夏の夕暮れはいつまでも明るく、午後七時を過ぎても西の空にはまだ橙色の光が残っている。窓の外では蝉の声が絶え間なく響き、部屋の中には湿った熱気が澱んでいた。エアコンは三年前に買った古いもので、弱に設定してもゴーという唸りを上げるばかりで、あまり効き目がない。
張杰はランニングシャツ一枚で座布団に座り、目の前で積み木をしている囡囡を見守っていた。三歳になったばかりの娘は、真剣な表情で四角いブロックを重ねては崩し、重ねては崩しを繰り返している。その無邪気な様子に、張杰の口元は自然と緩んだ。
「パパ、見てて」
「うん、上手だよ」
張杰がそう言うと、囡囡は嬉しそうに笑い、また次のブロックを積み始めた。
玄関のドアが開く音がした。かちりという鍵の音と共に、むっとするような熱気が一瞬廊下から流れ込む。
「ただいま」
疲れた声だったが、それでも明るさを失わない。夢夢が帰ってきた。張杰は立ち上がり、玄関に向かう。そこにはナース服のままの妻が立っていた。彼女は汗で頬に張り付いた髪を指で払い、張杰に向かって笑顔を見せた。
「お疲れさま。今日も長かったろ」
「うん、でもね、小児科の子たちがね、みんな可愛くてね…」
彼女はそう言いながら靴を脱ぎ、スリッパに履き替える。その動作の一つ一つがゆっくりで、どうやら本当に疲れているらしい。
「お風呂、沸いてるよ」
張杰が言うと、夢夢は「ありがとう」と短く答えた。そして、リビングに入って積み木をしている囡囡を見ると、ぱっと表情が明るくなった。
「囡囡、ただいまー」
「ママ!」
囡囡は積み木を放り出し、よちよちと妻のもとへ駆け寄る。夢夢はしゃがみ込み、両腕を広げて娘を抱きしめた。その一瞬、張杰は妻の胸のふくらみがナース服の上からでもはっきりと見えることに気づいた。彼は視線をそらした。
「さあ、一緒にお風呂に入ろうね」
夢夢は囡囡を抱き上げた。彼女たちは寝室へ向かい、張杰もその後を追った。寝室でそれぞれ服を脱ぐ。この習慣はもう二年以上も続いている。ワンルームの浴室では、三人が一緒に入るのが自然な形になっていた。大きな浴槽は、大人二人と子供一人ならちょうど良いサイズだった。
夢夢がナース服のボタンを外す。白い肌が露出し、肩から胸へと滑らかな曲線を描く。彼女はブラジャーを外し、ピンク色の乳首が覗いた。張杰はそれを見ないようにしたが、自然と目が引き寄せられる。彼女は恥ずかしそうに体を少しひねったが、それは習慣化された動作だった。
「見ないでよ」
そう言いながらも、彼女の声には本気の拒絶はなかった。張杰も自分のズボンを脱ぎ、囡囡の服を脱がせた。小さな裸の体が露わになる。まだ幼く、すべすべとした肌は無垢そのものだった。
三人は浴室に入った。湯気が立ち込め、鏡は曇っている。浴槽の湯は適度な熱さで、張杰が先に足を入れ、次に囡囡を抱えて中に入った。囡囡は湯の感触にキャッキャと声を上げる。その後、夢夢がゆっくりと浴槽に入ってきた。彼女の体が湯に沈むと、水面が波立ち、張杰の脚に彼女の太ももが触れた。
「ねえ、張杰、囡囡をしっかり抱いててくれる?私、自分の体を洗いたいから」
夢夢が甘えたような声で言った。彼女は湯船から立ち上がり、体を洗い始めた。張杰は囡囡を両腕で支えながら、彼女の仕草を見ていた。彼女が両手で胸を洗うとき、その指の動きはゆっくりと優雅だった。水が彼女の肌を伝い、鎖骨から胸の谷間へと流れ落ちる。そして、さらに下へ。彼女が屈んで脚を洗うとき、張杰は彼女の股間を一瞬見てしまった。剃り跡のない、まんじゅうのように膨らんだ陰部が、水に濡れて光っていた。
欲望が、腹の底から湧き上がる。彼はそれを必死に抑えた。囡囡がいる。夢夢の前でそんなことを見せるわけにはいかない。彼は視線をそらし、囡をしっかりと抱きしめた。
「パパ、きついよ」
囡囡が不満そうに言った。張杰は慌てて腕の力を緩める。
その瞬間だった。囡囡が張杰の腕の中でもぞもぞと動き、体勢を変えようとした。彼女の小さな脚が湯の中でばたつき、張杰の下半身に何度か当たった。張杰は体を硬くしたが、それを制する間もなく、囡囡の体がずるりと滑り、彼の股間に沈み込むような姿勢になった。
熱い感触が、一瞬にして彼の意識を貫いた。
何かが、柔らかく、ぬるりと、彼の先端を包み込んだ。それは湿っていて、熱く、そして信じられないほどに狭かった。
「ぁっ」
張杰は思わず声を漏らした。同時に、体が硬直する。
「えっ?」
夢夢もその声に気づき、振り返って張杰の様子を見た。彼女の目が、二人の股間の接触点に向けられると、その顔色が一瞬で青ざめた。
「ちょっと、張杰、何してるの!」
「ち、違う! 囡囡が動いて、それで…」
張杰は慌てて体を引き離そうとしたが、囡囡がまだ彼の腕の中にいて、重心が定まらない。彼は慎重に囡囡を持ち上げ、自分の体から離した。
夢夢が水の中に手を入れ、囡囡の小さな股間を確認した。彼女の表情は真剣そのものだった。張杰も同じように手を伸ばし、囡囡の陰部を触ってみる。そこはまだ非常に小さく、無毛で、割れ目はほんのわずかに開いているだけだった。指を慎重に挿入してみると、奥にリング状の弾力のある膜があるのがわかる。中央には小指の先が通るほどの隙間があった。破れてはいない。
「痛い? 囡囡、痛い?」
夢夢が囡囡の顔を覗き込みながら尋ねた。囡囡はきょとんとした顔で二人を見上げている。
「ううん、痛くないよ」
その言葉に、夢夢は大きく息を吐いた。彼女は囡囡を抱き寄せ、胸にぎゅっと抱きしめた。
「よかった…よかったね…」
張杰もほっとしたが、心の奥底では、別の感情が芽生えていた。それは、恐怖と興奮が入り混じったような、奇妙な感覚だった。彼の亀頭にはまだ、あの熱くて狭い感触が残っていた。それは決して忘れられない感触だった。
その後、風呂は何事もなかったかのように続いたが、張杰の心はざわついたままだった。夢夢は囡囡を優しく洗い、自分も洗い終えると、先に上がってタオルで体を拭いた。張杰も後から上がり、囡囡にバスタオルを巻いてやった。
夜、寝室で電気を消すと、囡囡はいつものように張杰の胸の上にうつ伏せになった。彼女の体重は軽く、張杰の心臓の鼓動が直接伝わってくる。彼女の小さな体が規則正しく上下するたびに、張杰は昼間のあの感触を思い出した。暗闇の中で、彼の目は開いていた。
パパ、大好き。囡囡が寝言のように小さく呟いた。
張杰は何も言えなかった。ただ、彼女の背中に手を置き、優しく撫でた。その手のひらが熱かった。彼の胸の中で、囡囡は安心しきった顔で眠りに落ちていく。
窓の外では、蝉の声がまだ続いていた。