

「まだ終わらない」

蒋家楽は再び彼女の胸に顔を埋め、今度はもう片方の乳首を吸い始めた。さっきよりも強く、より深く。張彤は背中を反らせ、彼の口に自分の胸を押し付けてしまう。その動きに、彼は笑みを浮かべたように見えた。

「随分と感じてるな」

「違う…そんなこと…」

「嘘をつけ。お前の身体は正直だ」

彼の言葉に、張彤は否定できなかった。実際、彼女の下腹部は疼き、太腿の間が湿り始めていた。羞恥心と快感が交錯する——自分でも制御できないこの感覚に、彼女は恐怖していた。

「そうだ、いいものを見せてやる」

蒋家楽がスマートフォンを取り出した。張彤の胸が映る——彼女は慌てて手を伸ばしたが、彼の手はそれを阻止した。

「やめて!写真は…」

「大丈夫、誰にも見せない。俺だけのものだ」

彼の甘い言葉に、張彤の抵抗は弱まる。彼はその隙に数枚の写真を撮った。カメラのシャッター音が部屋に響き、張彤は自分の姿が記録されることへの羞恥と、同時に背徳的な興奮を感じていた。

「これでお前は俺のものだ」

蒋家楽が微笑む。その笑顔は優しさに満ちていたが、張彤はその奥にある支配欲を見抜いていた。それでも、彼女は拒否できなかった——むしろ、この支配関係に甘んじることに、どこか安堵さえ覚えていた。

「もう、帰るわ」

張彤は震える手でブラウスのボタンを留め始めた。指がうまく動かず、何度もやり直す。蒋家楽はそれを見守りながら、ゆっくりと彼女の髪を撫でた。

「次はいつ会える?」

「…明日、同じ時間に」

「わかった。楽しみにしてる」

彼の言葉に、張彤は何も答えられなかった。しかし、彼女の心の奥底では、既に次の約束を心待ちにしている自分がいた。それが怖かった。

教室を出るとき、張彤は自分の乳首が下着に擦れて敏感に反応するのを感じた。歩くたびに、さっきの刺激が蘇る。彼女は太腿をきつく閉じ、深く息を吸った。

廊下で学生たちとすれ違う。彼らは無邪気に笑い合っている。張彤は自分が彼らと同じ世界にいるとは思えなかった——もう戻れない場所があることを、彼女は悟っていた。

その夜、自宅の鏡の前で、張彤は自分の身体をじっくりと観察した。ブラウスを脱ぎ、ブラジャーを外した。鏡に映る自分の胸——乳輪は以前より確かに大きくなり、色も濃くなっていた。乳首は彼の刺激を覚えていて、少し触れただけでも硬くなる。

彼女は自分の指でそっと乳首を触った。すると、脳裏に蒋家楽の舌の感触が蘇る。彼の強い吸引力、歯の感触、そして彼の言葉——「お前のものだ」。

張彤は鏡の中の自分を見つめた。その瞳は潤み、頬は赤く染まっている。明らかに、興奮している自分がいた。

「私、どうなってるの…」

自己嫌悪と背徳的な快感が交錯する。しかし、彼女の手は自分の胸から離れなかった。むしろ、もう一方の手は次第に下半身へと伸びていった。

ふと、彼女は思った——明日、またあの教室に行くのだろう、と。そして、また彼の支配下に置かれるのだろう、と。それでも構わないと思っている自分がいる。

愛しい彼氏の顔が脳裏をよぎる。彼の優しさ、誠実さ——しかし、その優しさがこんなにも張彤を苦しめる。蒋家楽の強引さは、彼女の思考を奪い、罪悪感さえも快感に変えてしまう。

鏡の中の自分の乳首を指で弄りながら、張彤は深いため息をついた。そして、自分でも気づかないうちに、彼女の口元には微かな笑みが浮かんでいた——堕落への快感を、もう否定できなくなっていたのだ。

ホルモンと巨乳

# 第六章 ホルモンと巨乳

蒋家楽は張彤の水筒に目を向けた。彼女がトイレに行った隙に、ポケットから小さなガラス瓶を取り出し、無色透明の液体を数滴垂らした。ホルモン剤だ。彼は知っていた。この薬が彼女の体をどう変えるかを。

「何してるの?」

張彤が戻ってきた。彼は笑顔を浮かべた。

「いや、君の水筒が倒れそうだったから直しただけだよ」

彼女は疑うことなく水筒を手に取り、一口飲んだ。蒋家楽はその様子を満足げに見つめていた。

数日後、張彤は違和感を覚え始めた。ブラジャーがきつい。特に胸の下の部分が食い込むように感じる。鏡の前で服を脱ぎ、自分の胸を見つめた。

「大きくなった……?」

確かに以前より膨らみが増している。乳輪も広がり、色が濃くなった気がする。彼女は胸を両手で包み込んだ。柔らかく、重みがある。

「最近よく食べてるからかな……」

自然な発育だと思い込もうとした。しかし、夜になると胸が張って痛む。乳首が服に擦れるだけで敏感になり、くすぐったいような疼きが走る。

ある日、蒋家楽が彼女を空き教室に呼び出した。

「最近、胸が大きくなったんじゃない?」

彼の視線が胸元に突き刺さる。張彤は顔を赤らめ、無意識に腕で胸を隠した。

「ち、違うよ……ただの……」

「見せてくれよ」

彼の手が伸び、彼女のブラウスのボタンを外し始める。張彤は抵抗しようとしたが、体が動かなかった。彼の指が肌に触れた瞬間、電流のようなものが走る。

「やっぱりな。すごく大きくなってる」

彼の手が直接胸を包み込む。大きな手のひらで揉みしだかれる感覚に、張彤の口から吐息が漏れる。

「これ、全部俺のためなんだぜ」

「え……?」

「俺が与えた薬のせいで、お前の胸はこんなに育ったんだ」

彼の言葉に衝撃を受ける。しかし、それ以上に、彼の指が乳首を弄る感触が勝る。

「や……あっ……」

「気持ちいいだろう? お前の体はもう俺のものだ」

彼の親指と人差し指で乳首を挟まれ、擦られる。張彤は腰が砕けそうになるのを必死にこらえた。

それから数日後、授業中も胸の張りと疼きが止まらない。講義の内容が頭に入ってこない。ブラジャーの中で乳首が勃起し、布に擦れるたびに甘い痺れが全身を駆け巡る。

「どうしたの? 顔が赤いよ」

隣の席の友人が心配そうに尋ねる。

「ううん……ちょっと体調が……」

張彤は誤魔化した。しかし、股の間が湿ってきているのを感じる。太ももを擦り合わせると、ひときわ強い快感が走る。

耐えきれず、彼女は手を挙げた。

「すみません、トイレに行ってきます」

教授がうなずくのを確認すると、彼女は立ち上がった。歩くたびに胸が揺れ、その重量と弾力が服の下で主張する。

トイレの個室に鍵をかけ、彼女はズボンと下着を下ろした。指を割れ目に沿わせると、既にどろどろに濡れている。

「あっ……」

クリトリスを触る。敏感な突起に指が触れた瞬間、ビクンと体が跳ねる。彼女はもう片方の手で自分の胸を揉んだ。蒋家楽に触られた時のことを思い出す。

「あ……あんっ……や……気持ちいい……」

自分でしているのに、まるで他人にされているような感覚だ。指の動きが速くなる。脳裏に浮かぶのは、蒋家楽の顔と、彼の大きな手。そして、彼氏の優しい笑顔が一瞬よぎり、罪悪感が走る。

「ごめん……ごめんなさい……」

しかし、手は止められない。むしろ激しくなる。指を膣の中に差し込み、かき回す。ぐちゅぐちゅと淫らな水音が狭い個室に響く。

「もう……だめ……イく……っ!」

腹筋が痙攣し、視界が白く染まる。彼女は声を殺して絶頂した。全身から力が抜け、便座に座り込む。

しばらくして、正常な呼吸に戻る。張彤はティッシュで指を拭き、服を整えた。鏡を見ると、頬が紅潮し、目が潤んでいる。

「私は何をしてるんだろう……」

自分がどんどん変わっていくのがわかる。しかし、止められない。蒋家楽が与えた薬は、彼女の体だけでなく、心までも蝕んでいた。

その日の夜、彼氏からLINEが来た。

「今日はどうだった? 元気?」

張彤はスマホを見つめながら、胸の奥が締め付けられる思いがした。返信を打とうとして、打てない。代わりに短く「うん。大丈夫だよ」とだけ送った。

「会いたいな。今週末、デートしよう」

その優しい言葉が、逆に彼女の罪悪感を深める。ベッドに横たわり、自分の胸を撫でる。まだ疼きが残っている。乳首が固くなっている。

「私は……もう戻れないのかな……」

暗闇の中で、彼女の唇が震えた。しかし、その震えは、恐怖からか、それとも期待からか、彼女自身にもわからなかった。

家での裏切り

# 堕落の桃 第七章: 家での裏切り

図書館の奥、歴史書の棚が並ぶ薄暗い一角。張彤は背表紙を指でなぞりながら、借りる本を選んでいた。彼女の心は先週のあの夜の記憶でいっぱいだった。蒋家楽の熱い吐息、彼の指の感触、そして彼女自身の抑えきれなかった欲望の声。

「何を探してるんだ?」

突然、耳元で囁く声がして、張彤は息をのんだ。振り返ると、蒋家楽がすぐ背後に立っていた。彼の瞳は獲物を狙う狼のように光っている。

「あ、家楽くん...びっくりした」

「驚かせて悪かったね」彼の唇が歪んだ笑みを浮かべる。「でも、会いたかったんだよ」

彼の手が彼女の腰に回され、強引に本棚の陰へと引っ張っていく。張彤の心臓が激しく打ち始めた。

「だめ、ここは図書館...」

「静かにしてくれれば大丈夫」

蒋家楽は彼女を本棚の影の奥へと押し込み、唇を重ねた。彼の舌は強引に彼女の口の中に侵入し、歯列を舐め上げる。張彤は抵抗しようとしたが、彼のたくましい腕に絡め取られ、体の力が抜けていく。

「んっ...んんっ...」

彼女の口から漏れる吐息を、蒋家楽はすべて飲み込む。彼の手が彼女のブレザーのボタンを外し始めた。

「待って...誰か来るかも」

「大丈夫だよ、ここは死角になってる」

彼の指は器用にブラウスの前を開け、ブラのホックを外した。張彤の豊かな双乳が露出する。彼女は慌てて自分の口を押さえた。

「綺麗だよ、彤...」

蒋家楽は彼女の胸に顔を埋め、突起を舌で転がす。張彤は唇を噛みしめ、声を殺すのに必死だった。彼の舌は乳首の先端を舐め、時折甘く噛む。彼女の体が震えた。

「あっ...あ...」

彼の手がスカートの中に滑り込み、ショートパンツを下ろす。指が彼女の恥丘に触れる。

「もう濡れてるじゃないか」

「ちが...違うの...」

「嘘つき」

蒋家楽はジッパーを下ろし、すでに硬くなった肉棒を取り出した。張彤は一度見ただけで目をそらす。それはあまりにも大きく、彼女の彼氏をはるかに超えていた。

「しっかり見てて」

彼は彼女の腰を掴み、後ろから侵入しようとする。張彤は本棚に手をつき、体を支えた。

「い、痛い...少し小さくして...」

「最初はいつもそう言うんだよ」

彼が一気に腰を進める。張彤の口からかすれた悲鳴が漏れた。内部を満たす質量に彼女の子宮が圧迫される。

「はあ...家楽くん...それ以上は...無理...」

「まだ始まったばかりだよ」

蒋家楽は彼女の腰を固定し、ゆっくりとピストン運動を始めた。彼女の体内を抉るような快感が稲妻のように走る。張彤は必死に声を殺しながら、彼の動きに合わせて腰を揺らした。

「あっ...あっ...やっ...」

彼のストロークが激しくなるにつれ、彼女の頭の中が真っ白になっていく。彼氏の優しい顔が脳裏をかすめたが、すぐに蒋家楽の圧倒的な快楽に塗りつぶされた。

「イキそう?」

「うん...うん...もうだめ...」

その時、遠くで誰かの足音が聞こえた。書架の間を通る学生の気配が近づいてくる。張彤の体が恐怖で強張り、膣が収縮した。

「あっ!誰か来た!」

「黙って」

蒋家楽は彼女の口を手で覆い、さらに激しく抽送を続ける。張彤は恐怖と快楽の狭間で狂いそうになる。足音がすぐ近くを通り過ぎる。本棚のわずかな隙間から、人が見えるかもしれない。

「んんんっ!」

彼女は絶叫を必死に抑えながら、体全体で絶頂を迎えた。潮が彼女の脚を伝い、床に滴り落ちる。蒋家楽はなおも動きを止めず、彼女の敏感になった肉襞を何度も擦る。

足音が遠ざかった後も、彼は彼女を解放しなかった。何度目かの絶頂の後、ようやく彼の熱い精液が張彤の奥深くに放出された。

「はあ...はあ...」

張彤は本棚に寄りかかったまま、痙攣を繰り返す。蒋家楽は彼女の耳元に顔を寄せた。

「今日はこれくらいにしてやるよ。でも次はもっと楽しませてくれ」

彼は何事もなかったかのように服を整え、図書館の出口へと歩いていく。張彤は震える手でスカートを直し、濡れた脚の感覚にまた羞恥を感じた。

彼女のスマホにメッセージが届く。彼氏からだった。

「今日、夕飯どこで食べようか?」

張彤は何度も文字を打ち直したが、結局「うん、どこでもいいよ」と送った。彼氏の優しさが、今日は重くのしかかる。

彼女は散らばった本を拾い集め、足を引きずりながら図書館を後にした。背後には、誰かが通りかかるたびにこちらを見られているような視線を感じていた。

帰宅後、彼女は自分の部屋のベッドに倒れ込んだ。体の奥にまだ残る異物感。彼氏の帰りを待ちながら、彼女は今夜もまた、あの凶暴な快感を思い出してしまう自分を止められなかった。

スマホが震える。蒋家楽からだった。

「家に着いたか?今度は俺の家に来いよ。もっと深いところまで味わわせてやる」

張彤はメッセージを読み、一度は削除しようとした。しかし指は勝手に動き、こんな言葉を打ち返していた。

「...いつにする?」

露出と見知らぬ人

**第8章 露出と見知らぬ人**

夫の出張が決まった夜、張彤はスマホの画面をじっと見つめていた。送信ボタンの上で指が震える。打っては消し、消しては打つ文字列。最終的に彼女は「今夜、空いてる?」とだけ送信した。既読がつくまでの十数秒が、永遠のように感じられた。

返信はすぐに来た。「行くよ。」

蒋家楽が訪ねてくるまでの間、張彤は部屋中を掃除し、シーツを取り換え、ベッドの上にバラの花びらをひとつまみ散らした。鏡の前で何度も服装を変え、最終的に薄手のキャミソールとショートパンツという姿に落ち着く。それを見た自分が、顔を赤らめた。夫が買ってくれた部屋着だ。

インターホンが鳴った瞬間、彼女の心臓は跳ね上がった。ドアを開けると、蒋家楽が立っていた。彼は黒いシャツにデニムというラフな格好だが、その目は獲物を狙う獣のようだった。

「待たせたな」

彼が低い声で言うと、張彤は首を振った。「ううん、ちょうどいい」

彼が靴を脱ぐ間もなく、張彤は彼の腕に抱き寄せられた。キスは深く、彼の舌が彼女の口内を探る。彼女は喘ぎながらも、両腕を彼の首に回した。理性の最後の一片が警鐘を鳴らすが、身体はもう従わなかった。

寝室へと導かれ、ベッドに押し倒された張彤は、天井の照明が揺れるのを見た。蒋家楽は彼女のキャミソールをたくし上げ、露わになった胸に顔を埋める。舌が乳首を這うたび、彼女の背中が弓なりに反る。

「あっ…もっと……」

張彤が自分から腰を浮かせると、蒋家楽は笑みを浮かべてショートパンツを引き剥がした。下着は既に濡れていた。彼はそのまま指を滑り込ませ、中の熱を確かめるようにかき混ぜる。

「もうこんなになってる。旦那はこんなに濡らせないだろ?」

「や…言わないで……」

言葉とは裏腹に、張彤の身体は彼の指を締め付けた。蒋家楽は満足げに笑い、自分のベルトを外した。露出した性器は異様なほど大きく、張彤は息を呑んだ。初めて見た時と同じ衝撃が走る。

彼が膝を割り入れるようにして、張彤の脚を開く。先端が入り口に触れた瞬間、彼女は唇を噛んだ。恐怖と期待が混ざり合う。

「いくぞ」

一言だけ言って、蒋家楽は一気に貫いた。張彤の身体が跳ね上がる。内臓を押しのけるような圧迫感が、彼女の中を満たした。夫とは比べ物にならない質量、奥深くまで届く感触。彼女は爪をシーツに立てて、耐えるように声を漏らした。

蒋家楽はゆっくりと引き、再び深く突き入れる。そのリズムが徐々に激しくなる。張彤は最初は痛みに耐えていたが、やがてその快楽に飲み込まれていった。彼女の腰が自然に彼の動きに合わせて揺れ始める。

「自分から腰振るなんて、いい女になったな」

「うるさい…あ…そこ…っ!」

彼の突起を穿つ動きに、張彤の頭の中が真っ白になる。視界の端で、蒋家楽が彼女の脚を肩に担ぎ上げるのが見えた。角度が変わり、彼の性器がさらに深く侵入する。子宮口を押し上げる感覚に、彼女は悲鳴にも似た喘ぎをあげた。

「もう…イく…イっちゃう…!」

「俺もだ。中で出すぞ」

「や…妊娠する…!」

「いいじゃないか。俺の子を孕めよ」

そう言って、蒋家楽は最後の数ストロークをより激しく打ち込んだ。張彤の身体が痙攣し、彼女の内部が彼を締め付ける。その瞬間、彼は精を放った。熱い液体が子宮の奥に注がれる感覚が、張彤の意識を昏くする。

射精が終わった後も、蒋家楽はしばらく彼女の中に留まっていた。張彤は荒い呼吸を整えながら、天井を見つめる。体の奥で熱いものが広がっていくのを感じた。

彼が抜き去ると、白濁した液体が太腿を伝って落ちた。張彤はゆっくりと体を起こし、ベッドサイドのティッシュボックスを手に取った。後処理をしようとしたそのとき、スマホが震えた。

画面に表示されたメッセージを見て、張彤の指が止まる。

「今夜は早く仕事終わったよ。会いたいな。電話していい?」

夫からのメッセージだった。

張彤は震える手で返信を打ち始めた。「今はちょっと忙しい。後で連絡するね」とだけ書いて、送信ボタンを押す。その瞬間、罪悪感が胸を刺した。枕元にはまだ蒋家楽の匂いが染みついている。シーツには体液の染みが広がっていた。

彼女は浴室へと急ぎ、鏡に映る自分の姿を見た。乱れた髪、赤く腫れた唇、首筋に残った噛み跡。夫に見られたら何と思うだろう。

蒋家楽はベッドに寝転んだまま、タバコに火をつけて煙を吐き出した。「次はいつにする?」

張彤は答えず、ただシャワーのお湯を激しく流した。耳元で、夫の優しい声が甦る。それでも、体の奥ではまだ、彼の熱が冷めていなかった。