# 第一章:秘密の喘ぎ声
蕭炎は屋敷の回廊を歩いていた。夕日が差し込む廊下は静まり返り、普段なら聞こえるはずの笑い声や話し声が今日はなぜかほとんど聞こえない。
「小医仙?どこにいるんだ?」
彼は声をかけたが、返事はなかった。首をかしげながら、彼は隣の部屋へと向かう。納蘭嫣然の部屋の前を通りかかると、中から物音が聞こえたような気がした。
「納蘭嫣然、いるのか?」
ノックをしても返事はない。彼女も忙しいのだろう。そう思い直して、蕭炎はさらに歩を進めた。
雲韻の部屋の前も静かだった。扉には鍵がかかっているように見える。彼女も何かに集中しているのだろう。紫妍の部屋は無造作に開いていて、中には誰もいなかった。蕭薰児の部屋も同じだった。彩鱗の部屋は戸が固く閉ざされ、中からは何の音も聞こえない。
「みんな、どこに行ったんだ?」
蕭炎は眉をひそめたが、もしかすると庭で修行に励んでいるのかもしれない。彼女たちはみな強い意志を持った女性たちだ。それぞれが自分の道を歩んでいる。
最後に、蕭瀟の部屋へと向かった。娘は最近、反抗的な態度を見せることが増えた。思春期という言葉で片付けるには、何かもっと深いものがあるように感じられた。
「蕭瀟?」
彼の声は空気に溶けて消えた。返事はない。
そして——彼の足が止まった。
屋敷の奥まった場所にある、普段は使われていない部屋の前だった。そこから、微かだが確かに聞こえる声——苦しげな、あるいは甘やかな喘ぎ声が漏れ聞こえていた。
「んっ……あっ……!」
蕭炎の心臓が跳ねた。それは誰かの声だった。しかも一人ではない。複数の女性の息遣いが絡み合い、部屋の中から忍び寄ってくる。
彼は手を伸ばして、鍵のかかっていないことを確かめた。だが、彼はそれを開けなかった。
「……忙しいのだろう」
自分に言い聞かせるように、彼はつぶやいた。もしかすると修行の一環で何かをしているのかもしれない。女同士で集まって話し合っているのかもしれない。そんな風に考えることで、胸の奥に湧き上がる不安を押し殺した。
蕭炎はその場を離れた。彼の足音が廊下に響き、やがて遠ざかっていった。
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部屋の中では、薄暗い灯りの下で、七人の女性たちがベッドの上に四つん這いになっていた。
彼女たちの顔は羞恥と快楽に歪み、皆一様にスカートをまくり上げられている。下着はずり下がり、あるいはすでに脱がされていて、彼女たちの股間はあらわになっていた。そこには、一言で言えば——無毛の、なめらかで淡い色をした女性の性器が露出していた。
魂風は彼女たちの背後に立ち、その唇に歪んだ笑みを浮かべていた。彼の指が一人一人の背中を、腰を、そして柔らかな尻の膨らみを優しく撫でていく。
「ふう……なんて美しい光景だ。お前たち全員が、こうして俺の前にひざまずいている」
彼の声は低く、甘やかで、まるで毒薬のように彼女たちの耳に染み渡った。
小医仙が震える声で言った。
「魂風……様……どうして、私は……」
「どうして、だと?それはお前が望んだからだよ、小医仙。俺の愛を欲しがったのはお前自身だ」
魂風は彼女の耳元に顔を寄せ、熱い息を吹きかけた。
「そうだ……認めろ。お前は蕭炎の温もりに満たされていなかった。俺の手のひらほども満足できていなかった。だから……こうして俺に堕ちることを選んだんだ」
「違う……違うんです……」
小医仙の声はか細く、否定の言葉は口から出るたびに弱くなっていった。彼女の目の端から涙がこぼれ落ちた。しかし、その涙は悲しみだけではなく、どこか安堵も含んでいた。
納蘭嫣然は唇を噛みしめていた。彼女の誇り高き瞳は今、悔しさと快楽の狭間で揺れている。
「お前はどうだ、納蘭嫣然?蕭炎に認められなかったことが、こんなにもお前を歪ませていたのか?」
「黙れ……!」
彼女の反論は、魂風の指が彼女の股間に触れた瞬間に消えた。彼はそっと無毛の部分を撫で回し、彼女が必死に我慢するのを楽しむように眺めた。
「認められたいんだろう?俺に——」
「そんなことは……!」
「お前の目がそう言っている」
魂風は笑った。その笑い声は部屋の中に響き渡った。
雲韻は俯いていた。成熟した女性としてのプライドが、今は無残にも打ち砕かれている。彼女は蕭炎を守るために強くあろうとしてきた。しかし、その強さの裏には空虚な感情の渇きがあった。魂風はその隙間を埋めるように、優しく、そして容赦なく彼女の心に入り込んだ。
「雲韻、お前は立派だ。だが、一人で背負い込みすぎる。俺に任せればいい。そうすれば楽になる——」
「……もう、やめてください」
彼女の声はかすかだった。だが、その言葉には真実の抵抗はなかった。
紫妍は無邪気な顔を上げて、魂風を見つめている。彼女はこういう状況の意味を完全には理解していなかったが、力への憧れと魂風への依存が、彼女をここに留めていた。
「魂風様……私もっと強くなれる?」
「ああ、もちろん。俺の力をもっと感じたいか?」
「うん……」
紫妍は素直に腰を高く上げた。魂風は満足げに頷き、彼女の髪を撫でた。
蕭薰児は震えていた。彼女は蕭炎を愛している。その愛は本物だ。だが、魂風が囁く言葉の一つ一つが、彼女の心の奥底に隠れていた孤独と不安を刺激した。
「蕭炎はお前の献身に気づいていないだろう?彼は修行と復讐に夢中で、お前がどんなに寂しい思いをしているかを知らない——」
「違います……炎哥哥は私を大切にしてくれています……」
「ならばなぜ、ここにいる?」
魂風の問いかけに、蕭薰児は答えられなかった。彼女の両目から静かに涙が流れ落ちた。
彩鱗は冷たい目で前方を見据えていた。彼女は女王として誇り高き存在だ。しかし、この状況の中で、彼女の心は荒れ狂っていた。蕭炎への愛憎入り混じった感情が、魂風の支配をむしろ心地よく感じさせていた。
「滾れ……俺の手の中で」
魂風は彼女の腰に手を回し、その無毛の場所に指を這わせた。彩鱗は唇を噛みしめ、声を殺した。彼女の体は正直に震えていた。
そして、最も若い蕭瀟。彼女は複雑な眼差しで魂風を見上げた。父親への反抗心と、注目されたいという渇望が、彼女をこの場に導いた。
「蕭瀟、お前は特別だ。お前の父はお前を見ていない。だが、俺は見ている——」
「……お父様なんて、もう知らない」
蕭瀟の声は冷たかった。その冷たさの奥に、かすかな期待が漂っていた。
魂風は七人の女性たちを見渡し、深く満足げな息を吐いた。彼の征服はまだ始まったばかりだ。何よりも——蕭炎が彼女たちをどれだけ信頼しているかを考慮すれば、この背徳の宴はさらに甘美なものになる。
「さあ、お前たち——もう一度、俺に教えてみせろ。誰がお前たちの主か、を——」
部屋の中に、再び低く甘い喘ぎ声が満ち始めた。それは外には決して漏れてはならない、秘密の音色だった。
夕闇が屋敷を包み込み、蕭炎は自室の窓辺に立って星を見上げていた。彼の胸には、拭いきれない不安の影が落ちていた。しかし、彼はそれを修行への集中力不足だと言い聞かせ、深く考えようとはしなかった。
彼の信頼する女性たちが、あの部屋の中で——彼の知らない誰かの腕に抱かれていることなど、夢にも思わずに。